kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

短時間補強と必要な練習2

2021-05-09 | 陸上競技

文才がありません。そのため記事が長くなったり、同じことを繰り返し書いてしまう感じがあります。かなり長い間これを書いているので少しくらいは才能が開花してもいいと思うのですが。小説家や本を書くという作業には向いていないことがわかります。端的に書けない。書いているうちにダラダラ長くなってしまう。反省しかないですね。

 

前の記事の続き。ある程度の時間、専門練習の時間がありました。スプリント系の選手は走る。それ以外の選手は技術的な練習の時間となっていました。私自身は「練習を見てほしい」と申し出てきた選手に合わせての指導となりました。前の記事の続きにもなりますが、「技術的」なことと「筋力的」なことは同時並行でやっていく必要があると思います。どちらか一方を優先的にやるという時期ではないと思います。1年生は長いスパンでやっていく必要があると思います。しかし、3年生は県総体や中国大会までに残された時間がそれほどない。筋力を強化しつつも専門的な部分の強化をしておきたい。

 

ヨンパの選手はこの日は走練習が中心。150mの間にハードルを置いてそれを越えてい行くという感じでした。このタイミングは寮生の補強と完全に重なっていたので遠目に見ることしかできませんでした。申し訳ない。ランダムハードルに近い部分はありますが、1台目までは正規の距離にしておきました。45mを走る感覚は作っておきたいなと。もともとハードル自体が得意ではありません。もう少し時間があれば根本的な修正もできるのですが、これも「兼ね合い」だと思います。走りながら、必要なハードリングを磨いていく。走力とハードリングの両立。前も書いたかもしれませんが400mHは「ショートハードル」から伸ばしてきた選手と「400m」から移行してきた選手というのが大半です。「400m」選手はハードリングに課題があります。ここをどのように克服していくのか。これ自体も私の中では面白い題材です。何とかしてロスナイはードリリングに変えていきたいなと思いますね。

 

ショートハードルも2回に分けての練習。跳躍系と兼ねている部分もあるので本当はどちらもやらないといけないと思います。時間のバランスをしっかりと考えていきたい。「勝負できる種目選択」というのは重要です。ハードルで上を目指すのか、跳躍系で上を目指すのか。本人の意思を尊重しながらもしっかりと考える必要はあると思います。練習時間のずれもあり2人に対して別のアプローチを。これはこれで本当に面白いなと思います。タイプによって全然違ってくるのです。

 

一人は「走れるようになる」というのが課題なので5歩ハードルで。ハードルインターバルをしっかりと走る。ここによりほかの種目にもプラスの部分が出てくると思います。サブ種目がハードルになるだろうと思っています。とはいえ、ハードルインターバルを5歩で速く走ることはスプリント強化にも跳躍の助走にも生きてきます。ハードリングを磨くというよりはその部分が大きいのかなと思います。ここは重要な話ですね。細かい技術もですがこういう部分は大事。筋力的に足りないのでスピードが上がってくると着地に耐えられません。そのあたりのことも話しました。苦手な補強に対してどう取り組むか。「目標」に対して必要だと感じてくれると必ずやるようになります。ハードル練習がきっかけになってそういう部分の変化が生まれ専門でさらなる力の発揮ができればいいのかなと。

 

もう一人は「次のレベルを目指して」という感じでした。目標意識が明確になってきているのでそれに応じてどのように練習をするか。ほかの種目との兼ね合いがあるのでそこも考えながらです。短時間での練習となったので一歩ハードルをやってからハードルアプローチ。この日は「1台目までの積極的な入り」を課題としました。このblogのなかではほとんどショートハードルについては触れていきませんでした。ショートハードルを指導する機会が少なかったというのもあります。合宿などでは基本400mHになります。一人で複数の種目を指導するというのはなかなか難しい。100mHと400mHでは練習場所が離れてしまうからです。とはいえ、「その選手に何が必要か」を見極めながらやっていくことでやることは見えてきます。

 

先日のレースでは「出遅れ」がありました。ここは反応の部分です。ここの練習はまた別にすればいいと思っています。普通のスプリント練習で改善できるからです。それとは別に「1台目までのアプローチ」に関してはしっかりとやっておきたいなと思っていました。ここは少し工夫して。より積極的に1台目に入れるようにしました。鋭く入る。これをやりながら4台目まで伸ばしていく。こちらがやりたいと思っていることに対して本人が積極的にやってくれるのでこれは本当に充実した時間になります。かなりいい感じでした。楽しい。ありがたい話です。

 

その後、スプリント練習も1セット行うということでした。目指すところに向けてどうするかですね。本当によく練習をします。無理をさせないように見守っていけたらと思っています。怪我をさせないことが非常に重要だなと思っています。

 

練習の最後に跳躍の練習の話をkd先生から聞く。正確に言うと「跳躍選手に話をされている」という場面に一緒にいて話を聞いていただけなのですが。ここでも「必要なことだけをやる」という話でした。多くの情報を与えすぎない。かといって「何も言わない」というのはまた違う。持っている情報をすべて与えることが「指導」ではない。このことを目の前で見ることができるというのは私自身の「指導」にとって大きなプラスになります。「教えられないから言わない」のと「教えられるけど言わない」というのは同じ「言わない」でも全く違います。また、「本当はわからないのに分かったふりをして教える」というのも絶対に避けたいなと思います。マイナスでしかない。こういう「教えたがる」人が増えているとkd先生が言われていました。このことは自分自身にも言い聞かせていきたいと思います。

 

「教えすぎない」という部分。よりよくしようとして「多くの情報を与える」と選手自身が混乱します。何をしたらいいのか処理できなくなる。間違ったことを「これが正しい」と教えることもマイナスになる。選手とかかわるうえで「何が必要か」を見極めながらその場に応じたかかわりをしていくことが重要になってくるのだと改めて感じました。kbt先生とkd先生と一緒にグランドに立てる。私の人生において本当に大きな経験だと思います。楽しい。

 

やはりまとまりませんでした。記録として残しておきます。何が伝えたかったのかわからなくなっていますが(笑)

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短時間補強と必要な練習

2021-05-09 | 陸上競技

金曜日。この日から考査期間に入ります。練習はある程度の時間が確保できるようです。県総体までの期間を考えるとやれることはやっておきたいという部分はあります。もちろん勉強と両立することが重要です。何か一つだけやるというのではなくしっかりと努力を重ねるという経験はこれから先に生きていきます。

 

話によると考査発表の日は「寮の大掃除」があるようです。寮生は1時間程度大掃除をしてから練習参加になります。そのため練習開始時間がずれることに。この日は「体幹補強を考えてきてほしい」というkbt先生からの要望に応えてアップの時点でトレーニングを。最大の問題が10分程度で終わるメニューにして欲しいという部分(笑)。そうなると時間効率を上げるために「2人1組」の補強はできません。待ち時間が「休憩」になるように設定していますがそうなると補強時間は5分程度になってしまいます。最大限の補強をするために別メニューで考案。といっても複雑なものや道具を使うものにすると意識する部分が増えるので極力シンプルで体幹を強化できるメニューがいいかなと思って。こうやって「任せてもらえる」という部分があるのは本当にありがたいなと思います。こちらも最大限にそれに応えたい。

 

一番最初だったので全員が同じペースで進める形になりました。時間ではなく回数で実施するようにしていたので終わり次第次に進むほうが効率が良いと思います。この日にそれをやるとわからないままやってしまう選手が出るのでそこは避けたいなと。決められた回数を実施した後は少し待ってもらう形になりました。それでもある程度の負荷をかけながらできたというのは多きいかなと思います。休憩時間は基本的にはないので有酸素系にもなります。10分程度なので大きな時間的な負担にもなりません。まずまずの形で導入できたかなと思います。体幹強化という部分ではいろいろな形でできると思います。特殊な形のトレーニングをするのではなく極力「ベーシックな形の補強」をやることで基礎筋力の強化に努めたいと思います。

 

この部分。特殊な道具などを使うと「目新しさ」はあります。しかし、本当に狙ったところに負荷をかけられるかどうかは別の話になります。正確にやれば効果はあるのかもしれませんが、その前段階で「基礎基本のベースアップ」が重要になるのではないかなと考えています。目立つような練習をすると「やっている感」はでます。この部分は昨年kd先生に指摘されたことがあります。私が意図してやっていた練習が他校が持って帰ってやった時に「全く違う形」になっていたと。一生懸命にやろうとしているが「本来の目的ではない形」になってしまっていたようです。そうなると最大限の効果は出ません。ここは私自身しっかりと考えていかなければいけない部分なのかなと強く感じています。


そういう部分も頭の中にあって「正確にやる」ことを徹底したいなと。ひたすら選手に対して声かけをしていました。うるさいと思われるかもしれません。それでも意識づけをするためには必要だと考えています。こういう部分は私の得意分野です。補強に関してはかなりしつこいですから。そこから壁抜き、ハードルを使ったドリルをやったのでその辺りも細かく言いながら。人数が多いので全体に目が届かなくなります。練習を止めて説明するというのはこの段階では効率が悪い気がします。個別に声かけをして何をしないといけないのかを指摘する方が良いかなと感じているので、極力全員に声かけをしながら関わっています。


その辺りで寮生が練習に来たので今度はそちらに同じメニューを伝える。少人数で教える方がやりやすいのは間違いないと思います。細かいところまで目が届きます。同じようにやっていきました。終わってから選手が「hoshoはいつもこんな感じでやっていたのか?」と聞かれました。この手のメニューはやっていないと思います。10分間で限定してやるというのはなかなかないですね。道具を使ってやることが多かったですし。今のように人数が多いので道具が足りなくなるという心配もありませんでした。かなりの数があるので今でも同じ位は出来そうですが。複雑になると大変なことも増えるので今は基礎基本のトレーニングを徹底することができればいいなと思いますね。


前日の練習の時に「今後の目標」について数人と話をしていました。関わりが深い選手に対してはこういう部分でとサポートできればと思っています。高い目標を掲げる中で足りないものは何か。県総体、中国大会に向けてどのように取り組んでいくか。話をする中で「高い目標」を決めました。こうなると面白いなと思います。この日の最初のトレーニングも必死に取り組んでいました。こういう部分は大きな変化です。私が異動した意味が少しはあるのかなと。


また、この日は少し前から気になっていた部分も少しサポート。加速段階での「構え」に関しては先日も指摘をしました。もったいないですからね。それに加えて「進まない」という選手もいるのでそこをどうするか。練習を止めないように短時間でできることを。「膝と腰の移動」を作るのが最大目標です。動いているけど進まないというのもあります。そこを克服するために「腰押し」を数本。転びそうになりますが感覚は作るべきだと思います。


少し進みました。「スーッと進んだ」という言葉が出たのでこれも少しは意味があったのかなと。人数が多いので色々な角度から複数の目で見ていくことが必要になるのかもしれません。やりたい動きがあってそれをどのように身につけていくのか。この辺りを考えるとこれまでとは違った形で選手と関われるのかなと思います。色々なタイプの選手を見れることは指導の幅が広がります。面白いなと感じています。


もう少しこの日のことは書いておきたいなと思っています。多分そのうち書きます。多分。

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トレーニング

2021-05-09 | 陸上競技

またも更新が滞っているので記憶がかなりあいまいになっています。これはどうなのか・・・。しっかりと考えていきたいなと思います。まー自分で勝手に書いているだけなのでこれを更新しなかったからといって何かが変わるという話ではないのですが。自分の中で頭の整理をしていきたいなと思ってはいます。それがどのような形になるかは自分でもわかりませんが。

 

連休明けの木曜日。なんだかバタバタしていました。毎回バタバタしていると書いているきがしますが・・・。放課後は会議があったのでグランドに顔を出せたのでは1時間程度経過してからだったかなと思います。このあたりの記憶がすでに曖昧です。記憶しているのは「〇〇が痛い」と申し出てくる選手が多かったのでそれに対して治療というかケアというかをした感じがありました。テーピングを張ることも含めてトレーナー的なことが増えています。それはそれで「体の仕組み」などを考えられるので大きいなと思っています。トレーニングをするにあたって「どこをどのように鍛えるのか」という部分を考えていけるきっかけになります。

 

木曜日は「身体づくり」がメインの日でした。筋力回復を最優先という感じでしょうか。トレーニングで気になる部分は話をさせてもらっています。これも受け入れてもらえるのでありがたいなと思っています。自分の立ち位置を考えながら選手のとって何がプラスになるのかを見極めたい。複数体制で実施しているので自分の立ち位置を見失うと選手が混乱します。これまでとは違う形になりますがそれでも競技に関われること、指導をさせてもらえることは大きなことだと思います。

 

前から書いていますが「補強」というのはなかなか結果が出にくい。「技術的な変化」のほうが目に見えてわかります。そうなると選手は「わかりやすい」ほうを選ぶ傾向があります。当然です。「やった」ことがすぐに目に見えてわかるのだから。「できない」が「できる」に変わるだけでずいぶん違います。「練習をしている意味がある」と感じやすい。しかし、トレーニングは一朝一夕では効果は出ません。だから途中で「やっても効果ないな」と思ってやめてしまう。よくあるパターンです。ここをどのようにやっていくのかというのは大きなことだと思っています。

 

また、トレーニングは地味できついので「面白くない」と感じる部分はあります。筋力を上げるということに近道はないと思っています。身体の使い方などは面白みがあるかもしれませんが基礎筋力の向上に関しては正直「楽しくない」と思います。だから練習計画にトレーニングが入っていると「やればいい」という感じの雰囲気になりやすい。「筋力を上げる」ことが競技力に直結するという感覚が持ちにくいからです。これまで見てきた選手の中でも「やればいいんでしょう」とか「やった感じを出す」ということが何度もありました。最初はしつこく言いますがそれでも改善しない。根本的に「速く走りたい」という気持ちがそこまでではないのかもしれないなと思っています。それ以上言っても「やらされている」となるだけで、私が不在の時には「適当にやる」ことになります。ここに生産性はない。互いに楽しくないのであればそこまで求めないのも正解かのかなと思う部分がありました。

 

幸い今はそれがありません。きちんとやります。この「差」は大きいと思っています。そうなるとこちら側も楽しくなります。より正確性を高めて必要な部分を強化していきたい。「練習をやらせる」ところからスタートするのではなく「強くなるために何をするのか」という観点で話ができると面白いと思っています。練習は継続性が重要です。その日の気持ちで「負荷を増やす」とか「乗らないからやらない」というものではないと思っています。そうなるのだけは避けたない。教えてできるものではないのかもしれないですが。

 

この日、トレーニングが終わってから「ハードルを跳びたい」という申し出が。無理はさせたくないですが少しだけ。目標意識も高くなって「もっとやらなければ」という気持ちになているのかなと思います。そこは重要ですが「やりすぎ」で故障をしてしまうのは絶対に避けなければいけません。本人の「気持ち」だけではなく周囲が抑えてあげることも重要なのだと思っています。走練習やハードル練習も重要ですが「休む」ことも必要。長い目で見て「身体づくり」をすることも大切。与えられた役割の中で自分自身が何をするべきかをしっかりと考えていきたいなと思っています。

 

なんかこんな感じだった気がします。帰宅は21時前後だったのでそれ以後の記憶はあいまいです。本当に寝るだけになっている感じがあります。もう少し自分の中で時間を有効に使えたたらいいなとは思うのですが・・・。難しい部分です。

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