kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

国体3

2018-10-11 | 陸上競技
思うことを。

今回の国体、印象に残ったのがトップ選手の心構えというか物事に向き合う姿勢。今回、我々のテントの隣には日本で一番注目されているスプリンターがいました。アップしている姿は全く見ていません。それぞれの選手のアップに目を向けるほど余裕はなかったからです。が、行動面で素晴らしいなと思うことがたくさんありました。

まずは「地元のために」という姿勢がかなり強い。これだけ注目される選手であれば国体に出場しなくても全く問題はないと思います。成年選手であれば「地元のために」という部分と企業のイメージの部分でリレーにのみ参加というのが大半のパターン。しかし、彼は必ずといって良いほど国体に参加しています。「育ててもらったから」と口にするそうです。個人種目でも悪条件の中で走って優勝。きちんと貢献していました。

また、100mのレースの合間、女子リレーチームがバトン練習をしていたのですが自分のチームのバトン練習に付き添っていました。自分のレースのこともあるはずです。それでもチームとしての活動に積極的に参加していました。うちの県もバトンをやっていたのですが我々が走るときには邪魔にならないように自ら座ってマークが見えるようにしてくれる。強い選手というだけではなくこういう部分でも素晴らしい姿勢が見られました。

最も印象に残ったのが食事などの生活。特別扱いではなく高校生と一緒に食事をしていました、
雑談をしながら一緒に食べる。距離感がかなり近い。少年選手からすれば相手は雲の上の存在です。それでも普通に接してくれる。こういう場面を見るとやはり応援したくなります。少年選手は憧れの選手と一緒に生活をすることができるだけで大きな刺激になるはずです。

レース後などは別の出入口から出るようになっていました。混乱を避けるために大会本部からの申請だったようです。これだけの人気者が普通に歩いていたら大変なことになるのだと思います。それこそレースに集中するのは不可能。一般の人達は選手が置かれている状況は関係なくサインを求めてきます。大混雑になる。レースに集中できなくなるだけではなく大行列になり収集がつかなくなるのではないかと思います。そういう部分も含めて配慮が必要になるのだろうなと。

そんな状況でも地元のためにという姿勢が随所に見受けられる。本当に応援したくなる選手だなと思います。我々は近県ですから彼が高校時代から見ています。どのような選手なのかは詳しくは分かりませんでした。しかし、こうやって見ていると本当にお手本のような選手だと思います。行動が制約される中で最大限のことをやっているのだなと感じました。

素晴らしい。関わる選手もこのような選手になってもらいたいなと思います。勘違いせずにしっかりとやるべき事ができる選手になってもらいたい。自分のやり方で本当にそのような選手を育てる事ができるだろうか。そこも考えながら見ていました。

個人情報を含む内容にはなっていないので大丈夫だとは思いますが。不適切であれば削除したいとは思います。
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国体2

2018-10-11 | 陸上競技
思うことを。

国体、教え子が県代表としてリレーを走りました。東京国体、長崎国体、和歌山国体、岩手国体、愛媛国体、福井国体と5回教え子が走っています。私は特段何もしていませんが選手取り組んできた成果だと思います。

中でも教え子が4人のうち2人走った時は色々な意味で感じるものがありました。1回目は長崎国体。kaneとmakinoが高校3年生の時。この時は成年選手が少なかったので少年Aから2名選ばれました。1走と2走でバトンを繋ぐ。kaneは大学で競技をやふ気はなかったので国体で終わり。二人がバトンを繋ぐ姿は本当に感慨深いものがありました。

2回目は岩手国体。前任校での教え子であったmihoが大学4年生、今の学校での選手であるNが1年生の時。mihoが2走、Nが4走という形でした。天候が悪くなかなか難しいレースでした。それでもmihoは全国最後のレース、Nは高校での初めての全国のレース。バトンを直接繋ぐことはありませんでしたがやはり思い入れはあります。

そして今年が3回目。Nが1走、makinoが2走と再び教え子同士がバトンを繋いでくれる形になりました。実際のレースはバトンがかなり詰まってしまいました。もったいない部分がありますが、急造のチームのバトンです。きちんと繋ぐということができるかどうか。ありがたいことにこの区間に関しては直接指導させてもらえる機会がありました。これが良かったのか悪かったのかは分かりません。それでも目の前で教え子同士がバトン練習をしている姿はやはりありがたいなと思いました。

運良くこうやって選手に恵まれてきました。全国の舞台で選手の指導をさせてもらえる。もちろん、ハードル担当というのとあり越権行為ではないか?という部分もあります。コーチ制で行なっていますから自分の教え子がいたとしてもそれは担当コーチに任せなければいけない部分がある。分かってはいます。そこの部分は私自身の課題だと思っています。

国体における選手に対する関わり方に関しては考えなければいけない部分があると思います。今までのような関わり方では多くの方に迷惑をかけ不快な思いをさせてしまうことになる。自分で自分のやり方を見直さなければいけない時期に来ているのだと思います。これは学校における指導も同様だと。全ての面で考える時期にきていると思っています。

こういう性格ですから人に関わりすぎる部分がある。良い面もあるのかもしれませんが悪い面の方が多いのかもしれない。自分の所と他の選手は明確に線引きをしていかなければいけないなと思います。器用な方ではありませんからある程度明確にしなければいけないと考えています。指摘も受けました。真摯に受け止めなければいけないと思います。今のやり方に関して改める時期。

全ての事に関して考える必要があると思ってはいます。選手が国体に選ばれる。しかし、これまで一度も予選を通過させてあげられていない。ここも私のやり方や生き方に大きな原因があるのかなと考えています。予選突破の可能性のある選手たちはこれまでもいました。しかし、それを達成出来ていないのはなぜか。指導のあり方までも考え直したい。

とりあえず記録しておきます。とりあえず。
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