kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

「頑張ること」は素晴らしい?

2012-10-17 | 陸上競技
中国新人、女子の結果はこちらが思っていた以上によくありませんでした。幅跳び選手とほぼ同じ日程で練習を組んでいます。4継メンバーのうち身体が動いていたのは1人だけ。それ以外の3人は「?」という感じのスピードレベルでした。ここに大きな問題点があると考えています。「同じこと」をやっているはずなのに結果が大きく違う。これはその中身の問題です。

力が発揮できなかった理由の一つに「雰囲気に飲まれる」というのがあります。今回の女子の大半はそのような感じです。これまで全く中国を経験したことがない者が大半。中学時代の中国大会と高校の中国大会はちょっと雰囲気が違ってくると思います。独特の雰囲気の中で力を発揮できるというのは本当に難しいところです。4継メンバーのうちしっかりと走れたものは中学時代にジュニアオリンピックに参加しています。この経験が少しは生かされたのではないかと考えています。

他の者は「特別なことをやろう」という感じがありました。レース前日に「もっと動きを意識して速く走ってやろう」というのが前面に出ていました。通常通りの走りができれば十分なのに力以上のものを出そうとして失敗するパターンです。アンカーは県新人の100mの決勝でも失敗しています。普段以上の走りをしてやろうと思うから「動かない」と感じる。それが間違いなく動きを悪くしています。もったいない。

その要因をもう一度冷静に考えてみようと思いました。やはり、「普段の練習の中身」だと思っています。普段の練習、それなりにまじめにやります。当然といえば当然。言われたらそのことだけはやろうとする。特に顕著なのがトレーニングなどでは「きついけど最後までやる」という雰囲気があります。これはこれで大事なことだとは思います。基本的にうちの選手はまじめです。一生懸命にやっているふりをする選手は「ほとんど」いません。外側から見れば「まじめに練習しますね」といわれる状況だと思います。

しかし、本当にそれが良いことなのか?「一生懸命練習をする」ことを求められているのでしょうか?このような雰囲気になると「頑張ること」=「強くなること」と間違った考えが選手の頭の中を支配します。とにかく頑張れば良い。言われたことをひたすらやれば強くなると思い込んで「頑張る」ことを「頑張る」ようになるのです。ここは本当に難しい表現になるのですが「練習で追い込んだら強くなる」とか「きつい練習をすればいい」という変な雰囲気になります。簡単に言えば「頑張る自分に酔う」という感じでしょうか。

これはウエイトトレーニングなんかにも言えることだと思っています。最初は「速く走るために筋力を上げる」という部分を考えてウエイトを行います。筋力アップは目に見えて効果が出る。今まで持ち上がらなかった重さが練習を継続することで挙がるようになる。これは本当に楽しい。「自分は強くなっている」というのを体感できるからです。そうなるととにかく「重いものを挙げる」というのが「目的」に変わってしまいます。本来は「速く走るため」の「手段」「方法」であったウエイトトレーニングが「筋力を上げる」ことが「目的」になってしまって必要ない筋力アップを目指してしまいます。結果的に「筋力は上がったが走れない」という状況を招く。よくあるパターンです。

うちの女子、4~5年前にこのような雰囲気の時期がありました。「頑張る」ことがメインの練習になってしまっている。苦しい練習でも耐えて頑張る。身体が動かなくなっても頑張って動かす。この部分が練習の前面に出ていました。その中にいた私も「しっかり走っている」ということに満足していました。が、師匠から「何か違うよね」と言われてはっと気づいたのです。「頑張る」「追い込む」ことが狙いになってしまっていたということに。本来は「速く走る」ために練習をするのです。「頑張る」ために練習をするのではない。この部分で大きく路線がずれてしまっていました。

幅跳び選手と短距離女子との違いはここにあると思っています。同じ練習をやっていたとしてもその「中身」や「狙い」が変わってきていたのです。これでは絶対に強くはなりません。「頑張る」ことを頑張っていたのですから。だからトレーニングの合間に動きの確認をすることができない。合間は「疲れている自分に酔っている」のだから。幅跳び選手はトレーニングで動かした身体に動きを覚えこませるために何度も何度もドリルをします。「鍛える」ことが狙いではなくそれを「どのように使うのか」を無意識のうちに考えていたのだと思います。褒めすぎるのは良くないのでこれくらいに抑えておきますが、「爆発的な伸び」の要因はここにあると思っています。

女子の取り組みを否定するつもりはありません。練習自体はこれまでに比べるとかなりやるようになっています。あとは「目的」を何度も確認することだと思います。「頑張る」ことは素晴らしいことです。が、競技は「頑張る」ことで勝負するわけではないということをしっかりと頭に入れておかなければいけません。そこが分かってくれれば動きの一つ一つの「中身」が変わってきます。「トレーニングをする」「走る」という行動の「中身」が変わってくれば間違いなく強くなれます。これからはこの部分を意識させないといけないと思っています。外側から見ると同じ行動であってもその「中身」が違えば「結果」は大きく変わるのですから。

うちの選手には何度も何度も話をしています。が、間違いなく記憶には残りにくい。そして「理解」が難しい部分です。見えない部分の話ですから。選手はこのblogの内容を何度も何度も読んでもらいたいと思います。私が言おうとしていることを「理解」して行動の「中身」を変えてもらいたい。保護者も見ておられるかもしれません。この辺りのことをしっかりと「理解」してもらいながら、指導を進めていきたいとい考えています。

「頑張る」という行為は誰にでもできるわけではありません。今のうちの選手はかなりできるようになってきているのは間違いない事実です。しかし、「頑張る」=「強くなる」ではないということを理解しないといけない。大切なのはその「中身」であり、「目的意識」です。ここができれば全てが変わってくると思います。選手はこのblogの内容を何度も何度も読んでミーティングをしてもらいたいですね。
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大切なこと

2012-10-16 | 陸上競技
この中国新人で感じたこと、これはすごく大切なことだと思っています。上手く言葉にできないかもしれないかもしれませんが思うことを書いておきたいと思います。

男子の100mで11秒06の記録を出して4位となりました。もともとかなりの力があったのだと思います。残念ながら幅跳びは全く足が合わず7位と沈んでしましたが、これは私の指導力が不足しているためだと思います。私にもっと力があればこの急激なスピードアップに対応した修正ができたのかもしれません。「誰?」と思われるような選手が自己ベストを出して中国地区で4位となるというのは驚くべきことだと思っています。

何度か書いていますがこの選手、5月の県選手権では11秒93かかって予選落ちしています。春先のスピードを考えると誰が11秒0台を予想したでしょうか?この後の県総体では幅跳びで6m53を跳んでギリギリ6位となり中国大会に進むことができました。これが大きな転機となったと思います。これまではどこか「自信」を持てずに人の後ろについていくような行動が目立ちました。潜在能力は高かったと思うのですがそれを引き出すことができない。「甘い」部分がかなり目立っていました。周囲に流されるというところがありました。

が、中国大会に出場して惨敗。本当に「参加しただけ」で終わってしまいました。これが大きな転機になったと思います。それからの取り組みに関しては目を見張るものがありました。トレーニングの合間に必ず自分でドリルを行ったり、動きの確認をおこなったりするようになったのです。「本当に強くなりたかったらやってみろ」と全体に投げかけたのですが跳躍選手だけはずっと繰り返し続けていました。他の者は「言われた時だけはやる」という感じでした。これが「悔しい」と本当に思った人間の「変化」だと思います。女子は中国大会をリレーで逃したのですがそこまで「必死」にはなれていませんでした。

夏休みの終わりの支部新人、気が付くと跳躍選手めちゃくちゃ強くなっていました。手動計時ですが11秒1を記録して優勝。周囲も「あんなに速かったのか?」と驚くレベルまで成長していました。言葉で書くと本当に簡単なものですが本人の意識の変化は大きなものだと思います。「言われたことを一生懸命やる」というだけですがそれが人を大きく変えるのです。「言われたことをやる」のは本当はすごく大変な事です。また、それを継続することが本当に難しい。「やれば強くなる」ということを継続できるかどうかで大きな「差」となるのです。自分自身で意識してこれを継続するから強くなるのだと思います。

特別な練習をしたわけではありません。他の者と同じ練習をしているだけです。たまたま練習が合ったといわれたらそうなのかもしれませんがそれ以上のものがあると思います。以前もありましたが選手本人が「その気になった」のが一番の大きな理由だと思っています。指導者がどれだけ話をしても実際にやるのは選手本人です。「その気にさせる」のが我々の仕事なのかもしれませんが結局は選手自身が「強くなりたい」と心の底から思わなければ何も変わらない。

他の選手はこのレベルまで「強くなりたい」と思っていないのです。厳しいようですがその「差」がある。自分では「強くなりたい」と思っていても心の底から思わなければ行動自体が変わらないのです。ここは選手自身の「想い」でしかない。一時的には誰でも思うのです。それを継続することは本当に難しい。心の部分だと思いますね。何度言われても受け取る側が本気にならなければ絶対に継続できないのです。それなりに練習をやって強くなる選手もいます。それは本当に潜在能力が高く、身体作りをしただけでその才能の一部が引き出されたに過ぎないのです。本当はもっともっと強くなる可能性があるにも関わらずです。うちの選手はこの事を心から理解して取り組んでいかばいけないと思います。

まだまだ時間がかかるのかもしれません。しかし、残された時間というのは限られています。今、何をしないといけないのか?ここが今後の成長を大きく変えていきます。大切なもの、それを各自が心から感じてもらいたいと思います。また書きたいと思います。久々に思う事がたくさんあるので。
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中国新人

2012-10-15 | 陸上競技
土日で中国新人が行われました。今回は地元開催ということで県新人で4位に入賞した者が参加できるということになっていました。本校からは10人参加、私が担当している選手は7人(リレーを含むので実際にレースに出るのは5人ですが)。なんとかこの舞台で勝負できればと思っていました。

リレーに関しては国体に行く前の練習の感じからすれば50秒切りが見えてくるレベルでした。全体的にかなり走れていました。が、前日の動きをみるとイマイチ・・・。一人は抜群に動いていましたがそれ以外はなんとなく重い。競技場への移動の車の中で練習の指示を出しました。ずっと見ているわけにはいかないので・・・。前日の3-4走のバトン練習、ホームストレートで行っていました。スタートやハードルの関係で3レーンでしかできない状態。実際のレースは9レーンです。3レーンで練習をしても意味がないと判断したのでこの日は1-2走、3-4走どちらもバックストレート側でバトン練習を行うようにと伝えました。
が、実際の練習の時にはホームストレートに移動しようとしていました・・・。あれだけ何度も確認したにも関わらずです。空気に飲まれているというか基本的に私の話を理解できていないというのが改めて分かりました。更に2-3走はカーブから直線でのパスではないのにどうすればいいのか?と話していました。うーん。厳しいですね。なぜバックストレートでバトン練習をするように言ったのかが分かっていない。2-3走は第3コーナーでやれば良いのです。ホームは使えないからバックストレートでやるようにと指示をした。それほど難しいことではないと思うのですが・・・。

女子の4継、レースではバトンは普通に渡りました。が、タイムは県新人よりも遅いタイム。中国を経験しただけのレースとなりました。間違いなく49秒台に入ってもおかしくないくらいの水準では来ていました。それがここにきて全く走れない。考えないといけません。宿舎に戻りかなり話をしてさらに個別にも話をしました。今の時点では完全に「力不足」です。バトンがそれなりに渡ったのであれば個々の走力が劣っているのです。または力が出し切れないのです。「声を出せ」と言われ続けても継続できません。この状態で本当に戦えるのか?まだまだ不足している部分がたくさんあります。戦えませんね。これに関してはまた後で触れます。

男子の幅跳び選手、1日目に100mと幅跳びの2つの種目が重なりました。これはかなりの強行日程です。どちらか一方に絞るというのも手だったのですがこれから先のことを考えるとどちらもやっていくほうが良いだろうと判断。本人もその気でした。100mの予選は風が微妙に向かう条件。なんとか決勝に残ってくれればと思っていましたが予選で11秒12のベスト更新。驚きました。組の3着でしたが前の2人は10秒台の選手、全体でも4位の記録で決勝に進みました。驚きです。
幅跳びの決勝と100m決勝は完全に重なっています。幅跳びを途中で抜けてから走らなければいけない状態です。それでもチャレンジすると決めたからにはやります。100mで決勝に残って幅で残れないというのでは意味がありませんから。が、幅跳びは本当に微妙な感じでした。走力が上がってきているのは良いのですが助走が全く合いません。最初の2本、全く踏切板に乗れない状況です。記録も6m40台で全く。この状況では決勝進出も危うい。助走をかなり前に出して無理やり合わせて3本目で6m64。本来の跳躍ではありません。スピードを殺しまくっての跳躍でした。この跳躍でギリギリ決勝ラウンドに進めるという感じでした。

3跳目が終わってすぐに100mのスタートへ。3跳目を跳ぶときに女子100mをやっていましたから、本当にギリギリ間に合ったという感じでしょうか。全身砂まみれ、息が切れたままスタートラインに立つことになりました。後で聞くとかなりしんどかったようです(笑)。当然ですね。レースはやはりスタートで出遅れました。予選の時と比べるとかなり遅れた感じがありました。が、30m以降で見違えるようなスピードで前を追い込んでいきました。見ている周りが驚くほどでした。最後は追いつけはしませんでしたが11秒06の大幅自己ベストで4位に入賞。向かい風の中でのこのタイムです。万全の状態であれば10秒台も視野にはいってきたかなという感じですね。春先に県総体で予選落ちした選手とは思えません(笑)。

で、すぐに幅跳びに戻る。疲れもあるだろうと助走を縮めたのですが全く踏み切り板に乗りません。全く跳躍にならず。結果的には7位となりました。本人としてもかなり不完全燃焼だったと思いますね。通常であれば冗談がいう所なのですが今回は真面目に今後の事を話しました。多くの人にアドバイスをもらいながらこういう状態での対応を考えていきたいと思います。こちらの想像以上にスプリントが上がっています。この中で踏切をやっていく、助走を作っていくのは本当に難しいと思います。インターハイを目指すからにはココはきちんとやらなければいけないですね。

収穫と課題の多い大会となりました。感じたことはまた別に書きたいと思います。
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中国新人へ

2012-10-15 | 陸上競技
金曜日、この日は中国新人前日。2時間目まで授業を受けてから大会に出発です。時間的にそれほど余裕がなかったので多少バタバタ。授業を行ってからの出発になります。

練習開始は13時から。委員の先生方は前日から準備に奔走されていました。大変だったと思います。私が担当している選手は男子幅跳びと女子の4継。種目が違うのでアップは別にしました。今回はちょっと思うことがあって女子の4継は全員一緒にアップをさせました。動きの確認をもう一度しておきたかったので。少しだけマークを使って練習をすることに。女子は中国大会参加が初めてです。こういう場では間違いなく周りの雰囲気に飲まれてしまいます。ここは指示を出しながらでなければ難しい部分かなと。

案の定、女子はかなり手際が悪い中での練習となりました。「ドリルは一緒」と話しておいたのですが、その前のコンディショニングを行っていません。これは私がもっと細かく言わなければいけなかったのかなと思います。「試合のアップ」というだけでは上手く伝わらないのかもしれません。特に初めての舞台に立って何をして良いのか分からない。だから普段の練習で意識していろいろなことをやらなければいけないのです。これまでは「中国大会は行って当たり前」という部分がありました。一度途切れたためにこういう「当たり前の行動」ができなくなっている。大きな課題ですね。

この時点である程度勝負は見えています。このような先が見えない状態で上手く戦うのは難しい。インターハイ出場が当たり前で全国で戦うチームは声だしにしても行動にしてもかなり優れています。ここの「差」は数値で測ることができませんがチームの成長度を決めてきます。いまのうちでは「中国大会に参加した」というだけの状態です。この部分は口で言っても絶対に分かりません。肌で感じないと分からない部分だと思います。「戦う前」の段階ですね。

動いていない者が数名(メンバーの大半)がいたので話を聞いてみると普段とは違う意識で動きをやろうとしていました。これでは動きません。また重心の移動を伴わない走りに逆戻りです。女子エースの1年生は身体が重いといっていました。これは「過緊張」からかもしれないなと思います。力はあるのですが大切な場面で出し切れないというのが見受けられます。県新人の100m決勝でも全く力を出せませんでした・・・。これも経験なのかもしれません。性格的に変えていかないと戦えませんね。

この間男子は完全にどこにいるか分からなくなっていました。もう少し派手な服装をしないといけないですね。見つけたときには足あわせに入っていました。風が変わりまくるので調整が難しい。何度かやりましたが足が合いません。ある程度強引に持っていきましたが・・・。

中国を経験して次につなげる。そのためのの大きな意味を持つ大会です。なんとか力を出してもらいたいと思って見ていました。ちょっと疲れ気味の私はいつもより少し早めに就寝。
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疲労感が漂う

2012-10-15 | 陸上競技
木曜日、もう遠い過去のことのようで記憶が戻ってきません。元気がなさすぎます。さすがに休息を取りたい・・・。まずは何をやったかを思い出さないと・・・。

授業は4時間+打ち合わせ会議が1時間。6時間中5時間授業です。その合間に何かをした気がするのですがとても思い出すことはできません。このような状態で本当に大丈夫なのか??

実践の授業では色々と話をしなければいけないことがありました。「自己中心的な行動」についてです。この授業ではグループで活動することが多く、勝手な行動が多くの人に迷惑をかけるということにつながっていきます。これに関してはかなりしつこく言い続けていたつもりですが全くダメでした。大半の生徒は真面目に取り組んでいるのですが一部の生徒の行動が目立ちます。というかかなり問題でした。これに関しては個別に注意をしていましたが日を改めて全体に話しておく必要があると考えていました。

部活動ではこの辺りを徹底することができます(実際はまだまだ不十分なのですが)。授業はこの辺りが難しい。同じ意識で同じ方向を向いた生徒が集まるわけではありません。言われていることの意味が理解できない者、聞く気がない者と様々な生徒が集まっています。それでも授業を担当するからにはしっかりとした指導をしていかなければいけません。把握するというのも大事な仕事の一つですから。

ここ最近激怒することが少なくなってきました。激怒することにそれほど意味がないのではないかと感じているからです。激怒すると「怒られた」という記憶は残ります。しかし、「何故怒られたのか」というのが伝わらない可能性があるのではないかと。だから次も同じようなことをしてしまう。全く同じことではなくても「同じようなこと」をしてしまうのです。本質的に同じミスをしてしまうというのはやはり「分かっていないから」だと思います。怒ることで何かが伝わるのであればそれでいいのですが、伝わらないのであればそれは「自己満足」でしかない。なんとなく最近はそんなことを感じています。

それにより「先生、怒っていなかったから大丈夫」と判断されてしまいます。まーこれはどうにもならないですね。「怒られた=悪い」「怒られない=悪くない」という価値判断ではないということが分からないのです。繰り返しになりますがこの状況で何をしてもなかなか伝わらないというのは当然の結果ですね。だから個別に指導していくしかないのです。かなりのエネルギーを使いますが・・・。

結構なことをやっているかなーとは思いますがやるしかないですね。それ以上の記憶は曖昧。帰宅して9時には眠りについていました・・・。疲弊しています・・・。
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疲労困憊

2012-10-12 | 陸上競技
水曜日、学校に戻ってきたので職場へ。朝からめちゃくちゃ疲労していました。これが普通なのかもしれませんが思っていた以上に身体がしんどかったですね。

授業もあったのでそちらもやりながら他の事もやるという感じでした。とにかく身体がだるい・・・。この日は一番上の娘の陸上大会があると聞いていました。正確なことは把握していませんが学校の近くの陸上競技場で試合があるということでした。市内の小学生が集まって対抗戦のような感じで行うということでした。疲労困憊だったこともありこの日は代休をもらうことにしました。もちろん授業があるのでそちらが優先。授業の合間に見に行くという感じにしていました。

午前中、競技場に着くともうすでに最終種目となっていました・・・。おいおい、早いじゃんと思いながら見ていました。うちの娘はリレーの選手に選ばれているということだったので少しは見ることができるだろうと安心していました。各学校の代表がレーンに入って学校紹介がある。1組目では学校名を呼ばれなかったので2組目だろうと待つ。2組目が入って学校紹介。ん?全く名前を呼ばれません。様子を見てみるとどうも午前の部、午後の部で小学校が入れ替わって競技が行われるようでした。全く知らない(笑)。うちの娘は午後からの競技だったようです・・・。全く情報が入ってきていません(笑)。

午後は見に行きましたがこれもまた最終種目になっていました。個人の100mは全体の3番くらいだったようです。良く走りました。リレーはアンカーでしたが娘のところに来るまでにすでに勝負あり。大差で負けていて追いつくどころの騒ぎではありません。細かいことを書きませんがバトンがひどい(笑)。まー小学生ですからこんなものでしょうか。

練習は勉強会のみ。この日に依然頼んでいたシリコンバンドが届いていました。卒業生と在校生で作成したものです。色々と思うことがあって「想い」をつないでいくものを身に着けておきたいと思いました。「チーム」としてのつながりが薄くなってきていた最近の状況を打破したいという想いがありました。



デザインは卒業生のプロのデザイナーへ依頼。後ろ側には「Believe myself,Belive my team,Believe my future.」と入れました。うちの学校Tシャツの背中に書いてある文字です。これで何かしらのつながりが生まれてくれればと思っています。

奇跡的なタイミングで卒業生が4人来たので渡しました。こういう事が将来的に何かを生み出すことにつながればと思います。

とにかく疲れました・・・。
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国体から帰る

2012-10-11 | 陸上競技
火曜日、この日は陸上競技の種目はありませんでした。正確に言うと山口県の選手が出場する種目がなかったということですが・・・。私たちは前日に帰宅できず最終日は強制的に閉会式に参加することになっていました。うーん、ちょっと微妙。帰りはマイクロバスでの帰りになっていましたから8~9時間がかかります。凹み気味・・・。

そのため午前中は少し時間ができました。11時まで宿舎を出発することができないので時間を持て余す部分がありました。そこで近くにある岐阜城へ登ってみることにしました。他のコーチは早い段階で時間があったのでの夕方行ったということなので私一人でお城を目指しました。8時半からロープウェイが動いているということなので早朝から行ってみました。



山の上にあるお城というのは初めて行きましたが本当に素晴らしい景色が眼下に広がっていました。ここにお城を作るというのは本当に大変な事だと思いますが・・・。国体に行って初めて観光をした気がします。通常は試合と試合の間にこのようなことはしません。今回は「強制的」に閉会式に参加ということだったのでしたから時間があったからです。決して遊びに行っているわけではありませんから(笑)。

午後からは閉会式に参加。まーこれは本当に長かったですね。待ち時間が約2時間、閉会式が立ったままで1時間。自由がありませんからかなりしんどかったですね。今回の国体、例年通り「地元優勝」でした。昨年のことが頭によぎりますが色々と大変な事もあったと思います。選手は地元の企業に所属して活動。4年以上はその環境でやっていたようです。「これから先もここでやっていきたい」と口にしている選手が多かった(新聞記事で読んだだけですが)のも印象的でしたね。県の方針がそのような方向なのでしょう。
表彰式ではあろうことかアナウンサーが「総合優勝、埼玉県」と読み間違えました・・・。ひょっとしたら賞状を渡す人が読み間違えたのかもしれません。会場はざわつきました・・・。当然ですね。このタイミングで間違えるか?って感じですね。あとは淡々と。1時間強かかりました。疲労困憊。

その後、マイクロバスで山口に向けて出発。過酷でした。私はマイクロを運転できませんから乗るだけです。申し訳ないのでいつも助手席で話し相手になるようにしています。そのため一切寝ません。まー今回は「たった8時間」でしたから何とか耐えることができました。この時間というのも非常に大事です。色々なことを話しながら帰っていきました。本当に勉強になることがたくさんあります。他県に勉強しに行くことも刺激になりますが、優れた指導者は県内にもいます。それほど多くないとは思っていますが私の身の回りにはそのような指導者がいますからその人たちから色々と話を聞くというのは勉強になるのです。

結果的に帰宅は深夜0時前後でした。疲労困憊ですね。今回の国体は本当想うことが多くありました。無力感というか何をやっていたのかという気持ちが強く残ります。もう一度原点に戻っていかないといけないと思います。

特にチーム作りの大切さを感じました。良いチームにならない限りは戦えません。「心」を育てていきたいと強く思いました。もう一度熱くなれたらと思います。
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岐阜国体大会4日目

2012-10-10 | 陸上競技
岐阜国体4日目、この日は110mHが2つありました。とても一人ではできないという状況だったので他のコーチにハードルの準備などを手伝ってもらいながら対応しました。

結果としては2人とも思うような走りができず予選落ちとなりました。なかなか力が発揮できない状況ですね。上手くかみ合いません。スプリントの動きは2人とも悪くない。ハードリングもすごく悪いというわけではありません。しかし、なかなか結果につながらない。難しいところです。成年選手はレース終了後かなり落ち込んでいました。「絶対に山口県記録を出す」という気持ちがあったようです。それだけの想いがあってもなかなか結果につながらない。強くなってもらいたいですね。

少年選手も中国大会でかなりの好記録を出して以降なかなか記録が出ません。やろうとしていることがなかなかできない部分がありますからね。これも難しい。こちらの求めることが上手く伝わらない部分がことがあります。私の力不足ですね。もう少し何とかできた部分があったと思いますね。

色々と思うことがあるのですがblogに書くのはやめます。この時点でこのblogに国体のことを書くのは終わり。本当なら書きたいことがあったのですがいい気分にはならないのでやめます。すみません。
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岐阜国体大会3日目

2012-10-10 | 陸上競技
日曜日、この日は岐阜国体3日目でした。私が担当する選手が女子のハードルに出場します。この日は付いて動くという感じになっていました。朝練からずっと一緒に行動。この辺りが通常の大会とは異なるところです。

予選のアップから付いていました。色々と感じることがありましたが前日のアップに付いていないのでどのような状態なのか把握できない部分がありました。こういう部分は本当に難しいですね。淡々とアップが終わり予選を迎えました。ちょっと動きに精彩がありません。とはいってもかなり速いのは間違いないのですが不足する部分があると感じました。予選終了後本人の感覚を確認してみると「眠っている感じ」だということでした。

準決勝のアップはこちらが指示を出しました。そのためのコーチです。もっと早い段階で指示が出せると良かったのですが、前日の練習を見れなかったというのはこういう部分に大きく影響してきます。暑いくらいの気候だったことも影響してかかなり身体が動くようになってきました。もう少し早く判断できていればと思いますがなんとか決勝で戦えるのではないかという感じがありました。
準決勝は中盤以降少し遅れてしまい組で5着。この大会は2組4着どりなので他の組の4着の記録を上回っていたとしても決勝には進めないのです。タイム的には8番目でしたが5着となり決勝進出を逃してしまいました。非常に残念です。

レース終了後、越権行為かなとは思いながらも選手と話をしました。精神的にすぐに国体チームに合流できる状態ではなかったのでこちらとしては少し落ち着かせたいなという部分がありました。終わったレースのことを悔やんでも仕方ありません。今後どのようにしていくかというのが大事なのです。涙を流しながら話をしてくれました。選手としての能力は非常に高いものがあります。また、人の意見を素直に聞いて「強くなろう」という姿勢がかなり見えます。このような選手であれば学校の枠を超えてサポートしても全く苦にはなりません。国体というイベントを通じてしかサポートできないのが現状ですが、何とか上のレベルで戦ってもらいたいですね。

落ち着いてくれたので国体チームと一緒に行動をさせました。あまり悲観的な顔をしていたら周囲が気を使います。これはどのチームでも同じことです。辛くても気丈にふるまわなければいけない時があるのです。強い選手には必要な条件なのかもしれませんね。

後半は4継チームのサポート。今回のサブトラックは6レーンしかないのでバトン練習などをやるのが大変です。第1コーナーのところは人が多すぎて次の走者が入ったかどうかさえも分からない状態です。ホームストレートは比較的人が少なかったのでこちら側でやることに。安全に練習をしないといけませんからレーンの確保が非常に大事になります。とにかくこの辺りのことが我々コーチの仕事となります。バタバタでした。

女子の4継は準決勝に進むことができました。それぞれが良く走ってくれました。男子は大きなミスがあり予選落ち。「チーム」としての取り組みを考えさせられる出来事でした。レースに出る前からそのような雰囲気があった。これは自分たちのチーム作りをする中でも大切なことになります。ミスはそこで初めて起きるのではなくその前の段階から問題があるのです。もっとシビアにやっていかなければいけないなという感じがあります。

我々にできることは限られていると思います。その中で何をするか?しっかりと見極めていきたいですね。
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国体に行く

2012-10-09 | 陸上競技
土曜日、朝から岐阜で開催されている清流国体に向けて出発しました。ここ数年最初から最後まで参加することが多かったのですが、色々な事情があり後半からの参加となりました。110mHと100mHが後半だったのでそれに合わせての移動です。

新幹線での移動でしたからかなり楽でした。朝の出発もそれ程早くありませんでしたから少し余裕を持って動けました。この日、外部から来客があったので少しだけ学校に寄ってから出発することにしました。先日も来てもらったのですが私が不在だったため対応ができませんでした。そのため今回は多少無理をしてでも対応したいなと。バタバタする部分はありましたがなんとか問題なく新幹線に乗ることができました。

岐阜まで約4時間程度。あっという間に到着です。到着してその足で競技場へ。今回の競技場はサブトラックと控え場所が近いので動き安かったですね。翌日レースがある選手いたのですが私が到着した時にはすでに宿舎に戻っているとのことでした。うーん、微妙。まー仕方ないですね。

連れて来た選手達は軽く身体を動かして終わりとの事だったので全体の競技が終わった頃に我々も宿舎に戻る事になりました。帰りのバスに乗った時にジャージの上着が無いのに気づく。慌ててバックの中を探してみましたが見つからない(~_~;)我ながらこういう所は本当にダメですね。サイアク忘れ物係の所に行かなければいけないのかとブルーな気持ちになっていたら、選手が見知らぬジャージを持っているんだけど…と申し出があり私のジャージが発見されました。いやーかなり助かりました。しかし、何故選手のバックの上に置いてあったのかは不明。記憶が…。

夕食は準備されないということになっていたので外食をすることに。岐阜名物のベトコンラーメンというものを食べました。



これがビックリするくらい辛い。唐辛子が鬼のように入っていてニンニクの塊もゴロゴロ入っています。一口食べるととてもじゃないけど連続で食べれるレベルではありません。隣の席の地元の人は月に一度は食べに来ると言っていました。マジか?!スープもほとんど飲んでいました。我々は汗をかきながらワーワー言いながら食べる。が、麺を食べるだけで限界でした。美味しいとか美味しくないとかさえもわかりません(笑)。辛すぎです。

翌日からは担当選手のレースがあります。我々にできることはサポートです。与えられた役割を全うしたいですね。



これが半端なく辛い。
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