kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニング

2015-03-21 | 陸上競技
他のことを書いていたらメインであるはずの練習についての内容がおろそかになってしまいました。相変わらずマルチな仕事ができないですね。問題です(笑)。だから忘れていってしまうのだと思います。何とかしなければいけません(笑)。

水曜日は雨でした。朝の段階で雨が降っていなかったのですぐに練習を始めるように指示。この日はトレーニングとしていたのでせめてシャフト補強くらいは屋外でやりたいと思っていました。室内で練習をすると全体を一度に見ることができません。距離と場所の問題が出てくるので思うように練習ができなくなります。シャフト補強は軽くしているので30分程度で終わります。終わってからまだぎりぎり屋外でできるレベルだったので室内ではできないメディ投げを。私は「雨雲ズームレーダー」で確認しながら選手を急かしていました。とにかく早く進めないと段々と雨雲が近づいてきているのが分かります。結局終わる前に雨・・・。ずぶ濡れとまではいきませんでしたがかなりダメージを食らいました(笑)。これも仕方ないですね。

軒下でできる練習に変更。補強サーキットですから可能な種目が多い。1時間程度やってからまだ時間があったので「手押し車」「ダイナマックス補強」「砂袋」「BOX補強」「ハードルジャンプ」を組み合わせて別の形で補強。同じ補強ばかりしているよりはバランスよく補強をしていくほうが良いと考えています。更にはバランスディスクとダイナマックスキック。かなりの時間やりました。

最後にバランスディスクを使ってのゲームをして終了。ゲームだけではなく負けたら補強をするという罰ゲームつき。必死に追い込む練習も必要だと考えていますが時には「リラックス」して補強をすることも必要なのかなと。これが良いことなのか悪いことなのか分かりません。ス年前であればそこまでの余裕がなかった気がします。それが今はちょっとできる。人は成長するのです(笑)。選手だけではなく指導者も同様なんだと思います。もちろん「学ぶ姿勢」があるからではないかと自負しています。何も考えずにひたすらその日のことをやるというのは良いことではないと考えていますから。

普通の学校(規準は不明)の倍くらいの補強をやったのではないかと思います。約4時間くらいでしょうか。もちろん休憩も挟みますから実質そんなにはやっていません。が、この手の練習をひたすら地道にできるというのは選手の成長だと思いますね。私が見ていても見ていなくてもしっかりと練習をしています。「顧問がいるからやる」という姿勢とは違ってきていると思います。雰囲気もずいぶん明るくなりました。このままの練習が継続できればと思います。

ひとまず記録程度に。
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走れてくるという感覚

2015-03-20 | 陸上競技
コメントに書かれていたことについてもう少し補足説明をしておきます。

「走れてきたなと感じる理由」の部分です。「タイム測定をしないのに何故走れているというのが分かるのか」という話。確かにそういわれてみると(笑)。目に見える「記録」という目安がないのに何故走れてきているというのが分かるのか。うーん、なんででしょうか(笑)。

基本的に部活に入ってある程度走れるようになってきたときから選手には「自分の調子の把握」をできるように話しています。中学時代はとりあえず走っているという感じが強い。調子が良い悪いというのはほとんど関係なく試合があるから走るという感じだったと思います。入部してから「私は走れています」という話をできる選手というのはほぼ皆無。それでも今は「走れている」「走れていない」を冷静に判断できるようになってきているのかなと。

練習パートナーとの力の比較は「相対的評価」でしかありません。自分が速くなっていても相手も速くなっていたら「自分は走れていないのかも」という感覚になります。本来であれば誰からと比較するのではなく自分自身の感覚が重要になります。感覚の部分を求める。特に求め始めたのは4継について考えるようになってからかもしれません。4継は自分の調子を把握していないとマークの位置の設定が難しくなります。いつもより走れていたらマークの位置を遠くしなければいけませんし、走れていなければ近づけなければいけません。そこの部分を考えるためには私が見た「客観的指標」よりも自分自身の感覚が重要になってくると思っています。

この部分の感覚が鋭くなってくると「今日は動きが悪い」と感じる日は「調子を戻す」練習を少し取り入れて感覚を戻す。そういう部分が明確になっていると試合の時でも「いつもと違う」というのでチューブを使ったりスイッチングを意識したりして自分自身で動きを変えていくことができます。指導者が見ている感覚と本人の感覚。ここに「差」があるというのは問題です。指導者側が見て「動いている」と感じても本人が「悪い」と感じているようであれば何とかしないといけない部分です。

私が月曜日に「良くなってきたな」と感じた部分。これは感覚でしかないのかもしれません。本人ではないので目で見て判断するしかないので。この時の判断基準は「普段やっている動き」です。ドリルなどをしていて「重心の移動」がいつもよりスムーズだなと感じたらその日は走れる。この時に選手に必ず確認するようにしています。私が見た感覚と本人の感覚が一致するようにしていかなければいけないと思っています。実際に走って良く走れているときには本人にそのことを伝えるようにしています。それなりに選手とコミュニケーションを取りながら指導することが必要だと考えているからです。同じように「悪い」時にも確認するようにしています。どの部分が悪いから走れないのか。感覚的なものを聞く。もちろん、客観的に見ていて悪い動きをしていたらそこを修正する動きをします。

選手によっては「身体が軽いから走れる」というレベルで終わってしまう者もいます。これでは次につながらない。疲労が抜ければ走れるのは当然です。その部分だけではなくて「動きの部分」や「移動」の部分に着目していかないといけないと思っています。「調子が良い」という理由が明確でなければ次につながらないのです。「たまたま走れた」というのではパフォーマンスの再現性が低くなります。再現性というのは「次も同じような走りをする」という意味です。高校生であれば1回良い記録で走っても仕方ない部分があります。1日に3回、県総体でも中国大会でも同じように走れなければいけない。そこの部分は理解できるようにしていく必要があると思っています。

私が見る指標はどうしても「客観的なもの」でしかありません。本人との感覚をすりあわせていく作業が必要になる。これはある程度の競技水準にならないとできないのかもしれません。しかし、意識していくことで競技レベルに関係なく把握はできるようになると思っています。これまで選手に恵まれ良い選手の動きを見続けることができたのも幸いだと思っています。私は現場で選手を見ることが指導者としては大切だと思っています。もちろん、大会などを運営するためにはそういう部分に着目して取り組む人もいるでしょう。どちらの立場も必要だと思いますが。私は「現場で指導する」ことに生きがいを感じます。選手と関わることで自分らしく生きれる。クラス運営なども同じですが。こういう感覚を持っている人は実は少ないのではないかと感じています。本気で。

うーん、回答になっているでしょうか。分かりにくい「感覚」の部分ですね。申し訳ありません。可能であればまた書くようにします。
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春先の課題

2015-03-19 | 陸上競技
コメントに書き込みがあったので少し私の感じていることを書いておきたいと思います。あくまで「私見」でありそれが万人に当てはまるわけではないという部分をご理解いただければと思います。何が大切なのかという話が書けたらいいなと思っています。

「春先の調子」についてです。実はここ数日間全体的に走りが良くなってきているなと感じています。スピードレベルが随分上がっているという感じがあります。そのことをblogに書いたのですがコメントに「タイムを計らないのに調子が良いというのが分かるのか?」という書き込みがありました。また、「冬期練習の成果が出てきている」と感じていると。このことに関して少し考えることを書いておきたいと思います。

3月も中旬になると随分暖かくなります。冬期練習では寒い中練習をしていますからこの暖かさというのは運動選手にとっては大きなポイントだと思っています。身体を動かすためにはまずアップをします。何のためにやるのか?答えはシンプルです。「筋温を上げるため」です。やはり身体を動かすためには筋肉の活動が必要になってきます。暖かくなってくるとそれだけで筋温も上がりやすくなります。走るのに適した身体ができやすくなるという部分があります。今週に入って暖かくなってきているのもスピードレベルが上がっていると感じる要因の一つだと思っています。

また、この時期冬期練習でやってきたことが少しずつ形になってくるというのもあると思います。うちのように身体作りを中心に考えているチームは特にだと思っています。筋力アップというのは数日間で効果が出るモノではありません。時間をかけて初めて成果がでてきます。大半の選手はきついトレーニング系の練習を嫌います。すぐに結果がついてい来ないからです。目に見えて成果があれば「強くなっているな」と感じるのでガンガン練習に取り組みます。が、筋力的なものの成長はやはり数か月かかります。この間、指導者側が絶えず先のことを考えてアプローチしていかなければ効果は出にくいと思います。「やるだけ」のトレーニングでは多少なりと身体が大きくなりますが「本当に必要な筋力」のアップにはつながりません。時間がかかります。

このようなことを踏まえて春先に「かなり走れるようになった」と感じる選手が出てきます。これは良いことだと思っています。「全く駄目だ」と悲観的になるほうが良くない。きつい冬期練習を乗り越えてきたのだからある程度の手ごたえを感じられる方が良い。が、この辺り手放しで喜べない部分があると思っています。「走れるようになってきている」からこそ慎重にならなければいけなくなるのです。これも根拠はありませんが(笑)。

1つは良くあるパターンです。「怪我が伴う危険性」という部分。スピードが上がってくるとそのスピードに耐えられる身体ができているかどうかというのが大切になってきます。スピードが上がるということはその分筋肉にかかる負担が大きくなります。そこの部分を考えて練習を組んでいかないと大きな怪我につながる可能性があります。よくあるのがハムストリングの肉離れでしょうか。スピードが上がる、その勢いのまま走る。接地ポイントが一瞬ずれる、自分が思った以上にスピードが出てしまうなどの理由で肉離れをしてしまう。それによりシーズンを棒に振ってしまうというのはよくあるパターンです。春先はこれまで以上に慎重に自分の身体をケアし向き合う必要性が出てきます。

もう一つは「これはいける」と感じる部分です。自分が走っていて「これは良い感じだ」と思う部分が増えてきます。そうなると「もっと上が狙えるのではないか」という「欲」が出てきます。これは選手も指導者も同じですね。そうなると大きな落とし穴が出てきます。「もっと上が狙える」と思い始めた時点で「これまでやっていなかったが○○を導入してもっとスピードを上げよう」という気持ちが出てきます。これは当然です。これがある意味怖いのではないかと思っています。もっとスピードを上げようとして今までやっていなかった「新しいこと」をやり始める。本人たちは「良いこと」だと思うでしょう。が、本当にそうなのでしょうか?

新しい刺激を入れるということは「運動の形式が変わる」ということです。それにより長期間かけて作ってきた動きが大きく変わる危険性が出てきます。これまでやってきた練習で作ってきた動きが「もっと速くなるだろう」と思って別の形態の練習を突然入れると混乱を招きます。それにより上手く走れなくなる。もちろん「適度な刺激」というのは必要になると思っています。が、「調子が良いぞ」と思うといつの間にか視野が狭くなり「もっとこんなことをやったらよくなるぞ」という「欲」が出てきます。本来の動きとは違う「自分よりも速い選手がやっている練習」を取り入れるようになる。往々にしてあることだと思っています。

強くなってきたというのはやはり「これまでの練習」が良かったのだと思います。大幅に進路変更をしてしまえば「良さ」が失われる危険性があるのです。「調子が良い」と感じる時ほど冷静に「今までの練習を見直す」事が必要になってきます。その練習の中に自分が強くなってきている要因があるからです。ここを見逃さずに丁寧にやっていくことで少しずつスピードは上がっていくと思っています。練習に「特効薬」はないと考えています。「この練習をやれば一気に速くなる」というメニューは存在しないのです。強い選手がやっているからその練習が自分にも合うというのはほとんどないと思います。これまでの自分の練習を見直して良い部分を増やしていくことが近道なのかなと。

春先、調子が上がらないと選手は不安になります。そこの部分は指導者がコントロールしないといけないと思います。私自身も数年前は調子が上がらなくて何とかしようとあがいてしまった部分があります。それにより選手も不安になる。指導する側が慌てていたらそれは選手に伝わるからです。調子が上がらないのであればその要因を探っていく必要がある。それだけなのです。焦ってあれこれやろうとして失敗するパターンの方が多いと思っています。あくまで冷静に客観的にその状況を判断できる指導者にならないといけないと思っています。

長くなりました。春先の課題としてこの部分が挙げられると思います。ちょっと端折ってますから分かりにくいかもしれません。調子の良しあしに関してはまた別に書きたいと思います。とてもコメントにこのような返信はできないなと思ったので記事にしました。長々とすみません。
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距離を踏む

2015-03-18 | 陸上競技
火曜日、この日は本当に暑かった。冬ではなくなっていますね。寒いよりは暑い方が良いかなという気もしていますが、温かいくらいのレベルが良いですね。暑すぎるとしんどい(笑)。普段はウインドブレーカーを着ているのですがこの日は不要でした。選手は半袖ハーフタイツで練習。全員ではありませんがこれくらいの服装の方が走りやすいでしょうね。

午前中には科指導と人権教育。科指導では前に出て話をしなければいけなかったので少しだけ。10分もない時間の中で何を話すか?基本的に話が長いので端的にまとめないといけません。私は3人目で一番最後。だらけている部分もあるでしょう。その中で何かを伝えるというのは本当に難しい。分かり易い言葉できちんと伝えないと意味がなくなります。普段は前に立つと「きちんとしなさい」という話になるのですがこの日はスタンスを変えて。「認める」という部分の話をしました。この話は割愛。長くなるので(笑)。

人権教育の話も聞きました。大学の教授の話。私個人としては非常に面白いと感じる内容でした。生徒はどうだったでしょうか。これも細かくは書きませんが考えさせられる内容でした。「伝える」事に関して考えないといけないですね。

練習は午後から。開始時間を少し遅らせました。部室の掃除を少ししてから練習開始。私は会議があったので1時間半程度遅れて参加。とにかく会議が多い。生産性のあるものかどうかは分かりません。また、「役所仕事」という部分を肌で感じることもありました。なんだこれは。言っても伝わらない&何とかしようという感じではないので労力の無駄なのではないかと思う部分もあります。割り切れるほど大人ではない。感情的にならないように話をしましたが多分「真意」は伝わらないでしょうね。意味不明。

私が練習に参加したときにはバトンパスまで進んでしました。女子は一人体調不良で帰宅。この時期、すごく大切な練習なのですがそれが抜けてしまいます。それは仕方ないのですが「役割」と「責任」を感じなければいけないと思っています。それが足りない。もちろん意識している部分もあったでしょうか結果的に練習に出れないというのは「和」ができにくくなります。細心の注意を払っているのかどうか。ここ最近の練習終了後は必ずと言ってその手の話をしていました。なかなか難しい部分ですね。バトンはかなり上手く行くようになっていました。少し早出したのはありましたが何とか調整して渡していました。走り自体は安定してきているのでこのあたりの精度を高めていくことが必要不可欠ですね。

その後はグランドは広く使えたので少し距離を踏むことにしました。この冬の後半は長い距離を少しだけ走りました。短長がいるというのもあるので200m位の距離を走るようにしています。最初から全力ですが(笑)。短長は200m+120m+200m+90m、短短は200m+120m+90m+60m。距離設定は「雰囲気」です(笑)。特に細かい設定はありません。これくらいの距離を踏めたら良いだろうなという感じで考えていたからです。

この日目立っていたのが2年生女子。これまで私に注意を受け続けてきましたが前日とこの日、走りでは輝いていました。女子のエース候補と考えている1年生と一緒に走らせたのですが1年生は全く太刀打ちできませんでした。いや、トップスピードの高さに驚きました。1年生から2年生になるときの2月くらいに劇的な走りの変化をしていました。かなり行けると思っていたのですがその後失速。シーズンは全くと言っていいほど走れませんでした。今回は一応二日連続で良い走りをしていました。これが本物になれば全体のレベルも上がります。12秒中盤は見える走りでした。

そのおかげでエース候補は撃沈。必死でついて行こうとしましたがなんと後半に引き離される。奇跡的なことです(笑)。これくらいのスピードで競り合えるようになってもらいたい。そうすれば48秒台も視野に入ると思いますね。女子は手応えあり。

男子も後半粘れるようになってきました。これだけで随分違います。エースになれる選手が出てきているのでこれも面白いと思いますね。

最後にハムストリングの補強をして終了。やるだけのことはできていると思いますね。不足分をどうやって補っていくか。ここを考えながらやっていきたいと思います。本格的に身体作りを始めて3ヶ月が過ぎました。やっと成果が出始めたのかなと感じています。なかなか成果が見えにくい部分ですが継続してやっていくことで効果は出ます。戦える準備は出来つつあるかなと思っています。シーズンインまで出来ることをやっていきたいですね。

良い練習でした。
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スピード練習

2015-03-17 | 陸上競技
月曜日、この日も午前中授業。練習開始を14時からとしました。珍しく会議がなかったので練習の初めから見ることができました。久々です。

アップはダイナマックス。その後、脚運びとスティック。スティックをやりながら「重心の移動」の感覚を作るためにちょっとした工夫をしてからスティックを繰り返しました。壁を使っての腰の移動の動きをやってからそのままハードルドリル。この時にいつもよりも「動いているな」と感じました。前日休みだったのもあると思いますが重心の移動がかなり大きい。良く動いています。それをマネージャーに確認すると「そうですか?」と言われて終わり(笑)。いや、かなりいいと思うんですが。その後他の動きをやっても良く進むなという感じがありました。

チューブでの軸づくりを行ってからスピードスキップ。これも良く動きます。並走を4本。バトンパスを4本×2セット。この時の動きを見ていつもと比べてスピード感が高いというのを実感しました。何が上手くいっているのか分かりませんがスピードが出ています。一つだけ「効果的な練習」と思うものを導入したのであれば「これが効いている」と言い切れるのですがあれこれやりすぎてどれが良いのか分かりません(笑)。複合的なことが影響しているのは間違いないのですが、可能なら「効果的な練習」を見つけたいですね(笑)。

これまでと比べ一気にスピードが上がった気がします。男子の数人は大きなレベルアップを感じます。昨年11秒後半でしたが大きく伸びている気がします。これも計っていないので何とも言えない部分ですが(笑)。いつもこのレベルで走ってくれると練習の質も上がると思います。また、女子も同様。昨年のこの時期は2人のエースがいたのでその二人の力で何とかリレーを組めていました。が、今はいません。昨年新チームのベストが50秒1。その時のエースが色々とあって抜けているので新メンバーでのリレーとなります。それでもかなり早い段階で50秒を切るのではないかという感覚があります。それくらいのスピードレベルまで来ています。驚きです。やはり練習というのは正直。きちんと続けていればある程度の結果がが出てきます。

更にはバトン。かなり安定していました。いつも失敗する選手がこの日はミス0。他の選手もある程度の部分でバトンを渡せています。まだまだ精度は高いとは言えませんが良い感じです。そのため「ミスをした時の対応策」を中心に話をしました。実際のレースの時にはミスをしてしまう可能性がある。その時にどうやって対応すれば最小限に抑えられるかを知っておく必要があります。そこが分かっているかどうかで練習の意味が変わってくると思います。昨年は感覚的に鋭い選手がいましたから上手く対応してくれていました。女子はスピードレベルに差があったので何とかしてくれるという部分も。今の女子は走力的にほぼ同じ者が4人。バトンの受け渡しに関してはスピードレベルに差がない方が安定しやすい。逆に少しのミスで届かなくなる危険性があるのです。だからこそ考えておかなければいけない。

短い距離をしっかり走ってから最後に120m。久々にこの距離でのバトンをやりました。60m地点でバトンを渡してそこから最後の60mは競争。バトンを渡した走者の方が速ければ抜かしても構わないという練習です。男子は走力的に差があったので60m手前で差がついてしました。そのため「待って」という声をかけていましたが私は「行け」という指示。ここでスピードを緩めて意味がありません。遅いから置いていかれるのです。そこの部分を考えないといけない。60m地点でバトンを渡すという練習ですからその前段階の設定が上手くできなかったことが問題です。

女子は60mでバトンを渡してそのままの差でフィニッシュ。本当に走力に差がありません。3本目は2年生がかなり走れていました。後ろから出て60m地点で逆転しバトンをもらう。そのまま前を走っていた選手を置き去りにするという走りでした。これくらいの走りを試合でしてくれたらアンカーを任せることができます。感覚的に12秒中盤のスピードでした。が、これまで全く試合で走れていません。ここが問題。本人にも話をしましたが試合で力を発揮できるようにならないと勝負にはなりません。感覚はつかめてきているはずなのでそれを安定して出せるようになってもらいたい。ここができれば個人でもリレーでも面白くなると思います。本当に速かった。

最後に時間があったのでメディ投げをしてボールトスで終わり。ワーワー言いながらやっていました。終わってからも自分達でその練習をやっていました。私はあえて何も言わずに帰りましたが(笑)。雰囲気的にはかなり前向きになっています。「過去最低だ」と言われていた部分から確実に脱却していると思います。この雰囲気で練習ができれば伸びも大きくなります。変わりつつあります。期待したいですね。
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年度末の懇親会

2015-03-17 | 陸上競技
土曜日、午後からは地区の陸上会議。毎年行われています。次年度の予定などを確認する会議です。これは思ったよりも短時間で終了。

以前からこの日は親しい指導者と懇親会を予定していました。懇親会と書くと大きな話に思われるかもしれませんが実際は普通の食事会。競技についての話をひたすらする食事会です。今のところ年に数回行っています。結構真面目に考えている部分があるのでその意見の交換という感じでしょうか。食事をしながらという感じですがどちらかというと話がメイン。ずっと話し続けています。

最初は3人で17時から話を始めました。自分たちの「競技観」を話し合うという感じでしょうか。一応私が一番年上なんですがまーほとんど関係ないですね。年齢差は1つだけですから本当に「同志」という感じです。その中でこれから自分たちに何ができるかを話し合う。これまでやってきたことの経緯などを本音で話ました。こう見えても真面目なので「強化するには」という部分です。自分の学校だけではなく全体として何をするべきかを考える。中心となる人物や学校がどう動くかというのも必要になってくると思います。

実際、今私たちがやっているような「指導」を万人に求めるのは難しいと思っています。本気で指導をしようと思えば「自分が一番」という感覚はないはずですから多くの人に関わりながら学ぶことが必要になります。しかし、「顧問」という立場の難しさがある。私生活や自分の時間を犠牲にして指導に携わるのが「普通」なのかと言えばそれは肯定できるものではありません。我々はそれが「普通」だと考えますが、陸上を専門にやっていなかったり部活動の価値をそこまで見いだせない人であれば「そこまでする必要はない」と感じるでしょう。この感覚の「差」は埋められないと思います。ずっとずっと平行線のままで終わり。議論の余地がないのです。感覚の「差」が大きいのであればどちらも「正しい」のです。その人にとって「正しい」と思うことを他者の価値観で大きく変えるのは不可能だと思うからです。

私からすれば競技の指導をしようと思えばある程度他者から学ぶ必要があると思います。私は自分以外の人から学ぶことは多々あると思っています。だからいろいろ質問をする。それって私にとっては「当たり前」ですがそう感じない人もいる。うちのチームがそれなりに実績を上げるようになりました。が、別に誰かから「どんな練習をしているの?」とか「技術的なことは?」という質問を受けることは一切ありません。「強豪校」ではありませんからそれほど興味を持ってもらえないのかもしれません。それって本当はもったいないことではないかと思うのですが。

宮崎の強豪校に練習に参加させてもらった時に色々と話を聞きました。実際に県内であってもその学校と一緒に練習をさせてくれとか練習の見学をさせて欲しいという指導者はほとんどいない。わざわざ県外からきてくれるというのはそれだけ「情熱」があるのだろうから自分にできることは全て教えたいという感じで言ってもらえました。本当に優れた指導者というのはそういう感覚なのだと思います。私なんてそこまで到底届きませんが、多少なりと県に貢献できる部分があればやろうと思っています。その部分の話をかなりの時間を使って話をしました。

こういう場で「各論」的な話はできないと思います。技術論などを交わしても実際に動きを見ながらではないので意味がないと思っています。強化の方法など「総論」的な話の方が効果あると思っています。まーそんなことを考えながら話をしていたわけではないですが。ある指導者が(これは昼に話した内容ですが)、「強豪校がやっている練習を真似する意味がないことに気付いた」というニュアンスの話をしていました。何を目的としているのか、何が必要なのかを考えずに「真似するだけ」では効果はないのです。これって当たり前のことなのですがなかなかきづかない部分なのかもしれません。「狙い」があればどのような練習でもいいのです。形だけを真似るのではなく「何が重要なのか」を考えて取り組めば効果はあると思います。うちの練習も最初は「真似事」だと思っています。その中から「狙い」と「効果」を考えることで練習の形態ができてくる。そうやって「自分の練習」というのができてくるのかなと。

こういう「本質的な話」をできる人は案外少ない。表面的な話をするだけでは変わらないのです。何時間でも話ができます。気が付いたら日付が変わっていました7時間真面目に陸上の話をしていました(笑)。いや、普通の人から見たら「変わった人たち」なんでしょうね。自分の感覚からすればそれが「普通」なのですがそれは多分違うのでしょう(笑)。ちょっと変わった人たちが自分の周りにいてくれることに感謝したいと思います。すごく楽しい時間でした。書きたいことはたくさんありますが、良くわからなくなるのでこのあたりで。
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技術練習&坂道

2015-03-16 | 陸上競技
土曜日、予報通り前日の夜から雨。練習開始前には雨は止んでいましたがグランド状態は最悪。とても走れる状況ではありません。それでも野球部はグランド整備をして練習試合をやるようでした。多少ぬかるんでいても関係ないのでしょうね。実際の試合はそのような状況でもあるからという話でした。陸上の場合は雨が降っても行われますがタータンの上なので緩いグランドで走ることはありません。というか、この日のグランドは緩すぎて走れる状況ではありませんでしたが。

仕方なく基本的なことをやることに。アップはダイナマックス。アスファルトの上で。ここであれば問題なくできます。天候も良く身体もすぐに温まる状況でしたから短時間で練習に入れました。時間的に確保できたのでまたも細かい部分を徹底的にやることに。脚運びから始めて今度は支えを使って脚運びを空中で行うことに。うちには丈夫なハードルがありませんからなかなかできません。時間があるので防球ネットの低いモノを使って脚運びの確認。空中での切り替えの感覚から前側で一気に切り替える感覚へ。まずまずですね。

その後は前回と同様、スティックを使っての足運び。狭いのでやってから少し伸ばす。伸ばしてから「待つ」意識を持たせるためにちょっと工夫して練習。更にスティックドリル。本当はここからチューブ等を使いたかったのですが飽きてきたのでハードルを使った練習へ。いつもの練習ですがグランドが悪いのでこれもアスファルトの上で。この辺りで卒業生が練習を見に来てくれました。昨年卒業したキャプテンと今年卒業したキャプテンが2人で来校。気にかけてもらえるというのはありがたいことです。雑談をしながら練習を見ていました。ハードル終了後はミニフレキでの切り替え。これも徹底的にやってからスピードスキップ。平地でやっているのでそれなりに進みます。この感覚をどうやって走りにつなげていくかが重要ですね。

終わってから坂道走を。久々に坂で走ることにしました。短短は120m位、短長は210m位。短長は長いのでしんどいかもしれませんがこういう経験も必要かと。こちらが思っていた以上に最後まで走りきれました。もっと動きが崩れてしまうのではないかという感覚があったのですがそれもなく。良く走れるようになってきているのかなと。この春卒業したキャプテンが「自分だったら心が折れている」と言っていました。この子にそんな距離は求めません(笑)。やれと言われたらやっていたでしょうがタイプ的に合わない練習でしょうから必要はないかなと。練習の幅はある程度広がってきた気がしますね。それぞれのタイプに分けて練習をする。一律「300mを3本」という練習がふさわしいかどうかは分かりません。私はその必要性はないのではないかと感じています。これも考え方次第ですが。2セット実施。感覚的には悪くないですね。

その辺りで親しい指導者が偶然通りかかったので練習を見ながら雑談。「よくやりますね」という感じでしたが普通だと思っています(笑)。走りが終わってからさらにシャフト補強。軽くして30m。このあたりで私は時間が来たので会議に旅立つ。選手にはスナッチまでやっておくように指示をしました。どれだけやるのか??と言われるかもしれませんが今はしっかりとやっておかなければいけない時期だと考えています。ダメージは残るかもしれませんが各自でしっかりとケアをしていけば対応できると思っています。

そういえば卒業生が「選手同士の仲がいいですね」と言っていました。以前は多少なりとギスギスしていた部分があります。そのため練習中も雰囲気が暗い。どんよりした空気の中でやっていました。この日は練習してた場所に池があったのでその周辺で楽しそうにあれこれやっていました。選手同士の関係が良くない時には様々な部分でミスが生じます。特にバトンに関しては100%に近い形で何らかのミスが生じる。ここを改善するためにはやはり人間関係づくりが必要になります。今はなんとなくいい感じです。これが継続すると全く違うチーム状況になると思いますね。ダメなものはダメと言いながらもきちんとした方向性で取り組む。これが結果につながっていくのではないかと。

良い練習ができたと思います。
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バトン練習&専門練習

2015-03-15 | 陸上競技
金曜、この日は午前中授業。最初に進路関係の行事が入っていてそれが約2時間。専門学校などから講師が来てそれぞれの仕事について説明をしてくれるというものでした。終わってからは性教育講演会。この話はかなり良かったですね。クラスの生徒の中には涙を流しながら聞いていた者もいました。生きているということは当たり前ではない。講師は「しの武」さん。今は下関の方で活動をされているとのこと。生徒に響く話でした。

終礼後、私も少しだけ話を。3.11について。命の大切さの話を聞いた後なので生徒には入りやすかったかなと思います。ここに関しては詳しくは書きません。毎年同じことを話している気がします。それでもこの3.11についてそれとなく感じるのではなく、風化しないようにいつも記憶に残しておく必要があると思っています。テレビの向こうの話ではなく実際に身近に起こりうる話。不謹慎な話かもしれませんが、命を失ってしまったら考えることはできません。逆に残された保護者、友人、家族は一生そのことを背負っていきます。自分の責任ではないとしてもやはりずっと考えながら生きていくことになる。だから自分自身を大切にしないといけないのです。命について考える。今、道徳教育の是非が問われています。教科として道徳を導入するかどうか。道徳心を評価することは何となく違うなと思っています。話が逸れてますね。この件はまた気が向いたら書きます。

練習は走練習。この日の夜から雨予報となっていたので金曜日に走っておいた方がいいだろうなと判断。マネージャーの報告では「疲労がたまっている」という感じでした。走り込みというよりは技術的なことをしながら質を上げる方が効果があるだろうなと。ここはもう感覚でしかありません。見ていて判断する以外に方法はないからです。が、この日も相変わらず会議的なことがあったため練習開始から1時間はグランドに出れませんでした。私が到着した時にはバトンパスをしていました。ここがメインだと思っていたので問題なし。

バトンは少し前に比べると少し精度が上がってきました。しかし、女子アンカーは変わらず。前回は早出をするので今回はしつこく「待つように」と繰り返し指示していました。すると今度はマークを過ぎてから出る(笑)。どん詰まりです。最終的には走順の変更も考えないといけないのではないかと考えています。あまりにもリスクが高い。あれだけ練習してもほとんど改善されていないということはこのまま放置しておくのはマイナスだと思います。もう少し様子を見たいですがこれが続くようだと全てを変更する必要が出てくるかもしれません。一人のために全員の走りを台無しにするのは許されることではありません。他のペアよりも多くやっていますがなかなか厳しいですね。それ以外にも私の予想した通りにミスをしていました。マネージャーは「そんなことないです。上手くやってくれるはず。」と信頼をしていましたがミスをする姿を見て愕然としていました。周りが思うほどの危機感を本人が持てるようになると全てが変わると思うのですが。

その後は専門に分かれました。短距離系はスタート。60mまでの走りを段階的にやっていきました。この練習の中で見違えるほど動きが変わってきました。ここ数日間、意識して練習をする姿勢が見られるようになってきました。女子のエース候補、余りにもやりたい事が出来ないので涙を流していました。「自分自身に腹が立つ」という事でした。厳しく言われて泣くのではありません。なんとかしようとして出来ないもどかしさがあるのでしょう。そういう姿勢が出てくると一気に変わると思っています。構えから最初の数歩、40mまでの加速の乗せ方、60mでトップスピードでの走り。細かいかもしれませんがこういう練習をしつこくやる事で動きは確実に変わります。ピストルを鳴らしてとにかく30mや50mを走るという学校もあると思います。何故30m?何故50m?という話です。これを真剣に考えてやっている人がどれだけいるでしょうか?走っているだけで良いのか?ここは大切な部分だと思っています。

スタートは100mを50歩で走るうちの1歩です。が、そこの割合としてはレースの40%以上を決めると思っています。反応だけではなくその後の流れを決めるからです。その話もしました。なんのためにそういう練習をしているのかを考える必要があります。しつこく技術的なことをやっていくことで様々な事が見えてきます。構えや足運び、身体の起こし方など1つの動きをするためにかなりの要素が出てきます。走っていて速くなる。それもあると思いますが私のスタンスとは異なります。たまたま走れたという話にはならないからです。

見ていて動きが変わると本人たちも手応えを感じながらできるようです。表情が明るくなります。この手の練習を続けていければ雰囲気も良くなり動きも変わる。持って行き方なんだなと改めて感じました。こうなると見ていて楽しいですね。良い練習ができたと思います。
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備忘記録として

2015-03-14 | 陸上競技
相変わらず更新が遅くなっています。本当にこれでいいのか??というかこのレベルの内容になるのであればblogを継続する意味があるのかどうか(笑)。まーこれまでに続けてきていますから簡単に辞めるという気にはなりません。それでも少しずつ疲れてきていますね(笑)。現在blogを開設してから3547日です。あと100日で10年。ある意味すごいと思いますね。10年前のblogを読み返してみたい気もしますが、量が膨大過ぎてとても・・・。あのころから比べると随分考え方も指導の水準も変わってきた気はします。根本的な部分は変わっていないと思いますがそれなりに成長しているだろうなという感じですね。

話が逸れまくるから更新が滞るのではないかという話もあります(笑)。

今blogを書こうとしてタイトルを「水曜日」としていました。書いている途中で「ん??」と感じて自分のblogを見直してみるとすでに書いていました(笑)。どこかで書いた気がするという感覚が残っていました。やはりきちんと更新しないとだめですね。ということで木曜日の練習を書いておきます。

が、この日は朝から会議があったため全く練習を見ることができていません。練習終了後に練習の状況を報告を受けただけです。だから書けない(笑)。備忘記録としてトレーニングをしたことだけを記録しておきたい(笑)。シャフト補強を少し変えました。軽くして距離を伸ばす。これまでシャフト補強だけで50分かかっていたのですがこれにより練習時間は半分になりました。圧倒的に早く終わります。大きな負荷というよりは小さな負荷で速く正確に動く。これは大切なことだと思っています。といっても私は練習を見ていないので良かったのかどうか分かりませんが(笑)

客観的に見ていたマネージャーからの報告を私のコメントの代わりに載せておきます。

「サーキット終わった後、ダイナマックス、手押し、側筋をやってそのあとペアで普段やっていない筋トレをしてもらいました。Mちゃんが32キロでスナッチが出来ていました!!!他の女子も7.5キロの重りで男子も少し重くしてやっていて筋力が上がったのだと思いました。全体的に疲れがみられました。でも、何とか身体を動かそうという必死さがありました。すごくいいことだと思います。この調子であと少しの冬期をがんばってもらいたいと思いました。」

とのことです。ここにきてやっと練習の質が上がりました。実際は昨年もこの時期から一気に変わった感じがあります。言い続けてきたことをやっと自分の事としてとらえることができるようになったのかなという感じですね。ここまで来るのにかなりの時間を要しました(笑)。それでも多少なりと成長しているのが分かるのは指導する側としても嬉しいですね。こうなると動きも変わります全ての面でつながっている感じがあります。

ひとまず書いておきます。マネージャーの感想メインということで(笑)。
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動きの話

2015-03-12 | 陸上競技
明らかに興味関心が偏る部分なので面白くない内容になります。気にしないでください。基本的に自己満足だというのはわかっていますから(笑)。

ここ数日間、天候が悪かったこともあり練習内容がかなり基本的な部分になっています。練習できるスペースが限られているためその中でできることをやっています。この時期はスピードを少しずつ上げていくと言われる時期です。が、うちの練習はいつもマックスなのでスピードを上げるという感覚は私自身はありません。暖かくなってくると普段よりももっと動くようになるというだけだと考えています。うちの練習内容に興味があるという人はそれほど多くないと思うので割愛しますが(笑)。

数日間の練習を見ていてやはり「足運び」の部分はしっかりとやっておく必要があると感じています。たまたま強い選手が来てくれて結果を残すというチームも少なからずあると思います。チームとしてはそれほどでもなくてもずば抜けた選手が入ってくるといつの間にか結果が出ている。そこの段階で技術云々の話はあまり成立しないと思っています。失礼な話だとわかっていて書きますが「素人が指導する」のであっても強い選手は勝手に強くなります。インターハイに選手が出場したからと言って細かい技術的な話を詰めて話せるかというとそこは違うと思います。強い選手がいるチームが良いチームだとは思いません。このようなことを書くと批判されるのかとしれませんが。

強くなるためにはある程度、基本的なことをやっていくことが必要だと考えています。それも少し選手に関わるのではなく細かい部分まで指導することが必要なのではないかと。男子は少しザックリやる方が上手くいく傾向がありますし、女子は細かく時間をかけてやっていく方が効果が上がりやすいように感じます。これは根拠があるわけではなく感覚的なものです。結果を残す選手がやっている練習が良い練習がどうかはわかりません。入学した時にそれほど強くない選手が長期的に見て強くなっているというのが大切だと考えます。

そのためには丁寧に足運びを意識する必要があると思っています。重心の移動を伴わない動きです。膝の締めと言われる部分だと思います。ここを丁寧にやっていくことで動きはある程度変わります。うちの選手もこの部分は簡単にはいきません。初期段階では意識して取り組めないからです。なんとなくやる。それの繰り返しになるのでなかなか動きは変わりません。一年生は一年間かけてやっと「競技者」としてのスタートラインに立てる感じがあります。意識が高い選手であればこれが数ヶ月で変化してきます。確実に差はあります。

筋力的なことも影響していると思いますが中学生の走りは身体が突っ込んで脚が後ろで回転する傾向があります。体重が軽い中学生の時期であれば何となくそれでも上手くいきます。が、高校に入ると体型も変わってくるため動きの変化が必要になると思っています。「なぜ必要なのか」はまたいつの日にか書けたらと思います。こういう部分は現場で考えながら見ているから分かる部分だと思います。私は師匠や先輩に比べるとまだまだだというのがわかっています。だから常にどうすれば良いかと考えながら見ている。なんとかして「指導力の差」を埋めたいと思うからです。そこまで考えながら指導する人がどれだけいるのかは分かりません。専門誌に書いてある練習をすれば強くなるというのは違うと思います。偉そうな事を書いてますね。

さらにはどうすれば動きが身につくかを考える必要があります。やりたいことがあってもそれを身につける方法は異なると思います。Aという選手には上手くいってもBという選手には上手く入らないというのはよくある話です。だから練習のバリエーションが必要になる。方法を1つしか知らなかったらそれ以外に身につけさせる方法がありません。幾つもの引き出しを知っていたら選手に合わせて動きの感覚を身につけさせることができます。足運びという部分に関しても様々な方法があるのです。

極端なことをいうと「身体作り」をするだけで飛躍的に強くなる選手もいます。ある程度のことをやっていたら強くなるのです。が、私はかなり細かく見るようにしています。それで全てが上手くいくかは別問題です。感覚を身につけられなければ変わらないからです。もっともっと勉強していかなければいけないと思っています。セミナーみたいなものに参加して上手くいくというのではないと思っています。良い指導者にきちんと話を聞くことが一番だと考えています。私自身ある程度の指導はできるようになってきていると自負していますが、まだまだですね。

その場での動きだけではなく重心移動を伴う動きができるかどうかが大切です。これも方法は様々だと思っています。適当にドリルをやっているだけでは身につかないと思います。前に進むための動きをどうやって身につけるか。極端な例がトゥトレだと思います。前に進む感覚を身につけるために「強制的に進める」というのが一番効果的です。無理やりでも重心移動の感覚を身につけるのです。それ以外にも段差を使った練習などで多少は身につけることができます。スピードスキップや壁を使った膝の引き出しなども同様の効果があります。前に進むためにどういう動きをすれば良いのかという話ですね。

ひたすらやっているのでやっと頭で理解したことが身体で示すことができるようになってきた感じがあります。ここまで来るのに時間がかかりました。そのためには取り組む姿勢の部分が大きく影響します。「心」の部分が整わないと何をやっても変わらないからです。動きを身につけるためには指導者としてはかなりの労力をかけます。一気に変わるというよりは少しずつ変化学校にあるのです。ブレイクスルーと言われるように最後の変化は一気に変わると感じていますがそこまではかなりの時間を要します。牛歩レベルの変化だと思っていますし、そこを我慢するというのが必要です。

分かりにくいですねー。もう少し上手くまとめられると良いんですが。興味を持ってもらえますかね??(笑)。可能ならまた書きます。

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