kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

しっかりと走る

2012-10-06 | 陸上競技
金曜日、練習は競技場で。翌日から私が国体に行くことになっていたので練習を見ることができるのは中国新人前はこれが最後になるかもしれません。競技場が使えないことが増えて来るのでやらなければいけないことをしっかりと確認しておきたいと思っていました。前述のように出前授業の後に多少指導を必要とする出来事があったので前半部分は選手に任せる形となっていました。

私が到着した時にはドリルの途中でした。この日は朝練の段階で動きの確認はしていたのである程度は問題ないだろうなという感じですね。重心の移動が不十分になってしまう者が多かったのでこの部分の克服に随分と時間をかけてきました。やっと形になってきたのかなーという感じですね。もちろんまだまだですが。

その後マーク走を行いましたが、ここで国体に出場するハードル選手も合流。一緒に練習をやるのはこれが最後になるのでスピード刺激を入れるためにも他の者と一緒に走ることにしました。マーク走は全体的によく動いているなという感じがありました。そのままの勢いでバトンの並走。ハードル選手は幅跳選手と一緒に走らせました。お互いにかなりのスピード刺激になります。普段はバトンをつなぐようにしていましたが、今回は普通に走らせました。二人ともかなりのスピードが出ていました。最終的にはハードル選手が先行。やはり速いですね。調子は良さそうです。

ここから幅は跳躍練習へ。100mにも出るのでこの辺りの兼ね合いが難しいのですが、私的にも幅の練習をしておきたかったのもあり跳躍優先。私も大人になりました(笑)。他の者はバトン渡しへ。今回は全ての区間でかなり上手く行きました。何度か確認をさせようかとも思いましたが、あえてここで終わり。感覚がいい状態で終わらせることにしました。

時間的に厳しかったのですが数本SDをすることに。確認だけはしておきたいので。ここにきてやっと3年生エースが走れ始めました。春先以降なかなか思うように走れずにドンドン自信を失っていたのですが、直前のバトン走位から動きが戻り始めました。キッカケが何だったのかはわかりません。今は走れるようになってくれただけで良いと思っています。SDでもここ最近置いていかれていた1年生に先行していました。これでレベルの高い練習ができるようになります。

最後は120と60。時間的な制約もあったので本数は最低限に絞って走りました。練習の前半から感じていたのですが全体的に走れるようになってきています。県新人の前から比べるとほんとに0.2ずつくらい短縮できているのではないかという感じです。多少ひいき目に見ている部分と暗くなっているので速く見えるというのもあるかもしれませんが走れるようになってきていると思います。女子の先頭二人はかなり競り合っていました。1年生はここに来てよく走れるようになって来ているなと感じていたのですがこの日も抜群のスピードでした。本当に面白いかもしれません。

全体的に良い感じで走れていたので一安心。あとは国体でハードル選手がもう一度14秒台で走って勝負してもらいたいですね。

最近9時過ぎには寝ています(~_~;)うーん、健康なのか疲れ切っているのかわかりません(笑)
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バタバタ

2012-10-06 | 陸上競技
金曜日、この日は朝から全く落ち着かない一日でした。びっくりするほど余裕がありませんでした。

朝からこの日が提出期限の書類の完成をさせなければいけませんでした。前日に私の手元に届いたので勤務時間内に書き上げることが出来ませんでした。できればもう少し早く渡してもらえると助かったのですが(~_~;) 間に合わないことを考えたら私が少し時間を作れば何とかなるのであれば問題ないのかなーと。朝練が始まるまでに書き上げました。話が前後しますが、この書類は私が直接相手先に持って行きました。郵送ではとても間に合いません。相手先が近くだったので隙を見て持っていくことに。問題なく間に合ったので今後は別の手続きを進めて行きたいと思います。

さらにこの日は健康診断でした。ここ数年は国体と重なって自分の職場で受診できませんでしたが今回は運良く後半出発になっていたので授業の合間に受けることができました。時間的にかなり厳しい中でやっていきました。こういう時に限って指定年齢となっていて全ての検査を受けなければいけませんでした。数年ぶりにバリウムを飲みました(^^;;。授業開始寸前に終わって直ぐに授業。めちゃくちゃ苦しかったですね。まー授業はきちんと出来たので問題なし。

この日の午後は出前授業となっていました。本校の生徒が主体となって中学生に指導を行います。夏休み前にも行いましたが、今回は3年生対象にやりました。印象が良ければうちの学校に興味を持ってもらえるかもしれません。オープンキャンパスはどうしても受け身の形になりますから、こちら側から打って出るというのも大切なことだと思います。企業努力ですね。
で、この準備のために多少生徒に指導をしなければいけない事があるのでこの部分に奔走。この合間に別の事の対応もあったのでバタバタを通り越してアタフタしていました(笑)。できる限り私が前面に出ないようにしないといけません。高校のアピールという意味もありますが生徒の成長を促す大切な場面だというのを我々は認識しなければいけません。子供達の活躍の場を奪ったらいけないのです。その部分はしっかりと理解しておかなければいけません。

5時間目終了直ぐに中学校へ。ほぼ生徒任せでした。多少気になる事はこっそりと生徒に伝えましたが概ね上手く行ったのではないかとないかと思います。今回はKRYも取材に来ていました。うちのクラスの生徒も映っていたようです。自分たちの取り組みがこのように県内に映し出されるというのも貴重な経験です。

学校に戻って練習に行こうと思ったらまた一つトラブルが発生していました。うーん、どうなっているのでしょうか。どれだけ言っても自分中心の考え方を変えることができません。一人ではなくみんなでやっているという意識が不足しているのです。部活の選手とは関係ない部分ですがこの状態で放っておくわけにはいきませんから、厳しく指導をしました。以前のように激怒することは本当に少なくなりました。だからと言って何でもかんでも許しているわけではありません。ダメなものはダメだと教えていかなければいけませんから。

部活に行く前に既に疲労困憊って感じですね(笑)
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基本練習&カイロプラクティック

2012-10-06 | 陸上競技
木曜日、ミーティングの後は通常通りの練習としました。ある程度の練習量の調整をしようと思っていたので気持ち落とし目に。

特別に書くほどの内容ではない感じがありますが、ドリルをやったりマークを使ったもも上げをしたりと時間をかけてやっていきました。大会が近づいているのですが、今後の事を考えてこの部分にかなりの時間を割いています。現状維持で戦えるほど甘くはありませんから、劇的にレベルアップするためにはかなりの事をやらなければいけません。ここを支えるのが「心」の部分です。取り組む意識だとか意欲だとかの部分が変わらない限りは同じ事を繰り返してしまいます。

この日はバトン走をやりました。が、今までほとんどなかったバトンを渡す落すというあり得ない事がありました。ここは最も基本的な部分だと思ってます。バトンが落ちてしまったらこの後どうにもなりません。安心するのが早いからこのような事になるのです。悪気がないとか云々ではなく落ちてしまったらここで全てが終わり。かなり厳しく話をしました。が、次はバトンを渡さない。微妙な力加減というかうまくコントロールできていません。極端すぎるのです。バトンを離すのが早いから落ちる、だから離さない。うーん、どうなんでしょうか。ここが分かってもらえるのは言葉というよりは感覚的な部分が大きいのですが。

その後、選手の一人をカイロプラクティックに連れて行く事になっていました。先日見てもらった先生にお願いしていました。保護者と一緒にと言われていたのですが予約の関係で私が連れていって保護者に引き渡すという流れとなりました。私自身話を聞いてみたいと思っていましたし、バランスの崩れを見ておきたいという部分があったので全く問題なし。

以前からかなり身体のバランスが悪いのが気になっていました。足の長さ、肩の位置がずれています。この状態のままで練習をしていても効果は上がりにくいですし、故障につながりやすい部分があります。入学して依頼、走りが良くなって来たら色々な所に痛みが出てきます。もったいないなという気持ちと、このままでは冬期練習が全部消化できないのではないかという気持ちがありました。これから先に上のレベルで戦っていくためにはこの子の存在が大きいと考えています。色々な意味でムードメーカーになるのでチームにとっては欠かせない存在です。精神的な波がなくなってくれば非常に面白いと思っています。中国新人で戦うためにもこの子の走力アップがかなりの鍵を握っています。本人の意識改革のためにもこうやって自分の身体に目を向ける時間を作ってあげないといかないと思います。

施術してもらっていたのですが本人の身体のズレに驚かされました。この状態でよく練習ができていたなという感じです。途中保護者も来られて話をしながらバランスを見ていましたが、ご家庭の協力を得ながら進めていく事の必要性を改めて感じました。日常生活での細かな部分にも気を配りながらやっていかなければいけません。怪我をしないで冬期を超えるという大きな目標のためにできる事は全てやっていきたいと思っています。

色々と思う事があった一日でした。
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話をする

2012-10-05 | 陸上競技
木曜日、この日も色々とありました。中国新人に向けての壮行式が行われ選手は壇上で激励を受けました。そのことに関して思うことがあるので放課後話をすることにしました。今回は投擲陣も一緒に私が話をすることに。「チーム」として一緒に活動する時間は少ないですがやはり全員が同じ方向を向いて取り組んでいく必要があります。

水曜日の練習が始まる前に短距離の選手が数名注意を受けたとのことでした。理由は「スカート丈が短い」というもの。長さを調整していたのは「少し」だったようですがこの「少し」が大問題だと思っています。また、朝練の後のSHRに同じ者が「少し」遅れ気味に入ってくると担任から話がありました。この部分も放置しておくわけにはいきません。「少し」のことかもしれませんが「大問題」です。

現在うちの学校の陸上競技部は東部地区の「強化指定校」になっています。だからといって特別なにかがあるわけではありませんが。しかし、「注目される」という部分はあると思います。注目されるということは選手の行動の一つ一つが「評価」されるのです。これは学内においても同じこと。どれだけ実績があり中国大会などに出場したとしても、基本的な生活習慣が身についていたいのであればその活動には意味がないと思っています。「強ければ何をしても良い」わけではない。勘違いしてもらったら困ります。このような指導を本校の指導者はするつもりはありません。「基本的な学校生活」が送れて初めて「競技」があるのです。

辺りを見渡すと「運動部」とは思えない行動や服装で活動をしている者もいます。部活動ではなく「放課後の時間つぶし」レベルです。このような状態では「応援する」という感覚にはなりません。しかし、うちの選手が「服装で注意を受ける」「時間が守れない」というのがあれば「同じレベル」だと思っています。その「程度の差」はあるとしても結果的に同じ。「少し」だろうが「大きく」だろうが同じ部分なのです。ここが分からない限りは部活動をする必要はないと思っています。強くなれば強くなるほどその部分の「意味」を理解しなければいけません。

うちは「陸上部」ではなく「陸上競技部」です。「競技」をやっています。趣味の延長で身体を動かしているのではなく「より高いレベル」を目指しています。競技場面で「日常生活」の指導をしなければいけないというのであれば間違いなく戦えません。放課後の時間は「より強くなるため」の時間でなければいけないのです。細かな技術指導であったりしっかりとした専門練習ができる時間でなければいけないのです。練習というのはそのようなものだと思っています。勘違いしてもらいたくないのはうちの部活が「日常生活」の指導をしないと言っているわけでありません。「日常生活」がきちんと送れて初めて「競技」の指導になります。「競技」の指導に至るまでの時間が非常に長いというのも特徴だと思っています。とはいえ、こういう場面でもう一度指導をしないといけないというのは非常に情けないことですが・・・。

また「少しならいい」と思う気持ちが最もいけないことだと思っています。大きく逸脱しなければ問題がないと思っているのであれば勘違いです。大きくルール違反をしているというのであればこれは問題外です。結局練習どころではありません。どれだけ「練習する」といっても根本的な部分ができていないのあれば最終的に何も変わらないまま終わってしまいます。問題外です。
日常生活の「少しなら良いだろう」は競技をしていくうえで大きな問題につながると思っています。私は「生活」が「性格」を作ると思っています。日常生活でとる行動が間違いなく「性格」を作ります。普段の生活の中で「少しならいいだろう」と思っていたら、競技場面では絶対に「少しなら」という「甘え」が出てきます。苦しい練習の中で「少し楽をしよう」と思ってしまったら絶対に強くはなれないのです。練習中の本人たちの「心」の部分は選手自身しか分かりません。ほんの一瞬でも気が緩んでしまうとそこに意味はなくなります。だからこそ「少し」を許してはいけない。ここが大きく崩れてしまう原因となるからです。この意味が分からずにうちの部活動を辞めていくものもいます。私の考え方が「絶対正しい」と言うつもりはありません。指導者の考え方に共感できない者は「去る」必要があると思っています。自由参加はありえません。

本当に強いチームになっているときは「日常生活」の話を一切することはありません。「最低レベル」の話ですから自分たちで管理できます。ここ数年その部分が曖昧になっていて「選手任せ」になっていた部分があるのかもしれません。とはいえめちゃくちゃ言い続けてきたつもりですが・・・。それでも「できていない」というのが現実です。こういう部分をしっかりと指導できなければ「チーム」としての活動はできません。まだまだ雰囲気が大きく変わらないのもここが原因だと思っています。「何が何でも強くなってやる」というチームの状況になってもらいたいですね。

やはり先は長い。地道にやっていきます。
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トレーニングと回復

2012-10-05 | 陸上競技
水曜日、この日はなんとなくバタバタしていました。というか基本的に落ち着いて生活できたことがここ最近は全くない気がしています(笑)。普段から落ち着かない性格なのでそこに関しては問題ないのかもしれませんが・・・。プライベートというものが存在しません。当然と言えば当然。ちょっと疲れてますね。

LHRの時間に文化祭での取り組みについてクラスの中で考える時間がありました。私があまり関わるとどうしてもその方向に向かってしまいます。できるだけ口を挟まないようにと思いながら見ていました。私からの要望は「高校3年間の最後の文化祭だから思い切りやること」です。それ以上は何もありません。全体でダンスをしようという雰囲気がありますが、やはり苦手な子もいます。「やりたくない」という気持ちもでてくるでしょう。「やりたい」と思っている子にはこの気持ちは分からないかもしれません。しかし、大事な部分だと思います。全員が得意な分野と苦手な分野が同じだと困ります。それぞれの「得意分野」で活躍できればいい。苦手な子は苦手なりに参加できる形を選べばいいと思っています。クラス全体でやることです。苦手な子には「簡単なパート」を担当して踊れるようにすればいい。この辺りまで考えることができれば随分違ってくると思っています。

練習に関しては前日にかなり走っているのでこの日はトレーニングとしました。土日の雨の中で競技場で駅伝が行われました。その整備のため競技場のグランドはかなり転圧をかけたようで足に来ているダメージは大きいとのことでした。「アスファルトの上を走っている感じ」だったとか。この状況でひたすら走るのは身体に悪い。ここで故障をしたら全く意味がなくなってしまいます。そのならないように練習量の調整は必要不可欠だと思います。

とはいえ、身体づくりをメインとしているうちの学校としては継続的にやっていかなければいけない部分が多々あります。来週は中国新人ですがその先も見据えてしっかりとトレーニングは継続していかなければいけません。ここで妥協すると冬期練習にも影響してきますから。この日は練習開始前にもう一度目標の確認をさせました。後で確認すると練習前に色々と問題があったようですが、気持ちを切り替えるという意味でも必要だったのかもしれません。練習自体はある程度集中して進めることができていたと思います。

練習の合間に先日教えてもらった骨盤と肩甲骨のリセットを入れました。これも継続しないと意味がありません。夏休みにやっていた亜ぷの形式をここ最近やっている姿を見たことがありません。また、1月から実施していた練習の合間の肩甲骨の動的柔軟性を高める動きもほとんどの者(限りなく0)がやっていません。どうしても一時的な取り組みで終わってしまうのです。それほど難しいことをやっているわけではありません。この部分が将来的に大きな差になってくると思っています。

何度か書いていますが男子の跳躍選手、中国大会以降かなり取り組みが変わりました。本質的な変化まで行っているかどうかはこれから先の様子を見ないといけませんが、練習中の取り組み(自分自身のことに限りますが)は大きく変わっています。春先の100mの記録は11秒8程度でした。中国大会に幅跳びで出場して惨敗。そのあとの練習中の態度はかなり変わりました。トレーニングなどの合間自分でドリルの動きを入れ、自分の走りに生かそうとしています。他の者は休んでいるだけ。ここに大きな差があると思っています。言われたからやるのではなく「自分で必要だと思ってやる」から効果が出る。他の者にその姿を見るように言っていますがなかなか実行できません。「やらされている」部分が大きいのだと思います。

最終的な「差」はここだと思っています。本当に自分自身が強くなりたいのであればそのために努力をする必要があります。私に言われたことだけをやる、言われたその場だけやるというのがあるので本物になれないのだと思っています。なかなかできないですね。これは「指導者」の力量にも大きくかかわってくるのかもしれません。私が十分な指導力がないからこのような「意識レベル」で終わってしまうのかもしれません。まだまだです。

練習中の様子とリセット運動の様子を見ていて明らかにバランスが悪い選手がいました。かなり力があるのですが調子が良くなってくるとどこか痛みが出てしまいます。先日のカイロプラクティックの先生たちからは「40代の身体」だと言われていました。関節自体が硬く骨盤のズレから肩甲骨の柔軟性の低下を招いています。そこを無理やり動かすので結果的に故障の一歩手前の状態になる。根本的な改善をしない限りどうにもならないと感じました。翌日に治療というか調整の予約を入れさせました。自分自身の身体をどうするかです。整体などには通っていますが根本的な問題解決にはなっていないのです。時間をかけて「自分の身体の管理」ができるようにならないといけません。チームの躍進のためには中心となってもらわないといけない選手です。「意識改革」が必要だと思います。

投擲選手で先日から背筋を痛めていて投げれない状態が続いている者がいました。この日、ほぼ復調したことを報告しに来てくれました。月曜日に身体の調整を簡単にしてもらったところ痛みが劇的に引いたとのこと。確かに見るからにバランスが悪かったですからね。肩の位置が左右で大幅に違いました。フロント投げ・バック投げでベストが更新できたようです。これは極端な例ですが、身体のバランスが著しく悪かったのだと思います。力があってもそれを出し切れない状態。だから無理やり動く。故障をするという悪循環なのだと思いますね。この部分の改善は必要です。

練習の後半は30分程度のフリーとしました。身体の調整をおこなったり体幹補強をしたりと必要なことをさせました。この冬期は色々と考えて落としの部分を作ろうと思っています。練習の効率を上げるために強制的に身体のメンテナンスの時間を作りその間にケアをしたり強化したりする。「単なる休み」ではなく自分の身体に目を向ける時間にしたいと思っています。週に2回程度30分くらい時間を作ってみたらどうかと思っています。

ダラダラと書いてしまいました・・・。また怒られるかも(笑)。
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走る

2012-10-03 | 陸上競技
日曜日、月曜日と2日連続で休みとしました。今後のことを考えると冬期練習などはこういう期間が必要になるのではないかなと考えています。これまで「練習」をすることが最優先されていましたが、やはり体に目を向ける時間も必要不可欠だと感じてます。本来であればもっともっと選手自身がそこの部分に目を向けてくれると良いのですがなかなかそうはいきません。指導者として「なんでやらないのか?」と話をするだけではなくその時間を設けてしっかりとケアをさせることも必要かなと思っています。可能であれば1か月に1度くらいはカイロに行って自分の身体の状況を把握させていきたいなと思っています。

火曜日はしっかりと練習をしようと考えていました。さすがに・・・ですね(笑)。今週末は国体があります。うちのチームからもs年酒が出場するのでその選手は完全別メニュー。どちらかというと身体を休めてバネをためるほうが走れるタイプなのでそのことも視野に入れながら。他のものは通常通り。朝練の段階では動きの確認。これにも時間をかけます。少しずつ動きの感覚が良くなってきているとは思うのでそれをどう走りに結び付けていくかですね。

ドリルでスティックを置くときにあることに気づきました。うちが朝練をやる場所は狭いスペースなのですが、ドリルをやるだけなら十分な広さです。このときに「マンホールのふた」をまたいだところにスティックを置いていました。思い出してみると数年前は選手が「ここに接地したら足を痛める危険性がある」ということで自分たちで意識的にその場を避けていました。いつの間にかそのことができなくなっている。「細心の注意」を払うということができなくなっているのです。これは私にも責任がるのかもしれません。もっともっと細かく注意をしておかないとできないのかもしれないと。「取り組みの姿勢」は良くなってきているのですがまだまだ目指すレベルには遠いなと感じました。

午後は競技場で。先日の24時間駅伝の影響か、グランドがかなり荒れていました。土曜日の夜は雨だったので仕方ない部分ですね。管理人さんからは「スパイクを履いてしっかりと走ってもらいたい」と言われました(笑)。ありがたいことです。練習は通常通りの流れで。特別な練習ということはありません。日常的に行う練習の中で狙いとする技術を身につけてもらいたいと思っています。重心の移動と接地のポジション、こればっかりやっている気がします。非常に難しいのですが重心の移動を意識すると膝が開くのが早くなってしまいます。これでは接地のポジションが上手く作れません。この部分も繰り返し繰り返しやっていくしかないと思っています。

その後、マーク走を行ってからバトン走。やっとスムーズになってきました。ここ最近の練習の中心はバトンだけですから(笑)。並走を行った後にバトン渡しの練習。ここも比較的安定してきました。が、とにかく効率が悪い。この時間帯私は電話を少ししていたのでそばに行ってあれこれいう事ができませんでしたが、もう少し効率よく練習を進めることができるのではないかと思いますね。とにかくリレーゾーンを作るのに手間がかかりすぎる。ここは大事な練習ですがもっともっと分担してテキパキと動けるはずです。もったいない。

幅の選手はこの辺りから分離。専門練習に入りました。その前の段階で「走れている」というのは分かっていたので課題とする「助走」と「踏切」の部分に時間をかけました。この日は本当に感覚がよくある程度の動きまでできていました。どうしても足を合わせようとしてしまうのでその部分は無視(笑)。今は関係ないと思っています。違うのかもしれませんが優先事項はきちんとした助走と踏切。合わせてしまって動きが小さくなるのは面白くないですからね。まずまずの動きになってきた気がします。

他の者はしっかりと走りました。本当であればもう少し早い時間帯からやりたいのですが・・・。短長は150m、短短は120m中心。女子の短長は現時点では存在しません。中国新人に向けて短い距離でスピードを上げることを最優先しているからです。全体のレベルを上げるためには個々のレベルを上げるしかありません。力が不足している選手が4人集まってもやはり上では戦えないのです。ここの走力を上げることで初めて勝負ができるようになるのです。この日はかなり走れていたと思います。暗くなっているから速く見えるというのもあるのですが(笑)。この状況で上手くいけば中国新人は勝負できる水準に到達するかもしれません。県新人の時よりは間違いなく走れるようになってきていますね。これも主観的な部分があるので何とも言えませんが(笑)。

雰囲気的にはもう一歩が続いています。自分たちで「強くなるんだ」という雰囲気が作れるようになると大きく変わってくるのですが。少しずつ少しずつですね。
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カイロの先生に来てもらう

2012-10-02 | 陸上競技
月曜日、練習は朝練だけとしていました。土曜日にかなりやっているのもありますが数週間前から「カイロ」の話をしてもらう予定を立てていたからです。こういう取り組みをするというのはどれだけ多いのかはわかりませんが、ここ最近特に故障しないで練習を積むことの大切さを感じています。そのために何をしないといけないかを考えた結果、「選手自身の意識改革」しかないだろうということになりました。

少し前にも書きましたが本校の卒業生がカイロで働いていることが判明しました。このことは前から知っていたのですがそれ以上のことは全く考えていませんでした。ふと、先日県外で聞いた話を思い出しました。その学校の卒業生(正確に言うと顧問の先生の前任校の教え子)が理学療法士をやっている。故障したときなどはその理学療法士の家に泊まり込みで治療をしてもらう。県外の試合には必ず付いてきてもらって最後までケアをしてもらう。かなりケア体制ができています。その部分を考えるとまだまだうちの取り組みは甘いなと。どれだけの学校がここまで考えているかは分かりませんが、しっかりとした指導体制とサポート体制を作り上げていくことが重要だと思いました。

このたび、無理を言って学校に来てもらって「カイロ」についての話を聞く機会を作りました。自分の体のメンテナンスは自分自身の日常生活で行っていくという部分です。私自身、競技に対する取り組みは「日常生活」の延長線上にあると思っています。日常生活で適当にやってい競技場面だけしっかりやろうと思ってもできるはずはありません。普段の「生活」が「性格」を作るのです。「性格」は「考え方」であり、その「考え方」が行動を決める。だからこそ普通の生活が大事なのです。

今回は卒業生だけではなく東部地区の代表の方ともう一人の先生が来てくれました。基本ボランティアです。本当にありがたいことです。せっかくの機会なのでほかの部にも呼びかけてみました。約50人くらいの人数で講義を行ってもらい実際に骨盤や肩胛骨を調整する運動を細かく教えてもらいました。話の中で印象的だったのは普段の生活での姿勢です。特に寝る姿勢などですね。どれだけ練習の時間に意識をしてもそれ以外の時間の方が長い。高校生であれば授業を受ける姿勢なども骨盤のずれに大きく影響してきます。この部分の話を私からではなく「治療をする先生」から聞けるというのが大きいと思っています。きちんとした姿勢を意識しないと結果的にそれが骨盤のズレを生みその繰り返しで故障につながる。当然といえば当然の話ですがこれをどれだけ自分のこととしてとらえることができるかが重要だと思っています。

また、話の中で「保護者」との関わりの話も出てきました。未成年ですからどうしても保護者の影響力が大きい。自分がやりたいと思っても保護者が「必要ない」と言われればそこまでの話です。それ以上はありません。これまでの経験上、保護者の協力がなければ選手はいい方向には進みません。「足が痛いから練習させたくない」「腰が痛いから治るまで練習を休ませる」「痛いやらないのがうちの方針」と言われたら「そうですね」としか言えません。そのレベルなら「趣味」のレベルですが・・・。この前の段階でしっかりとした環境作りができないと選手の競技力は向上しません。高校生は特にこの部分の影響力は大きいですね。

うちの選手は個別に身体の調整を簡単にしてもらいました。ひどい状態だと言われました・・・。施術により一時的に回復しても今後のことを考えるとまた元に戻る。これも当然の話です。強制的に身体のバランスを治しても結局は骨盤のズレや背骨の状態が良くないからその状態になるのです。普段の意識の中できちんとしておかなければまた同じ状態に戻る。だから「日常生活」での姿勢作りが大事になってくるのです。

また、個別に細かく今の状態をリセットする運動を教えてもらいました。本当に細かく丁寧に教えてもらうことができました。感謝の言葉だけでは言い尽くせないくらいの話です。選手も待ち時間を使いながチューブ等を使ったコンディショニングやリセット方法をやっていました。こういう機会が選手の取り組む姿勢を変えるチャンスだと思っています。これが一時的にではなく本当に必要と思えば絶対に変わってくるはずです。

カイロの先生方は「高校生のために」という言葉を繰り返し言われていました。ありがたいことです。「自分のところにくれば絶対に治る」とは言われませんでした。「カイロ」は基本的に痛くなったらくる場所ではない。痛くならないようにどうすればいいかを学ぶ場所だと言われていました。何回か治療をする中で自分の身体のリセット方法を学びそれを実践していく。最終的には自分のところに来なくなるのが理想だと。自分自身の身体を自分でリセットして動きやすい身体を作るのが目的だと言われていました。まさにそのとおりですね。

3時間以上になりましたが私にとっても選手にとっても非常に価値のある時間となりました。心から感謝したいと思います。また、今後もこういうおつきあいができればと。貴重な時間でした。
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