火曜日。この日は考査3日目。かなり勉強する時間はあったので大丈夫かなという気はしています。2時間考査の生徒と3時間考査の生徒がいました。この日はPCR検査キットを配布することになっていました。山口県では「高校生全員にPCR検査を行う」という突発的な話が出ました。現場が把握しない中での話。我々もどうなっているのかよくわかっていない状況下での検査です。学校によって対応が違う部分もあるようです。意味があるのかどうかはよくわかりません。が、「実施する」ということなので・・・。
この日も時間差で。あれこれやっていて結局最初はグランドに出られませんでした。1時間程度してからグランドへ。メニューは決まっているのでそれに合わせてやっていくという感じです。体幹補強をやってから軽く動きの確認をして、そこから少し走る。で、サーキットとウエイトに分かれて実施。私は体幹補強のところについていました。次のところに行こうと思ったら、別のグループが時間差で練習に来るという感じだったので。
基本的なトレーニングですがある程度できるようになってきました。やはり練習は偉大。2週間足らずですが徹底してやることで「強化」できます。短期間でやっていくというのは簡単なことではないですがこちらも細かく指摘していくことで「意識を明確にする」ことができます。。こういう部分は得意。ひたすら。ただひたすらです。ウエイトができない選手もいるので「補強をしたい」と申し出てきました。これに対して「何をしたいのか」という問いをするようにしています。「考えて行う」という部分が流れであるのでそこを遮断するのではなく「考える時間を与える」ことが重要なのかなと。
先日、股関節周辺の補強をしました。話を聞くと家でもやっているということでした。真面目。体幹の強化をしたいということなのでいろいろと。見ていると弱い部分があるなと思ったので「側筋」をやってみることに。やはりめちゃくちゃ弱い。セラチューブを使って股関節回りの練習もありますが、少し形を変えてやってみると「かなりきつい」とのこと。こういう部分も選手の感覚とすり合わせていくことが必要になるのかなと。「やっている」ことと「強化できていること」は別の話にもなります。きちんと強化できていないのであればそこに対してどうするか。
といっても県総体までに時間はあります。それを踏まえてこの2週間ペースアップに取り組んできました。ここから県総体まで筋力が落ちないようにしていくことかなという気はします。負荷を増やしてというよりはきちんと維持できる補強をする。かなり大切。
かなり差があって最後の選手が終わったのが14時半だったか。なかなかです。最後まで責任を持って見守る。
この日も年休を取っていました。前日に引き続き気功治療のためです。前任校の選手なので「公務」にはならない。そうであればきちんとした対応をしておかなければ何を言われるか分かりません。そこも踏まえて。ただでさえ批判的な意見を言われても仕方のない部分です。私の中のポリシーとして「学校の練習が最優先」です。この時間を削って前任校の選手や他校の指導をするのは違うと思います。今目の前にいる選手が最優先。ここに関しては他の人にも言っています。ここを崩すと自分の中でダメになってしまうと思っています。例え治療であってもです。
競技場で練習するという予定となっていました。が、途中連絡があり「休館日だった」とのこと。どうするか考えて顧問の先生にセミナーパークに連れていってもらったらどうかという話になりました。私は問題ないのですが顧問の先生に負担をかけてしまいます。それでも快く引き受けてくださったようです。先日から指導に興味を持ってもらっています。短距離系の指導というのはなかなか面白いのです。その面白さに気づいてもらえるとありがたい。こちらも伝えられることは伝えたいなと。
この日は治療とバトン練習を。バトン練習は異動してから曖昧になっている部分があります。選手もですが私自身もです。そうなると指導の機会があることで自分自身の確認にもなります。お願いして他の走練習はカットしてバトン練習をメインにしていました。他のことをやるとできなくなるので。
足を痛めている選手に少しずつ走らせながら様子を見る。痛みが出ればまた手を当てるという繰り返し。これはスピードを上げて走らないと分からない部分です。走ると筋肉が硬くなって痛みが出ます。それを弛めながらまた走る。ほぼ全力で走れるようになった感じがあります。気功の効果なのか、単純に治る時期だったのか。まーどう考えても放置しておいて治るという感じではありませんでした。かなりの時間と労力をかけています。なんとかして走らせてあげたいなと。この子が個人のこともありますが、リレーのことがあります。絶対に中国大会に進ませてあげたい。甘いと言われるかもしれませんが。ある程度時間を共有してきた選手達が最高のパフォーマンスを発揮するというのはやはり望みです。
バトン練習のことを少し書きたいなと思うのですが、無駄に長くなってきました。時間に余裕があればまた別に書きたいと思います。見ていて気づくことがたくさんあります。繰り返しになりますがこうやって基本的なことを指導することで自分自身気づくことがあります。それは絶対に今指導させてもらっているチームや選手に生きてきます。私自身が見る目を磨いて高めていかなければ現状のままになってしまう。「現状維持」というのは「劣化」だと思っています。
そうであれば自分を高めるために選手と関わることはすごく大切な話だと思っています。色々なレベルの選手や動きの選手を見ることで分かることがある。そこを忘れないようにしたい。
また書きます。