kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

最低限のことを・・・

2020-08-02 | 陸上競技

金曜日。終業式でした。今年度は全て放送による行事となりました。校長が替わりましたが全校生徒の前で話をする機会がありません。これは非常に寂しい。人の話をきちんと聞く機会があるかどうかは大きいと思っています。校長の顔、分からないという生徒もいるのではないかと不安になります。

 

この日は午前中で学校が終わり。バトン練習がしたいという申し出があったので「最大で1時間半」という制約をつけて競技場での練習としました。時間帯としてもなり暑いので難しい部分です。前日に競技場に行くことを伝える。そのときに「暑さ対策」として氷で冷やすことを連絡してもらっていました。そのために私は漁港で氷を購入することに。最大限の練習をするためにはこちらも配慮します。

 

電車組を車で競技場まで連れていきます。この時に漁港で氷を購入。結構な値段になります。他地区ではもっと安く購入できるのですが。夏の暑さに対応するためにどうするか。ここは考えていかなければいけません。当然時間帯を選ぶことも重要になる。当然の話です。

 

クーラーボックスに氷を入れて競技場に持っていく。アイスパックに入れて身体を冷やす準備をするようにと話しましたが、明らかに数人は持ってきていない持っていないのか?前の試合があった時に「アイスパックの必要性」は話をしています。中学時代持っていないとしても購入するべきだと思っています。百歩譲って「アイスパックは買わない」という家庭があったとしてもせめて「ビニール袋」くらいは持ってきて欲しい。

 

正直、愕然としました。こちらは「最大限の配慮」をしたいと思っています。万が一のことがあったら・・・。というかそれは絶対に起きてはならないのです。熱中症で危険な状態に生徒をさらすわけにはいかない。だからこそこちらも「配慮」をするのです。休憩時間の取り方や水分補給に関してはこまめに言います。それでも「準備してこない」という状況であれば私に何ができるのか。

 

「安全」には最大限気を配る。それでも「聞かない」のであればもうこちらに何もできません。そういう場合は「参加せずに帰ってもらう」というのもっ一つの方法かなと考えるようになりました。万が一のことが起きた場合、責任はこちら側に出てきます。「きちんと話をした」といっても結果的に「何か」があれば責められる。こんな理不尽な話はないと思っています。断る権利もない。「何かあったら責任をとれ」と言われるのだから「やらない」という選択肢が一番安全だと思います。

 

そうなると「きちんとやる」者が一番割を食うことになる。「やりたい」と思ってもこちらが「拒否」するのですから。そういう状況は避けたいなと思っています。だからこそ「最低限のこと」はやって欲しい。こんな状況であれば間違いなく他校と一緒に練習はできません。さらには合宿や遠征にも連れていくことは不可能です。行った先、一緒に練習するチームに「リスク」を背負わせることになります。これって本当に「教育のあるべき姿」なのでしょうか。分からないですね。

 

練習自体は本当に1時間半で終了。バトンに関して少しずつ課題克服ができ始めているかなという感じがあります。目指すバトンに関してはまだ先ですが。「競技のこと」を考える時間が必要です。それ以外のことが多すぎて。自分がやりたいことを本当にできる環境というのは少ない。それは確かです。

 

最低限のこと。これをどうするか。考えさせられます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まー色々と

2020-08-02 | 陸上競技

書けず。なんでしょうね。バタバタしています。あれこれやっていたら時間だけが過ぎていきます。進学者の三者面談があったのでその対応もバタバタ。通常であれば夏休みに入ってから実施になるのですが。今回は夏休みに入るまで待っていたら総合型選抜などの「校内会議」に間に合わないということで。授業と面談を同時展開で。これはなかなか・・・。

 

雨が降り続けていたのですがいきなり猛暑に。これには身体がついていきません。どうやって対応するのが一番なのかなと思いながら。氷で身体を冷やすことも含めてどうするかだと思います。徐々に慣らしていかなければ大変なことになります。こちらも最大限の配慮をしながら。

 

木曜日にはそれでも体調を崩す者が出ました。細心の注意を払いながらやってもこういう状況が生まれます。体調を崩す直前まで話をしていました。120mを走っていい感じで走れていたので。だからといって油断はできないなと改めて感じました。この時に若干「もういいや」と思う出来事もありました。120mを全力で走るのですが「ジョグレベル」で走る者が・・・。この段階において「必死に走る」ことができないというのはどうなのか。

 

周りは色々なストレスを感じています。きちんと伝えたところで「伝わらない」のです。過剰なストレスは体調にも影響します。ここまでくると「指導って意味あるの?」という水準。批判されようがもう良いかなと思っています。全員加入の最大の弊害。「何を求めて参加するのか」だと思っています。かなりのストレスです。

 

このblogを選手も保護者も見ている可能性があります。まーそれはそれでいいかなと。実際問題「何が起きているのか」を書くだけです。詳細は書いていません。ここにかけるレベルのことなんてたかが知れています。実際はここに書く何倍もストレスを感じることがある。「部活動」なんて何を求めてやるのか分からない。

 

木曜日の朝には私が持っている書籍の一部をコピーして渡しました。これに関して翌日に「資料を見て」と書いている者が大半。表面的な理解かもしれませんがそれでも全く違う。インターハイで活躍するチームに関する記事です。その中で「競技力は走力だけではない」「リレーメンバーを決める際にも日常生活や練習への姿勢、取り組み方で決める」と書いてある部分があります。「バトンをつなぐときの安定感は、日頃の生活が影響する」と。

 

こういう話をしても120mをジョグレベルで走る。もちろん指摘すれば何かしらの「言い訳」でてくるでしょう。もう聞くことさえしませんでした。「指導の放棄」「無責任」と言われるのでしょうか。もう好きに言ってくださいって話です。もちろん、日誌には私が話した内容は一切記入されません。「そういうこと」なんだと思います。

 

現場でどのようなことが起きているのか。もちろん、それぞれの学校で異なってくると思います。それでも今目の前で起きている事実をどのように捉えるか。組織として「競技を本気でやる」者に合わせることが「悪」であればこの世からもう「部活動」は削除するべきです。「やりたいこと」だけをやり続ける活動は何も生産性がない。冗談じゃないという感じです。

 

本当に考えさせられています。求めることは何か。やるべきことは何か。どうなんでしょうね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする