kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

久々に150m

2021-01-21 | 陸上競技

水曜日。この日も私は前日に引き続き課外。1時間と決めているのでその時間内で。こういう時間は嫌いではありません。生徒が「学びたい」「できるようになりたい」と思って質問をしてくるのであれば時間を使っても惜しくないと思います。「やりたくない」という生徒に無理やり覚えさせるのは活動としては良くないと思っています。それでも学校教育としては「無理矢理でも覚えさせる」ことが求められるのかもしれませんが。

 

練習に関しては任せて。この日はどうしても走りたかったので時間の流れをメニュー表に明示していました。全体の流れからしてどのメニューがどれくらいの時間帯に終わっていなければ間に合わないだろうという感じで。最後の走練習に時間を割きたかったのでそれ以外のメニューを少なめにしていきました。いつもはあれもこれもやりたくなるので消化不良になります。「走練習中心」としていたのでそこにどれだけ時間を使えるか。

 

バランス系を簡単に行ってから上半身下半身、道具を並べたりするのに手間取るのでその場での「ハードル股関節回し」をやめて少しずつ前に進む「リズム抜き」だけに。股関節周辺に刺激を入れておきたいというのは常にあります。この部分をどうするか。その後にハードルドリルを入れていたのでそこで十分かなとも思いましたが。状況を見ることができませんでしたが一応入れることに。ドリル系もほとんど省略して「ハードルドリル」のみ。私がグランドに着いたときにはここがちょうど終わるところでした。55分くらいでここまで終わっていたでしょうか。予定通り。

 

DM投げをやってからスタート腰押し。二次加速スティックから前半マーク。少し重いかなという感じは受けました。歩いて帰る時間で股関節周りをしっかりと動かすように指示。空気が微妙に重いというのもありました。ここをどこかで誰かが打破できると良いのですが。まだまだ課題はあります。そこからショートスプリント。通常は3本ずつにするのですが先のことを考えると難しいだろうなと思って減らしました。40m×2ー50m×2ー60m×2。これを2セット。これまでは1人ずつ走っていましたがペアで走らせました。他者と一緒に走っても自分の走りができるようにする。ここも大きな課題です。走力の差も浮き彫りになります。短い距離なのでスタートで出遅れるとしんどくなる。自分の今の力と向き合うことになるのでしんどい部分もあるかもしれません。それでも他者と走ることでしかできなこともあるなと。

メインは150m。これは本当に久しぶりです。1年くらい走っていないかもしれません。そういう部分もスプリントに影響するのかもしれません。秋になって120mを走ったのですが数本走ったらもう走れないという感じでした。これでレースで力が発揮できるはずはない。「距離」と「本数」を重ねればいいかと言われたら違う気もします。そこに至るまでの「準備」が不十分だったというのもあるでしょう。120mを2本走っただけで完全に動きが崩れていた。そこを改善するために少しずつ走るようにしてきました。

 

この日は150mT。この冬の最大目標はここの距離を最後まで走り切ることです。グランド状況も影響するのでこれ以上長い距離は走れません。しかし、150mTができれば十分対応できると思っています。最後まで動きを保てるようになれば200mでも走れると思います。長い距離や過剰な本数を必要とはしないと思っています。これはあくまで私見なのでわかりませんが。1セット目が150mTー120mTー120m-120m。これだけで秋の最大本数を越えています。基礎体力としては上がってきているのでこれくらいの本数と距離は走れるようになっています。ハードル選手150mHを。これまで10台でしたが12台置いて越えていくことに。これはなかなかハードだと思いますね。

 

2セット目は150mTー120mTー120m-90m。3セット目は150mTー120m-90m-60m。この量が多いのかどうか判断に困るところですが。基本的には「全力」という設定があります。テンポ走のような感じではなく。150mTは「もたない」部分があります。それでも前半から突っ込んでいくことを求めています。最後は力尽きるかもしれません。無難に走り切る練習ではなく「行けるところまで行く」というのがこの手の距離のテーマです。300mではこれはできません。ギリギリの距離だから設定できる課題。

 

150mTのあとに距離を短くしていきます。この中で感覚の変化が生まれればいいなと思います。負荷が減っていくことで走りやすくなる。疲労感もでてきます。その中で身体が「一番楽に動く」というのを覚えてもらいたい。普段は「動き」に関してかなりやります。そのため「頭で考えるのが先」になってしまう。あれこれ考えて走ることで「良い動き」から離れてしまうのではないか。そういう部分もありました。昨年はこの部分が大きかった気がします。「頭で走る」わけではない。スマートな練習をするがために動きが自然にできるようになっていない。ここは大きな課題でした。

 

3セット目は選手のテンションもかなり上がっていました。こういう雰囲気の中であればある程度の乗り越えられると思います。「こんな練習はできない」と思っていたらできない部分です。飽きないために種目を変える必要もありますが、こういう「淡々と走る」という練習も必要かなと思います。今更ですが。

 

予定通り終了。150mTを定期的に入れていこうと考えています。週2回は入れたい。他のことを削ってでも走る時間を確保する。もちろん補強も重要なので入れていかなければいけません。「走っておけばいい」という部分ではない。色々なバランスが必要になるのかなと。その微調整をどのように行っていくか。状況を見ながらやっていく。

 

色々と感じることはあります。それでも積み重ねていきたい。なんとか選手が思い通りの走りができるように。それを具体的に聞き取りながら。少しずつ少しずつ。前向きにやってくれたらと思います。

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短い距離を走る

2021-01-20 | 陸上競技

火曜日。前日に走れなかったのでこの日は走っておきたいなと考えていました。月曜日から「検定週間」に入っています。放課後、1時間検定に向けての課外が始まります。月曜日は7時間目が「各自学習」だったので授業担当のクラスに行って教えました。「必要があれば質問をするように」と伝えています。「教えてもらうのが当たり前」ではない。必要だから教えるのです。合格を目指して勉強しているのであれば「教えてもらう」必要性を感じるはずです。与えるのが「当たり前」ではない。

 

火曜日は「必要があれば残ってやるように」という指示を出しています。強制課外という部分も必要かのかもしれません。しかし、「なんとかしよう」と思うのであればもっとできることがあるはずです。自分自身で勉強をするが分からないので質問をする。が、放課後の時間を使って「課題をやる」だけなら来なくていいと思っています。他にやるべきことはあるはずです。答えを丸写しするようなら「課題をやる」ことさえも時間の無駄です。これは常識的な考え方だと思いますが。理解できないかもしれません。共通テストを受けるために勉強するのであれば「答えを写す」ことに意味はない。これと同じだと思います。「取り組みの姿勢」がストレートに出る部分かなと。

 

私は1時間課外へ。何人か残っていました。質問があるときに答える。比較的良く質問してくれました。学ぶ意識の問題だと思います。それが終わってグランドへ。練習です。例年、課外に参加する者が多いので練習時間が短くなります。今年はほとんどの者が練習に参加しています。この1時間は大きいと思いますね。通常通りの練習ができます。

 

バランス系をやってからサーキット。DM∞をやってからドリル。走る時間を作りたかったのでチューブを使ったドリルは省略。ハードルを使っての練習としました。こうなると「足運び」などがおろそかになります。それをどうやって補うか。課外と同じだと思います。「与えられているからやる」というのではなく「どうすれば速く走れるか」を考えれば自ずと行動は変わってくると思います。空き時間の使い方などを考えると良いのではないか。わざわざ言う必要はないのですが。今は言わないとわからない気がします。

 

私がグランドに着いたときには片足スキップでした。そこからDM投げ。この日は先週に引き続き「加速段階T走」を実施しました。あえて負荷をかける中でどのように進むか。重要な部分だと思います。「差」をつけることで「進みにくい」状況と「進みやすい」状況がわかる。単純に走ればいいという話ではないので。軽くなると進みます。この時にどれだけ「腰が進む」という感覚を作れるかですね。

 

終了後、壁引き出し、腰押しの流れ。腰押しのあとにスティック5歩を入れています。これはチューブ5歩と重なる部分があるなと見ていて感じたのでチューブ5歩を省略。メニューには入っていましたが取りやめました。必要ならまた入れればいいかなと。重なる部分を削りながらやっていくことで効率も良くなります。二次加速スティックをやってから前半マーク。毎日の流れです。が、前半マークで身体が起きるのが早い。ここも何度も話しています。実際走るときにはマークはありません。その中でどうやって「加速段階」を作るのかを身につける必要があります。何も考えずに走るというのは避けたい。しつこく言いました。

 

そこからバトン走。10バトンと25並走を。最大スピード練習です。毎回この手の練習を入れていきたいとは思っています。まだまだ「渡す」ということがメインになっています。本当は高いスピードを出すための練習です。ハイスピードの中でのスムーズなバトンパスができるかどうか。流しレベルのバトンパスではなく「最大スピード」の中で行いたい。これが「いつもできる」ようにしたい。減速しないような練習を通常から入れておく必要があります。走力で勝負できる状況まで持っていきたいとは思っています。しかし、それだけでは面白くない。時間を書けてレベルアップをしていきたいですね。

 

60mT走を入れました。通常は月曜日に入れるのですが。60mT✕3ー60m✕2を2セット。うちの練習のメインという感じです。これと週2回の長めの距離でのT走を組み合わせます。グランドの状況もあるので毎回長めの距離は走りません。ショートスプリントを中心にしながら走りを作る。ドリルなどで地道に作るパターンとT走で強制的に走りを作るパターンを組み合わせています。この練習の最後の方はかなり動きが良くなっていました。以前と比べるとスピードレベルが上がってきている感じを受けます。まだまだですが。

 

最後に60mバトンを。これはかなりしんどい。同時にスタートして60mでバトンを渡します。相手の走力差を考えながら調整する。離れてしまうと渡らなくなるので必死に付いていきます。時間に余裕があるときは渡らなけばやり直しとすることもあります。何が何でも渡すという感覚の中で最大スピードを維持する。好きな練習です。本数を重ねる中で維持できなくなる者も。これも重要なことです。余裕のあるスピードであればどうにでもできます。最大スピードを出す中で維持できなくなる。これを今後どのようにするか。テンポ走のようにゆっくり走って最後まで走れても実際のレースでは最高スピードです。このスピードを出す中でどうやって維持していくか。普通の選手が戦っていくために必要な考え方だと思います。

 

練習の途中で「早く終わるのではないか」という雰囲気になっていました。が、気がつくといつも通り。ハードルジャンプとホッピングをやって終わり。ギリギリでした。もう少し余裕を持ってできると良いのですが。「時間に余裕がある」と思うと自然とペースが落ちるのかもしれません。追加するつもりはないので決められたメニューをきちんと消化する。これができるようになればと。

 

木曜日を検定勉強に充てようと考えています。そのため水曜日はしっかりと走ろうと思います。これまでよりも本数を増やしながら。少しずつ少しずつ。

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久々の雨

2021-01-19 | 陸上競技

月曜日。思っている以上にバタバタでした。時間的な余裕がない。「能力がない人ほど時間がないと口にする」という言葉を聞いたことがあります。まさに・・・。本当に時間がない。あれもこれもやりながらというのは難しいですね。時間の使い方をもっと考えていく必要があると思います。

朝の段階で雪が降りました。最初はそうでもなかったのですが気が付くとグランドは真っ白に。雪は止んだので大丈夫だろうと思って練習計画を立てましたが気が付けば雨が・・・。午後からは全く身動きが取れなかったので練習計画の変更ができません。元々作っていたメニューを渡すことになります。しかし、全くできない。状況を見ながら室内でやるしかないなという感じですね。久々に室内で練習することになります。

 

7時間授業だったこともあり最大でも2時間できるかどうか。道具の運搬なども出てくるので時間が作れません。その中で最大限のことをやる。バランス系をやってから室内での上半身下半身。この間にマネージャーが「練習どうしますか?」と聞きに来ました。いや、立派。メニューが提示されていないので先に何をすればいいか分からない。だからこそマネージャーが判断して確認に来る。更に「何をするのか分からなかったので通常使う道具は全て持ってきている」とのこと。先を見越した行動をマネージャーに求めていますが一番成長しているかもしれませんね。

 

マネージャーに促されるままメニューを簡単に作る。室内なのでできることが限られます。様子を見ながら。上半身下半身が終わってから腸腰筋。セラバンドをやってから「ハードル股関節」を。この部分の強化に特化しました。なんせ限られたスペースの中での練習です。多くのことはできません。更に「ハードルドリル」を。元々練習時間の確保のためにハードルドリルに絞って実施する予定でした。これも可能だったので実施。


普段は男女に分けて実施します。それぞれが先頭から初めて最後の選手が終わるまで待って折り返す形です。一般的。が、この日は手狭だったので「一方通行にしよう」という話になりました。私が言ったのではなく選手が自主的に。ハードルを2列並べて終わったらすぐにもう一方のハードルを使って戻る。これはなかなかしんどい。これだけで汗をかいていました。私個人としてはかなり寒かったので室内でひたすら歩いていたのですが。


ある程度身体が温まったので長めの場所でスキップ走。これも最近あまりできていないので。B両足スキップ→B片足スキップ→DM両足スキップ→B片足スキップ→両足スキップ→片足スキップの順番で。これも休む時間はほとんどない。有酸素系の練習になりつつありますが。それでも短時間で徹底してやることで変化は生まれます。膝をきちんと前まで引き出して進む。この部分がどれだけできるかです。何人かは感じを掴んだようでした。


30分近く時間があったので走るかシャフト補強をするか選択させました。走る時に滑るということでシャフト補強を選択。片付けの時間なども含めて種目を減らして実施。ここは完全に任せました。自分達でできなければ意味がない。こういう練習がどれだけできるか。


まずまずの感じでした。もちろん物足りない部分はありまさすが。室内なのでなかなか難しい部分もあります。ほぼ無計画の中でやっていきましたが、最低限のレベルはクリアしたかなと。


とりあえず記録しておきます。

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一進一退

2021-01-17 | 陸上競技
土曜日。この日はしっかりと走ろうと計画していました。小雨が降るかもしれないという状況でしたが風はそこまで強くなく問題なくできるだろうなと。

練私は通常通り7時前後に職場へ。練習計画を作ってからグランドへ。練習開始20分くらい前でしたが電話が掛かって来たので話しながら移動。グランドでは既に上半身下半身の準備が。今は曜日でやる補強を決めているのでスムーズです。このタイミングでマネージャーは120mのマークを置く作業を。同時にハードルをセッティングするための距離を測っている者も。

が、メニューを確認しても他の準備が進みません。40-50-60を走るのですがそのマークを置かない。集まっているだけ。電話中だったのでジェスチャーで指示を出しました。私が言わなくても本当はその辺りまで考えて準備をしなければいけません。私が早めにグランドに着いたから指示が出せるというのでは意味がないと思います。

特定の者だけが準備をするのは組織としては良くないと思っています。練習は全員で行う。そうであれば準備もみんなでやるべきです。電車の関係で20分前にしかつけない者もいます。それは仕方ない。帰りも電車の関係があるので早く帰ります。その代わりグランドにいる時には誰よりも動きます。そういうのでバランスが取れるのではないか。「電車の者は片付けも準備もあまりしない」と思う者もいるのかもしれません。不平等だと。実際問題、そこができていなくてもそれ以上の準備片付けをしている。

全体に話をしました。何故特定の者だけが準備をするのか。上級生になるとこういう部分はやらなくても良いのか。違うと思います。常時のように「練習は自分のためにやる」のです。他の人が準備したものに乗っかって練習をするというのではない。元々練習計画は私が立てています。私が準備をしている。それでも主体は選手でなければいけない。本当に良いチームになれば準備もきちんとやります。大阪のotk高校に行った時には選手が全員で準備をしていました。学年関係なく。卒業間近の3年生も荷物を持っていました。本当はそういう部分に「部活動の本来的な意味」があるのではないかと思います。

試合がある。いきなり試合に出ることはできません。試合で良い結果を出そうと思えばそのための準備が必要です。その準備が「普段の練習」だと思います。何もせずに試合に出ることには意味がない。「普段の練習」のための準備は何か。その日の練習がスムーズに進むように先を見越してマークを置いたり道具を出しておくことではないか。

もっというと練習に来る前に自宅で水筒にお茶を入れる。着替えを準備する。これを他人にやってもらっているようでは成長にはつながりません。自分が使う道具であれば自分で準備するのが当然です。保護者にそこまでやってもらって練習をしても「準備された環境」の中でしか活動ができません。

練習の質を上げようと思えば自ら環境を整えるという姿勢は不可欠だと思います。私がその環境を作るのか。保護者が環境を作るのか。自分以外の選手がそれを作るのか。考える必要はあると思います。

練習の初めにこういう話をすると雰囲気が下がります。それでもこの部分は言わなければいけないと考えています。勝手に活動をしているわけではありません。ある程度のルールの中で活動をしている。

だからこそ「こういう話をした後が大切。気持ちを切り替えて声を出して前向きにやる必要がある。」と話しました。試合で何かミスをしても次にどうするかが重要です。このことは何度も話をして来ました。

が、非常に残念ながらその話をしているときも表情は曇っていました。その後の練習も特定の者が一生懸命に盛り上げようとしていますが何人かは微妙。こうなるともう練習をする必要性は低くなります。全体の練習を止めるというのも頭にありましたが、きちんとやろうとしている者もいるのでそれはしませんでした。私は練習に関しては一切口を出さず。メニュー通りに選手がやっているだけでした。

こういう部分で「無責任だ」という人もいると思います。そうであればグランドで責任を持って自分達が見れば良い。練習計画を立てるのもグランドで指導するのも「当たり前」ではない。選手がきちんと強くなりたいという部分があればこちらもそれに応じます。が、「やるべきことをやらない」状態であればこちらもそこまでエネルギーを使う必要はない。私が指導するのは「義務」ではないからです。

今の部活動の在り方。顧問は「責任者」だから指導するのが当たり前という感じがあるのかもしれません。しかし、時間外に誰かから何かを強制される筋合いはありません。選手も同様です。放課後の時間にやりたくないことをやらされる必要はない。誰も幸せにならないから。本当に「速くなりたい」と思うのであれば練習をすれば良い。やりたくないと思うのであれば別の選択をすれば良いだけ。

練習はやりました。が、私は一切指導はしませんでした。前向きにやろうとしている選手には申し訳ない部分かもしれませんが。批判する人は何をやっても批判するでしょうし。こんな世の中ですから。自分自身の正義を振りかざして、グランドで現状を見続けるわけでもなく批判することは「無責任」だと思います。私はグランドで見ています。だからこそ「ダメなものはダメ」だと話をする。

活動。今できないことを次にできるようにしていく。ここが大切だと考えています。が、何度も何度も同じことを繰り返すというのはよくない。なかなかわからない部分かもしれないですが。

注意されて不貞腐れていて何が変わるのか。素直に次に移れるようにならなければいけないと思います。誰のためにまでならない。これにより練習の質が間違いなく落ちているのは確か。せっかくよくなってきていたのにまた元に戻る可能性があります。一進一退です。それをどう感じるか。

練習がきちんと出来ている者もいればそうでない者もいる。同じ環境であってもそれを素直に活かそうとするか、斜に構えるか。これによって大きな「差」が生まれます。

良い練習はできませんでした。本当に残念です。これがどう切り替えられるか。そこが重要かなとは思います。できるかどうかですが。

記録として書いておきます。FacebookやInstagramでは「幸せ」を書くことが大半なのだと思います。「私はこんなに上手くいっています」を出す。このblog自体はそんなつもりはありません。日常的に起きていることを書いているだけです。良いこともあれば悪いこともある。それが日常だと思います。批判をするために書いているわけではない。それだけは確かです。
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スタート練習

2021-01-17 | 陸上競技
金曜日。この日の昼間はかなり暖かかったですね。日が当たる教室では暖房器具は使わなくても良いくらいの暖かさ。朝はかなり寒いですからこの差で体調を崩さなければ良いなと思いながら。

練習に関しては金曜日はスタートに関することを中心にやろうと考えています。本当はもっと頻度を増やしたほうが良いのかもしれませんがスタブロからの出の練習も入れています。冬の間にスタブロからの練習をするというのは少ないのかもしれません。師匠から教わった部分の中でやはりこの辺りは実践していきたいなと考えています。

例えば冬季練習では「スパイクを履かない」というところもあると思います。故障の予防という意味合いが強いのかもしれません。また、冬の間のハードル練習は「シャトルハードル」のようにスピードレベルを落としてハードルを越えるところもあります。もちろん意図があるのだと思います。しかし、「実践的かどうか」を考えた時にあまり直結しない気がしています。技術的なことを身につけようと思えば実際のスピードレベルでやらなければいけなくなる。シャトルハードルをやるにしても私は「ハイスピード」でやります。ジョグの延長のようにゆっくり超えていくことはしません。「追い込む」ことがメインになっている気がします。

スパイクを履くというのも同様。高いスピードレベルで走らないと動きのタイミングが違ってくる。もちろんリラックスする局面を覚えたりする所に繋がっていくとは思いますが、ゆっくり長い距離を走るとフォロースイングのタイミングが違ってくるので「狙い」がぼやけてこないかなと。考え方は色々とあります。考えてそれが意味があるというのであればやはり意味はあるのだと思います。無意味なことをしたくはない。まー何が意味があるのかというのは判断が難しいとは思いますが。

で、話を元に戻して。ということです最低でも週に1回はスタート練習をしようと考えています。加速段階の練習の頻度に関してはかなり増えています。ここがきちんとできればそれ以後の動きもスムーズになってきます。毎日スタブロから出なくても「加速段階の意識」をすることでこの局面の動きは変わってくると思います。それでもスタブロからの出も重要。春先になっていきなりスタブロから出るのではなく冬の間もやっておきたい。

この辺りも人それぞれだと思います。10月末にレースがあって次にスタブロ練習するのが3月に入ってからという所もあると思います。感覚的な「差」が大きくなりすぎるのではないかなと思っています。その時の感覚にスタブロからの出を合わせていく作業に時間を要する。そうなるとそこにかなりの労力を割かなければいけなくなるのではないかなと。ハードル練習もスピード練習もその辺りの考え方からしっかりやるほうが良いなと考えています。

アップはバランス系をやってからサーキット。アップで補強を兼ねているのでDM∞も。ある程度補強をやってからあとは実践的に。通常はドリル系を入れるのですがこの日はカット。久々にアップでハードルを使いませんでした。ほぼ毎日のようにハードルを使ってあれこれやります。「今日はハードル使わないね」という選手の声もありました。それくらい「珍しい」という感じだったのだと思います。

連続倒立をしてからDM投げ。最近はほぼ毎日DM投げをやっている気がします。もう少しこの辺りの動きができるようになってきたら少し減らしていこうと考えていますが今は徹底的に「重心移動」と「力の発揮」を覚えさせたい。連続倒立と重なる部分はあります。で、加速段階T走。負荷をかけながら「進まない」状況で「どうやって進むか」を感じるためです。バウンディングなどもやりました。T走とバウンディングを組み合わせています。1本やってからここにDM投げを組み合わせたらどうだろうか?と思って実践しました。が、全くダメでした(笑)これはやらないほうがいい。思い付き練習の部分はありますが、やってみてイメージ通りにならなかったらすぐに取りやめ。見ていて感じることも大きな意味があります。決められたからやるというのではない。

この日は加速段階T走の本数を多めにやりました。T走の負荷を増やして短い距離を走る。軽くして走る。この差を大切にしていきたいなと。こう考えると間違いなく去年よりは走っていると思います。間違いなくシーズン中よりも。走る量が劇的に少なかったシーズンですが、暑くないのである程度本数を重ねることができます。ダメージもあるのかもしれませんが。この辺りのバランスは見極めていきたいなと思っています。

そのままスタート練習を。BOXを組み合わせての「壁引き出し」「タイヤ押し」「スタブロ」を繰り返します。足運びを意識。メニューに書いてはいましたが何人かはスタブロに行く前に「スティック5歩」もやっていました。流れを作る。この日は構えの確認などもしながら進めていきました。時間はかかりますがこういう時にやっておかなからばいけない。これを3セット。スタブロからの出も少しずつスムーズになっていきます。スタブロがきちんと押せない選手も少しずつ移動ができるようになってきました。あとは加速段階の練習と組み合わせてやってくれると良いのですが。起き上がるのが早いのでそこも含めて考えていかなければ。

終わってから今度は走る。まーここまでも走っていますが。10バトン、25並走、60バトンを。この冬は従来通りこの頻度も増やしていきたいと思っています。受けと渡しをやるので全て4本になります。一切スピードを緩められないのでかなりの負荷になります。60バトンは後半落ちてくると渡らなくなります。ここもどうやっていけばスピード維持ができるかを考える機会になります。2週間前はかなり崩れて60mで5m以上離されていた選手もギリギリバトンを渡さないという所まで戻ってきました。絶望的な距離ではありません。少しずつ少しずつ走れるようになれば良い。

本当はシャフト補強を入れていたのですがスタブロのところでかなり時間を使ったのでまたも時間が微妙に足りなくなる。種目を削って実施。最近はこのパターンが増えてきています。私自身がもう少し時間に余裕のある組み方をしなければいけないと思いますね。それでも選手は声を出しながら元気よくやっていました。しんどい時に声が出るかどうか。ここは重要だと思います。良い雰囲気の中で練習をする。それが強くなるための一番の近道だと考えています。こういう練習が継続できればなと。

良い練習ができました。本当に。
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各自練習

2021-01-15 | 陸上競技

木曜日。この日の練習は落とすことにしていました。月曜日から3日間、それなりに走ってきています。昨年までは木曜日も通常通りの練習としていました。それでも大して問題はないと考えていました。前任校では火曜日と木曜日は「走らない日」として「トレーニングの日」と位置付けていました。疲労感もあったと思います。

 

この冬は計画的に練習をしたいと思っています。木曜日は「落とす」と決めました。それ以外の日にきちんと練習をする。その代り、木曜日は「軽く体を動かして終わり」という感じです。できれば「ダンス教室」で身体を思い通りに動かせるようにして、フリスビーなどを使って遊んで終わりという感じが理想です。が、この日は前日に「補習」で練習ができていない選手が数名。前日にできていないので木曜日に水曜日の練習の一部を行うことにしました。

 

前日きちんと走った選手はこの日は「フリー練習1時間」としました。練習をする選手がいる中で「ダンス教室」をするのはちょっと違うなと思っていたので。自分自身に足りない部分を補う時間としました。補強などでできていない部分もあるのでそれを自分で判断して行う。こちらからは一切指示は出しません。休憩する選手が出てきても特に何も言わない。きちんとやってはいましたが。

 

練習の中で「メリハリ」は必要だなと思っています。以前と比べて「しっかりやる」という部分の使い分けを明確にしないといけないなと。時代が変わり選手の考え方も変わってきます。保護者も同様。「必死に競技をやる」という時代ではなくなりつつあるのかもしれません。それでも「強くなるために練習をしたい」と考えている選手はいます。そこに対してどのようにアプローチしていくか。

 

「kanekoの練習はきつい」といわれるかもしれません。甘んじて受け入れます。補強などは地味ですから面白味もない。それでも「強くなるためには避けては通れない」という部分があります。「無駄に追い込む」という練習はしません。それは「自己満足」でしかないから。「きつい練習」をすることが「強くなること」に直結するのであれば「追い込み続ける」ことは必要だと思います。が、実際は違う。気持ちも続かない。だからこそ「やるべき時にはしっかりとやる」というスタンスを持たなければいけないのかなと。

 

各自練習の時は「見守る」ことに徹しています。質問してくれば答えますがこちらからあれこれ指示は出しません。朝練習でドリルをしています。ここも「見守る」だけです。自分が走りに必要な部分を自分で判断して取り入れる。そこに「意識」が向かなければこちらが何を提供しても結果は同じかなと。「課題意識」を持てなければ「与えられたことをやる」だけになってしまう。良いことではない。

 

「与えられる」ことに慣れてしまうと「与えられない」ことに対して大きな不満を持つようになる。練習計画も同様だと思います。細かい練習計画を立てるのが「当たり前」になってしまうと作らなければ「やってもらえない」と感じるようになる。部活動をするのであればこのあたりの「考え方」は変わっていかなければいけないと思っています。不満ばかり言って何もしないというのでは良いことはないですから。

 

話がかなり飛びましたが。多くの選手は体幹トレーニングを各自でやっていました。「手押し車120mやる」という選手がいたのでそれは止めました。翌日以降に大きな影響がでます。勢いで練習するのは避けてもらいたい部分はあります。上述のように「追い込むことが美学」というものは求めていません。冷静に判断してもらいたいなと。

 

前日にできなかった選手は省略しながら練習を進めていきました。ショートスプリントまでで終わり。2時間程度の練習としていたので120mはカット。本当はやったほうがいいのかもしれません。が、少人数で走るには少しきついかなというのもありました。何人かは残って手伝ってくれていましたが、「早めに終わらせたい」と考えていたので。

 

ぼちぼちです。この日の朝、スマホを落としました。先日、スマホカバーがボロボロになっていたので親しい先生方が100均で200円のスマホケースを購入してくださいました(笑)。幸いスマホケースに救われて大きな被害にはなりませんでしたが、液晶の一部に影響が出ました。文字が見えません・・・。辛い。どうするかを検討します。

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日々の変化

2021-01-15 | 陸上競技

雑記のようになるかもしれませんが。

 

先日、kd先生に選手の指導をしてもらいました。これがきっかけで選手の動きが変わりつつある。本当にありがたいことだなと思っています。私自身も勉強をさせてもらっています。細かい部分まで見ながら「修正点」を明確にしていく。「独自の視点」があるなと思います。我々では到底気づかない部分にも気づく。そしてそこを修正することで動きに変化が生まれる。まだまだ学ばせてもらうことは多いなと思っています。

 

こういう機会を大切にしたいなと思っています。今はいろいろな場面で指導をさせてもらえるようになっています。「なんとなくやる」というのができないタイプなので、ほかの練習とは違う部分があると思います。長い距離は走りません。走り込みという概念はあまりない。もちろん走りますが「倒れるまで走る」ということに意味を感じません。もちろん、時と場合によっては「オールアウト」させる必要もあると思っていますが、「倒れたからいい練習」だという感じはありません。「やった感」を出すことが目的ではないので。

 

kd先生に指導してもらってから今まで以上に「原点回帰」をしています。2020年の後半は「基礎の徹底」をやってきました。「膝締め」に時間を割いて「縦の動き」をひたすら繰り返す。年が変わり「少しずつ重心移動する」ということも始めました。特に力を入れて1週間取り組んでいるのは「加速段階」の見直しです。「1歩目の重心移動」を作る。ここで動き始めるとあとは比較的スムーズになる。逆に「その場足ふみ」のようになると無駄なパワーを使ってしまうので進まなくなる。ある程度やっていましたがこれまで以上に重視する部分なのかなと思っています。いつものパターンですが「特化」しすぎてしまうと他の部分が疎かになるのでここもバランスを見ながらやっていきたいなと思っています。

 

その最たるものが「前半マークの見直し」です。マークの位置を微調整しました。これも本当は1人1人違ってくるのでもっと考えなければいけない部分です。距離を延ばせばいいというものではありません。バランスです。移動を作り出すために何をするか。もちろん、「速く動く」ことも重要だと思います。ピッチが遅いとなかなか前に進みません。しかし、「速く動く」ことに着目しすぎると「速く進む」という感じと狙いが変わってきます。微妙な表現ですが。

 

私自身がかなりこだわって練習をするので少なからず選手もそういう傾向があります。「知識過剰」になってしまう。身体を動かす前に頭で考えすぎてしまう。「感覚を磨く」というよりも「頭で考えて何かやる」ということになってしまいます。これも何度か書いていますが「自分の感覚」よりも「知識に合わせた動き」をやろうとしてしまう。そのギャップがある選手は上手くいかなくなります。「考えるより産むがやすし」でしょうか。理解は必要だと思いますが「動いてみないとわからない」部分があります。

 

そのために「スティック」や「マーク」を使いながら「重心を進める」練習をする。補助的には道具を使ってやることもあります。火曜日にやった「加速段階T走」も同様かなと。無理矢理でも「進まない状況」を作る。その中で「どうすれば進むか」を身体を動かしながら感じる。単純に「距離を走る」とか「本数を走る」というのではない。

 

ここは相反する表現になるかもしれませんが。「力のある選手」は1本で最大スピードを出します。その分、反動も大きい。高いスピードを出すことで身体がダメージを受ける。そのため何本も何本も走れないというのはあると思います。しかし、一般的な選手ではそこまでの負荷になりません。身体にかかる負担が小さくなるからです。出力が小さければその分反動も小さい。普通の選手はある程度「本数」を消化することも重要だと思っています。1本の出力をあげられるようになるか。上げられないなら「本数」で負荷をかけるという感じでしょうか。

 

「1本の負荷を高めらるようにすればいい」と思われるかもしれません。が、やはり「普通の選手」はそこまで負荷をかけられません。オールアウトするまで追い込む。これができる選手は実は少ないと思っています。「競技に対する意識」も大きく影響してきます。普通の選手であれば「できるだけきついことはしたくない」と考えてしまいます。目の前の負荷が大きければ自分自身で知らず知らずのうちに自分でセーブしてしまう。ここを越えていけるかどうかは大きな話なのかなと。

 

それぞれに合った練習があると思っています。強い選手には強い選手の練習があるし、普通の選手にはその競技力に合ったことをしていく必要がある。動きに関しても同様かなと。目の前で見ながら「もっとこうしたほうが良いな」と感じながらやっていく。重要です。とはいえ、全てに口出しするのも違うのかなと。選手自身の感覚を大切にしなければいけない部分も出てきます。常に口出ししていると自分で考えることがなくなる。私に見られていることに安心していまう。また、すぐに渡しからの意見を求めてしまう。「ウンチク」が多くなって、走りに関して「あれがいい」「これがだめだ」という「評論」のように自分を見てしまうようになる。ここも考えていかなければいけない。

 

目の前で選手を見ながら「日々の変化」を大切にしていきたいと思います。今やっていることが選手に適しているかどうか。どのような動きをすれば選手がもっと前に進めるか。感覚が良くなるか。ここをもっともっと見直していきたいなと思っています。

 

うーん。何を書いているのか分からなくなりましたが。なんとなく数日間で感じたことを総論のように残しておきます。

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走る

2021-01-14 | 陸上競技

水曜日。この日は予定通りしっかりと走ることにしていました。通常は月曜日が7時間授業なのでそこまで負荷を増やすことはできません。今週は月曜日に短い距離をかなり走っています。その流れの中での水曜日。疲労も蓄積していると思います。その中でどれだけできるか。大きな意味を持つと思います。

 

計画を立てましたが、数人が「補習」のため参加できない。うーん。仕方ない部分はありますが。少ない人数の中での練習となりました。道具を使った練習が多いので人数が少なくなると準備に手間取ります。テキパキ動けるようになってはいますが、「マンパワー」として不足します。

 

バランス系を最小限にして上半身下半身。そこからハードル股関節を。本当はもう少し補強を入れたいなと思っていましたが、走る時間の確保のために省略。流れの中でドリル系を増やしています。元々水曜日は「しっかりと走る」という日にしていました。予定では「ドリル系を省略して」と考えているのですがどうしても「やっておきたい」という気持ちが大きくなってしまいます。これが私の最大の課題。「練習のウエイト」をどこに置くか。

 

通常通りのドリルをやってから「DM投げ」「壁引き出し」「腰押し」「チューブ5歩」「二次加速スティック」「前半マーク」の流れで。少しずつ意識する部分が変化してきています。ドリルの導入段階では「膝締め」だけですが今は少しずつ「腰の移動」「腰が入る」という感覚も加えています。順序立ててやっていくことで結果的に最短距離で進んでいけるのではないかなと考えています。急がば回れ。膝の移動と腰の移動をあわせる。どうしても「脚だけ」になってしまうので丁寧にやっておきたいなと思います。

 

朝練の段階で「スティックドリル」をやっている者もいます。午後の練習では実施してません。朝の段階で必要な動きを自分で確認する必要があります。これまでよりも足長を伸ばしている選手がいます。これができるようになると「膝」と「腰」の移動が大きくなります。焦って取り入れると「脚だけ」になってしまう。それにより接地のポジションがずれることになる。意味がなくなります。細かく見ながら「膝の締め」と「方向」を確認して「接地」まで。できるようになっていくと面白いですね。午後はそこまでの時間が取れないので・・・。

 

朝練で自分に必要な動きを判断して取り入れるようにしています。周りがやるから同じ種目をという選手も出てきます。私が「これをやったほうが良い」と指示は出さないようにしています。限られた時間ですが「自分で考える時間」にしたい。明らかに間違ったことをしている場合は指摘をします。しかし、判断して取り入れるのであればそれでいいと思っています

 

スプリント練習をある程度やってから「40m✕3ー50m✕3-60m✕3」を実施。これを2セットです。前段階で「加速段階の確認」をしています。それを徐々に伸ばしていく中で「自分で走りを作る」時間にしています。中間に入ったときにどうするか。どのあたりから体を起こしていけば良いのか。身体が起きたときにはどのように動けばよいのか。目的をもって走るようにしています。この部分は何度も何度も話をしています。本数が増えるからとりあえず走るというのは避けてもらいないなと思いながら。

 

思っていた以上に時間がかかりました。本当はすべての練習を終えるのが18時半になればと思っていました。が、全く。やはり動きの部分に時間を割きすぎました。走る練習に時間を使いたい場合はどこかを省略しなければいけません。以前は補強も入れていましたがここは完全に省略。それでも不足してきます。実践的な練習を増やすためには「ドリル系」をほぼ省略するほうが良いと思いますね。

 

それでもこの日は120mを走ると決めていました。うちの練習で120mを走る日を外すと本当に「ショートスプリント」だけになってしまいます。様々なレースのことを考えたり、スピードを保つことを考えるとやはりこの練習は外せないかなと。120mTー120mTー120m、120mTー120mー60m、120mTー90m-60m。それほど走っているとは思えませんが。これが今の段階ではうちの「最大量」です。ハードル選手は120mTのときにハードルを置くようにしています。11m間隔で10台。もう少しハードルインターバルを伸ばせそうですが疲労がある中での11mですからしばらくは様子見。

 

予定よりも時間が押していたのでセット間の休息がほとんど取れませんでした。補強を少し入れるのですが補強をしたらすぐに走り出すという感じになりました。もう少し休ませないとスピードが落ちる感じはしますが。本数を走ることよりも「最大スピード」でどれかで走れるかを重視しています。もちろん、これくらいの休息時間で動きが崩れずに走れれば言うことはないのですが。よく走っていました。

 

ハードル選手は120mの距離は全てハードルで。120mH✕3ー120mH✕2ー60mー120mH✕2ー60mでした。最後の90mのときにも「ハードルをやってもいいか」ということだったので任せています。やりたいと思うのであればやればいい。負荷は増えますが。ハードル走ができる選手はやはりハードルを置くと効果は高くなると思います。最後までピッチとストライドを維持しなければいけないからです。11m(土のグランド)なので最初は余裕があります。しかし、疲れてくると届かなくなることも。そうならないように空中で稼いだりしっかりとストライドを保つことでスプリント自体も変わってくると思っています。1週間に2回でもこの手の練習ができれば随分変わってくるなと。

 

電車組がいるので終わった瞬間に帰らせました。ギリギリか。もう少し余裕をもたせてあげたいですね。時間が足りなくなる分、最近は私がすきを見てグランド整備をするようにしています。この日はやっていませんがシャフト補強をしている時にはそこしか使わない。それ以外の場所の整備はできます。できる限り早く帰らせたいと思っています。家でやることもあるでしょうから。何人かはその事に気づいて「整備ありがとうございます」と言葉にします。別にそれを言われるためにやっているわけではありませんが。こういう気持ちは重要だと思います。学年が上がれば整備をしなくても良いという話ではありません。全員がきちんとやる。そういう感覚の中で取り組んでいけたら良いなと思っています。

 

よく走りました。こういう練習が継続していけることが理想。人数の問題ではなく「何をするか」だと思っています。負荷が増えると「肉体的限界」よりも先に「心理的限界」が来ます。その部分を超えていけるかどうかも重要なのかなと考えています。見守っていこうと思います

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明るく前向きに

2021-01-13 | 陸上競技

火曜日。この日は短い距離を中心に練習をするつもりでした。少しずつ変化が生まれている状況。ここをどのように本物にするのか。重要なことだと思っています。

土曜日くらいからマネージャーが練習中にメモを取るようになっています。選手に「必要なことをメモするように」と話をしていましたが「練習中にメモが取れない」という話になっていました。確かに。それを補うためにマネージャーが練習中に「ポイントをメモする」ようになりました。これを選手同士のグループで共有しているようです。言われたときは覚えていますが、次から次へと練習が進む間に忘れてしまう。そうなると次も同じことを言われる可能性があります。「マネージャーメモ」は他の選手に対して指摘した内容も書き記しています。いや、これはなかなか。練習自体の質が上がります。「道具の出し入れ」だけがマネージャの仕事ではありません。チームの一員として何をするか。ありがたい話です。

 

練習に関してはバランス系とサーキット。この日は委員会活動があって練習開始が30分近く遅くなりました。予定が変わってしまう。できるだけやっていこうと思っていましたが間違いなく足りなくなるだろうなと。できることを精一杯やるしかないなと思っています。そこからドリルへ。先日から「接地の長さが気になっていました。地面に力を伝えたいのですが接地が長くなりすぎてつぶれる感じになってしまいます。結果、次の動きが遅くなってしまう。走り自体が悪くなる。そこでドリルの部分に「速いもも上げ」をいれました。大した話ではないのですが。太いチューブを使って身体を傾けて速いもも上げをする。もちろん膝締めも含めての動きです。直線的な動きをしながらしっかりと引き出す。あとは通常通りかなと。ワンステップハードルも少し意識させました。距離が伸びていくのでその時にどう動くか。「足だけ」にならずにしっかりと腰が入る感覚です。比較的いい感じ。

 

練習日課になっている「DM投げ」を入れてから久々に「加速段階T走」を。道具を使わずに加速段階の動きを行っていましたが、T走をしながらやりたい動きを入れていこうと。Tバウンディングなどは進みません。進まないからどうすれば進むかを考えるようになる。ブロックを使って重くしてからのショートスプリントも行いました。このあとにすごく進む感覚が得られる。このためだけにやっているという部分もあります。「感覚の差」を生み出すことで走りがよくなっていけばなと思っています。

 

「スプリント練習」として「毎日行う練習」があります。「腰押し」「チューブ5歩」「二次加速スティック」「前半マーク」です。慣れてしまって意識が抜けることもありますが「重要な練習」として「毎日行う」と位置付けています。「腰押し」は押してもらう部分と自分でスティックを超えていく5歩に分けています。これも「感覚の差」につながる部分なのかなと。やってすぐに成果が出るものではありません。時間をかけながら「小さな変化」を重要視していこうと思っています。

 

この日は「トーイング」を実施。オーバースピードトレーニングです。腰が進まないという感じが冬休みあったのでそれを改善するために入れておきたいなと。雪が降る中ではできないので少し暖かくなってからと考えていました。この日は5℃くらいだったでしょうか。暖かいとは言いにくい部分ですが体感温度はそれほど低くありません。最大スピードを出す。そして腰がしっかりと前に進む。無理やり動かすことで感覚が作れたらいいなと思っています。腰押しも同じだと思います。

 

トーイングの後に「前半マーク」を4本。この時点でかなり時間が厳しくなってきました。うーん。仕方ないかなと。やはり30分のロスは痛い。バトン走を入れていました。「組み合わせはどうしますか」ということだったので「じゃんけんでもいいのでは?」と。本当は走順を決めて徹底的にやるといいと思います。少しずつ走れるようになってきているので今はどうなってもいいかなと。お互いのスピードを確認するためにも「決まっていない」状況で実施するようにしました。10バトンをやった時点で「これは時間的に無理だ」と判断。25並走をやりたかったのですが諦めました。が、60バトンは可ならずやりたいと考えていました。最大スピードを出した後なのでそれを自分の走りに落とし込みたい。

 

60バトンは好きな練習です。最大スピードを出していって60m地点でバトンを渡します。お互いの走力などを見極めながら距離設定をしなければいけません。「前半型」と「後半型」がペアになると一時的に「後半型」が並ばれることになります。が、スピードに乗ってきたところで「後半型」が前に来始める。そこで「前半型」の選手がスピードが落ちないように我慢する。それによって60m地点でバトンが渡るようになります。渡らなくて離れていくこともあります。それは「コミュニケーション不足」が原因。自分の走力と相手の走力の見極めが重要です。遠目に見ていましたがかなりいい感じで渡るようになっていました。そして「スピード感」を感じるようになってきました。これが一番大きいですね。

 

シャフト補強を実施する予定でしたが時間が足りなくなりました。種目を削って実施。ぎりぎりという感じでしたが何とか終わりました。接地時に「力を逃がさない」という言い方をしていました。が、これを意識することで「可動域」が小さくなっている感じを受けました。そこで「大腿部が地面と平行になるまで」という指示をしています。これにより股関節がしっかりと曲がります。大臀筋などにも負荷が増えます。目の前の選手の状況を見ながら「何が必要なのか」を判断していきたいと思います。

 

前日に引き続き「明るく前向き」な練習ができたと思います。動きが崩れていた選手がある程度進むようになってきたので表情も明るくなる。ムードメーカーが明るくなるとチーム自体が明るくなります。1年生の女子は本当に明るく前向きにやります。間違いなく陸上競技が好きだなと感じています。こういう選手たちと一緒に時間が過ごせるのは本当にありがたい。「やらされている」のではなく、「自分のために練習をする」というのが全身から出ています。こうなると練習の質も上がります。マネージャーからのメモも利用しながら自分たちの課題を克服していこうという姿勢。「進んでいるな」と感じる場面が増えてきました。このまま順調に練習が積めれば間違いなくブレイクすると思います。それくらい「進む」ようになっています。

 

ぼちぼちです。私が気負いすぎても意味がないので。見守り那ながら。サポートしながら。少しずつ。少しずつ。良い練習ができています。とにかくこれを継続してもらいたいなと思いますね。

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ショートスプリントをしっかりと走る

2021-01-12 | 陸上競技
月曜日。この日は天気が心配されましたがなんとなく大丈夫でした。最初、グランドにも雪が積もっていましたが気がつくと溶けていました。グランドはかなりいい状態で保たれています。他地区ではかなり雪が残っていて大変だということですが防府は問題なし。

本当はハードル練習会が山口で実施される予定でしたが事前に天候などのこともあり中止となりました。投擲練習会や跳躍練習会も同時に開催される予定でしたが残念です。これにより私は学校の練習をしっかりと見ることとができました。土曜日の時点で月曜日の練習計画を立てていましたが、状況を考えながら変更。色々とやった方がいいなと思うこともあり微調整しました。

この日はOBのshotが来てくれました。大学の練習が休みということです。一緒にmkにも来てもらいました。唯一の投擲選手のために足を運んでもらいました。ありがたいことです。更には社会人選手なmrtさんも。うちはこうやって色々な人に来てもらうことがあります。何度も書いていますが私1人で何とかしようという気はありません。多くの人の力を借りながらやっていく。選手達に少しでもプラスになるなら問題はありません。更に練習見学をしたいという申し入れもあったので。何も隠すことはないですし、こんな感じの練習があるんだと知ってもらうことも大きな話だと思います。

バランス系をやってから上半身下半身を。最初に前日の話を少ししました。速くても基礎筋力が低い選手もいる。地味なことを嫌がらずに丁寧に時間をかけてやっていくことで間違いなく差が詰まると思います。大きな筋力だけではなく地味なトレーニングが継続できることで全てが変わってくると考えています。本当に地味ですが。

股関節に刺激を入れたいなと思ってハードルを使っての練習。前日にも少しやりました。が、慣れない選手ではやりたい動きとちょっとずれてしまいます。学校では丁寧にやり続けていますから形になっています。届かなくて膝が開くというのもほとんどありません。毎日見ているとこういう部分の違いは顕著に出てきます。少し反発系の動きも。縄跳びをしようかなと思いましたがスティックを使ってのジャンプ系を少し。shotに手本を見せてもらいながら。どういう動きがやりたいのかを実際の目で見て理解する。

ドリル系も。ここも丁寧に。この時点で練習見学に来て頂いていた方には挨拶はしていましたが私はほぼ練習に没頭していました。目の前の動きをひたすら見る。この日は天気も良かったので選手も元気よく取り組んでいました。少しずつ身体が動くようになってきているのを実感しているのか表情も明るい。こういう雰囲気の中で指導ができると見ているこちらも元気になります。

実際見学をして頂いて私はほとんど話ができませんでした。しかし、寒い中、選手の皆さんの笑顔やあいさつの礼儀正しさにも感動してました!みんな優しい!感じいい!楽しそう!」というメッセージをいただきました。見ていてそう感じてもらえるのは嬉しいですね。別に私が何かを強制しているわけではありません。今は本当に選手が一生懸命に取り組みます。表情も明るい。その姿を見てもらうだけでも色々感じてもらえると思います。遊びではなく真剣に練習をしながら楽しんでいる。そんな雰囲気です。

BOXを使っての引き出しやDM投げなどをして重心移動の感じを掴む。これは少し調子を崩しているOGにも必要なことなのかなと感じています。動きを撮影して送っておこうかなと。うちの選手も少しずつ動きが改善されています。やはりこの局面の動きは大切だなと感じています。腰押しやスティック5歩も。この日は時間が取れたのでひたすら丁寧に。チューブ5歩、二次加速スティックをやってから前半マーク。普段は3本しかやらないのですがこの日は4本を2セット。マークの距離と少し調整をしています。他の練習と組み合わせながらこの局面の動きをしっかりと定着させたいなと。

更にそここら40m↑30m→。前半マークと中間マークを組み合わせながら。身長が低い選手の中間の動きをしっかり作るためにもこの手の練習は繰り返したいなと考えています。まだまだ加速段階にも課題はありますが、バランス良く改善していきたい。元々ピッチに頼りすぎる走りなのでどうしてもしんどくなります。ここを改善するために股関節の柔軟性を高めながら進んでいく動きを身につけたい。これも3本2セット。

少し休憩を挟んで60mT×3-60m×2を。これも2セット。久々にショートスプリントを繰り返し走りました。追い込むためだけの練習はしていません。段階を追って走りを作るためにはある程度の本数も必要になります。何となく走る60mではありません。少しずつですが間違いなく改善されてきているなと感じながら見ていました。目的意識の明確な練習は見ていて楽しいですね。明るい雰囲気の中でできているというのもあります。悲壮感はない。強くなるなと感じながら見ていました。

走練習が終わってから補強を。地味な補強の必要性を改めて感じていたのでMD腹筋をしっかりやってから股関節補強。更にBOXジャンプを。ここまでは統一しての補強でした。そこから10分強、フリー補強。それぞれが必要だ思う補強をやることにしました。ある選手がmkに自分の弱点を克服するためのトレーニングを教わっていました。こういう姿勢だと思います。大臀筋、中臀筋を強化するランジを。更に弱い背筋。ハムストリングを鍛えたいというのもあったのでそれは私が負荷の強いトレーニングを教えました。全体の練習が終わってからもまだ続けていました。他の選手も練習が終わってから懸垂を自主的にやっている者も。強制はしていません。本人達が必要だと感じたやっているのです。

良い雰囲気の中で前向きに取り組んでくれていました。良い感じです。やっとやりたいことができるようになって来たかなと感じています。これをどれだけ継続できるか。選手が本気になって取り組んでくれれば何かが変わっていきます。今は前向きに笑顔で取り組んでくれている。これはきっと良い方向に進んでいるのだと思います。

雰囲気と動き。連動していると思います。こちらも競技指導がしっかりとできます。グランドで一つずつを見ながらコミュニケーションを取る。積み上げていく。楽しいです。

良い練習ができました。感謝です。
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