kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

競技場で200mH

2022-04-06 | 陸上競技
火曜日。競技場での練習でした。アップをやってバトンなどをやってから専門へ。時間的なかなりアップに時間がかかります。この辺りに関してはメリハリをつけた方がいいのかなと思って相談もしています。本当にやりたい練習があるならそれに向けてしっかりとやる。バトンメインならバトンに特化する。専門ならそちらがしっかりとできるようにする。色々と調整しながらより良いものを作り上げたいなと思います。

ハードルはこの日も走りをメインに。前日にかなり走っていますが、意図的にこの日も。6台目までやりたいという話もありましたが、その前に「きちんと走る」というのがメインになります。走れないのに6台目まで跳んでもあまり意味がない。結局、その後でガクンとスピードが落ちるので記録にはつながりません。ハードリングが上手くなったとしてもそれが走りにつながっていかなければ戦えないのです。当然の話。

スピード刺激としてハードル選手もバトンと一緒に並走をさせました。走れなければ記録は狙えないというのもあります。200mHをメインにやろうと考えていました。ハードルインターバルは17.5m。微妙なストライドになります。詰まる感じがあります。15歩で行く選手なら7歩で走って丁度いいくらいになります。が、17歩の選手にとって9歩で行くとかなり詰まる。それでもこの日は9歩で。ピッチを上げて素早く降りる。その当たりも意識的なやらせました。最後でピッチが無理矢理上がるというのは避けたい。とはいえそれが簡単にはできません。繰り返しやっていく中で感じを掴んでもらいたいなと。

200mHも全てタッチダウンを取りながら。これも走らせるための手段の一つです。200mをどれだけ走れるかというのは大きいと思います。この日は200mHですが10台目のタッチダウンを測ったところで終わりにしています。フィニッシュラインを確認できる場所でタッチダウンを測れなかったからです。決して速いタイムではありませんが3本を2セット実施しました。最後ヘロヘロになりながらですが走っていました。とにかくこういう経験が必須。この1年間こういう負荷をかける練習が十分にできていません。元々の力が云々というのではなくきちんと練習が積めていなければ力は出せません。




タッチダウンをどれだけ保てるか。タイムだけを見てもなかなかイメージが湧きません。だからこそスピード曲線にして「明らかに低下している」というのを示す必要があります。これを見て本人たちがどのように感じるか。保てている時はタイムが出ている。落ちていく時にはタイムは出ない。簡単な話です。それができるかどうかは別問題ですが。

初めて走って乳酸が溜まった。ケツワレをしたといっていました。いや、これまで何をしていたのかという感じになります。そこまで追い込めていなかったのか。今回な練習が強制的にピッチを保つので乳酸が蓄積したのか。この辺りは正直分からない部分がありますが、この日はきちんと負荷をかけられたということだと思います。

その後選手は軽く食事を取って学校に戻ることに。練習計画が変更になったので水曜日をかなり軽めにして木曜日に競技場練習ということに。そのためトレーニングの日が作れないので戻ってからウエイトをすることにしました。かなりダメージが残るとは思いますがこうやってやることも大切。記録会がありますがあくまで通過点。完全に調整してやる必要はない。

私は競技場の周りに少し残りました。息子の入学式があるからです。別に会場内に入れるわけではないのですが。写真くらい撮っておこうかなと。LINEでやりとりをしてかなり待ちましたが合流できました。スーツを着てそれなりの感じになっていました。いや、もう大学生かーという印象です。ほとんど関われていませんがこういう時くらいはと。

夜は少し。またも宿泊でした。楽しい時間をすごすことができました。詳しくは割愛(笑)

また書きます、

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ハードル練習をひたすらする

2022-04-06 | 陸上競技
月曜日。色々と考えることがあって。そしてやることもたくさんあって。日曜日と月曜日が舎監というなかなかの日程。まーこれはこれで受け止めてやっていくしかないのですが。移動時間が少し減るので気持ち的に楽になる部分があります。往復で2時間半近くかかるとやはり気持ちが落ちます。

この日は土曜日の課題を振り返らせて、それを踏まえて何をするかという話をしていました。前の記事に書いたように明らかに足りない部分があります。「記録を出す」といっても力が足りなければ出せません。一生懸命に取り組んだからできるというものでもない。走るれるようにならなければ何も変わらない。ここを踏まえてこちらとしても練習を組み立てたいと考えています。何も考えていないようであればこちらとしてもサポートする必要性はないかなというのもあります。

アップをしてからできるだけ長く専門練習をすることに。最初の段階で準備をしていました。これまでと違ったアプローチの仕方をしようと考えていました。基本的にストップウォッチで記録を測るというのはほとんどしません。が、ハードルに関しては「タッチダウン」で明確に記録が示せます。レースを見ていて課題が明確になっています。走れないこと。後半でガクッと落ちること。この辺りも踏まえて何をするかです。

最初は5歩ハードルを9台分。追い風でしたが11.8mで男子、11.3mで女子という感じでやりました。本当は女子は11.5mではやりたいのですがまだ課題となる部分があるので少しインターバルを詰めてやることに。これを3本2セットとしました。100mはあります。本当はこれを150mくらいでやりたいのですが。もっというと冬の間にやっておきたかったことなのですが。この練習で全てタッチダウンを測って示しました。明らかに後半が保てなくなる。当たり前ですが単純に走るだけではなくこうやって「強制的に足を動かす」という練習は必要だと思っています。

疲れてきてピッチが落ちる。基本的にまだ走力がないのでこの辺りが厳しくなります。目標とするタイムとスプリントに大きな隔たりがあります。明らかに1台目の時点で「目標記録」には届かない。それでもなんとかしようと思えば最後まで動きを保つ必要があります。疲れてきたらスピードが落ちるのは当然ですが、ここを無理やりでも動かさせる。そのためのハードル練習にしました。

それを後でスピード曲線にして示して「視覚」で理解させる。




例えばこれは1例です。2本目が一番タイムが良くなっています。理由は簡単。最後から2台目のところのタッチダウンが落ちていません。それ以外の2本は明らかに落ちています。落ちるのは当然ですがその幅が大きい。ここがきちんと保てればタイムが出る。ここを自分で目で見て分かることで我慢ができるようになります。ハードルがあることで無理矢理でも足を動かす。この部分がハードル走をやってタッチダウンを取ろうと思った理由です。こんなことは誰でもやるのですが。目に見えるようにしてやることで自分の走りの確認もできます。走練習が不足しているのでその部分も補う。

更に3歩ハードル。土の上で男子が8.5m、女子が8m。これで12台置きました。もう少しインターバルを伸ばしても良いのかもしれませんが、バウンディングみたいになってしまうと意味がなくなるので走り続けたいという部分があります。速く動かして処理をする。疲れても動き続ける。女子選手は最後の1台が跳べませんでした。疲れてきたら身体が動かなくなる。これが顕著に出ています。全てのレースに出るのです。踏切が近くなって上に跳んでしまう。これを克服しなければ目標は夢のまた夢。遠すぎて届きません。

意図的にハードなメニューを課しました。男子もきちんと跳べるか、刻めるかというのがあります。スピードは上げたい。が、それをどれだけ維持できるかというのも大きい。スピード自体がそれほどないので戦うための武器がありません。言い方は悪いですが「足が遅ければ戦えない」のです。陸上競技はそういう種目ですから。「ベストを更新したい」というだけであればそれなりでもいけますが、「高い目標」を掲げているのであればそれに見合うだけのことをやらなければいけないと思います。

技術云々の前段階をどうするかだと考えています。そのためにハードルを使って走りたいなと。かなり走りました。まー走り込みが多い学校と比べると半分以下だと思います。それでも今やっておきたい。そう思って実施しました。ヨンパのためには3分割走などもやる方がいいのでしょうが、今はそこまでの水準にたっしていないのです。技術とか戦術とかではなくまずはきちんと走れるようになる。ここは大きな話だと思います。

記録として。また書きます。

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