kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ひたすら気功

2021-05-17 | 陸上競技
日曜日。本来なら休み。が、色々とあってある選手の気功治療をすることに。何とか万全の状態で走らせてあげたいなと。個人的な感情の部分もあります。一生懸命にやっている選手のサポートはしたい。もちろん自分自身の生活もあります。今自分が存在する意味を考えたい。前からずっと言い続けていますが「誰かの力になりたい」という気持ちが強くあります。ほとんどその部分が自分を突き動かしています。自分のために何かをしたいという考えがあまりない。これは自分が思っているだけで、周りから見れば「自己中心的な行動しかしていない」と言われるのかもしれません。

選手が走れるようになるならある程度の自己犠牲は当然だと思っています。治療する中で自分自身で感じることもあります。元々「選手の治療が即座にできらようになりたい」という所から「気功治療」について伝授を受けようと思っていました。ここ数年、自ら積極的に治療することがなくなっていました。どれだけ本気で治療したいのかというのもあります。こちらも「何が何でも治して走りたい」と思う選手以外に自分の時間を使う気にはなりません。「贔屓だ」と言われるかもしれません。しかし、それくらいの権利はあると思います。全てを受け入れることが本当に必要なのか。私はそう思わないので「本当に何とかしたい」と思っている選手のみサポートしたいなと思っています。

異動してからかなりの頻度で「治療」や「バランス調整」を求められる部分があります。kd先生が以前から言われていますが治療や調整ができると思われるとそこに依存する部分も出てきます。それはプラスの面もあればマイナスの面もあります。本当にどうにもならない状態なのか、安心を得るために気功するのか。疑似薬的な部分があるとしても必要ならやります。「気持ちの問題」が改善できるならそれはそれで問題がないと考えるからです。まー、気になる部分があれば多少弛めるだけで全然違ってくるのですが。

県選手権の時にはレースが重なる選手に対して気功調整をしました。疲労を散らす感じでしょうか。短時間で何本もいかなければいけないという状態であれば少しでも良い状態で走れれば良いなと思っています。それが気功であればやれば良いだけ。気功と書くと「怪しい」と思われますが実際に効果はあります。私が気功の伝授を受けて初めて他者に手を当てた時は肩凝りが軽くなり、かなり手が熱くなった記憶があります。本当に効果があるのかどうか自分でも良く分かっていませんでしたが。「温かい」と言われて「あー、自分の感覚と同じなんだな」と感じた記憶があります。

今回、肉離れなのか筋肉の張りなのかよく分からない中で治療を始めました。走ったら痛いというのでそれをどうにかしたい。最大限の走りができるようにしてあげたいなという個人的な気持ちもありました。余計なお世話なのかもしれませんが、笑顔でレースができるようにしてあげたいなという気持ち。自己満足なのかもしれないですが。

前日に手を当てましたがそこまで改善が見られませんでした。私の手を当てる場所が悪いのかもしれません。師匠に相談しながら「時間をかける」という話になりました。そうであれば私がひたすら手を当てて改善するのであれば時間をかければ良いだけ。治療をするために他の選手にも同席してもらいながらやっていきました。こういう部分で一対一になると何を言われるか分かりません。大半はそんなことはありませんが「何かあったら」という部分です。本人も安心するでしょうし。

日曜日は8時から開始。勉強をさせながらひたすら手を当てる。悪いであろう所に。前日に全体のバランスの調整をしてもらっていたので後は患部に手を当てるだけなのかなと。時間が許す限り手を当てました。私自身もかなりダメージを受けていましたがそれでも選手が良くなるのであればという感じがあります。様々な方の力を借りながら治療を進めていきました。

粗塩も利用。「浄めの塩」というように塩には不思議な力があります。師匠に相談して「塩の効果は高いのでは?」ということだったのでジップロックに粗塩を入れてその上から気功をするようにしました眉唾ものと思われるかもしれませんが。それでも確実に変化が生まれます。

休憩を挟みながら17時半まで。トータルで8時間はやったと思います。最長ですね。かなり改善された感じはありました。部位が部位だけにこちらも慎重に様子を見なければいけないなと感じていました。土曜日の最初の頃を10とすると5〜4くらいになったと。まじかーという感じでした。トータルで10時間を目標としていましたがまだ12時間やっても半分くらいにしかならない。手を当てる場所が悪いのか。根本的に思い違いをしているのか。

肉離れと言われていましたが最初からそんな感じはありませんでした。患部に手を当てても悪いイメージがなかったからです。一番痛いという場所に手を置き続けてやっているうちに痛みが移動していきました。これは良くあることのようです。患部が原因ではない。他に要因がある。そこを見つけ出すことが大切。肉離れであれば患部に手を当て続けることが最優先事項。が、今回のように痛みが移動するということは肉離れとは少し違うのかもしれない。そう考えてかなり探りました。

時間切れとなり翌日また治療をすることにしました。かなり改善されたのだけは確かです。目に見えない力ですがやはり効果はあります。プラシーボ効果だけではないのです。何とかしてあげたい。お節介かもしれませんし、押し売りのような所があるのかもしれません。「肉離れ」と言われたら選手は安静にする以外はないのかもしれません。しかし、積極的治療をすることで間違いなく治る時間は短くなります。安静、休むので治るのはいつになるのか。まー人それぞれの価値観でしょうから私がとやかくいう必要はありません。とはいえ、「何が何でも」という選手がいればこちらも何とかしなければいけません。顧問として陸上競技の指導に関わる者としてそういう感覚は忘れたくないなと思います。

お陰様でかなり私の肩が凝りました(笑)とはいえ、治療する中で色々なことが見えてきます。これも貴重な経験です。

ひたすら治療しました。日曜日は治療に始まり治療に終わるという日でした。なかなかの日曜日でした。治療に関われることに感謝。サポートしてくださる方、応援してくださる方に感謝。心からそう思います。
コメント
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