土曜日。この日は1日練習の予定としていました。午前中は単独練習、午後からはハードル練習会。計画的にやっておきたいなと思う部分です。
午前中はグランドで走練習をやりたいなと。今週は天候不順が続いたのでやりたい練習ができない日々でした。せめてこの日くらいは走りたいなと。天候は晴れの予報でした。前日もある程度練習ができたので土曜日もできると思っていました。が、朝グランドに着くとガチガチに凍っていました。こんなに凍るの?というくらい凍っていました。アスファルト並みの硬さ。
前半は武道場でやりましたが外に出た時も全く溶けていません。しかし、グランドの中央部は明らかに溶けています。凍ったグランドが溶ける時に「ミシミシ」いっていました。このままでは練習できないなという感じがありました。慌ててメニューを端折りながらやっていきました。T走をやりたかった。最初は短い距離を走る。グランドが溶けると走りにくい状況が生まれます。泥道を走る感覚になる。タイヤの抵抗も大きくなりますし。それでも短い距離を走っておきたかったので実施。
そこから150のT走をやろうと思っていたのですが、カーブの部分がめちゃくちゃ緩くなっていました。どう考えてももう走れない(笑)諦めました。直線で120を使ってそれを走る。8時半の温度が1度くらいだったのですが9時半の段階では8度くらいまで一気に上がっている。恐ろしいほど早く溶けました。一気に走るしかないかなという印象でした。T走が苦手な選手にとっては本当に過酷だったと思います。それでも短い距離だけではなくこれくらいの距離を走ることで習得できることもあります。疲れてからのピッチの維持、接地ポイント、フォローレッグの遅れの改善。やりたい事を詰め込める練習です。無理やりですが。
少しシャフトとDM投げをやってからまた走ることに。グランドでの走りは不可能なのでタータンを使っての走りにしました。バックストレートの方が暖かいのでその方がいいかなと。2レーンしかないので走り方を考えないと危ないなというのがありました。スタート地点とフィニッシュ地点を5mずつずらしました。
いつもは「段差スタート」にしています。同じスタート地点から順番に出ていく。少し差をつけて出ていきます。それでもいいのですが距離が近いので狭い場所で走ったら接触する危険性があります。それを避けるためにはやはりスタート位置を変える方がいいかなと。マークで色分けしてスタートとフィニッシュを統一。赤から出たら赤までという感じで視覚的にわかるように。このパターンでやれば競争もできるし安全も確保できます。5mくらいはずらしました。ちょうどいい距離ですね。
短短は120-120-90、短長は150-150-120で。3年生が90-90-60にして途中から合流する形にしました。とにかく競争ができるように。メニュー的にというよりはどうやって競り合うかというのが大切かなと思っています。選手には最初の1本目をどうするかという話をしました。これはいつものことですが。最初からしっかりと走る。最後の1本は走りきれなくても構わないというくらいの勢いで走ってくれるといいなと考えています。女子はなかなか難しいですが。
体調不良明けの選手はやはり走れません。当然です。後ろから追われていました。どれだけ力が上がってきても練習が継続できなければ戦えないのです。このことは他の選手も理解しておく必要があります。体調が悪くなるというのは誰にでもあることです。そこを責める意味はありません。思い通りに動けなくなった時にどんな気持ちで練習に取り組むかだと思います。ダメだとマイナスに考えていくのか。きちんと我慢して次に繋げていくのか。選手の考え方次第だと思っています。何ができるかを考えてやるのか、諦めてしまうのか。
これから先、全てが順調にいくとは思っていません。一旦立ち止まる時も来るでしょう。その時にどう活動するか。前向きに活動できるようにならないといけない。その辺りのことは話をしておかなければいけないと考えていました。シーズンが近づけば近づくほどそういう焦りは大きくなります。
走練習をしっかりとやりたいと思っていましたが全てはできませんでした。それでも与えられた環境でできる事を最大限やる。それしかないと思っています。
午後はハードル練習会。これはまた別に書けたらと思っています。