kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

バトン&トレーニング

2015-03-25 | 陸上競技
火曜日、この日も日差しは強かったのですが思った以上に風が強く肌寒く感じました。土日がかなり暖かかったのでウインドブレーカーを着ていなくても大丈夫ではないかと考えていたのでフリースで生活をしようと思っていました。が、寒すぎて(どうも私だけだったようですが)ヤッケを着て練習を見ることになりました。うーん、やはり寒いのは苦手ですね。

練習は前半走練習、後半トレーニングとしていました。前日からマネージャーに言われて練習日誌を見ることにしていました。ここ最近提出させていなかったのでまとめてみることに。そのため練習のアップの部分はほとんど見ることができませんでした。一応コメントを書いたりするのでその時間も必要になります。更に風が強くてノートがバサバサなってしまいます。書くのが大変な状況でした。練習どころの騒ぎではなくなります(笑)。隙を見て練習に指示を出していました。やはりまだまだマルチな指導はできないようです(笑)。

通常は火曜日はトレーニングのみにするところなのですが今はバトンの頻度を高めたいと考えています。毎日でもやりたい。うちの練習の中心はリレーです。基本的に流しもしません。走るときにはバトンを使う練習が多い。それでも改善できない部分がありますから難しいのですが。手を出す位置が横になったり、手首が返ったりしてしまう。これにより上手くバトンパスができなくなります。しつこくしつこく言い続けてもなかなか改善できない。これは難しい話です。1年前に宮崎に行って色々とバトン練習について教わりました。その中から自分たちにあったものを取り入れて行っています。以前に比べるとかなり改善できていると思うのですが、やはり目指すところと比べるとまだまだ足りません。

この日もできないことがたくさんありました。ここはやるしかない。距離感の確認は練習中ではなくてもできるはずです。それをどれだけ実行できるかなのです。ここ最近は練習後に女子は自主練習を実行しています。マネージャーからの指示なのか本当に自分たちで考えて実行しているのかは分かりません。もちろん、私が直接指示をしたわけでもありません。その中で単に「運動時間の確保」で終わってしまうのではだめだと思っています。必要であればバトンの距離感の確認や受け渡しの手を練習することはできます。散歩をするにしてもこういう部分に意識を置きながらやっていくことでずいぶん違った結果となります。「考えて動く」という部分のスタートラインには立っていると思います。ここはもう一度徹底するしかないですね。まー否定的な部分だけではなくかなり良い状況になっているのは間違いないのですが。現状に満足する気はないのでもっともっと自分たちの取り組みを見直してもらいたいですね。

その後、トレーニングへ。シャフト補強と補強サーキットとしました。さすがにきついでしょうからシャフトは少し距離を短くしました。気分的に盛り上がらないかもしれないということで以前から計画していた「音楽をかける」というのを実行。ひたすらやるだけではきついのでやはりこういう部分は音楽などがあると違いますね。それぞれの趣味が色濃く出てきます。私が好きな音楽をかけ続けようとしたら拒否されました(笑)。まーミスチル以外はかからないので練習を盛り上げるという部分とは違うでしょうね。これは仕方ない。アップ等で音楽を利用しているチームは多いと思います(多分)。今後はこのような部分も導入して良い練習ができるようにしたいと思っています。きついことを楽しくやる。これだけで気持ちが違ってくるはずですから。

結局練習時間は4時間を越えました。その後、練習に来られていた師匠としばらく雑談。「強化」についての話を真剣にしました。私に何ができるのかは分かりません。それでも尊敬している師匠から「頼むね」と言われたら断る道理がありません。県全体として「強化」について考える。それは必要なことだと思っています。実際のところは私が考える話ではないと思っています。それぞれ立場がありますから。それでも自分に何かできるのであればという気持ちはあります。本気でその部分を考えている人とであれば協力して何かができると思っています。こういう感覚を持っている人と話をするのは本当に面白いですし、モチベーションが上がります。重要なことだと思っています。

さらにそこから親しい指導者と会ってあれこれやる。これは以前「懇親会」を行った時に約束をしていました。私が得意としている分野を少し教えてほしいということでした。練習とは全く関係ない部分です(笑)。これも2時間くらいやったでしょうか。結局昼食をとる時間がないまま一日が終わってしまいました(笑)。これも仕方ない。私が誰かのために役立てるのであれば幸いだと思っています。大好きな人たちと時間を共有できるというのはやはり幸せなことだと思っています。雑談でも真剣な話でも価値観が近い人と過ごす時間というのは本当に貴重だと思っています。「価値観」が異なればどれだけ時間を共有しても平行線のままで面白くありません。楽しい時間でした。
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考えること

2015-03-24 | 陸上競技
「考えること」。これはすごく大切なことだと思っています。実は自分自身、周りの人と「感覚的に違うな」と感じることが多々あります。それが正しい違いなのか逸脱した違いなのかは正直分かりません。今のところ大きな問題を発生させていないので間違ってはいないのだと思います。

今の仕事をしていて「表面的な付き合い」をするのは嫌だなと思っています。ワイワイ言いながら終わる。何を持って「教育活動」なのかと言われると私自身判断に困る部分があります。が、場当たり的に生徒と関わるのは長い目で見たときに絶対にプラスにならないと思っています。だから私は生徒に嫌われることを怖がりません。単なる仲良しで何かをするというのは絶対に嫌。表現的に難しいのですが(笑)。自分自身のスタンスを確立することで何が見えてくるのかは分かりません。

競技の面や生徒の関わり方の部分では「ステップアップ」したいという気持ちはあります。それは最終的に「生徒のためになる」からです。自分自身がスキルアップしないと誰の役にも立たない。この感覚は持ち続けていきたいと思っています。何度も書いていますが「昇進したい」という気持ちは一切ありません。「管理職を希望する」という人を否定する気はさらさらありません。それは人それぞれの考え方ですから。誰かの上に立ちたい、認められたいという欲求は誰にでもあるでしょう。が、私にはない。その「感覚の差」だと思います。現場で生徒と向き合いながらやっていくことに生きがいを感じている。それだけの話です。

もちろん、職場ですから「生徒と向き合う」だけで仕事が回るわけではありません。生徒と距離を置かないといけない人、関わりたくても関われない人がいるのは間違いない。いつの日か自分のそのような立場になるのかもしれません。今の仕事をしている間はずっと担任をしておきたいと思いますし、部活の指導をしていきたい。が、そればかりがまかり通る世の中ではないのかもしれません。「クラス」と「部活」は生徒の成長を一番近くで見ることができる大きな仕事だと思っています。そこに価値を感じる人もいればそうではない人もいる。「仕事」として割り切ってやっていけばこれほど楽なことはないと思っています。

が、今の私は明らかに「青い」部分があります。40歳も間近となりいいおっさんになっているのですが、まだまだこのような青臭い部分が大きく残っています。ドライにならないといけない部分があるのは分かっているのですがそれができないのです(笑)。何年も前から「理系にあこがれる」「ドライになる部分が必要」と書いていますが実際はできません。目の目に生徒がいたら多くの場面で感情移入してしまいますし、「何とかしなければ」と思う。「ダメだから見切る」というのができないのです。これは私の最大の長所であり短所だと自覚しています(笑)。

考える。この中で何か出てくるのか?これも分かりません。表面的に何かをするというのが苦手です。私の生徒との関わり方に「不満」や「おかしい」と感じる人も少なからずいると思います。しかし、生徒に好かれようという行動はないと思います。別にそこは一切求めていないから(笑)。人に好かれようとすると疲れます。今の仕事を始めて最初の時に「他の人と上手くやっていけないやろ?」と奥さんに言われたことがあります。お世辞を言ったり、間違っていることに合わせる部分ができないからです。それは自覚しています。他者から嫌われる可能性は高い(笑)。まー別に気にしていないのですが(笑)。

今のスタンスを貫くこと。ここは本当に大事なのか分かりません。年齢を重ねる中で変化していかなければいけない部分があるのは確かでしょう。しかし、「不易」と「流行」ではないですが、「変わってはいけないこと」があると思っています。今の自分を作ってきた部分を大きく変えてしまうというのは「自分らしさ」を失うことになります。それだけはしたくない。

何故か分かりませんがそれなりに生徒に好かれます。私がそう思っているだけなのかもしれませんが(笑)。このような「偏った考え方」と言われてもおかしくない人物を慕ってくれるというのはありがたいことです。そこにはきっと何かの理由があると思っています。自分ではよくわかりません(笑)。もっともっと自分自身の理解をしていきたい。生きている間に何か見えてくればいいなと常々思っています。

何の話か全く分かりませんね。自分でも分かりません(笑)。なんとなく思ったので書いておきました(笑)。
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スピード刺激

2015-03-24 | 陸上競技
月曜日、春休みになり時間の確保ができるようになりました。だからと言ってダラダラと長くやるつもりはありませんが細かい部分の確認をしながら練習を進めることができるかなと考えていました。時間をどう使うか。ここが大きなカギになると思っています。

練習はいつも通りの流れ。特別な練習をするつもりはありません。ダイナマックスを使ってのアップからスティック、ハードルの流れ。それほど時間をかけたつもりはありませんが気が付けば1時間くらいアップにかかっていました。うーん、何故でしょうか。この部分をもっと素早くできればいいと思うのですが省略する所が見つかりません(笑)。長期休業中はこれでいいですが学校が始まったら3時間の練習のうち1位時間がアップだと本練習ができなくなります。この部分の工夫は必要になると思いますね。

ここ最近はスピードスキップをかなり取り入れています。これもなんとなく始めたのですが(笑)。グランド状態が悪くて走れなかった日に学校の横の坂でスキップ練習をしていてついでに・・・という感じで導入したのですがこれが感覚的に良かったようなのでそのまま練習に取り入れています。ある程度の競技レベルになってきたから上手くはまったのかなという気もしています。それぞれの状態に合わせて練習メニューを検討する必要はあると思います。一律に良い練習というのはなかなかないでしょうから。工夫が必要になるだろうなという感じですね。

そのまま並走、バトンパス。ここからさらに時間がかかった気がします(笑)。以前に比べかなり細かい部分まで指摘するようになりました。手の出し方やタイミング、出の姿勢から調整。短時間の運動なのですが多くの要素が含まれています。並走の時にバトンが上手く渡らない所はバトンパスになっても上手くわたりません。この部分は色々と考えるべき内容が含まれていると思います。色々なところで見ていると手の出し方が微妙だったり、バトン流しをしているチームもあります。これが悪いかどうかは分かりません。ひょっとしたらすごく効果がある練習なのかもしれません。が、実際のレースのことを考えると本当に効果があるのか?全否定はできませんが今のところ私は必要ないと思ってやっていません。ここに関してはいつの日か気が向いたら書きます(笑)。実際のレースに必要な部分とは何かを考えていきたいと思っています。

並走で上手く渡らない所には細かく指示を出しました。あれだけ言っているにも関わらず「手の位置の安定」がありません。毎回出す場所が違えば渡すほうも安心してバトンを出すことができない。これは通常からできることです。上述のことと重なる部分がありますが「止まった姿勢」「ジョグ程度のスピード」「流し程度のスピード」「全力走のスピード」ではやるべきことが変わってきます。明らかに感覚が異なるのです。だから並走できちんとした位置に手を出せるようにならないといけない。「渡せばいい」という練習はしたくないと思っています。何故その練習が必要なのかを細かく考えていく、理解していくことが重要です。

バトンパスを行いました。ある程度安定はしてきています。が、細かい部分を考えるとまだまだです。未だに出遅れるという選手もいます。また、この日は風が強かったのでその調整の話もしました。マークを置きます。が、これはあくまで「参考程度」でしかないと思っています。その状況に応じてどのような判断をしないといけないのか。ここが重要なのです。結局はトラックの上で走るのは選手たち。事前の打ち合わせと異なる状況が実際生じることは多々あると思います。その場面での判断。できるかどうかでレースを分けると思っています。

更にスピード刺激を入れたいと思っていたのでトゥトレ。いつもよりも多めに行いました。これだけでかなりの負荷がかかります。感覚的に良く進むと思っているのでもうワンランク上の刺激を入れておくことが必要だと判断しました。多めに行って時間を見るとかなりの時間となっていました(笑)。いや、それほど走っていないのに。この状況で専門練習に入るのは不可能。やろうと思えばできたかもしれませんが時間的に無理。そこでもう一度バトンパスを行うことに。風の状況が不規則だったのでそれに合わせて練習をすればいいなという感じでした。更にスピード感覚が変わってきているはずなのでその部分も含めて調整が必要かなと。案の定、何も言わなければ先ほどと同じ距離でマークを置いています。そして詰まる(笑)。あまりにも予想通りの展開でした。

ここで集めてもう一度確認。毎回毎回きちんと互いの状況を確認する必要があります。さっきこれで良かったから次も大丈夫。そんなことはありません。特に今回のように刺激を入れているのですからそれを上手く利用しないといけません。疲れがある部分とスピードが出始めた部分がどちらが上かは分かりませんが、きちんとコミュニケーションを取っていればそれなりに調整はできるはずです。2本ずつやってこの日の走練習は終了。土曜日に三段跳びの練習をした者が2名腰が痛いと言っていました。やはり負荷が大きい。この辺の調整も難しいですね。

最後にアジリティトレーニングを少しだけやって終了。4時間近く練習しました。負荷的にはそれなりにかかっていると思います。この時期調整していく必要はないと思っています。上手くシーズンに入るために何をするかという部分だと思っています。しっかりと準備を進めていきたいと思いますね。
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終業式

2015-03-23 | 陸上競技
話が前後しますが一応金曜日の話も書いておきます。

金曜日は終業式。2年生の担任としてクラスの生徒の前で話す最後の日です。毎回毎回節目節目では真面目な話をするようにしています(笑)。普段どうなのかという話ですが普段も「何かあったとき」には必ず話をしています。この日はどうしても話をしておきたいことがあったのですが、「心の準備」ができない部分がありました。

詳しい話は書けません。が、今のクラスの子供たちにとっては本当に大きな出来事がありました。修学旅行前から今までこの子たちの中にある「もやもや」についての話をしました。細かい部分は生徒に話しません。個人情報の部分があります。オブラードに包んで話をしないといけないので難しい部分もありますが、生徒はそれなりに察してくれるのではないかと思って話をしました。

今のクラスの子は優しい子が多い。だからこそ自分以外の人のために心配したり涙を流したりします。私の把握していない所でスクールカウンセラーに相談に行ったり、直接私に状況を聞きに来る子もいました。その中で涙を流しながら「何とかしてあげたい」と話す姿を見ていました。みんな一緒にという気持ちがあるのだと思います。それが理想です。が、現実は違う。ここをどうやって受け止めるか。

高校生ですから各自が様々なことを抱えていると思います。その部分を他の人に何とかできるか。できる部分もあればできない部分もある。もちろん、相談に乗ってあげて対応できる部分も多々あると思います。それにより救われるという部分。が、それを求めていない子も出てくる。実際辛い場面に直面して一番苦しんているのは本人だと思います。それに手助けができれば理想。できないことの方が多いかもしれません。だからこそ「周りに気を配る」必要性を説いてきたのです。どうにもならない状況になって「どうした?」と声掛けをしても遅い。

いつも「死」の話をします。「死」を迎えてしまったら何もできなくなる。残された人間は「もっと何かしてあげられたのではないか」と悔やむ。でも何もできないのです。だから生きている間にできることを全てやっておく。友人関係であれば関わりがあるときにしっかりと気を配ったり、一緒にできることをしておくことが重要なのだと思います。距離ができた後に「もっとこうしておけば・・・」と感じても何もできない。状況を変えることは難しいのです。

クラスにとっては大きな出来事がありました。繰り返しになりますがここには書けませんし、書きません。その現実をどうするのか。ここ数日間話をしてきた内容をもう一度思い出してもらいたいと思いました。「決断」を指示してあげる。その「決断」をするまでに本人や周りの人がどれだけ苦しんだか。「ずっと一緒に」という想いは大切です。が、それにより本人がずっと苦しむ可能性がある。結局は自分たちの「エゴ」になるのです。そこの部分を考えてもらいたい。優しい子が多いからストレートに話しました。本当に大切に思うのであればその「決断」を応援してあげてもらいたい。それがすごく大切なことだと思います。

だからこそテンションをあげてもらいたい。下を向いている姿を見られたらダメ。「自分のせいで・・・」と思われるのはマイナスです。それぞれの「道」を進むためには各自が自分のやるべき事をしっかりとやっていかないといけない。今回のことで自分たちが「楽しい高校生活」を遅れなければ、意味がなくなります。目の前のことを一生懸命にやることで「道」は拓けると思います。

詳しい話を書けませんからかなり抽象的なことを書いています。多くの生徒が涙を流していました。この涙は本当に大事だと思いまう。「自分以外の人のために流す涙」というのはこの子たちの「心」の部分が大きく影響しているのだと思います。本当に優しい子が多い。3月1日に卒業式を迎える日、「このクラスで本当に良かった」と思える1年間を過ごして欲しい。そう強く思っています。楽しいことも苦しいことも全てクラスで共有できるとは思いません。それでも「空間」と「時間」を共有することになります。それがこの子たちにとって大きな意味を持ちます。

1年間、担任ができて本当に幸せでした。可能であればもう一年担任ができればと思います。
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バトンとスプリント

2015-03-23 | 陸上競技
書き始めたら偏りが出てしまいます(笑)。その時思ったことを記していこうというスタンスなので、一つの記事を書き始めたらそれに関連することを書いてしまいます。色々な部分に対して「想うこと」があるのでそこにどう向き合うかというところですね。

で、クラスの話ばかり書いていたら練習の内容が空いてしまうのでこちらも書いておきます。クラスの金曜日のことも書いておきたいのですが、これはまた別の機会に。こういう書き方をした場合、たいてい書かずに終わっています(笑)。お許しを。

土曜日、この日はかなり暑かったですね。気候的には4月下旬くらいの勢いがありました。もっと暖かかったかもしれません。とにかく汗編むくらいの気候でした。そのため練習はしっかりとできる状況。時間もあるのであれこれやりたいなと思っていました。とはいえ、スプリント系に時間を取りたかったのでアップもそこそこにドリルから進めていきました。いつもドリルにかなりの時間を使ってしまうので本練習の時間が取れません(笑)。まーこれも良し悪しです。うちの練習パターンは「基本的なこと重視」です。派手な練習は少ない。これがどうなのかは分かりませんが、地道にやるのでそれなりの「意識レベル」にならないといけません。こちらが意図する部分を理解できるかどうか、理解しようとするかどうかというところが大きく影響します。部員の人数や中学時代の実績から考えるとかなり伸びているという自負はあります。その理由はこのあたりにあると思っています。誰も言ってくれないので自分で言っておきます(笑)。

この日は卒業生も練習に参加しました。あれこれあってここ最近一緒に走っていませんから今の選手の力を計るためにもいい機会です。木曜日にトレーニングを一緒にやっていますが走るのは1週間ぶりくらいでしょうか。自分で身体を動かしているということですが、なかなか思うようにできないはずです。それでもこうやって1時間くらいかけて学校まで来て練習をするというのは本人の将来に対する意識の部分だと考えています。何とか大学でも勝負できるようになってもらいたいですね。男子と一緒にバトン走をさせました。大学では11秒台の選手とバトンをつなぐ可能性があります。少しでも高いスピードに慣れておく必要があると思ったからです。

流れはいつも通り。チューブ、スピードスキップ、並走、バトンパスです。バトンは前日と同様に2本普通に行って3本目は別の形で。トータル6本ですね。調子によってバトンの状況も異なってきます。ここの調整がまだ上手くできません。相手の調子の判断と自分の走りの判断。きちんとコミュニケーションを取っていかなければいけません。なんとなくやっていたらバトンは渡らないと思います。「早出」はほとんどなくなってきました。多少の状況は判断できるようになってきたのかもしれません。しかし、遅れたときの対応が難しい。まだまだ改善の余地があります。実際のレースで生かせるバトンにしなければいけません。ずば抜けた走力があるわけではありませんからバトンの精度で勝負しなければいけなくなります。私の指導力でどこまで改善できるのか分かりませんが、リレーに関しても少しは指導できるようになってきたと思います。この「少し」というレベルがどれくらいかは想像にお任せします。「なんとなくやっている」のとは違うのだけはご理解ください(笑)。

最後に走ることに。野球部が練習試合をしていたのでいつもの距離が取れません。これも仕方ないことです。できる範囲でできる練習をする。それしかありません。いつもと異なる方向で110m位の距離を取りました。短短は110m+110m+60m。短長は110m+90m+110m+90m。どんな練習なのかという話ですね(笑)。前日に「ハードルが跳びたい」という申し出があったので+90mのところにハードルを置いて400mHのための練習。実際に足が合わなくなるのでレースの後半です。疲れてきたときにいかにハードルを越えるかという練習が重要だと思っています。この日は良く跳べていました。走力もそれなりに上がってきていますから面白い存在だと思いますね。

男子の短長、この日は卒業生が来てくれていたのでアドバイスをもらいながら練習をしていました。この卒業生は400mで中国大会に進んだ選手です。今は日本を守る仕事をしています。たまたま休みが取れたということで実家に戻り学校に顔を出してくれました。その卒業生と2年生が細かく話をしながら練習を進めていました。それにより「とにかく走る」という状況から「楽に速く」という走りができるようになっていました。これまで何度も言ってきたと思うのですが卒業生の話の方が入るのでしょうね(笑)。この日は最後までリラックスして走れていました。この走りが実際にできるようになれば面白いと思います。卒業生が来てくれたことでいい刺激になったと思います。

女子はひたすら。こちらも卒業生がいるので今の力を計る機会になります。やはりかなり走れるようになってきていると感じました。卒業生が久々にスピード練習をしているというのもあるかもしれませんが、差をつけてスタートした110mでは在校生に追いつけませんでした。60mでも身体一つ分しか差がない状況で走っています。かなり良い状況で走れていると感じました。女子は4人しかいませんが3人はかなりのところまで来ている手応えがあります。上手く行けば3人とも12秒台に入りもう一伸びするかもしれません。あと一人が微妙。この週に体調を崩して2回分の練習を休んでいます。ここの部分の「甘さ」がある。もう一押しなのですがその一押しが大変。この子が他の者と競り合うくらいの力になれば4継の48秒台は可能だと思っています。かなりカギを握っている感じがありますね。

終わってからシャフト補強とスナッチ。トレーニングはしっかりと。時間を使いながらやっていかないといけないですね。疲労はあると思いますが30分程度で終了。良くやったと思います。

帰宅後、マネージャーから連絡あり。何かと思ったら「練習日誌を見てほしい」とのこと。誰かサボっているのか?と問うと「最近見てもらっていないから」という返答。ずいぶん、気を配るようになってきました。こうやってマネージャーが練習や選手をコントロールするようになるともう一つレベルが上がると思っています。まだまだ練習中に選手をコントロールするところまではいっていませんが気を配れるようになってきたことはチームにとってプラスだと思いますね。まずまずの感覚。

かなり順調でしょうか。驚きです(笑)。
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クラスの話3

2015-03-22 | 陸上競技
しつこい(笑)。

木曜日、携帯についての講演会と防災講演会がありました。これがメインだと思っていたのですが、確認をしてみると「LHR」の時間が30分とってありました。全く予定していなかったのでどうするのかという話(笑)。適当に話して30分過ごすのは簡単です。私が雑談をしていたらそれなりに時間が過ぎますから。が、せっかくの「LHR」という時間です。ここ最近感じていることをクラスの生徒に伝える良い機会だなと思いました。漠然と話すのではなく今伝えたいメッセージに関わるような「文章」を探しました。目で見ながら同時に私の「想い」も乗せて話すほうがなんとなく伝わるような気がしています。

この日は「論語」から(笑)。高校生にとっては面白味がない内容でしょうか。が、たまたま齋藤孝さんが書いている「図解 論語 正直者がバカをみない生き方(株式会社ウェッジ)」という本が机の上にありました。これまたタイムリーに私が話をしておきたい内容が載っている。いや、偶然なのか必然なのかは分かりません。それでも「必要だな」と思うことが書いてあったのでそこの内容を抜粋して話しました。以下、その文章を一部引用しながら書いていきます。

内容は「正しい失敗」というものです。論語には「過ちて改めざる、これを過ちと謂う。」というのがあります。簡単な解説には「過ちをしても改めない、これを本当の失敗と言う」と補足されていました。正直、高校生が全て上手くいくということはありません。多くの場面で失敗します。うちの選手も同様です。「誰もが失敗をする」というのを頭に入れておかなければいけないのです。でも大切なのは「失敗したときにどうするか」です。ミスをした後に何をするのかで次につながるかどうかが決まってきます。いつもは「先生に注意された」で終わっていたかもしれません。しかし、それだけではなく「何故注意されたのか」「次はどうすればいいのか」を冷静に考えることが大事だと思います。「失敗から学ぶ」ことで先に進めるのです。

「不易」と「流行」というものがあります。「不易」とはどのような時代になっても決して変わらないもの。「流行」とはその時その時で大切だとされるもの。どちらが良いのかという話ではありません。でも、目の前の子どもたちには「不易」について考えてもらいたいと思っています。どれだけ時代が過ぎても「大切だ」と言われるもの、それは絶対に必要な考え方なのです。一時的な考え方ではなくいつまでも変わらないか考え方がある。それは人類共通の「宝」だと思います。人生は一度しかない。先人が記した「不易」について学んでおくこと、知っておくことは絶対にプラスだと思います。

この本には「ホウ・レン・ソウ」だけではなく「テン・シュ・カク」ができれば良いと書かれていました。
1.元気に挨拶をし「テンション」を高く保つ。
2.注意を受けたことを常に「修正」する。
3.自分でなんとなく大丈夫だと思わず、必ず「確認」する。
この3つの頭文字をとって「テン・シュ・カク」だそうで。

1つ目に関してはほとんど文章にはありませんでした。が、「失敗」をするとどうしても下を向いてしまいがちです。上手く行かなかったことで「テンション」が下がる。怒られたときも同じ。なんとなく気持ちが落ち込んでしまうのです。そんな時だからこそ「元気を出す」というのが大事。へこんでいて何かが変わるのか?周りから「辛そうだね」と同情される。自分自身がその雰囲気に酔っているのです。辛いのは分かります。でもそのままでは何も変わらない。何かを変えるためにはしんどいからこそ前を向いて進まないといけない。大事なことだと思います。辛いからこそ空元気を出してでも「テンション」を上げる。前を見るのです。落ち込んでいるのはせめて1日。これは私自身にも言い聞かせるように(笑)。

2つめの「修正」。これは部活でも言いますが「同じミスを繰り返さない」という部分です。ここで書かれていたポイントは「すぐにすること」「ちょっと多め(オーバー)にすること」でした。注意を受けてそれを直す。少しだけ変えると分かりません。誰の目に見ても「おー変わったな」と思うくらいのオーバーさが必要。挨拶の声が小さいと言われればすぐに大きな声で挨拶をする。うるさいくらい(笑)。それをみて相手が「大きすぎるからもっと小さくていいよ」というくらいが良いと。それぐらい「意識して変えています」というのが相手に伝わるくらいが「修正」には必要だと書かれていました。納得。「言われたことを修正しようとしている」と相手に伝われば信頼が生まれる。それがだいじだということ。

また、「正しいトラブルの対処法」という内容も紹介しました。「君子は諸を己に求む。小人は諸を人に求む。」というもの。「君子は事の責任・原因を自分に求めるが、小人は他人に求め、責任を転嫁する。」という補足が書かれていました。もし、失敗をした時にそれをどうとらえるか?「自分の責任でミスを招いた。次はもっとこうしないといけない。」と考えるのか、「あいつのせいで怒られた。自分はきちんとやっていたのに。」と考えるかの違いだと思います。

文章の中で「他人のせい」にするのは「大通り」と書かれています。ほとんどの人がそちらの道を選ぶのでお互いに「あいつのせいだ」と思うことになる。これにより人間関係が修復できなくなる。他人はどうにもできないのです。相手の責任にして自分自身の問題点を改善しようとしなければ次も同じことをしてしまいます。何も変わらない。「自分の責任だ」と考える人は「次はどうすれば上手くいくか」を考えるようになる。同じミスをしないために自分がどうすればいいのかを考えるからです。同じミスから「学ぶ者」と「学ばない者」がいるのです。自分の問題点から目をそらさずにしっかりと見極める必要があるのです。

が、こうも書いてありました。全て自分が悪いと考えすぎると「私が死ねばいいんでしょう」という極端に考える人も出てくる。そうではなくて「問題点を解決するために自分がどう動くか」を考える必要があるのです。

思うことがあってこのような話をしました。これが生徒に伝わるでしょうか。伝えることが我々の仕事。そう思っています。どれくらいの人が生徒にこのような「授業以外の話」を真剣にするのか分かりません。私は何かを覚えるよりも「不易」なことを知っていくほうが良いと思っています。もちろん勉強も大事。でも「心」を育てることの方がもっともっと大事なんじゃないかと。偏っているのかもしれません(笑)。

クラスの生徒に話をしたので部活の選手にも同じような話をしました。全ての部分でつながっていると思っています。長々とすみませんでした(笑)。
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クラスの話2

2015-03-22 | 陸上競技
もう少しクラスのことを。

火曜日に話したこともあるのですがこれはもういいかなと(笑)。「科指導」があったので全体に話をして、人権教育の話があったのでそれを補足するような話をクラスでしました。「良い所を見よう」という話にしました。私の例を挙げました。前で偉そうに話をしているが実際はどうなのか?先日バックを忘れた話をしておきました(笑)。片付けができない、掃除が苦手なことも。これは明らかに「マイナス面」です。改善しようと思っていますが実際にはそれを達成できません(笑)。間違いなく他の人に劣っています。自他ともに認めている部分。

大人だからと言って何でもかんでも完璧にできるわけではない。でも、私は他の人に負けないことがあります。「自分以外の人のために一生懸命になれること」です。特に生徒のためには「どんなことがあってもやり遂げようという気持ち」と「何とかしてあげたい」という気持ちは誰にも負けないともっています。その部分だけで今の仕事をしている気がします。大きなマイナス面がある。しかし、それぞれ「プラスの面」があるのです。友達関係であれば「良い部分」に注目して関わっていく方が良い。マイナス面は誰にでもあるのです。その部分だけを見続けるとどうしても「嫌だな」と思うようになる。誰にでもあるマイナス面をあれこれ言ったって改善できないかもしれないのです。それよりはプラスの面をしっかりと見て認めてあげることで友達も自分もやりやすくなる。それが大事ではないかと。

人権教育の話を聞いてクラスに戻りもう一度話しました。人権教育も「友達関係」の話だったこともあり繰り返し話をしました。クラス全体が「優しさ」にあふれている気がしています。そのことを認めたい。本当に良い子が多いのです。前日に話をした「周りに気を配る」という部分、できるようになってきている。それがクラスの良いところだと思っています。

道徳教育のようになっていますね(笑)。もう少し話をしたと思うのですが記憶が(笑)。一応記録として書いておきます。短いですね(笑)。
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クラスの話

2015-03-21 | 陸上競技
ここ最近は練習の話しか書いていません。まーもともとそのスタンスで始めたBlogですからそれでも全く問題はないと思っているのですが(笑)。いつも「クラスの生徒と部活の選手は私にとっては特別な存在」だと公言しています。今の私がいるのは間違いなくこれまで担任をしてきた生徒と部活で一緒に過ごしてきた部活の選手のおかげです。そのことはずっとBlogには書き続けています。kanekoは陸上しかやっていない、と思われると思いますが実はそれ以外のこともやっています(笑)。

この一週間はクラスの生徒と関わること、話をすることがすごく多かった気がします。理由はあれこれあるのですがなんとなく頼ってくれているという感覚と私が伝えることができる事はその時その時に話しておきたいという気持ちがあります。私はその場で思ったこと、感じたことを生徒に伝えたいという気持ちがあります。それが正しいかどうかは分かりません。求められていないことをしているかもしれません。自己満足なのかもしれないという気持ちはあります。分かりません。

月曜日、色々とありました。詳しくは書きません。クラスの生徒に少し話をしました。ある生徒が体調が悪くて保健室に行っていたのでそのことを。体調は悪いけどなんとか学校に来たいという思いがあったようですが、実際は来ただけになっていました。午前中授業だったのですが参加できませんでした。そのことがあったのでクラス全体に話をしました。

学校に来たい!という気持ちは本当にありがたいと思います。そういう子がいてくれるというのは本当に嬉しい。無理をして学校に来ることが良いことがどうかは分かりません。それでもクラスのみんなと一緒に過ごしたいと思う気持ちが大きいというのはクラスの雰囲気が良いからだと勝手に判断しています。そんな中で友達と接していて「いつもと違うな」と感じたら「どうした?」と気を配ってあげてほしいという話をしました。体調不良だけではなく何か嫌な気持ちで学校に来ている子もいるかもしれません。家でケンカをしてから学校に来た、他の友達とケンカをして嫌な気持ちになっている。そんな子も数多くいると思います。いつもと様子が違ったら「どうした?」「元気ないね」と声かけをすることで気持ちが楽になる部分があると思っています。

クラスの雰囲気が良いと思っています。だからこそもっと一人一人が周りの仲間を大切にできるようになってほしい。高校生ですから何かしら抱えて生活をしていると思います。それを全て外に吐き出せるわけではない。でも少しだけでも誰かが共有してくれたり、外に出せることができればもっともっと気持ちが楽になると思っています。そうすればもっと「クラスに来たい」と感じてくれるのではないかと。苦しんでいる、辛い思いをしている仲間に手を差し伸べられる人になってもらいたいと思いました。それをストレートに生徒に伝えました。こんな話をする先生というのがどれだけいるのか分かりません。不適切なのかもしれない。が、「優しさ」を持つことで自分も周りも幸せになると思っています。

そんな話をして終わったのですが、私が体調不良の子の友達に「保健室に行ってあげて」と伝えようと思って探していると既に教室にいません。どこに行った?と他の子に聞くと「保健室に行きましたよ」という返答。当たり前と言われたらそうかもしれません。私自身はそれがすごく嬉しかった。自分で「友達のために出来ること」をする。そういう優しさを持っている子がいるというのが嬉しい。

後で本人から連絡があってその日のうちに複数の子が「大丈夫?」と心配してLINEをしてきてくれたそうです。関係が希薄になりつつある現在、クラスの子が表面的な部分だけでなく繋がってくれているのが嬉しいなと。LINEは表面的な繋がりと言われるかもしれません。実際はLINEだけでなく教室内でそんな声かけがあるのです。こんなに明るくて優しさに溢れているクラスは担任をしていて初めてかもしれません。それぞれが色々と抱えているとは思います。年頃の高校生ですから当然かなと。それでも支え合いながらクラスが進んでいけるというのは本当に良いクラスなんだなと感じています。

そのことがあったのでこちらから翌日に別のメッセージを送ることにしました。正確には次の日の1時間目がLHRと知った火曜日の朝に慌てて考えたのですが(笑)。クラスの娘達からエネルギーをもらっています。幸せな事だと思っています。感謝したいですね。また書きたいと思います。
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専門練習

2015-03-21 | 陸上競技
金曜日、終業式でした。ここ最近はクラス運営のことをほとんど書いていません。こちらも書きたいことは山ほどあるのですが(笑)。まーちょっと時間を見つけて書いていきたいと思います。私の「感情」や「想い」をここに残しておくというのは重要なことだと思っています。それが誰かのためになるという気はしていません。自分自身のために書き続けている感じでしょうか。

まずは練習について。この日は珍しく練習を最初から見ることができました。専門練習を予定していたのですが、バトンまではやりたいと思い全体で。久々にタイヤアップをしてその後ドリル。チューブ、スピードスキップ、並走、バトンパスの流れ。細かい部分を指摘しながら改善していきました。走り自体は改善されてきている感じがあります。メニュー内容としては基本的には先週の金曜日と同じですね。

どうすれば動きを改善できるかという部分を常に考えさせるようにしています。一人で考えるのではなくコミュニケーションをとしながら動きの確認をしていく。これが必要だと思っています。前日にクラスの生徒に話をした内容を掻い摘んで話しました。「テン・シュ・カク」という内容です。「テンションを上げる」「修正をする」「確認をする」の頭文字を取っています。「失敗した時に何をするか」です。これはまた別に書きたいと思いますが、練習にも生かせると思ったので事前に話をしておきました。

練習で失敗することを恐れてはいけない。ミスをしたらどうしようというマイナスなことばかり考えていたら先には進めません。ミスをしてからどうするか?ここをしっかりと考える必要があります。この日はバトンをやるつもりでいたのでちょうどいい話だったのではないかと感じています。バトンは細かい部分を指示。少しずつ改善されてきていますがまだまだ。

バトンパスを2本やったところで微妙な感覚があったのでもう1本追加としました。この1本は「意図的な工夫」をして実施。上手く距離感を取るための練習です。昨年から何度もやっていますが少しずつ上手くなっている気がします。数週間前は「これは酷い」という選手がいましたが今はまずまずのところまで来ています。結局バトンパスを6本やって専門へ。この部分に時間を使いすぎました(笑)。もっと効率よくできればいいのですが、「失敗をしても良いから考えながらやれ」という指示をしていますから仕方ない部分があったのかなと。

そこから専門へ。短距離系はスタート、跳躍は跳躍練習へ。時間的には1時間程度を予定していました。スタート練習は前回同様、スタートの局面、加速段階、中間へという3段階で意識して練習。組み立てをしっかりとやっていきました。一本ずつ見ながら指摘していきました。これだけでかなりの時間を使いました。動きとしてはかなり良くなってきている感じがあります。ちょっと頻度を増やしていって感覚作りを進めたいと思いますね。

指定していた時間を過ぎても高跳びが終わりませんでした。仕方ないのでマンツーマンで指導。基本的に専門的な知識は一切ありません。今のうちの選手にその部分は必要ないと判断しています。少しかじった知識で指導したりすると本人にマイナスだというのと、私が見て感覚的に修正する方がうちの選手には合っているだろうという勝手な判断(笑)。そこから2時間ひたすら付き合いました。他の選手は終わっていたのでマッサージをしたりストレッチをしたりとして時間を調整しました。ここ最近、この手の時間を選手が各自で上手く使っています。

専門外ですが見ていたらかなり修正ができました。ここは感覚なので短距離指導のように細かく書けません。見ていて思ったことを修正するだけなので上手く表現できないというのが正確な話でしょうか。あれこれやって最後には短助走で145を余裕で越えるようになりました。短距離系とは違ってなんとなく達成感があります(笑)。目に見えて動きが変わり、高さという結果が分かるからです。フィールド種目の楽しさというのはこういう部分にあるのでしょうね。中学時代の癖が強すぎてそこをどう修正するか。簡単なことではありませんが真剣に見ていてコミュニケーションを取っていくと改善できる部分が出てきます。

あまりにも遅くなりつつあったので電車で帰らないといけない者は先に帰るように指示。女子は何も言わないのにまた縄跳びを跳び始めました。話を聞くと練習開始前にも縄跳びをしていたようです。本当に変わったと思いますね。意識が変われば行動が変わる。これは何度も言い続けていましたが実際に目の当たりにすると「伝わる」という意味が自分自身認識できます。最後は選手の意識次第だと思います。変われば変わるのです。

かなり疲労しました(笑)。心地よい疲労感です。
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任せる

2015-03-21 | 陸上競技
木曜日、この日は朝から雨。途中で晴れてきたのですがどれだけ練習ができるか分からない状態でした。朝練は午後のために基本的な練習を。脚運びと壁、スティックです。当初は午後からできないかもしれないと考えていたので基本的な動きの確認をしっかりと朝の段階でしておきたいという考えでした。

が、途中からかなり天気が良くなってきました。それでもグランド状態はいまいちだったので選手に「1時間各自で必要なドリルを行うこと」を指示。私は午後から連続で会議でしたから練習に出ることができませんでした。ほとんどマネージャーに任せる状態。それでも練習ができるようになってきているのは大きな成長かもしれないですね。基本的なメニューは通常と変わりませんからそれほど難しくないと思います。各自がやる内容をしっかりと理解できていれば練習は進みます。

メニュー的には1時間フリーでドリル。その後、いつも通りのドリル。流れはそのままでチューブ、スピードスキップ、並走、バトンです。よくよく考えてみるとうちはアップが長いと思いますね(笑)。1時間くらいやっているのかもしれません。だから練習時間も長くなる。時には端折ることもありますが時間があるときにはしっかりと基本的なことを繰り返すようにしています。地道に繰り返すのがメインかなと。

バトン走の時に少しだけ練習を見ました。本当に少しですが。以前と比べると安定はしてきていると思います。渡らないというのはありません。まーこんなことを自慢げに書くというのはどうなのかという話ですよね。当たり前の話過ぎて(笑)。それでもそこができない状況があったのというのも事実です。そこを克服しつつあるというのは成長だと思いますね。まずまずの中で練習ができているのは大きいと思います。

結局練習はほとんどで見れず。選手に任せていました。本当はこの時期動きが変わってくるところなので丁寧に練習を見れないといけないと思っています。なかなか時間の確保ができずに申し訳ないなという感じですね。

卒業生が来てくれました。14時過ぎに来て会議が終わる17時過ぎまで待ってくれていました。いや、申し訳ない。今年24歳になる学年です。うちの学校の2期生ですね。卒業して5年が経過しましたが会いに来てくれるというのは本当にありがたいことです。1時間くらい話をしたでしょうか。卒業生と話をすると当時に気持ちが戻ります。おっさん化している私も気分的に若返ります。感謝。

帰ろうかなと思って外に出ると選手がまだいました。何をしているのかと思えば全体で縄跳びを跳んでいました。ワイワイ言いながら。今までにない姿です。練習自体は17時半くらいには終わっていたのではないでしょうか。その状態から縄跳びを跳ぶ。基本的には1年生女子の「体重管理」からスタートしているのだと思います。運動時間の確保という意味で縄跳びを跳んでいると数日前に話をしていました。この日は男子も一緒にやっていました。この部分はこれまで指導してきた中ではなかったかもしれません。練習時間以外に全体で何かをしている姿を見るのはあまりなかったので。正確には数人が自主的にやっている姿はこれまでもありましたが、全体としてそれをやるというのはこれまでなかった気がします。変化はあると思っています。

ちょっとずつ変わってきている。それも良い方向に。雰囲気が変わればすべてが変わっていくと思います。このまま進んでほしいですね。
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