kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

えびの日常

2020-04-09 | 陸上競技

新学期が始まる。私自身も「心機一転」という部分があります。この1か月の間に自分の中で思うことが幾つもありました。日本だけではなく世界全体が「危機的な状況」にあることは間違いありません。その中で私に何ができるのか。何もできないかもしれない。だからといって何もしないという選択肢はない。そう思って生活をしています。

 

職場で「レッドビーシュリンプ」を飼い始めました。新学期になって席替えもありました。今は職員室の入り口近くの席になる。「えび水槽」は私の隣に置くことにしました。机の位置よりは高くなっています。そのため出入りする職員が少しずつ気にかけて見ていってくれます。時々何かあると「密集」してしまうので極力それは避けていきたいなと。

 

生徒が1か月近く登校しないという日が続きました。夏季休業中は生徒は来ます。この1か月は本当に生徒自体が来ないという状況なのです。なんとなく「重い雰囲気」がありました。楽しくない。そうなると話をする内容自体が暗くなります。そのタイミングに重なって「え?」と思うことがありました。いやいや、これならもう「えびを飼うしかない」という結論に。エビを飼う話は以前少し書いたと思うので。

 

エビを飼い始めて。朝礼などの時に「水槽横のスペースに置いてあります」というような表現になってきました。間違いなく市民権を得ました(笑)。もう認知されているのである程度は問題ないなと。幸せなことに時間があるときにみんなが「えびの様子」を見てくれます。それにより色々な会話が生まれるようになりました。「生き物」は人々の心を穏やかにする。もちろん、飼い始めて途中で無責任に野に放つというわけにはいきません。近くの山で野良犬が増えているように「責任放棄」はできないからです。

 

「小さな命」を目の当たりにすることで自分たちの行動についても考えさせられます。えびを飼い始めてすぐに「豚のいる教室」も話題になりました。「命」と「責任」についてです。色々なことが自分たちの中にあってそれをどう受け止めていくか。きっかけになると思っています。

 

で、話は「えびの日常」へ。見ているとえびが脱皮していました。それを周りに伝えると「え~!?」といって何人かが見に来てくれました。これにより「密集」が生まれます(笑)。本当は動画で撮影しているのですがgooのblogでは動画のアップができないので。脱皮したえびはその「抜け殻」を自分で食べます。時には他のえびが食べに来ることも。この写真では分かりにくいかもしれませんがツマツマしながら食べているのです。分かるでしょうか?

 

 
基本毎日は餌を与えないようにしています。3日に1度くらいか。前日に少しだけ与えました。この日はタブレット状のものを。これは乾燥しているので少しずつ水になじみます。すぐには溶けない。えびはツマツマしていますが「つかむ能力」としてはそれほど高くない気がします。小さな餌であれば抱きかかえて逃げていきます。しかし、よく見てみるとなかなか塊から一口分を取り出すことができない。ひたすらツマツマしています。時々他のえびが集まってきて取り合いになる。これはまた可愛い。
 
右のえびは塊から一部分を取って食べています。小さな部分ですが。ツマツマしながら少しずつ口に運んでいます。

 
で、しばらくすると「えび」が「えび」らしい様子を見せました。これは撮影する以外にはないという気持ちで動画を。背中を丸めていました。調べてみるとこれを「えびぞり」というようです。イメージ的には反対側に反っているのが「えびぞり」ですが丸くなってるのが「えびぞり」だと。勉強になります。

 
こういう姿を見る。時間があっという間に過ぎていきます。色々なことをやりながらの時間です。やるべきメイン業務ではないのでここだけに時間は割けません。いかにして時間を作るか。疲れ果てたときに癒しを求めて観察できるか。自分の取り組み次第なのかなと。
 
えびの日常です。いつの日か「抱卵」して稚えびが育っていく日が来ると思っています。そんなことばかり考えていると「えびが驚くほど増えた」という夢を見ました。いやいや、どうなんだ(笑)。完全に「陸上日記」ではなくなりつつあります。
 
練習もやってはいます。が、実際会議などがあって見れていない。これまでであれば「どうなのか」と過剰に気にしている部分がありました。が、この1か月で「やる者はやる」「やらない者はやらない」と感じるように。こちらがどうこうできる部分ではなく「選手次第」の部分が大きい。今更ですがそこに気づかされました。少しずつですがモノの見方も変わっています。
 
日々の活動の中に「光」を見つけながら。進んでいきたいと思います。
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何を伝えるか

2020-04-09 | 陸上競技

思うことを。

 

前の記事にも書きましたが色々とあって3年生の担任になりました。これまでは基本的に「持ち上がり」でした。前任校を転勤する際は2年生に持ち上がった生徒を残して現在の学校へ。かなり寂しい思いがありました。感情移入しやすいタイプなので。サバサバしていると良いのでしょうが。

 

今回は1年生の担任をしてから3年生の担任へ。転勤があって持ち上がらないのではなく現任校にいながら別の学年を持つ。普通高校ではよくある話なのかもしれませんが、専門高校は少ないのではないかと思います。新2年生には新3年生の担任を持つことも伝えていませんし、ひょっとしたら現時点でも知らない者がいるかもしれません。まーそれほど興味を持っていない可能性は高いですが。

 

いつもその場その場で思っていることや考えていることは伝えています。「もっと伝えておきたい」というのはありますが、結局きりがない。後で「あの時思っていたんだけど・・・」というのは避けたい。「後出しじゃんけん」のようにもなります。思っていることはその場で伝える。我慢する部分はありますが。「あの時~って言ったじゃないか」とか「あの時の態度が~だった」という指導の仕方、関わり方は良くないと思っています。その場で「ダメなものはダメ」と伝える必要があります。

 

「伝える」というのが仕事の大部分を占めます。そうであれば「伝え方」や「タイミング」は重要だと思います。1年生の入学時にそこができていれば違うと思うのでかなり力を入れています。「これはいい」「これはダメ」というスタンスをしっかりと示す必要がある。「線引き」になるのかなと。示さなければ相手にも伝わりません。

 

教科書通りの教員ではないのかなと思っています。ガチガチに準備して万全を期すというのは避けています。前の記事にも書きましたが「考える」ことが出来なくなるからです。「言われたとおりにやっていたらいい」とか「パターンで覚えてやっていく」というのは「その場しのぎ」でしかない。これから先の「生きていく力」を育てることができない。研究授業のように「作られた内容」ではなくその場その場で「生徒がどのように動くか」が重要なのではないかと。

 

この考え方は今の仕事を始めて、最初の頃からずっと同じです。きっとこれから先も変わらないと思います。管理職には一切興味はありません。まー私のような人間がそこを目指すというのは笑われます。「何のために今の仕事についたのか」は原点です。仕事の本質から考えるとやはり「誰のための仕事か」というのは忘れてはいけない。「長いものに巻かれる」という生き方が出来ればいいのでしょうが、私には絶対にできません。だから「アンチkaneko」が出てくるのも仕方ないかなと。結構ストレートに言いますし。気は使いますが。

 

生徒に迎合するなら絶対に今の仕事は続けません。「生徒に好かれたい」とか「周りの教員にすごいと思われたい」という感覚はほぼ0。そこに意味があるとは思わないからです。生徒と友達感覚で関わる人もいるのだと思います。話す内容を文書化して毎回作る人もいるでしょう。私は「思ったことを言う」という感覚です。しかし、バランス感覚は大切にしたいので「逸脱したこと」は言っていないと思います。

 

「偏っている」と言われることが多い私が「バランス感覚」を大切にしているのかどうかという話になりますが。一応気にかけてはいます。「好かれること」を目指すと「生徒がどう感じるか」を意識してしまいます。私は聖人君子ではありません。品行方正ということもない。しかし、「感じたことは伝えたい」と思っています。それをどう感じ取るかは受け取る側の感覚の問題ですが。

 

始めて話した生徒に「適当なところがいいですね」と言われる(笑)適当なのかどうかは分かりません。変に気負って何かをするのは嫌いです。「絶対生徒に伝えるんだ」と思うような「強い思い」を持ち続けていたらお互いに疲れます。そうなると長続きしないので。まー「伝えたい」と思ったことが「伝えたいこと」なんだと思います。上手く表現できないですが。

 

まとまりません。なんとなく記しておきます。なんとなく。

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新学期始まる

2020-04-09 | 陸上競技
とりあえず書けることを。

4月8日。新学期が始まりました。私が住んでいる市にも新型コロナの感染者が出ました。そのため小中高全て休校。私が勤務していない職場は別の市なのでこちらは平常通り開始。電車通学の生徒もいるのでなかなか難しいなとは思います。毎日毎日検温をしているかどうかの確認をしなければいけません。

これまで1年生の担任をしていました。通常であれば2年生の担任に持ち上がるパターンですが今回はいきなり3年生に。思うことはあります。これまでの経緯の部分あります。1年間担任をしてきたクラスや生徒には想いがあります。それでも職場を回すためには誰かが受けなければ回らない。

新2年生はどう思うかよくわかりません。新3年生は「誰?」となるかもしれないですね。授業で担当していた部分はありますが接点はそれほどありません。転勤してきていきなり3年生の担任というわけではないのでその分気持ち的には楽ですが。

始業式や着任式は全て放送で。体育館に全員が集まるというのはリスクが大きいとの判断。着任式で紹介されても顔が分からないので微妙かもしれませんが。始業式もほぼコロナに対する対応について。出欠席の部分も含めて。

その後LHR。所信表明という形で。自己紹介をする必要はないかなと勝手に感じていたのである程度の話を。基本的なことです。ルールを守る。守っている間はこちらも擁護するが逸脱したものに関しては守ることはしない。冷たいかもしれませんが。

こういう情勢です。3年生にとって進路を決める大切な期間になる。自己責任でやることが増える。期日を守ることは約束しておきました。期日を過ぎたものに関しては「受理できない」というのがあります。学校現場では「きちんと出す」ことを徹底します。期日を過ぎたものに関してもしつこく指導する。しかし、これは受験では通用しない。期日を過ぎたものがあって「忘れていました」で受験ができるか。当然のようにアウトです。それほど甘くない。

こちらもいくらかは話をしますが最後は自己責任です。期日を守ることに関しては「できて当たり前」だと。責任放棄するつもりはありません。しかし、やるべきことをやらないというのは許されない。そう感じています。

更に手帳の購入を促しました。これから先のスケジュール管理。自分でやらなければいけない。試験の日や願書の提出期限も含めてきちんと管理しなければいけない。メモを取るクセもつけなければいけない。本来的には1年生の時からしつこく言い続けなければいけないことだと思いますが。それでもこちらもしっかりとやらなければいけない。与えられた責任は果たす。

互いに距離感がある中でした。仕方ないかなと。別に熱血教員という気はまりません。普通の話です。全てを準備してレールに乗せてやる気はない。ある程度の準備はしますがあとは自分の話です。ここも考えてもらいたい。やってもらって当たり前ではない。担任は小間使い、お手伝いさんではない。

硬い話にはなりますが。それでも最初に伝えておくことがいくつかあります。

まーまた書きます。多分。
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