kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

何をするか

2018-10-25 | 陸上競技
思うことをポツポツと。

練習はしています。当たり前ですが。全てが順調に行くわけではありません。それでもやるしかないと考えています。天候は悪くありませんがチームとしてなかなか成熟しないのであれこれ立ち止まる時が出てきます。それは致し方ないことだと考えています。それを全て白黒つけるのは難しい。グレーゾーンが大きい。

グランドで練習をする。その時にどう思ってやるかは大きいと思います。単純にやれば良いというものではない。こちらは冷静に練習を見守りたいと考えています。10年前のように激怒することはなくなりつつあります。多種多様な選手がいる。画一的な練習や指導はほぼない無理だと思っています。一生懸命にやるというだけではない。何が大切かの話し。

tnk先生が「玉ねぎ」の話をされていました。なにかの本で読んだ内容を紹介してくれました。台所の隅に忘れ去られた玉ねぎがあった。水分は失われていきながらもほんの少しだけ差し込む光に向けて地道に芽を伸ばしている。土の中にあるわけではないのでそこから新しい命を生み出すわけではない。玉ねぎは置かれた環境の中で一生懸命に芽を伸ばそうという努力をしている。が、最終的には何も生み出せないまま終わってしまうという感じでした。

玉ねぎは何も悪くない。自分は自分なりに一生懸命やっているのだから。が、実際の玉ねぎとしては畑できちんと育てなければいけない。普通の玉ねぎとの違いは環境。玉ねぎはその場から動けない。何もアクションを起こせないのです。しかし、これが選手であれぼ努力や取組において必要であればみずから動ける。変わろうと思えばいくらでも変われるのです。

私はいつも「本当に必要な努力」をするべきだと考えています。頑張ったという満足感だけではなく何ら結果につながる行動を起こさなければいけない。そこに意味があるのだと。その場でひたすら足踏みをしても前には進みません。進もうと思えば何かしらやらないといけない。台所に忘れられた玉ねぎではない。そこが居心地がいいと思って自らアクションを起こさないようになると結局はうまくいかなくなるのです。

これもtnk先生と話をしていました。「認める」という部分。うちの選手はある一定以上の練習しています。周りから見れば「よくやるね」という感じかもしれません。中学時代にほとんど何もやっていない状態だった者からすれば今の取り組みは何倍もやっているのかもしれない。そこに関しては素晴らしいと思います。出来なかったことをしっかりとやれるようになった。成長です。しかし、その努力は十分なのか。ここも大きい。以前より出来るようになったというのは評価する必要があると思います。が、そこがゴールではない。もっとやるべきことがある。もう少し先に進むために何をするか。

満足するレベルではない。その感覚は忘れていけない。我々がその感覚を持たなければいけない。こちらの伝えていくことは変えてはいけない。不易です。

まとまりはないですが。思った事、感じた事は記録しておきます。
コメント
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