前の記事があまりにも飛んでしました。タイトルを変える必要があったかなと思いますが、書いていたら関連する内容で変わっていったのでそれでいいかなと思っています。今の自分のスタンスを明確に示しておきたい。まーこのblogに書いたところでという話にはなるのですが。
12月から「短距離合宿」「krskc合宿」「中四国合宿」「新春合宿」と連続で合宿がありました。その中で選手自身も考える部分があったと思います。krskcと新春合宿は特に思うことがあったはずです。直接nonoさんから話を聞くこともありました。大きな刺激をもらっている。その中でどう行動に移すか。移せないようであればこれから先、何も変わらないと思っています。「変わる必要」がないのであればそれでいいですし。それなりに時間をかけて日誌にコメントを書き続けています。それだけでは不十分かなと思ったので、パソコンでかなりの文章を打ちました。それを読んでどう行動が変わるか。チャンスを生かせるか。
「勝負すること」が必要。同じ種目をやっている選手と競争する。勝つこともあれば負けることもある。その中で何を感じるか。「Good Loser」の話もしています。「負ける」ことで何を学ぶか。練習での負けは必ず次の何かを生み出します。「負ける」ことを避けてはいけない。試合で「勝つ」ためにはそれまでの「負け」は必要なことだと思っています。負けた言い訳をするのではなく「なぜ負けたか」を考える。どうすれば「勝てるか」を考える。「仲間」である共に一番近くにいる「ライバル」です。その「ライバル」に勝つことが強くなるための一番の近道。
こちらも「良い練習」をするために時間と労力をかけています。そのために事前に日誌に「コメント」を書きますし、ポイントになる部分を練習メニューに書いています。毎日かなり細かい部分の練習メニューを作っています。この日は特に「ポイント」になる部分を別紙で記している。これを見て「良い練習」ができないのであればそれはそこまでの選手ですし、そこまでのチームということになります。「見ていない」という者は練習に参加してもらう必要性はないと思っています。当然のこと。
私が練習に参加した時にはスプリント練習の終わりくらいでした。「走練習」をしっかりとやりたいと考えていたので必要最低限のアップにしているというのあります。スプリント練習からの10バトン、25並走。来年度のリレーを想定した練習がやっとできました。前回は諸事情により数名いませんでしたから。走練習のために「最大スピードを出す」ことは必須だと思っています。ゆっくり走ることはしません。
短短は「120-90-60」を。短長は「150-120-120」を。これだけを見ると本当に走っていませんね。今のスタンスでやっていると「〇本4セット」とかの練習をする学校には勝てないと思います。練習で。それほどの「本数」を走らないので「10分Rest」で4セットやるというのは確実に無理。そしてそこは求めない。何本も何本も走ることで得るモノもあると思います。しかし、実際のレースとは明らかに違う形での「力の発揮」に関してそれが「レース結果」に直結するかどうかは別物だと考えています。
私がやりたいのは「試合で最高の走りをすること」です。合同練習などで「1セット目は全然勝てなかったけど3セット目で勝てたから自信になる」みたいな話もあります。それって本当なのか?結局、1本目で力を発揮できなかったら「予選落ち」です。「持久力」で勝負して「3本目なら勝てる」という前にその舞台に立てないことのほうが多いのではないか。実際のレースが「Rest10分」で行われるのであればそれに合わせた練習が必要だと思います。しかし、そんなレースはほぼない。最低でも1時間は空きます。リレーと100mの兼ね合いで30分くらいのことがあるとしても「10分」で走ることはない。更には〇本みたいに複数本走る負荷はない。そうであれば「10分Rest」の「セット走」にこだわる必要はないのでは?と考えています。休んでいる「10分」がもったいない。時間がかかるだけです。
その考えのもと「連続して走る」という練習を辞めました。「走練習」で走った後は「股関節補強」を入れる。更に「瞬発系シャフト」と「DM投げ」をやる。前任校では「〇本3セット」のような形で組んでいました。この「Rest10分」の間に腹筋やDM投げをやる。これが「Rest」だと。が、これも中途半端だなと感じていたので思い切って「全く別のこと」を入れるようにしました。時間を効率的に使うためです。20分くらいは空いたと思います。その間も「Rest」ではなく走るために必要な筋群に負荷をかけています。「予備負荷」です。「〇本3セット」走らなくても同等かそれ以上の負荷をかけられるのではないかなと。
別に誰かの真似をしているというわけではありません。そんな話をする相手もいませんし(笑)。色々と考えていく中で「セット走」からの脱却が必要ではないかと思っただけです。これまで練習の風景を見ていて「Rest」の間に倒れこんで休んでいる姿を見ることが多かった。これって本当に「生産性のない時間だな」と感じていました。次に走るまでに「休む」ことが求められる。でもそれって「休む」だけでしかない。それなら「動ける場所を鍛える」ほうがよくないか?と。まーこれもあくまで私見なので。このスタイルにすると「練習時間の短縮」もできると思っています。
補強を挟んでもう1セット走る。メニュー的には補強の前と同じです。短短は「120-90-60」を。短長は「150-120-120」を。「予備負荷」もある程度かかっているので間違いなく効果は高い(と私は思っています。)。12月まではこれを1回走って終わりでしたから「走練習」としては倍の量になっています。これでも普通の学校の半分以下でしょうか。声がかなり出るようになっていました。自分たちで雰囲気を作る。これが最低条件でしたから。ある選手が「今日は練習が始まる前からかなり気合が入っていた」と言っていました。「走練習」に対する不安を打ち消すためのかもしれません。あまり「想い」が強くなりすぎるのはマイナスになる部分もあります。それでも「絶対にやってやる」という気持ちで練習に臨む姿勢は評価できます。
終了後、すぐに短短は「50m往復走」を。短短が終わってからハードルが「往復ハードル」を。スピーカーを購入しました。これで「TABATA」と同じ感じで「50秒に1本」走ることに。これまではこちらも甘さが出て微妙に伸ばすことがありました。しかし、それでは「やりたいこと」ではなくなる。スピーカーから「5・4・3・2」とカウントダウンしていくことで心の準備もできます。ハードル陣、これまで「過呼吸」気味になったり、走りが落ちていました。この日は最後まできちんと走れました。結局は「心」の部分だと。「気持ち」がきちんとしていれば「走り」も安定してきます。木津から気持ちが切れるというのは「本気」ではない証拠。厳しいようですがそれを乗り越えないと勝負はできないのです。
雰囲気的にも走り的にも「一皮むけた」という感じではあります。これがどれだけ「本物」になるかだと思います。一時的な変化は誰にでもできます。気持ちが乗っていれば前向きになれますから。これを安定してできるかどうか。より高い気持ちで取り組めるかどうか。ここで「結果」が大きく左右されるかなと。これから先、私が見守ることができれば見守りたいなと思います。私自身が「やりたくない」「見る意味がない」と感じればそこまでで終わりです。良い感じになってきているのだけは確かかなと。このまま春まで続けば別人のような形になると思いますね。続けば。