kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

正しい負荷をかける必要性

2010-12-11 | 陸上競技
土曜日、1年生だけの練習でした。人数が少ないので少し早めに集めて練習準備をさせました。マネージャーがいませんから自分達できちんとやらなければ行けません。最近は3年生が手伝いに来てくれる事が多いのでこういう所はやってもらっていました。恵まれているということを感じさせる必要があります。やってもらうのが当たり前になると感謝する気持ちがなくなってしまいますからね。

練習はサーキットから。久々にサーキットを見ました。前述のようにここ最近は3年生が手伝いに来てくれていたので私は全く見ていませんでした。全体的にまだ基礎筋力が不足している感じですね。もちろん最初の段階に比べると大幅にレベルアップしていますが、こちらが求める水準にはまだ届かないですね。ここに関してはこの1週間かなり言い続けていますから今後大きく変化するものと信じておきたいと思います。

練習に参加している3年生がサーキットの途中で1セット目と違う動きを入れました。足の入れ替えをするのですが1セット目は雨に濡れていたので滑って上手く出来ていませんでした。自分で判断してきちんとした動きが出来るように別の場所で始めました。これによりきちんとした負荷がかけられます。1年生男子は滑りながらも同じ場所でやっていました。脚の引き出しの方向が違いますから単に動かしているだけという感じでした。似たような動きをしても狙いとする動きと違えば意味がないのです。ここは理解してもらわないといけません。正確な動きをきちんとやる。大切なことです。

話しは前後しますが、別の部活の選手が補強をしていました。うちがやっている補強と似たような動きです。しかし、全く負荷がかかっていません。軸作りと体幹強化を意識するためにやっている動きですが、きちんとした負荷がかかっているようには見えませんでした。スイング歩行から形を変えてやっている補強なのですが、狙いとする部分が明確にならなければ効果がありません。このことからも、きちんとした形で負荷をかける大切さを改めて感じました。

この手の事は多いと思います。私も色々な所で練習を見させてもらっています。そこでの練習を自分の所に取り入れることもあります。しかし、そのまま真似をするだけでは意味がありません。きちんと理由付けが出来ていないと「形だけ」になってしまい、「やったつもり」になるだけです。それぞれの練習にきちんと狙いを持たせていかないと効果は半減以下になります。「形だけ」を真似する指導者は多いと思います。選手も同様です。きちんと意味を理解していないと疲れるだけ、やったつもりになるだけです。うちの選手も練習の本当の狙いが分からないとキツい練習をやるだけで終わってしまいます。

やった事で満足してもらいたくはないと思います。高校生に練習の意図を全て理解させるのは難しいかもしれません。やっているうちに出来るようになるのかも。しかし、最終的に狙いを理解しなければ効果は最大限に引き出されないと思います。ここでもしつこく繰り返し理解させていく努力が必要になります。日常の取り組む姿勢を変えていくための指導と同様です。かなりのエネルギーを使いますがやるしかないと思っています。

練習について書こうと思ったらそれ以外の内容で長くなってしまいました(笑)。今回の練習はここ最近で一番良く出来た練習だったと思います。これが本物になれば…と感じています。2年生がいないのが残念(笑)。

また書きます。
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任せる

2010-12-10 | 陸上競技
金曜日、2年生が修学旅行に出発したので1年生だけの練習となりました。この時期が大きなチャンスになるとは思っています。これまで上級生に頼ってきた1年生が自分達で雰囲気作りからやらなければいけない。これをきっかけに意識が大きく変わる可能性があります。昨年も見違えるような成長を示した者がいました。長続きしなかったため本物にはなりませんでしたが、来年度を見据えてしっかりと取り組んでいく必要があります。

しかし、この日はお通夜がありそれに出席するため練習に行くことが難しい状況でした。礼を尽くすというのは私にとって当然の事だと思っています。優先するのは人と人とのつながりです。選手にはわからない部分かもしれませんが人として忘れてはいけないと考えています。さすがに1年生だけで練習させるわけにはいかないかなと思っていたので前日に3年生と一緒に走らないかと誘っていました。更に3年生に手伝いに来るようにお願いしていました。皆協力をしてくれ練習に来てくれました。ありがたいことです。

お通夜に行くので昼休みの時点でメニュー表を渡して目を通していくように伝えました。私がいませんから各自が練習の目的を理解しておかなければ効率が悪くなります。強くなるためにやるわけですから身体を動かすだけで終わるわけにはいきません。3年生にも渡していましたから少しは理解が進むのではないかと思っていました。一応全体に話をしました。課題とする部分を克服するための練習ですからきちんと理解して練習をしていかないともったいないですから。

完全に任せた状態で私は学校を後にしました。ここできちんと練習が出来ないようならばそこまで。来年は本当に戦えません。勝負するためには「自分がやらないといけない」という自覚を必要とします。ここが出てくれば間違いなく強くなります。

お通夜が終わっても連絡がないので学校に戻ってみました。なんとまだ走っていました(笑)。私の予定していた練習終了時間を大幅に越えています。結果的に私も練習を見ることが出来たので良かったのかなと。
暗くなっているのもあったかもしれませんがかなり走れていました。短い距離に課題を持って取り組んでいます。詳しくは書きませんが来年度本気で戦うためには避けて通れないうちのチームの大きな課題だと思っています。これまでも「弱点」だと思っていましたが気にせずにやってきました。しかし、質をあげるためにも集中して走るためにもきちんと取り組んでいく必要があります。継続して短い距離で克服していこうと思っています。金曜日はスピード重視のメニューにしたいと思っています。

練習前半はこのスピード練習に結びつけていくために加速段階の練習をさせました。詳しくは聞けませんでしたがまずまずかなと思っています。
かなりの練習量と質だと思っています。時間を有効に使って身体のケアをしっかりとしてもらいたいと思います。疲れは絶対にありますが、この練習を継続できたら絶対に戦えるようになると思います。ここ数年の取り組みの完成型に近いのではないかと考えています。短期間では成果は感じられないかもしれませんが必ずレベルアップできると信じて取り組んでいます。

明日以降どれだけの意識レベルで取り組めるか。大きなことです。戦えるチームになるために全体のチーム力を高めていきたいと思います。しっかりと取り組んでいきます。
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寒空の中の身体作り

2010-12-09 | 陸上競技
木曜日、前日よりも更に寒くなりました。とにかく寒いのは苦手です。これまでは例年より暖かかったのでいつもよりも寒く感じます…。嫌だ…。何とかならないかなと思っていますがどうにもなりません。

朝練はドリル。階段とシャフト、スティックを使って一通り動きの確認をさせました。ここは選手に任せています。自分達で動きを見たり、確認させないと実際の試合では力を発揮できません。動きの中で鍛える部分とドリル的な動きで確認する部分に分けたいと思っています。地味なトレーニングですがここはしっかりとやる必要があります。積み重ねが大きな差に繋がっていくと思います。

金曜日から2年生は修学旅行に行きます。代休で木曜日は休みとなっていました。先週末からきちんと練習が出来ていない部分がありましたから二部練習として午前中は自分達で補強をさせました。メニューは完全に任せていましたがそれなりにやったのではないかと思います。これが出来ないようでは先はありませんから…。

午後、私は所用があって練習前半には行けませんでした。私が行った時には室内種目が終わって外種目に移っていました。とにかく軸を意識した身体作りを継続的にやっていこうと考えています。ある程度効率良く取り組めるようになってきたと思いますがまだまだ時間がかかります。3年生が参加していましたが外種目の途中でヘバっていました(笑)。自分できちんと追い込める選手ですから他の者と比べて1つ1つで負荷がしっかりとかかるのだと思います。下級生はまだまだ甘い部分があるのが分かりますね。

体幹補強をしていましたが見ていると学年により大きな差があります。1年生はめちゃくちゃ弱い…。体幹の強さは日頃の努力の積み重ねです。やはり甘い部分があるのだと思います。これがきちんと出来るかどうかが大きな差になるのです。私は選手の「想い」を補強の強さで判断します。中学生はそれほど補強をしませんから、高校に入ってからのスタートになります。うちに入ってきてくれた選手で強くなった者は例外なく補強がかなり強くなっています。うちの練習における成長は補強の強さに間違いなく比例します。逆に1年間経っても補強が人並みにしかならない選手は強くはなりません。
数年前はどれだけ言っても真剣に補強に取り組むことが出来ませんでした。見ていないところで手を抜くからいつまでたっても強くなりません。補強をきちんとできる者は見えない努力ができる者、信頼しても大丈夫な者です。逆も然り。練習で一生懸命にやっているポーズはできますが、実際に見てみたときに補強が継続できていない者は裏で手を抜いていたりします。
補強はきちんとやれば必ず強くなります。やればやった分だけ自分に返ってきます。日常生活や学校生活で細かい我慢ができない者は補強のような積み重ねが必要な部分が出来ません。地味できついですから手を抜いてしまいます。これが本当に出来るようになれば「心」が変わってきます。

真剣に競技と向き合えるか?ここが全てに影響してくると思います。身体作りを通じて色々なことが見えてきます。あと数ヶ月でどれだけ変化するでしょうか。本気なら見せてもらいたいですね。
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初めての走り込み

2010-12-08 | 陸上競技
水曜日、朝からかなり寒かったですね。私は寒さに弱いですから気温が下がると辛い。暑さも寒さもダメですね。途中雨も降っていましたが練習が始まるまでには持ち直していました。

朝練はジョグにしました。実施するには様々な要因がありますが、この冬は週3回は行うつもりでいます。体重管理にも必要だと思っています。うちの女子はこの冬で身体を絞っていかなければ戦うことが出来ません。中途半端な事をやっていたら取り返しがつきません。基礎筋力を上げていくことで基礎代謝を高めて、なおかつエネルギー消費を増やしていく。ここもこれまで以上に意識していかなければできないことです。継続的にここの部分の取り組みをやっていく事で成果を上げていきたいと思います。

午後練習はこの冬に入って初めての走り込みとしました。考査も終わり来年に向けて本格的な冬期練習に入りたいと思っています。この冬はスピードを上げながらしっかりと走り込んでいきたいと計画しています。スピードを上げるための技術的な部分は動きの中で身に付けていこうと思っていますから、上から下の動きを強調していきます。
これまでの練習効率がかなり悪かったのでここを改善していくことが課題となります。冬期に入って初めての競技場に行きました。学校から道具を運ばないといけませんが荷物の積み込みに時間がかかりました。ここのロスを無くしていきたいと考えています。計画的にやらなければ無駄が多くなります。時間を短縮するためにも各自がもっと考えていかなければいけない部分です。

今回も3年生が手伝いに来てくれました。これにより練習がかなりスムーズに進みました。スティックの設置等時間を要する部分に人手があると違います。下級生はまだ効率が悪い。みんなで一斉に片付けて、一斉に次のスティックを出す。これを分担して片付けをしている間に次の準備をしていくようになれば何分か早く次に移れます。
あとは練習に対する理解をさせていく必要があります。練習を止めて細かい指示を出していたら先には進みません。冬期はこの時間に身体が冷えてしまう可能性があります。動きを見て課題を指摘するのは必要ですが各自に練習目的をきちんと理解させていきたいと思います。

久々に競技場で60mを走らせましたが速く見えました。暗くなっていたのでそう見えただけかもしれませんが、少し身体が安定してきた感じがあります。これをもっと強くしていく必要があります。女子がリレーで戦うためには最低レベルを13秒3くらいに持っていかないといけません。速い動きを繰り返していき実現させたいですね。

その後初の走り込み。これも昨年までとは形を変えました。真新しい事をするのではなく、休息を短くして走るだけです。どこまできちんと走れるかで今後の成長率が大きく変わってくると思います。きつい練習からは逃げてしまう弱い「心」が誰にでもあります。しかし、強くなるためにはここを克服しなければいけません。少しだからといって甘えを許すのではなく「我慢する」「耐える」という事の大切さを教えていかなければ強くなれるはずがありません。
初めての練習形態でしたが2年生女子はようやく殻を破りつつあるなと感じました。これが本物になれば見違えるほど強くなると思います。「心」が変われば全てが変わる。変わりつつある今だからこそ全員が良い方向に向かってもらいたいと思います。大きなチャンスです。

あとは…。「心」の部分が足りない者がどうするか。書きたいことはあるのですが…また別に書きます。
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期末考査終了

2010-12-08 | 陸上競技
火曜日、やっと期末考査が終わりました。今回は色々とあったのでかなり長く感じました。とにかく練習にたどり着くまでに大きな労力を使うといった感じです。加えて全く別件でかなり大きな課題があったのですがそれに同時並行で対応しなければいけなかったのでそういう意味ではしんどかったですね。

考査終了後、2年生は修学旅行の事前指導があったので時間が合いませんでした。そこで練習で使用するタイヤを作成させました。自分で使うものを自分で作るという意識を持たないといけません。協力をして何かをする経験を大切にしていこうと思います。時間はかかりましたが効率良く練習するために避けては通れない部分です。

練習は食事を取ってから。このほうが時間が確保できますからね。前日にある程度走っていますから身体作りに充てるつもりでした。身体作りには時間がかかります。一朝一夕に出来るものではありません。継続していくからこそ成果が出るのです。ここに本気で取り組めるかどうかで差が出てくると思っています。

昨年の冬期練習から走らない日を作っています。他の日にかなり走るので故障の予防のために走らずに身体作りを優先しようと考えています。うちの最大の特徴はこの部分だと思います。思い切ったことかもしれませんが。数年前から身体作りをしっかりとやりたいと考えていたのですが、時間が足りなくなってきていました。やりたいことが多すぎて(笑)。あれもこれもやろうと思っていましたが結局中途半端な練習になっている気がしました。単純に時間が長くなるだけの形になっていましたがこれでは難しいなと。
昨年から関西の強豪校の話を聞く機会があって走る量について「差」があることを知りました。走るだけが練習ではない。もちろん走る中でしか身に付かない事があると思います。ダラダラ走るだけがでは効果は上がりません。単純に練習パターンを真似るだけでは意味がありません。何故そのような形を取っているのかを知る必要があります。

今回は大きなチャンスを頂いて関西の学校の練習を見学することが出来ました。百聞は一見に如かず。実際に見ることで感じることができます。貴重な経験でした。それによりこれまで考えていた練習パターンの方向性を強めていきたいと考えました。今までやっていなかったものではなくその延長にあるものです。これが上手くかみ合えば必ず成果が出ると思います。

これまでの取り組みでもある程度の成果は出ていると思います。しかし、それに満足してしまったらおしまいです。そこから先の成長はありません。もっと上を目指すために練習自体も考えていかないといけません。しかし、大切な部分は変えません。他校がやっているからそのまま真似てやるというのでは絶対に強くなりませんから。基本的なスタイルはこれまで通り。今までは師事している方に様々な部分で頼っていました。これから先も頼ることは間違いないと思います(笑)。いい迷惑ですが…。それでもこれから先、「kaneko流の指導」を見つけていくことが必要になってくると思います。だからこそしっかりと考えて走らない日を作りました。「タフ」になるためにはもっと色々な事をやらなければいけません。まだ足りない気がします。
これまでの練習を見直していく中でもう一度必要な事を取り入れていきたいと思います。これまで漠然とやってきた事を体系化してみたいと。先日から取り組んでいる練習の文章化です。頭の中にあるものをきちんと形にしていってそれを組み合わせていきたいと考えています。
この冬にやっていこうと思っていたメニューを初めて実施することが出来ました。まだ慣れない部分があるので多少効率が悪いですがきちんと種目を把握できれば早くできると思います。出来ていない部分があると練習を止めて説明しなければいけなくなります。予定していた所まで約2時間ちょっと。かなりの負荷はかかりますが色々な種目をやっているので飽きずにできたのではないかと思います。

これまで以上の事を何もなかったように実施できるようになるのが理想です。こちらも工夫をしていきたいと思います。少しやる気になってきました。練習は補強だけで約4時間(笑)。まだまだです。
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結果を決めるのは?

2010-12-06 | 陸上競技
月曜日、前日に身体作りをしていましたから少し走ることにしました。その前に話をしておきたいことがあったので選手を集めて話しました。

京セラの創業者、稲盛和夫氏の言葉を借りて話しました。稲盛氏は物事の指針になるのは哲学、考え方だと言われています。このような話をしても絶対に分からないのでシンプルな言葉を借りて話しました。様々な事の結果はある方程式で決まるというものです。それは「考え方×熱意×能力」の積で決まってくるというものです。能力が高い(80)くても熱意が低い(30)のであれば2400の結果となる。逆に能力がそれほど高くない(40)であっても一生懸命に取り組む熱意がある者(80)であれば結果は3200となり逆転できるのです。うちのチームの目指すところはここです。一生懸命に取り組むことで結果を変えていこうというものです。
しかし、「考え方」は振れ幅が大きい。―100から+100まである。正しい「考え方」を持っていればそれだけ大きな力が発揮できるが、間違った「考え方」であればその力は全く違う結果を招くことになる。全てはここに表れていると思います。本当に強くなりたいのであれば「考え方」を変えていって最大限の「熱意」=「努力」をする。これで持っている力を最高に発揮できる。私が言っているのではなく成功をしている経営者の言葉です。どこまで伝わるでしょうか。

また、メールだけ送って勝手に練習に参加している者がいるのでその事に触れました。社会人になって会社を辞めるときに上司にメールで「辞めます」と伝えて終わるのか?そんな非常識なことはありえません。きちんと面と向かって話をしない限りは相手には伝わりません。練習に参加するのであれば指導者にきちんと意志を伝えなさいと話しました。当たり前の事を当たり前にやる。大切な事です。

しかし、ここまで話をしたにも関わらず練習を始めたらまた何も言わずに練習に参加して勝手にやり始めました…。開いた口がふさがりません。しばらく見ていましたが意に介することなく練習をしていました。うーん。あまりにも酷いので2年生男子を呼んで何を考えているのかを尋ねてみました。「朝、話をしに行ったが会えなかったから」という返事…。いや、今話してチャンスを与えているにも関わらず行動に移せていないのではいないではないか。続けて「この練習が終わったら行こうと思っていた」と。なぜ先送りにするのか。問題点から目を背けて自分を正当化しているだけです。練習をする前にきちんと「礼」を尽くさなければいけないはずです。順序がおかしい。

そう指摘した直後、まだ練習をしようとしていました。今、考えなさいと話したのにそれが出来ないのは…。きちんと自分の言葉で話をしないといけないと思います。今、やり方を教えたにもかかわらず無視して練習をするのか…。同じ日に同じことを2回話しています。2回目は個別に話したにも関わらず直後に練習をしていましたから…。
男子をもう一度集めました。なぜ考えないのかと。何故あれだけ話したのに練習に参加しているのかと問いましたが、「何も考えていなかった」「練習をしようと考えたから」という話でした。どれだけかみ砕いて話をすれば良いのか…。全く考えていないというのが明らかです。色々と話して練習に参加する前にやらないといけないことがあると諭しました。伝わらないかもしれませんが繰り返し話していくしかありません。頭に残らない、考えないのなら出来るようになるまで繰り返すしかありません。考えられない労力ですが…。

女子は練習をしました。こちらは随分良くなってきた感じがあります。練習パターンを少しだけ変えてみました。この形でやる事で今まで足りなかった部分を補えると思います。質を上げていくためには必要だと。様々な練習の組み合わせで効果が高まるのではないかと。しっかりと取り組ませていきたいと思います。

精神的に余裕が出てきたらもう少し練習についても書きたいと思います。今は難しい…。指導とは何かを考えさせられます。辛い…。
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伝わる日が来るか?

2010-12-06 | 陸上競技
日曜日、朝練習をしました。身体作りだけですが。前日までに話をしに来た者が5名、あと3名は何も言わずに練習に参加しています。これはどう考えてもおかしい。何度も書いていますが世の中には礼儀があります。やりたいからやる、それで世の中が回るわけではありません。きちんと自分の意志を指導者に伝える必要がある。勝手に練習に参加しているので私は一切練習を見ませんでした。本人達はその事に気づいてくれません。どうなんでしょうか…。

「差」をつける必要があると思います。差別ではなく明確に区別するのです。きちんと目標に向かって努力する、指導を受けて強くなりたいときちんと自分の口で伝えることが出来た者と何も言わない者が同じ扱いをすることはできない。当然だと思います。
練習終了まで様子を見ていましたが「やるだけ」の練習をしていました。これでは…と思いましたがそれでも何も言わず。こちらが狙っている事は何一つ出来ていない。

終了後に「何も言わない者を練習に参加させるつもりはない」と話しました。練習をするのは勝手ですが、全体のメニューに参加するのはおかしい。他の事を勝手にやっているのですから、練習も自分で勝手に思い付くままやればいい。

ここまで話してもなかなか伝わりません。考えるという行為が出来ない、やれば良いと思っています。こちらが意図することが伝わらないことにもどかしさを感じていました。競技をやるというのは練習だけをやれば良いわけではないと考えています。ここを外して指導はできないと思っています。何でも自分のやりたいようにやるというのは違います。ルールというか礼儀が必要だと思います。法律で決められているわけではありませんが、物事には約束事がある。誰かがきちんと教えていかないといけないと思います。子供相手に…と言われるかもしれませんがきちんとしないといけない部分だと思います。

女子は意欲があります。もちろんまだこちらが求めるレベルには遠いですが少しずつ前進している気がします。殻を破れるかもしれません。今までの取り組みのレベルでは見えなかったものが見えてくるかもしれません。簡単ではありませんが…。

考えていたメニューを実施しましたがもう少し工夫すればかなりの成果が出せるのではないかと感じています。頭の中で考えるだけでなく実際にやっていかないと分からない部分があります。なんとか形にしていきたいと思っています。

色々な大変さがあります…。やるしかありません。
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…………

2010-12-05 | 陸上競技
土曜日、練習には行きませんでした。さすがにこのままでは良くないと感じていたので前日に3年生に頼んで話をしてもらうことにしました。多分伝わらないだろうというのもありましたが、もう少し考えさせないといけないと思ったので。甘いですね。

3年生はかなり話をしてくれたようですがなかなか伝わりません。私は家で自分の時間を過ごしていました。誰かに強制させられるものではない。しつこく連絡があったので仕方なく練習に行きました。こちらから話すことはないと思っています。生徒から話を聞きましたが特に何も感じませんでした。「先生が怒っているから何を言っても無駄だと思って…話ができなかった」と言っていましたが、何も問題は解決しません。何をしたらいいのかを考えないからそうなるのです。生徒からすれば怖い存在かもしれません。それは自分達に非があるからそう感じるのだと思います。普通なら良好な関係が保てますから。
そこができないなら自分で好き勝手にやればいいと感じました。自分に都合が悪いときには避けて時間が過ぎるのを待つ。嫌な練習はやらずに、好きなものを好きなだけ食べて身体も作らず試合に出て「自分達は一生懸命にやった」と自己満足の涙を流せばいい。私が求める一生懸命とは方向性が違います。それも説明しました。

「自転車を運転して子供に接触して怪我をさせた。謝りに行ったら保護者が許さないと言った。」という例え話もしました。許さないと言われたら謝らないのか?それでも気持ちを伝えないと何もできない。何も前に進まない。また、こちらが練習をしてくれとお願いしているわけではない。強くなりたいというから協力をしているだけ。そこが分からない限り指導する必要はないと思うと。

それでもどう動いたら良いのか分からない。誰かが動かなければ動かないという姿が目につきました。どこまで話せば良いのか正直分かりません。一つ一つ話していって、こういう時にはどうしたら良いのかも伝えているつもりです。それでもどうしたら良いのか分からない。うーん。

何人かは直接話に来ました。問題点を1つずつ指摘して自分が何をしているのかを考えさせました。かなりの労力を要します。そこまでやってやらないといけないのかと疑問に思うことがかなりあります。こちら側の心が折れます。それでもやらないといけないのか…。1人でこれを全てやるのは考えられないくらいのエネルギーを使います。

それでも分からない者もいます。直接話しました。現実から目を背けていたら何も変わりません。「どうしたら良いのか分からない」と口にしていました。本当に怖いことは何かを問いました。先生に色々と自分の問題点を指摘されて現実を突き付けられるのが怖いのか、怒られるのが怖いのか。最も怖いのは競技をしていて来年の春に今よりも力が落ちていたり全く伸びていない事ではないのか?それから比べたら他の事は小さな事だと思います。それが分からないと先には進みません。

何だかんだいって私も甘いと思っています。本当に見切りをつけて突き放すことができない。甘いですね。一応話をした者とは練習をしようという事になりました。甘い…。
が、数人はメールをしてきて「頑張りたいから練習を見てくれ」と…。何も言わずに練習に参加している者も…。これでもまだ指導をしないといけないのか。理解できません。礼儀というものが存在します。自分がやりたいようにやれば良いのか?私が頭を下げて練習してくださいと言わないといけないのか?理解できません。

取り組む姿勢、まだ甘過ぎます。ここが出来なければ本当に強くはなりません。高校生相手ですから最初から全てできるとは思っていません。今まで出来ていた3年生と比べても意味はないというのも分かっています。こちらも待たないといけない、育てないといけないという気持ちで向き合っています。しかし、一人の人間ですからここまで続くとしんどいのは事実です。

blogに書くのは相応しくないかもしれません。それでもうちの記録として残しておかなければいけません。これが出来るようになって大きく成長するか、また同じ事を繰り返すのか。私の指導が厳しすぎると言われるのかもしれません。しかし、実際にこの場面に立てば分かると思います。許していいものと許してはいけないものがある。ダメなものはダメだと教えていかないといけません。批判覚悟で事実を書きました。本気で指導を辞めても良いと思いました。情けないですが…。

ここがきちんと出来るようになれば見違えるような選手になると思います。避けては通れない。練習はきちんと出来ている部分はあります。今やろうとしていることが出来れば届くと思います。疲れました。
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………

2010-12-05 | 陸上競技
更に続き。

翌日の朝、「勉強会で使う教室は使わないほうが良いか?」と連絡が来ました。当然です。練習を見ないと言っているのですから勉強会もやりません。そこまで面倒を見る気になりませんから。

放課後、2年生は修学旅行の事前指導。遅れてきます。1年生が私を訪ねて来ました。「今日の練習は何をしますか?」と。かなり頭に来ました。前日に「練習は見ない」と話しています。「練習何をするか」ではなく、自分達がどういう気持ちで取り組むという決意表明が先だと思います。何も言わないでも練習は見てもらえるだろうと思っているのかもしれません。以前から「kanekoは練習を見るのが当たり前」だと思っている部分があります。聞きに来たのは前日に「早く終わった者が聞きに来る必要がある」と言われたからです。そこの「言葉」だけを聞いているからです。「練習を見ない」と言っているのにこれですか…、と思ったので「解散」と言って終わり。それ以上は何も言いませんでした。もっと真剣に考えない限りは練習を見る気にはなりません。

2時間以上経過して2年生の1人が話があると言ってきました。やっと考えたのかと思ったら、他の者は帰っていました。「解散」と言われたのでジョグして帰ったとのこと。本当に情けなくて涙が出そうでした。というか、この状態で指導をする必要は全くないと思います。こちらが考えさせるために発した言葉は全く届いていないのです。「解散」と言われたから帰って良いと思った…。その程度の意識なのです。話になりません。毎日の練習の積み重ねでしか先には進みません。前日に練習をしていないのに翌日もやらない。これで目標に届くほど簡単なものではない。何故分からないのか。もどかしいですね。

1人が話を聞けというので一応聞きました。「やりたい」という事でした。かなり嫌だったのですが妥協して練習を見ることに。3年生にも付き合わせることにしました。1対1で見る気にはなりません。2時間程度練習して3年生も交えて話をしました。今の状況をどう思うかを。3年生には話が通じます。が、2年生分かった気になっているだけ。自分がどうしたら良いかを考えたのであれば1人で行動したら良いのか?上級生が「解散」と言われて何をしたらいいのか分からない。自分だけ練習すれば良いのか?きつく言い続けました。本当に理解できません。もっと周りを見ないといけないのです。気が付いたのならこれからどうしていくのが大切なのかをきちんと周りに伝えないといけません。

まー指導者から「練習は見ない」と言われて、翌日「練習何するか?」を聞きに来る無神経さ、「解散」と言われて本当に帰るというのを目の当たりにして、私が「この子達のために何がなんでもやってやろう」と思えるはずがありません。間違っているでしょうか?保護者から説明を求められたら全てを話します。これで私が悪いと言われるなら喜んで辞めます。本気でそう思いました。

頭に来る半面、情けない気持ちで一杯でした。ここまでチーム作りをしてきたつもりになっていただけです。裸の王様と同じです。「実」が無いのに勘違いしていた。情けない。そう強く感じました。
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……

2010-12-05 | 陸上競技
前の記事の続き。

翌日、朝勉強する部屋の鍵が見当たりません。きちんと返却できていなかったのかもしれないと思い、「鍵は返したか?」とメールをしたら返事なし。結局ずっとありませんでした。いやー私は鍵を開けるために6時半には職場に行っている。礼儀というか「返した」「返していない」という返事くらいはできるんじゃないかという話です。

怒りは絶頂に近づいていましたが、練習時に決定的なことがありました。試験終了時間が生徒によって違う状態。最初から予測はしていたことですが、遅れる者が他の者に「遅れる」事を伝えていない。いつも練習について聞きにくる者が遅れていますから他の者は何もしません。言わない者も悪い。が、その後に他の者が聞きに来ないで話だけしているのもおかしい。何と3年生が電話をかけてきて練習について聞こうとしていました。誰の練習なのか?考えられません。誰かがやってくれるだろうという考えがあるから自分ではなにもやらないのです。何故聞きにくるのが3年生なのか?

私は職員室で待っていました。わざわざ足を運んで指示を出したら終わりの話しかもしれませんが、前日に鍵の閉め忘れがありましたから何でもやってもらって当たり前と勘違いしてもらいたくありません。自分達が練習をやろうというのであれば、基本的に聞きにくるのが当たり前だと思います。普段から人任せにしているから自分で聞きにいこうという気にならないのです。私が鍵開け、施錠をやっている時点でおかしい。私が選手のために「勉強をしてください」とお願いしているのか?「練習をしてください」とお願いしてメニューを作らせてもらっているのか?何か大きな所が間違っていると感じました。

全員が揃ったら勝手に練習を始めていました。いつも聞きに来る者がサーキットが終わった時点でやっと聞きに来ましたが、何かおかしいだろうと話して練習を止めさせました。で、意味もなくミーティングを始める。呆れました。問題点が何かも分からずに時間だけを使うのか?その場で練習をしていた3年生に呼びに行かせてもう一度話をしました。

どこに問題点があるのか分かっているのか?分からずに話をすればいいわけではない。結局話す人間は限られていて自分では何も考えずに周りについていくだけ。それで本当に何か変わるのか。
情けない話ですが、1つ1つについて説明をする事にしました。どの行動のどこが良くなかったのか、どうしないといけなかったのかを。
後片付けや教室の施錠は指導者の仕事なのか?周りに気を配るように言い続けているにも関わらず、全て人任せ。自分では何もしないで練習だけやる。練習メニューだけを渡したら良いのか?何でも好き勝手にやって良いのか?この数日間の問題点について事細かく全て挙げて話しました。
言われている事が分かるか。今の練習をやっていたらなんとか中国までは行けるだろうと。それで満足なら勝手にやればいい。目指すものが違いすぎます。

明らかにバカにされていると感じましたから。もう練習を見たくないとも。一生懸命に強くなろうとして、こちらが「やったほうがいい」と伝えた事を全力でやろうとしているなら指導もできますが、自分達が好き勝手にやって困ったら「練習を見ろ」というのは虫が良すぎると思います。指導は義務ではありません。ほぼボランティアです。見返りは全くない。それでも「一生懸命強くなりたい」と願ってやっている者がいるなら手を貸すというレベルだと思います。保護者は気に入らないと言われるかもしれませんが、勤務時間外の事ですから他人から強要されて指導をするつもりはありません。他の指導者に「情熱」だけは負けないと思っていますが、それも強要されるものではない。

こちらが求める最低限の事もやらずに自分達の都合の良い事だけ指導者に求める。これはおかしいと思っています。私が指導するから練習をするのか?自分達が強くなりたいと本気で思うなら、それに見合う行動が必要になります。「練習中にやるからいい」わけではありません。実際こういう部分が全く出来ませんから練習の意図も理解しません。「やるだけ」練習になる者が多い。

練習も勉強会もやらずに終わりました。もう練習を見ようというレベルの話ではありませんから。「練習は見ない」という話をして私も休みを取って帰りました。

これでも分からない…。かなりしんどいですね。
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