火曜日。新学期が始まりました。あっという間です。現在は3年生の担任なのでこの3月1日には生徒を送り出す立場になります。2月になれば生徒はほとんど来なくなる。寂しいような安心するような。そこまでは何とか自分を保ちながらやるべきことをやるという姿勢で取り組みたいですね。
気持ち早く学校が終わりました。数名練習に参加できず。ここも「怒る」ということはありません。以前の私であればかなり厳しく対応していたと思います。が、それはそれ。「やるべきことをやる」という一番ベーシックな部分ができないというのであれば仕方ないかなと。ペナルティを与えるという気もありません。結局損するのは自分自身なのだから。
何度も書いています。今は「きちんとやる」というのであれば「必要な指導をする」というスタンスです。「やらない」ことに対して別にどうこうするつもりはありません。「指導者としてふさわしくない」と言われるのであればそれを厳粛に受け止めて辞めます。「最低限の条件」しか示していません。それでも「こちらの指導が悪い」と言われる可能性は十分にあります。そこまでして「陸上競技の指導をさせてください」という気はない。「追い込み切れない」という選手であれば声をかけて「最後までやらせる」のは必須だと思っています。一人ではできない部分ですから。そうではなくて「取り組みの姿勢」からやるのはもういいかなと。今の学校では間違いなくそこはやらないつもりです。それにより「チーム」が上手く回らないことがあるかもしれません。「競技をやりたい」「結果を残したい」と思っているのであれば「やるべきこと」は明確なはずです。最初の段階ではテコ入れが必要かもしれませんが、こちらの「考え方」「スタンス」は示さないといけない。
グランドが少し緩い感じがありました。途中雨が降っているのも影響していたと思います。気温も一気に下がってしまう感じが。日曜日、月曜日と走練習をしていないのもあります。この日にできる最大限のことをやるというのでいいかなと思っています。最高の走りができるのが理想。しかし、条件によってそれができないこともあります。毎日毎日100%の体調で練習はできない。その中で「できることをやる」というのは重要かなと。
いつも通りの流れで練習をしていってスプリント練習の後に10バトン、25並走を。今回は「なぜやるのか」をもう一度説明しました。何度も何度も説明していますが。「意図」が分からないのであればどれだけ本数を重ねても意味がなくなります。特に「バトン」に関しては「技術」の部分が大きい。時間をかけてやっていく。ある程度次の走者の「特徴」も把握しておく必要があります。いきなり「バトンパス」をするのではなく順序を追ってやっていくことで「調整」ができるようになります。10バトン、25並走それぞれ私なりにきちんとした意味があります。そこができるかどうか。バトンでミスをしないためにどうするか。徹底したいと思っています。
3年生が練習に参加し始めて1か月くらいが経過したでしょうか。やっと流しを始めるという感じです。間に合わないと思いますね。そのことも伝えています。「補強」をすることがメインではない。結局競技力を上げるための基礎が補強ですから。少し走らせました。やはりここは重要だと思いますね。走らないと次につながらないですから。本数を増やすというのではなくスピードを上げて走れるようになる。ここができなければ意味がなくなってしまうなと。
シャフト補強Aをやってから股関節補強、ハードル股関節まで。補強は前日にやっているのでそこまで必要ないかなと。練習の合間に必ず補強を入れていきます。最優先事項は「身体作り」です。それができて初めて次の段階に到達する。練習の最後に入れてしまうと「時間がない」という理由で省略されてしまう危険性があります。絶対にやるためには「途中」でやるほうが確実。刺激を入れた筋肉に走る動きを覚えこませるという意味でも重要だと思っています。ここは譲れない部分かなと。最後に補強をするのは非効率的ではないかなと考えています。あくまで私見。
そこから「合流走」を2本ずつ。ここも「理由」があります。いきなりバトンパスをするよりも「効率的」だと思っています。複数のことを一気にやるよりも「負担軽減」をすることで必要な要素を一つずつ克服することができると思っているからです。「30-60」での合流走をすることで次の「合わせ」に生きてくる。今回に関しては私からは殆ど指摘しないようにしていました。まずは「自分たち」でやっていくためです。こちらから「答え」を与えるのではなく「状況の把握」をさせる。冬季練習だからできることだと思います。シーズン中にはそんな悠長なことは言えないので。
準備をしていたので「合わせ」はまずまず。最初の練習としては十分だと思います。「渡らない」というのは1つもありませんでした。これも当然と言えば当然なのですが。「渡る」のは最低条件です。「渡ればいい」というのは考えていません。いかにトップスピードでバトンパスができるか。そのためには「どこで渡すか」も重要になってきます。ここはしっかりと説明をしました。意味のある練習にするためです。
予定通りの練習ができたかなと思いますね。バトンは見ていて楽しい。技術的な改善をしながら準備を進めていきたいと思っています。
また書きます。