文才がありません。そのため記事が長くなったり、同じことを繰り返し書いてしまう感じがあります。かなり長い間これを書いているので少しくらいは才能が開花してもいいと思うのですが。小説家や本を書くという作業には向いていないことがわかります。端的に書けない。書いているうちにダラダラ長くなってしまう。反省しかないですね。
前の記事の続き。ある程度の時間、専門練習の時間がありました。スプリント系の選手は走る。それ以外の選手は技術的な練習の時間となっていました。私自身は「練習を見てほしい」と申し出てきた選手に合わせての指導となりました。前の記事の続きにもなりますが、「技術的」なことと「筋力的」なことは同時並行でやっていく必要があると思います。どちらか一方を優先的にやるという時期ではないと思います。1年生は長いスパンでやっていく必要があると思います。しかし、3年生は県総体や中国大会までに残された時間がそれほどない。筋力を強化しつつも専門的な部分の強化をしておきたい。
ヨンパの選手はこの日は走練習が中心。150mの間にハードルを置いてそれを越えてい行くという感じでした。このタイミングは寮生の補強と完全に重なっていたので遠目に見ることしかできませんでした。申し訳ない。ランダムハードルに近い部分はありますが、1台目までは正規の距離にしておきました。45mを走る感覚は作っておきたいなと。もともとハードル自体が得意ではありません。もう少し時間があれば根本的な修正もできるのですが、これも「兼ね合い」だと思います。走りながら、必要なハードリングを磨いていく。走力とハードリングの両立。前も書いたかもしれませんが400mHは「ショートハードル」から伸ばしてきた選手と「400m」から移行してきた選手というのが大半です。「400m」選手はハードリングに課題があります。ここをどのように克服していくのか。これ自体も私の中では面白い題材です。何とかしてロスナイはードリリングに変えていきたいなと思いますね。
ショートハードルも2回に分けての練習。跳躍系と兼ねている部分もあるので本当はどちらもやらないといけないと思います。時間のバランスをしっかりと考えていきたい。「勝負できる種目選択」というのは重要です。ハードルで上を目指すのか、跳躍系で上を目指すのか。本人の意思を尊重しながらもしっかりと考える必要はあると思います。練習時間のずれもあり2人に対して別のアプローチを。これはこれで本当に面白いなと思います。タイプによって全然違ってくるのです。
一人は「走れるようになる」というのが課題なので5歩ハードルで。ハードルインターバルをしっかりと走る。ここによりほかの種目にもプラスの部分が出てくると思います。サブ種目がハードルになるだろうと思っています。とはいえ、ハードルインターバルを5歩で速く走ることはスプリント強化にも跳躍の助走にも生きてきます。ハードリングを磨くというよりはその部分が大きいのかなと思います。ここは重要な話ですね。細かい技術もですがこういう部分は大事。筋力的に足りないのでスピードが上がってくると着地に耐えられません。そのあたりのことも話しました。苦手な補強に対してどう取り組むか。「目標」に対して必要だと感じてくれると必ずやるようになります。ハードル練習がきっかけになってそういう部分の変化が生まれ専門でさらなる力の発揮ができればいいのかなと。
もう一人は「次のレベルを目指して」という感じでした。目標意識が明確になってきているのでそれに応じてどのように練習をするか。ほかの種目との兼ね合いがあるのでそこも考えながらです。短時間での練習となったので一歩ハードルをやってからハードルアプローチ。この日は「1台目までの積極的な入り」を課題としました。このblogのなかではほとんどショートハードルについては触れていきませんでした。ショートハードルを指導する機会が少なかったというのもあります。合宿などでは基本400mHになります。一人で複数の種目を指導するというのはなかなか難しい。100mHと400mHでは練習場所が離れてしまうからです。とはいえ、「その選手に何が必要か」を見極めながらやっていくことでやることは見えてきます。
先日のレースでは「出遅れ」がありました。ここは反応の部分です。ここの練習はまた別にすればいいと思っています。普通のスプリント練習で改善できるからです。それとは別に「1台目までのアプローチ」に関してはしっかりとやっておきたいなと思っていました。ここは少し工夫して。より積極的に1台目に入れるようにしました。鋭く入る。これをやりながら4台目まで伸ばしていく。こちらがやりたいと思っていることに対して本人が積極的にやってくれるのでこれは本当に充実した時間になります。かなりいい感じでした。楽しい。ありがたい話です。
その後、スプリント練習も1セット行うということでした。目指すところに向けてどうするかですね。本当によく練習をします。無理をさせないように見守っていけたらと思っています。怪我をさせないことが非常に重要だなと思っています。
練習の最後に跳躍の練習の話をkd先生から聞く。正確に言うと「跳躍選手に話をされている」という場面に一緒にいて話を聞いていただけなのですが。ここでも「必要なことだけをやる」という話でした。多くの情報を与えすぎない。かといって「何も言わない」というのはまた違う。持っている情報をすべて与えることが「指導」ではない。このことを目の前で見ることができるというのは私自身の「指導」にとって大きなプラスになります。「教えられないから言わない」のと「教えられるけど言わない」というのは同じ「言わない」でも全く違います。また、「本当はわからないのに分かったふりをして教える」というのも絶対に避けたいなと思います。マイナスでしかない。こういう「教えたがる」人が増えているとkd先生が言われていました。このことは自分自身にも言い聞かせていきたいと思います。
「教えすぎない」という部分。よりよくしようとして「多くの情報を与える」と選手自身が混乱します。何をしたらいいのか処理できなくなる。間違ったことを「これが正しい」と教えることもマイナスになる。選手とかかわるうえで「何が必要か」を見極めながらその場に応じたかかわりをしていくことが重要になってくるのだと改めて感じました。kbt先生とkd先生と一緒にグランドに立てる。私の人生において本当に大きな経験だと思います。楽しい。
やはりまとまりませんでした。記録として残しておきます。何が伝えたかったのかわからなくなっていますが(笑)