kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

補強とバトン

2021-05-19 | 陸上競技

火曜日。この日は考査3日目。かなり勉強する時間はあったので大丈夫かなという気はしています。2時間考査の生徒と3時間考査の生徒がいました。この日はPCR検査キットを配布することになっていました。山口県では「高校生全員にPCR検査を行う」という突発的な話が出ました。現場が把握しない中での話。我々もどうなっているのかよくわかっていない状況下での検査です。学校によって対応が違う部分もあるようです。意味があるのかどうかはよくわかりません。が、「実施する」ということなので・・・。

 

この日も時間差で。あれこれやっていて結局最初はグランドに出られませんでした。1時間程度してからグランドへ。メニューは決まっているのでそれに合わせてやっていくという感じです。体幹補強をやってから軽く動きの確認をして、そこから少し走る。で、サーキットとウエイトに分かれて実施。私は体幹補強のところについていました。次のところに行こうと思ったら、別のグループが時間差で練習に来るという感じだったので。

 

基本的なトレーニングですがある程度できるようになってきました。やはり練習は偉大。2週間足らずですが徹底してやることで「強化」できます。短期間でやっていくというのは簡単なことではないですがこちらも細かく指摘していくことで「意識を明確にする」ことができます。。こういう部分は得意。ひたすら。ただひたすらです。ウエイトができない選手もいるので「補強をしたい」と申し出てきました。これに対して「何をしたいのか」という問いをするようにしています。「考えて行う」という部分が流れであるのでそこを遮断するのではなく「考える時間を与える」ことが重要なのかなと。

 

先日、股関節周辺の補強をしました。話を聞くと家でもやっているということでした。真面目。体幹の強化をしたいということなのでいろいろと。見ていると弱い部分があるなと思ったので「側筋」をやってみることに。やはりめちゃくちゃ弱い。セラチューブを使って股関節回りの練習もありますが、少し形を変えてやってみると「かなりきつい」とのこと。こういう部分も選手の感覚とすり合わせていくことが必要になるのかなと。「やっている」ことと「強化できていること」は別の話にもなります。きちんと強化できていないのであればそこに対してどうするか。

 

といっても県総体までに時間はあります。それを踏まえてこの2週間ペースアップに取り組んできました。ここから県総体まで筋力が落ちないようにしていくことかなという気はします。負荷を増やしてというよりはきちんと維持できる補強をする。かなり大切。


かなり差があって最後の選手が終わったのが14時半だったか。なかなかです。最後まで責任を持って見守る。


この日も年休を取っていました。前日に引き続き気功治療のためです。前任校の選手なので「公務」にはならない。そうであればきちんとした対応をしておかなければ何を言われるか分かりません。そこも踏まえて。ただでさえ批判的な意見を言われても仕方のない部分です。私の中のポリシーとして「学校の練習が最優先」です。この時間を削って前任校の選手や他校の指導をするのは違うと思います。今目の前にいる選手が最優先。ここに関しては他の人にも言っています。ここを崩すと自分の中でダメになってしまうと思っています。例え治療であってもです。


競技場で練習するという予定となっていました。が、途中連絡があり「休館日だった」とのこと。どうするか考えて顧問の先生にセミナーパークに連れていってもらったらどうかという話になりました。私は問題ないのですが顧問の先生に負担をかけてしまいます。それでも快く引き受けてくださったようです。先日から指導に興味を持ってもらっています。短距離系の指導というのはなかなか面白いのです。その面白さに気づいてもらえるとありがたい。こちらも伝えられることは伝えたいなと。


この日は治療とバトン練習を。バトン練習は異動してから曖昧になっている部分があります。選手もですが私自身もです。そうなると指導の機会があることで自分自身の確認にもなります。お願いして他の走練習はカットしてバトン練習をメインにしていました。他のことをやるとできなくなるので。


足を痛めている選手に少しずつ走らせながら様子を見る。痛みが出ればまた手を当てるという繰り返し。これはスピードを上げて走らないと分からない部分です。走ると筋肉が硬くなって痛みが出ます。それを弛めながらまた走る。ほぼ全力で走れるようになった感じがあります。気功の効果なのか、単純に治る時期だったのか。まーどう考えても放置しておいて治るという感じではありませんでした。かなりの時間と労力をかけています。なんとかして走らせてあげたいなと。この子が個人のこともありますが、リレーのことがあります。絶対に中国大会に進ませてあげたい。甘いと言われるかもしれませんが。ある程度時間を共有してきた選手達が最高のパフォーマンスを発揮するというのはやはり望みです。


バトン練習のことを少し書きたいなと思うのですが、無駄に長くなってきました。時間に余裕があればまた別に書きたいと思います。見ていて気づくことがたくさんあります。繰り返しになりますがこうやって基本的なことを指導することで自分自身気づくことがあります。それは絶対に今指導させてもらっているチームや選手に生きてきます。私自身が見る目を磨いて高めていかなければ現状のままになってしまう。「現状維持」というのは「劣化」だと思っています。


そうであれば自分を高めるために選手と関わることはすごく大切な話だと思っています。色々なレベルの選手や動きの選手を見ることで分かることがある。そこを忘れないようにしたい。


また書きます。

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気功の効果

2021-05-19 | 陸上競技

自分自身でもどれくらい効果が出るのか半信半疑の中で気功治療をしています(笑)目に見えるものではないので。が、結果的に良くなっていくという姿を見ると間違いなく効果があります。元々選手がきちんと走れるようになればという想いがあって気功の伝授を受けました。

 
月曜日。前の記事にも書きましたが競技場での練習でした。雨が降る中での練習。そこから少し移動して土日に引き続いて気功治療をすることに。病院に行ったら「走ってはいけない」と言われたようです。大半の病院では足を痛めていくと「2週間の安静」のような表現をされます。休んでいたらなんとなく治る。1ヶ月も休めば痛みはそれなりに引くと思います。が、それでは限られた時間の中で練習をしている人達は困ります。積極的な治療をするということで大きな変化があります。待っていて治るというのではなく。
 
先日も書いたかもしれませんがかなり重い肉離れをした選手が気功治療によって劇的に回復したという話があります。気功治療ができる人が3人いたのでひたすら手を当てる。鍼治療なども併せて行って奇跡的な回復。60時間くらい気功をしていたようです。普通の病院での治療では絶対にこんな回復はしません。私一人で選手の治療をするのでまたとても60時間というのは不可能です。が、時間をかければ治るのであれば何とかしてあげたいと思います。
 
前任校の選手のケア。もちろん顧問の承諾を受けてやっています。この子が走れるかどうかは大きな話だと思います。異動したら「もう関係ない」と思う人もいるのでしょうが、やはりなんとかしてあげたいなども思います。甘いのかもしれません。自己満足なのかもしれません。それでも一生懸命にやっている選手に対してはこちらも力になりたいなと。批判的に捉える人がいると思います。それでもあえて書きます。
 
治療の傍、練習も見させてもらいました。この日は治療が優先的になっていましたが。身体を動かす選手達を遠目に見ながら気功治療。グランドで走る姿をを見るのは好きです。遊び半分でやっている選手に対してはたいして思うことはありませんが、一生懸命にやっている選手には「力になれればな」と思う部分があります。もちろん押し売りのようになるのは避けたいので「聞かれたら答える」という感じが理想なのだと思いますが。
 
治療を進めていく中で「痛みが動く」ことがあります。ここは不思議なのですが。師匠に相談すると「良くあること」だと。一番悪いところが回復していくと次に悪いところの痛みが目立ってくる。今度はそこを中心に手を当てる。そしてまた移動する。この繰り返し。今回は本当に肉離れだったのか分かりません。一番最初に手を当てた時に患部にそこまでの違和感を感じませんでした。全体的にそんなに悪い感じではなかった。が、結果的に痛みが出ているという事実。ここをどう捉えるかです。
 
この日は治療と身体を動かすというのを繰り返していきました。痛みが出ているところに手を当てる。痛みがある場所だけではなく筋肉の端の方を弛めるというのも同時に繰り返す。かなり根気が必要です。
 
こうやってやりながら「治療院はできないな」という気持ちが強くなりました(笑)。コスパが低すぎます。これでお金をもらったとしても数日間かけて完治しない。間違いなく回復しているのですがとはいえ全快とまではいかない。こうなると患者さんも「治らないな」と思うでしょう。4時間、8時間かけてこれくらいなら「当たり前」となるのかもしれないなと。無理だなと(笑)。選手のためでなければできない。
 
かなり時間をかけました。練習を見ながら2時間近くでしょうか。この時点では幹部の痛みが最初10だった部分が「全体が2に分散した」ということでした。これもよくわかりません。私には理解できない部分があってそれでも改善されれるのであればいいのかなという気にはなっています。
 
途中途中、走りに関しても見ることができました。とにかく「見る」ことで気づくことが多い。グランドにいなければ見えない部分がある。論文を読んでいたりしてもわからないのです。頭で理解することも必要ですが、「現場で見る」ことでしかわからない。足運びも重心の移動も。走りも。その部分をどうやって身に付けていくのか。ポイントポイントでしか教えることができません。だからこそこちらも「必死にみる」ことができます。この部分は自分にとって「勉強」です。本当にありがたいなと思います。
 
競技場での練習をしてからさらに3時間近く気功をしました。これにより痛みが一部分に限定。気功してダッシュを繰り返す。9割くらいの回復までに達したのではないかと思います。途中、手を当てて「痛い」と私が感じる部分がありました。確認してみると本人も「痛い」と。ピンポイントで痛みがありました。
 
20時間とは言いませんがそれくらい連続でやったことで微妙に気が強くなったのかも(笑)。これは修行のような感じでしょうか。最近、こういう部分が増えているのでその「修行」の効果もあるのかもしれません。
 
かなり改善しました。もう少しだけやろうという話をしておきました。病院で1か月かかるといわれた。「試合に出る」と言ったら「笑われた」ということでした。それでもきちんと対応すれば「改善される」と思います。嘘みたいな話ですが。
 
いろいろと新しい発見があります。日々勉強。グランドレベルで考えること、見ることができるというのはありがたい。感謝です。
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