kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

第5回ハードル練習会

2024-01-30 | 陸上競技

土曜日の午後。ハードル練習会を行いました。参加者はある程度固定されています。30人超という感じでしょうか。もう少しいるかもしれませんが。グランドの状況がどれだけ回復してくれるかという不安もありながら。そういえば、練習会の写真に関しては全く撮っていないですね。雰囲気が全く伝わらないかなという感じはありますが。中学生も来てくれています。少しずつでも何かを得てもらえたらいいなと思っています。

 

午前中はグランドが沼のような状況になっていました。午後はある程度乾いていましたがまだ微妙。前半部分は武道場でバランス系の練習を。こういう練習をやる機会が少ない選手が多いなと思います。午後から練習をしていた剣道部の顧問の先生と話をしながら見ていました。

 

「他の学校に教えるとマイナスはないですか?」と言われました。他校の選手に指導することで自分のところに不利に働くことがあるのではないか?という意味だと思います。多少なりとはあるかもしれません。こういう機会で指導することでうちの選手が7位となって他の学校の選手が6位に入るということも起きるかもしれません。それはそれかなと。普段から指導している選手が負けてしまうというのであれば「力が上がらなかった」ということになります。他の選手を指導したとしても負けないようにするだけ。刺激をもらいながらやることで多くのことが変わると思っています。

 

あとは「身体の強さ」です。ここも「圧倒的な差」があるともいます。男子でもかなり弱い。「速く走りたい」と臨んだとしてもこの状況では厳しいと思います。「ハードル練習会」をやる。これは「技術的なこと」が中心になるのは間違いないと思います。しかし、その前の段階がきちんとできていないといけないのではないか。「身体づくり」ができないと競技力向上は厳しい。道具を使った練習ができなくてもいいと思っています。自重で十分。しかし、それさえもやっていないところが多いんだろうなと。そうなると「勝負」云々ではなくなる。「陸上競技」のレベルを上げるという話の前に「根本的なこと」をもう少し徹底していければいいなと思います。今の現状を考えると「学校」という枠の中では無理だなと思いますね。何年も前から変わらない。それどころか圧倒的な衰退を示している。転がり落ちるように・・・。

 

話が若干逸れましたが。屋外に出てハードル股関節回しを。これも今年度の練習会ではやってきませんでした。昨年度やっていたのもあるので良いかなと。しかし、前回のハードル練習会で「抜き足」の課題が明確になりました。全く抜けてこない。前まで持ってくる筋力がないというのも大きいと思いますが、動かし方が間違っている。この状況でどうやって「速く走るのか」というのがあります。ここまで抜き足が抜けないとちょっと厳しい。股関節周辺の強化という意味合いも込めて少しやりました。その後、ハードル股関節として大きく動かしながら前に進む動きを。中学生の指導はhsmt先生とうちのTさんが中心に見てくれて声をかけていました。一人でやるのは難しいですがこうやって複数の指導者でやっていけると随分楽になります。質も上がりますし。

 

何とかグランドも持ち直す。まだ緩い場所もありますができないことはないなということで。前回と同じように一歩ハードルを2パターン。前まで進まない選手はやはり「抜き足」が持ってこれません。ハードルの練習の中でベースになるのは一歩―ドルだと思っています。きちんと抜き足を持ってこれないと踏切ができません。「抜き足」がそのまま「踏切足」になるからです。ここが弱いと跳べることはない。タイミングが遅れる選手は難しくなります。ある程度の時間をかけて。

 

最後に12台ハードルを実施。普段やらないことをやってみようというのがありました。普通の学校では選手2人のために24台のハードルを並べるということはしないいと思います。男女がいたらそれだけで並べる台数が変わってきます。せっかく人が集まるのでフレキを48台準備して4パターンのハードルを並べました。男子はヨンパの高さで。普段やらないと思うので結構負荷がかかると思います。8本実施。中学生は難しいと思うので4本に。

 

ハードルも低いしインターバルも短めに設定しています。それでも8台目くらいまでは走れてもそれ以後は動きが鈍ります。そこが狙いの練習なので。何とかして最後まで走る。男子は本当にぎりぎり届くかどうかという感じでした。ヨンパの子に「遠くから遠くへ」というイメージでやらせて何とか届く。男子で一番上手いのはskyの3年生(笑)。普段全く練習をしていませんが余裕で3歩で走り切りました。こう考えるともう少しきちんとできたら戦えたのかなという感じもします。

 

女子も同様。かなり厳しい。最初は8mインターバルで行っていましたが途中から厳しくなったので7.5mインターバルへ。グランド状況があまり良くないというのもあって力が逃げている感じがありました。こればっかりは仕方ない。午前中の練習のこともあるでしょうから。うちの100mH の選手が「ギリギリ最後まで」という感じでした。他の選手はインターバルを短くしてギリギリ。もちろんずっと高いスピードを維持しながら走れるといいのですがそんなに簡単には行きません。それでも「みんなが集まるからできる練習」というのが必要だなと。

 

技術的なことをやる練習会にしたいと思っています。しかし、こういう「泥臭い」練習も必要です。人数が集まるからできるという練習ですから。シーズンが近づいてきてより専門性が高まるときにも人数が多いほうがやりやすかったりします。2月は日程的にかなり厳しいかなと思っています。やるなら3月かな。どれだけできるか分かりませんが。

 

何とか1月は月2回のノルマを達成できました。定期的にやり続けることは重要だと思います。おかげさまで相変わらずの疲弊でしたが・・・。

コメント
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