kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

原点は何か

2021-05-21 | 陸上競技

前の記事の補足。なかなかうまく書けないのですが。

 

色々な形で色々な選手に関われる。これは本当に幸せなことだと思います。その中で「楽しい」とか「面白い」と思ってもらえる部分に関してはこちらがありがたいなと思っています。「よその子には優しい」と言われる部分もあります。実際は「きちんとやろうしている選手に対して」はこちらもそれなりに応えたいなと思うだけです。それが「日本一を目指す選手」であっても「県総体に出たい」と思う選手であっても。

 

例えば「リレーだったら県総体に出れる」というのがあります。役員の関係で山口県では各チーム「リレーの出場はできる」という前提があります。初任校での話を少し書きましたがこれは「個人種目での出場が0」の年でした。県総体を経験する機会さえないという状況。「リレーだったら出られるから出ておく」というのではありません。今後のことを考えて「チーム作り」のために必要だと考えて「4継で出場する」ことを目指しました。ここでは「参加する」というだけではなく「準決勝に進む」ことを目標に掲げました。

 

当然ながら「無謀な目標」だったと思います。ほとんど練習に参加していない3年生の選手と長距離2名、入ったばかりの1年生。それで「準決勝進出」なんてバカみたいな話です。が、本気でその部分を目指しました。出るからには「一つでも上を目指す」という感覚です。この時から「3年生になったら中国大会に出場しよう」と1年生には話していました。女子1人だったのでかなりしんどい部分もありましたが、3年生の時にマイルで中国大会出場。2年生の冬には走れる選手が3人しかいない中で「中国大会にリレーで出場する」という気持ちでやっていました。実際にそれを成し遂げる。本当に感動しました。その年から最低でも中国大会出場するチームになっていきました。本当に0からのスタートでした。

 

先日、「リレーで県総体へ」という選手たちと関われました。その時当時のことが思い出されました。今回は3年生2人2年生2人のメンバー。3年生は「最後の県総体」です。きちんとフィニッシュさせてあげたい。顧問の先生も「準決勝を目指してやる」と言われていました。こうなると当時と完全に重なります。これからチーム作りをしていく。その立ち上げの部分だと思います。知らないことばかりだったと思います。それでも目を輝かせて話を聞いてくれていました。「参加する」というところだけではない目標があるのです。

 

2年生には「今回の県総体で学んだことが間違いなく来年につながる」という話もしました。きっとこの子たちが中心となってチームを作っていくことになるのだと思います。人数が大幅に減るということでしたが「志」がある選手たちであれば組織は変わります。伝統的にやっていた「理由がわからない練習」なども見直すきっかけになるのだと思います。練習時間の確保が難しい環境の中であれば「効率よくやる」というのが重要です。その部分を学ぶ機会になる。

 

グランドではスパイクを履かない。それが「伝統」だったということでした。これも面白いですね。しかし、それは変えていくことができる。そうすることでトップスピードが出せるようになりもっともっと速く走れるようになります。そうなるともっともっと楽しくなる。0.01秒でも速く走る。これが陸上競技の楽しさです。他者と比べる部分も出てきますが実際は自分自身との戦いです。競技レベルによって「目指すところ」は違ってきます。それでいいと思っています。だから「日本一」を目指してもいい。「県総体でリレーで準決勝」を目指してもいい。

 

が、私の中でどれだけ力があっても「一生懸命になれない」選手に対しては何もやりたくないなと思う部分があります「教育に関わるものとして間違っている」と言われるのかもしれません。しかし、この部分は譲れない。「一生懸命にやる」中でしか見えないものがあります。単純に体を動かすだけを目標するというのもありなのかもしれません。そうであればそれは「陸上部」です。私は「競技を通じて成長する」という部分が重要だと思っています。練習中に手を抜いたり文句を言ったりしながら練習をするのであれば「やらないほうがいい」とさえ思います。誰のためにもならないから。「やりたくない」と思っている人に「なぜやらないの?」と聞くのはおかしな話だったのではないかと思うのです。

 

今回。「速く走りたい」という気持ちはあるのです。しかし、その方法がわからない。それは私が初任校で経験した部分と同じなのではないか。そういう選手たちが実はたくさんいる。そこに何かしらのきっかけを与えてあげられたら私が存在する意味があるのではないかなと。その話を聞いて指導者が「面白いな」と興味を持ってもらえたらもっともっと楽しい。選手だけが変わってもそこに関わる人たちが変わっていかなければまた同じことになるのだと思います。「一生懸命にやりたい」と思う人たちは少なからずいるのだと思います。しかし、人に聞いたりするのは敷居が高い。そこに私にできることがあるのかなと感じました。

 

競技レベルに応じて指導する内容は間違いなく変わります。段階があります。すべての選手に画一的な指導しかできないのであれば合わないと思います。目の前の選手に対して何が提供できるか。何を求められているのか。ここを自分の中でわからなければいけない。それを見極めていくことも私の中では最高に楽しいなと思います。

 

別に「県全体の強化」を考える気はありません。立場的なこともあるのでこういう書き方をしたら親しい指導者に怒られそうですが。「競技力向上」のために尽力しろと怒られますかね?!しかし、この部分は「原点」なのかなと思っています。自分が何をしたいのか。「陸上競技って面白い」と思ってもらえる機会があれば役割としては果たしているのではない中と思っています。「強化」と「普及」という違いがあるのかもしれません。陸上競技はシビアなので「速い者が速い」というのがあります。ここは避けて通れない部分です。速ければ何をしてもいいのかという話でもない。だから私は「一生懸命にやっている選手」の味方でありたいなと。「指導方法がわからない」という方の力になれたらなと。

 

自分自身の中で「やりたいな」と思うことが少し明確になりました。これをどのように体現化していくか。どうなるのかわかりません。それでも自分にできることはしたい。若い指導者に何かしら伝えられることがあるかもしれない。年上の方であっても「どうしよう」と思っている方には少しは役立てるかもしれない。申し訳ないですが「守備範囲は狭い」です。話ができる範囲が狭いのです。お許しください。

 

環境が変わり色々と思うこと、考えることがあります。その中で気づけることがたくさんある。ありがたいなと思います。周囲の方々に感謝の気持ちしかありません。誰かの役に立てればいいなと思いながら。結構真面目に。

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楽しさ

2021-05-21 | 陸上競技

思うこと。感じたことを。

 

水曜日。学校の練習が終わってからまた別の場所へ。親しい指導者から「時間があるときに少し教えてほしい」と言われたいたので。時間的にかなり厳しい状況でしたが少しだけでもと思って。専門外の指導をしなければいけないということでどうしたらいいのか悩んでおられました。GWに1度数人の指導をさせてもらいました。話がかみ合っていなくて練習開始時間が遅いのかと思っていたら、その方がグランドに行ける時間が少し遅くなるということでした。実際に到着した時にはすでに練習が終わっているときでした。申し訳ないなと。

 

それでも「少しだけでも」と残ってくれた選手が数人。何ができるかわかりませんが。県総体に向けて何ができるかということでした。10日間しかありません。それでも「リレーを」ということでした。10日間の中で「リレー」でできることは何かなと。とにかく「バトンを最後まで運ぼう」という話をしました。4人のうち2人が3年生です。バトンをフィニッシュ地点まで運んでこれたらいいなと思います。それがこの10日間でできることなのかなと。

 

バトンの「受け渡し」の部分の基礎。どのように渡すか。どのようにもらうか。小学生の運動会とは違います。ある程度のスピードで走ってくるのでそのなかでどうやってもらうのか。渡すのか。手の出し方から。さらには「利得距離」の部分の話も。原点に返るという感じがしました。これだけですが選手は目を輝かせている感じがしました。「自分たちの力を出してリレーをしたい」という気持ちが伝わってきます。

 

私が顧問になって1年目のことを思いだしました。私が顧問になって同時に1年生女子が1人だけ入ってきました。女子は4人しかいません。1人は3年生、ほとんど練習に参加したことがない。二人は長距離、これもジョグが中心でやっていた。「ジョギングクラブ」のような感じでした。それでも1年生に県総体を経験させてあげたい。が、個人では参加できないのでなんとかリレーだけでもというところから指導がスタートしました。何もないところから無理矢理組んだ4継。それが2年後に涙が止まらないマイルでの中国大会出場へとつながります。スタートはリレー。その部分を思い出しました。


どのチームにもそれぞれぞ事情があります。それまでの流れがあります。初任校では私が無理矢理流れを作りました。前任校では陸上部だった部分を陸上競技部に変えようとしてかなりの軋轢が生まれました。もっとゆっくり変化を待てば違ったのかもしれません。今考えるとですが。多分ゆっくり変化を求めていても最終的には同じだったかなと思います。「求めているもの」が違えばやはり最終的に元に戻るのだから。やはり「一生懸命にやる」という選手を大切にしたい。ここは変わらない。


話が飛びましたが元に戻します。


10日間で何ができるか。いや、それはなかなか難しいのです。が、本人達が「なんとかしたい」と思っているのであればそこに対して最善の流れを作りたいなと。バトンの基礎と「失敗しないための練習」をしっかりとやってもらいたい。これまでの流れでやっていた部分を少し変えてもらいました。たくさんやっても仕方ないのでメインになる部分に集中してもらう。「バトン合わせ」をメインにしてもらいました。2日に1回のレベルでやってもらう。


バトン練習は全力でやらなければ意味がなくなります。そうであれば短時間で「足が速くなる」可能性があります。渡す方ももらう方も最大スピードを出します。その部分の本数を絞ってでもやる。「失格しないため」にどうするかという話もしました。これまで聞いたことのない話だと思います。


「リレーゾーンは何メートルあるか知っている?」と聞くと苦笑いしていました。分かりません(笑)。話の流れの中でアップの話になったので「アップの目的は??」と聞くとこれも苦笑い。これまでは特に何かを考えてやっていたわけではないのです。これはこの子達が悪いわけでもなんでもない。もちろん顧問の先生が悪いという話でもない。「陸上競技をする」という部分が浸透していないだけなのです。その辺りのことを簡単に話をしました。


「雨が降ったらどんなことをすればいいか」や「ヨンパのレースペースはどうすればいいか」という質問もありました。試合に向けてできることを伝えました。軸作りをしたり、バトンの出のタイミングを取るという練習が雨の日にはできます。走るとか補強をやり続けるという感じではなく「今必要なことは何か」をするのです。


40分程度だったでしょうか。それでも残って話を聞いていました。まだ何もわかっていないのかもしれません。「知らない」から「知っている」に変化していく。それが「できる」になっていくと面白くなると思います。3年生にとっては最後の県総体です。残りの10日間の中で何をするのか。多くのことはできません。リレーを組むために必要なことに絞ってやっていければいいのかなと思います。


その場に副顧問の先生もいらっしゃいました。話をずっと聞かれていました。社交辞令かもしれませんが「面白い」と言われていました。色々な練習には理由があります。なぜやるのか。何の意味があるのか。そこを踏まえてやっていくことで楽しくなります。できなかったことができるようになるからです。その姿を見て「楽しい」と思ってもらえると私としても嬉しいですね。


こうやって話をしていて気付いたことが。やはり私は「陸上競技が好き」だなということ。別に指導をするのが好きなのではない。一生懸命にやろうとしている選手に対して何か力になれればいいなという部分です。日本一を目指そうとする選手であっても県総体でリレーで予選通過を目指す選手であっても、「一生懸命にやる」というのであれば何ら差はないのです。この日こうやって「何とかしたい」と思う選手や指導者を目の当たりにして強く思いました。ここが原点だなと。


私が関わったから強くなったなんていう気はサラサラありません。そんなことに楽しさは感じないから。それよりも「目を輝かせてやっている」選手に対して何ができるのか。上手くいかずに落ち込んでいる選手に対して何ができるのか。そこを考えることが最高に楽しい。私自身は陸上競技が好きなんだなと。そこが全てなんだと感じました。


上手く書けないですが。好きだから誰かの役に立てたら良いなと思います。「一生懸命にやる」というのが大前提ですが。頼られたらそれに応えたい。もちろん私にできないことも沢山あります。それでも何ができるのであれば。


率直に感じたことを書いておきます。

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競技場での練習

2021-05-20 | 陸上競技

水曜日。この日で第1回考査終了。長かったような短かったような。個人的には「治療」についてかなり考えさせられました。どのように治療していくのか。治療方法。どれが正解かわかりません。しかし、「安静にしていたら治る」とだけでは時間の浪費になるのではないか。こういう部分では「東洋医学」のほうが優れているのかもしれません。「気功」は目に見えません。確固たるものを示せない部分があります。データとして何かを示せるわけではない。が、実際に治る。本当はそれが一番大事なのではないか。そう思います。「お医者さん」には勝てません。医療行為をするつもりもありません。どうすれば「選手にプラスになるか」をしっかりと考えていきたいと思います。

 

PCR検査のキット提出などがあったのでかなり時間がかかりました。練習開始は14時競技場となっていましたが私の担当が終わったのが13時半くらいだったか。なかなかです。結局食事をする時間の確保もできずに練習へ。時間を使うのが下手なだけかもしれません。最初にkbt先生から県総体に向けての話がありました。これを受けてどのようにするか。ここも選手の目指すところに応じてなのかなと。

 

練習開始時に数人が「見てほしい」と申し出てきました。こうなると「治療班」としての活動が多くなります。kd先生が言われていましたが「気功ができる人が増えると痛みを訴える選手が増える」という部分。まさにという感じです。苦にはなりませんが、本当に治療が必要になるのかどうかわかりません。このあたりも状況に応じてなのかなと思っています。精神安定剤のような意味合いがあるのかもしれません。それで落ち着くならありなのかなという気もしています。少しでも良い状態で練習をさせたいというのは変わりません。必要なことをしっかりと。

 

バトン練習が始まるくらいからはそちらのほうに。ずっと治療しておくわけにもいきません。kbt先生と一緒に。私自身は前日にバトン練習を見ていたというのもあります。そういう視点で見ていきます。何が必要なのか。こう見ていくともっともっと改善点がある気がします。「冬の間にしっかりとやったのになかなか出が安定しない」と言われていました。この部分をなんとできればいいのかなと。短時間で何ができるのかは考えていきたいと思います。それぞれの視点から意見を交わすことでより良い方向に進むのではないかなと思います。

 

渡した後に安心してスピードを緩める選手もいました。ここはすぐに指摘。渡して安心するようなことはしないようほうがいい。一回で渡らなかったらどうするのか。どれだけ並走してやり直さなければいけません。緩める練習をしていたら失敗します。そこも。さらには「出のタイミング」の部分もありました。「届かないかなと思った」という話があったのでそこはきちんと修正しておきたい。「渡す選手」はどのように動くのか。「受け取る選手」はどのように判断するのか。ここは練習できちんと詰めておきたい。

 

ここはやはり「前日にバトン練習を見た」部分が生きています。結局目の前の選手に生かせる。ここが重要だと思います。頭の中で思い描いておくだけではなく「現場でどのように活用するか」だと思うのです。いろいろな部分で陸上競技に関わらせてもらうことは最後には選手にプラスになる。常日頃からそこだけを考えているわけではありません。が、「慣れ」があると自分自身がダメになる。いろいろなところで色々な選手やチームを見ると見る目が磨かれます。ここは本当に本当に大きな意味があると思っています。

 

そこからヨンパの練習へ。2人います。一人は県総体で勝たせてあげたい。もう一人は秋に向けて。目指す部分がここでは違ってきます。どうしても勝負する選手への指導が多くなっていきます。平等ではないのかもしれません。始めたばかりの選手に専門的なことを求めるというのはよくないと思っています。まずは何度も何度も跳んで慣れる。この段階で戦略戦術をどうするかを考えても前段階ができないので意味がなくなります。時間がある限り「ハードルを越える」というのでいいと思っています。逆に「勝たせてあげたい」部分に関してはある程度「やらないといけないこと」が出てきます。そこに特化した練習を。この日のメインは「300mH」でした。

 

前回の練習で6台目まで実施。22歩→15歩で5台目まで。6台目のところで逆足にします。この切り替えの部分の練習です。前回は「微妙な逆足」でしたが何とか形になりました。今回は22歩→15歩→16歩→17歩までの流れを作りたいと考えていました。最近になってやっと「レースパターン」が作れるようになってきました。が、経験が足りません。競技場練習でなければできないこともあります。300mのタイムを計るというのではなく「レースの流れを作る」というだけです。それほど時間がありませんから1本だけになります。可能であればまたどこかでもう1本できればいいなと。

 

比較的スムーズにいきました。逆足が鬼門。県選手権の時には逆足が使えずに15→17歩になりました。まーこの時は1台目までにすで24歩になって乗れなかったというのがあるのですが。今回は16歩へ。残念ながら逆足が苦手です。1回しか使わないという約束にしています。15歩から16歩へのピッチアップの感覚をつかませるだけ。かなり浮きましたがこれはもう仕方ないのかなと。器用であれば16歩を4回使いたいのですがこうなると逆足が2回になります。これは大変なことになる可能性があるのでやらない。1回だけの約束にしています。17歩へのピッチアップも少し足りずに詰まりました。とはいえ力的にはまだ余裕がある。ここから一気に17歩で走り続けるという形になるのなと。

 

経験ができました。これは大きいと思います。頭でレース展開を考えておくだけではなく実際に歩数の切り替えの練習ができる。まだまだ改善点はかなりあります。それでもこの日にできたことは大きい。本人的にも「逆足以外は何とか」という感じでした。県総体での55秒台突入。56秒台で県総体は勝てるのかもしれません。しかし、そこだけではない。もう少し先を見据えてやっていきたいなと思っています。走力的な部分のアップも必要になるでしょう。もう少し時間があれば面白いことになると思っています。

 

途中同時展開で100mHも。1週間ぶりのショートハードルです。跳躍練習との兼ね合いの中で。走るほうがかなり進むようになってきています。これをどのように生かすか。向かい風が強かったので2足詰めで実施しようと。5歩で跳んだ時点で「詰まるな」という印象。が、この部分は様子を見ながらなのかなと。スタンディングからの1台台目。そこからは全てスタブロからとしました。先週ハードル練習をしたときに「スタブロ」の変更をしました。以前から気になっていた部分の修正。その時はフレキハードルで1台目までしか行っていません。この日は流れを作りたいなと思っていました。

 

向かい風の中ですが1台目までの入りはかなり良くなりました。スピードに乗って入れるようになっている。面白いですね。2足詰めよりは1足詰めのほうがいいなと判断して変更。不安がっていましたが。かなりインターバルが走れるうよになってきています。最初は久々の練習だったので本人も首をかしげながらという感じですが、本数を重ねる中でかなりの感じになってきました。いや、すごい話です。こうなると私が云々というよりも「本人がすごい」としか言いようがない(笑)。見ていく中で私自身が楽しくなります。kbt先生と一緒に見ながら笑顔になります。まだまだ弱い部分もあります。体幹の強さを身につけることができれば本当に面白いなと思います。高いところを目指してもらいたいですね。

 

同時に「ハードルをやります」という感じで別の選手。支部大会の時に一度もまともに練習をしていないのに16秒4くらいで走りました。ヨンパも69秒。支部大会以降走る練習もほとんどできていません。ひたすら体幹補強でした。が、気が付くと問題なく3歩でハードルを越えていきます。粗削りですが。これが時間とともに洗練されていけば結構行くのではないかという気がしています。もともとバネはあります。専門が何になるのか不明な部分がありますが、きちんとやればかなりの水準まで行くと思います。

 

kbt先生と一緒に練習を見させてもらえるのはありがたいです。勉強になります。こうやって「ハードル」に特化して指導させてもらえる部分も自分にとっては大きなプラスです。専門練習の時にあちこち分かれての練習になります。そうなると細かい部分まで見れません。スプリントをkbt先生がしっかり見てくださるので他の部分を私がやっていけばいい。役割分担ができることで組織としてチームとして力が上がると思います。なかなかこういう状況の指導体制はないなと思っています。どこにも負けない体制が作れたらいいなと思います。好きにやらせてもらえています。感謝しかありません。

 

いい感じで練習ができました。いろいろな角度から練習を見ることができる。これは本当に楽しいですね。自分自身の幅が広がります。貴重な時間でした。日々勉強。選手に還元できるようにしていきたいなと思います。

 

実はこの日、普段とは全く違う感覚がありました。このことに関してはまた別に書きたいと思います。自分の中で「実感」したこと。大きな感覚です。

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バトン練習を見る

2021-05-20 | 陸上競技
前の記事の続き。気功治療の偉大さを感じながですが。とにかく私のようなレベルであっても時間をかければある程度回復するというのが分かりました。こうなったら治療のために必要なのは私自身の「根気」だけだと思います。私が諦めさえしなければ回復する。もちろん選手の「何がなんでも治したい」という気持ちも必要だと思います。それがなければ時間をそこに使うことはないでしょうから。私自身もそこまでしようという気にもならないでしょうし。

気功治療をしながら前任校の選手達のバトン練習を見ました。私自身、バトン練習の確認になるかなと。これまで練習ではかなりバトン練習にこだわってやってきました。ここは最大スピードを出すために必要な要素が詰め込まれていると思います。なぜその練習をやるのか、どこにどんな意味があるのか。ここを詰めてやっていくと本当に面白いと思います。様々な練習がありますが一番好きな練習がバトン走かもしれません。

バトン走に入るまでにもも上げ、腰押しなどをやっていました。以前も書きましたがこうやって練習を見させてもらう時には私は関与していません。自分達で「やりたいこと」を計画しています。この日は「バトンだけに特化した方がいいのではないか」という話はしましたがそれ以外は自分達で組む。普段の練習と同様です。あくまでサポート。

その中で二次加速スティックをやっていました。が、少し気になることが。「速く前に脚を運ぶ」というのを言い続けています。この日、「前に速く」はできていたのですが「もう少し引き出せた方が良いのでは?」と感じた部分があります。前の日も動きを見させてもらったのですがその時は特別感じませんでした。が、何故かこの日は「もう少し前がいいな」と。少しその部分を話してからもう一度走ってもらうと接地も短くなり、前に進む。こうなると選手の表情も明るくなる。これは最高に楽しいなと感じました。別に指導が云々ではないのです。見ていて気づいたこと、感じたことを本人に伝えてそれが実際にできた時、選手の表情が明るくなる。嬉しいですね。

例えばこれが「やらされる練習」だったらそんなことはありません。言われたところで本当はやりたくないのだから「わかりました」で終わり。「速く走りたい」という気持ちはそれなりにあるでしょうが、こだわりがあるわけではないので本人も別に喜ぶこともない。ここは本当に大きな「差」だと思います。合同練習や合宿でもあるのですが、「そんなに嫌なら来なければいいのに」と思うことも何度もありました。それよりは「やりたい」と思う選手と一緒に時間を共有する方が圧倒的に幸福度が高い。本気でそう思います。

10バトン、25並走。ここは基本です。この練習を見ていて。マネージャーが出してくれていたのですがタイミングが合いません。これはひょっとすると私が異動する前からこの形になっていたのかもしれません。近くにいると気づかない部分があります。これ、後ろから出る前走者が「合図」を出す方が良いと思っています。前側を走る走者が出すとタイミングが合わないのでバトンが渡らない危険性があります。後ろ側の選手が合図を出せば遅れることがない。簡単な話です。その部分を指摘するとタイミングが合い始めてスムーズになりました。ほんの少しのことを変えるだけで練習効率が上がります。当たり前。だけど気づかなくなる。俯瞰して見ていくことの必要性を改めて感じました。

顧問の先生もいらっしゃったので「練習の意図」を説明しながら一緒に見ました。選手達にも確認しながら。「バトン合わせ」をするのがこの日のメイン。そこに向けて「準備」をしていく必要があります。それが10バトン、25並走です。それぞれには目的があります。その辺りは割愛しますが。また別の機会があれば細かく書いておきたいと思います。とにかくここの段階で「確認」をし続ける。手を出すタイミング、声をかけるタイミング、声をかけてから手が出てくるまでの時間。手を出す場所etc。とにかく多くの要素が含まれています。

あまりにもたくさんのことがあるので頭を使います。走りながらそれをやらないといけない。試合の時にそれをいきなりやることはできない。だからこそかなりの頻度でバトン走をやる。それだけではなく常に最大スピードを出すのでスプリント練習にもなります。一番効果的なスピード練習だと思っています。技術的な細かい練習をやるだけではなく「走る中で磨く」という部分です。とにかく徹底。

そこから「合流走」を。これも「準備」です。距離感の確認。出のタイミングの確認。色々とできます。この段階でバトンが渡るかどうかはほぼ決まってきます。足長の調整をすることもできます。これも本当はかなり好きな練習です。バトンを渡さなくてもきちんと確認ができるし、加速段階や中間のスピード練習ができる。こういう部分をやっていくと自然にスプリントが良くなる。楽しい。

最後にバトン合わせ。段階を追ってやっていくのですがここで色々な部分が出てきます。バトンを渡した後、前走者はしばらく並走させる。もらった方はきちんと最大スピードに持って行くまで走る。大半の選手は「バトンパス」が上手くいけばそれでいいと安心します。これは選手だけではなく指導者もかもしれません。しかし、実際のレースはそこで終わりではない。次に向かってスピードを上げていって走らなければいけないのです。渡してすぐにスピードを緩める選手は「バトンパス」という目に見える部分にだけ目がいく。しかし、本当に大切なのはそのあと。こういう感覚も見ながら思い出す。ありがたい話です。

1本だけ渡らないものがありました。ここはダメですね。何がなんでも渡す。実際のレースの中で「渡さない」というのはあり得ません。何がなんでも渡す。詰まったとしても渡す。オーバーしそうになった時の練習もしておかなければいけません。「渡ると思った」という曖昧な練習ではダメ。渡す方ももらう方も「準備」ができていたらそれが生かせないといけないのです。こんな感じでは実際のレースは失敗します。理由を伝えながらやりました。

指導する機会を与えてもらえることに本当に感謝したいと思います。どこでも、誰でもという気はありません。最優先である今のチームの選手に力を使います。それ以外のところで依頼されたら極力やりたいと思っています。もちろん「前提条件」があります。これに当てはまらない場合は絶対にやりません。どれだけ親しい指導者から頼まれたとしても「自分の中で譲れない部分」があってそこをクリアできない場合はやりたくない。簡単な部分です。「一生懸命にやれるかどうか」という条件。「やらされている」という状況にたいして私が時間を使う必要はないと考えています。

まとまらないですが。こうやって色々なタイプの選手の走りや練習を見ることで気づくことがあります。完全に「趣味」です。プライベートなので。このことに関して感じたことが翌日にありました。ここは自分の中で本当に大きいことです。絶対に書いておきたい。が、長くなっているのでまた別の機会に。

忘れないうちに書いておきたいですね。
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補強とバトン

2021-05-19 | 陸上競技

火曜日。この日は考査3日目。かなり勉強する時間はあったので大丈夫かなという気はしています。2時間考査の生徒と3時間考査の生徒がいました。この日はPCR検査キットを配布することになっていました。山口県では「高校生全員にPCR検査を行う」という突発的な話が出ました。現場が把握しない中での話。我々もどうなっているのかよくわかっていない状況下での検査です。学校によって対応が違う部分もあるようです。意味があるのかどうかはよくわかりません。が、「実施する」ということなので・・・。

 

この日も時間差で。あれこれやっていて結局最初はグランドに出られませんでした。1時間程度してからグランドへ。メニューは決まっているのでそれに合わせてやっていくという感じです。体幹補強をやってから軽く動きの確認をして、そこから少し走る。で、サーキットとウエイトに分かれて実施。私は体幹補強のところについていました。次のところに行こうと思ったら、別のグループが時間差で練習に来るという感じだったので。

 

基本的なトレーニングですがある程度できるようになってきました。やはり練習は偉大。2週間足らずですが徹底してやることで「強化」できます。短期間でやっていくというのは簡単なことではないですがこちらも細かく指摘していくことで「意識を明確にする」ことができます。。こういう部分は得意。ひたすら。ただひたすらです。ウエイトができない選手もいるので「補強をしたい」と申し出てきました。これに対して「何をしたいのか」という問いをするようにしています。「考えて行う」という部分が流れであるのでそこを遮断するのではなく「考える時間を与える」ことが重要なのかなと。

 

先日、股関節周辺の補強をしました。話を聞くと家でもやっているということでした。真面目。体幹の強化をしたいということなのでいろいろと。見ていると弱い部分があるなと思ったので「側筋」をやってみることに。やはりめちゃくちゃ弱い。セラチューブを使って股関節回りの練習もありますが、少し形を変えてやってみると「かなりきつい」とのこと。こういう部分も選手の感覚とすり合わせていくことが必要になるのかなと。「やっている」ことと「強化できていること」は別の話にもなります。きちんと強化できていないのであればそこに対してどうするか。

 

といっても県総体までに時間はあります。それを踏まえてこの2週間ペースアップに取り組んできました。ここから県総体まで筋力が落ちないようにしていくことかなという気はします。負荷を増やしてというよりはきちんと維持できる補強をする。かなり大切。


かなり差があって最後の選手が終わったのが14時半だったか。なかなかです。最後まで責任を持って見守る。


この日も年休を取っていました。前日に引き続き気功治療のためです。前任校の選手なので「公務」にはならない。そうであればきちんとした対応をしておかなければ何を言われるか分かりません。そこも踏まえて。ただでさえ批判的な意見を言われても仕方のない部分です。私の中のポリシーとして「学校の練習が最優先」です。この時間を削って前任校の選手や他校の指導をするのは違うと思います。今目の前にいる選手が最優先。ここに関しては他の人にも言っています。ここを崩すと自分の中でダメになってしまうと思っています。例え治療であってもです。


競技場で練習するという予定となっていました。が、途中連絡があり「休館日だった」とのこと。どうするか考えて顧問の先生にセミナーパークに連れていってもらったらどうかという話になりました。私は問題ないのですが顧問の先生に負担をかけてしまいます。それでも快く引き受けてくださったようです。先日から指導に興味を持ってもらっています。短距離系の指導というのはなかなか面白いのです。その面白さに気づいてもらえるとありがたい。こちらも伝えられることは伝えたいなと。


この日は治療とバトン練習を。バトン練習は異動してから曖昧になっている部分があります。選手もですが私自身もです。そうなると指導の機会があることで自分自身の確認にもなります。お願いして他の走練習はカットしてバトン練習をメインにしていました。他のことをやるとできなくなるので。


足を痛めている選手に少しずつ走らせながら様子を見る。痛みが出ればまた手を当てるという繰り返し。これはスピードを上げて走らないと分からない部分です。走ると筋肉が硬くなって痛みが出ます。それを弛めながらまた走る。ほぼ全力で走れるようになった感じがあります。気功の効果なのか、単純に治る時期だったのか。まーどう考えても放置しておいて治るという感じではありませんでした。かなりの時間と労力をかけています。なんとかして走らせてあげたいなと。この子が個人のこともありますが、リレーのことがあります。絶対に中国大会に進ませてあげたい。甘いと言われるかもしれませんが。ある程度時間を共有してきた選手達が最高のパフォーマンスを発揮するというのはやはり望みです。


バトン練習のことを少し書きたいなと思うのですが、無駄に長くなってきました。時間に余裕があればまた別に書きたいと思います。見ていて気づくことがたくさんあります。繰り返しになりますがこうやって基本的なことを指導することで自分自身気づくことがあります。それは絶対に今指導させてもらっているチームや選手に生きてきます。私自身が見る目を磨いて高めていかなければ現状のままになってしまう。「現状維持」というのは「劣化」だと思っています。


そうであれば自分を高めるために選手と関わることはすごく大切な話だと思っています。色々なレベルの選手や動きの選手を見ることで分かることがある。そこを忘れないようにしたい。


また書きます。

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気功の効果

2021-05-19 | 陸上競技

自分自身でもどれくらい効果が出るのか半信半疑の中で気功治療をしています(笑)目に見えるものではないので。が、結果的に良くなっていくという姿を見ると間違いなく効果があります。元々選手がきちんと走れるようになればという想いがあって気功の伝授を受けました。

 
月曜日。前の記事にも書きましたが競技場での練習でした。雨が降る中での練習。そこから少し移動して土日に引き続いて気功治療をすることに。病院に行ったら「走ってはいけない」と言われたようです。大半の病院では足を痛めていくと「2週間の安静」のような表現をされます。休んでいたらなんとなく治る。1ヶ月も休めば痛みはそれなりに引くと思います。が、それでは限られた時間の中で練習をしている人達は困ります。積極的な治療をするということで大きな変化があります。待っていて治るというのではなく。
 
先日も書いたかもしれませんがかなり重い肉離れをした選手が気功治療によって劇的に回復したという話があります。気功治療ができる人が3人いたのでひたすら手を当てる。鍼治療なども併せて行って奇跡的な回復。60時間くらい気功をしていたようです。普通の病院での治療では絶対にこんな回復はしません。私一人で選手の治療をするのでまたとても60時間というのは不可能です。が、時間をかければ治るのであれば何とかしてあげたいと思います。
 
前任校の選手のケア。もちろん顧問の承諾を受けてやっています。この子が走れるかどうかは大きな話だと思います。異動したら「もう関係ない」と思う人もいるのでしょうが、やはりなんとかしてあげたいなども思います。甘いのかもしれません。自己満足なのかもしれません。それでも一生懸命にやっている選手に対してはこちらも力になりたいなと。批判的に捉える人がいると思います。それでもあえて書きます。
 
治療の傍、練習も見させてもらいました。この日は治療が優先的になっていましたが。身体を動かす選手達を遠目に見ながら気功治療。グランドで走る姿をを見るのは好きです。遊び半分でやっている選手に対してはたいして思うことはありませんが、一生懸命にやっている選手には「力になれればな」と思う部分があります。もちろん押し売りのようになるのは避けたいので「聞かれたら答える」という感じが理想なのだと思いますが。
 
治療を進めていく中で「痛みが動く」ことがあります。ここは不思議なのですが。師匠に相談すると「良くあること」だと。一番悪いところが回復していくと次に悪いところの痛みが目立ってくる。今度はそこを中心に手を当てる。そしてまた移動する。この繰り返し。今回は本当に肉離れだったのか分かりません。一番最初に手を当てた時に患部にそこまでの違和感を感じませんでした。全体的にそんなに悪い感じではなかった。が、結果的に痛みが出ているという事実。ここをどう捉えるかです。
 
この日は治療と身体を動かすというのを繰り返していきました。痛みが出ているところに手を当てる。痛みがある場所だけではなく筋肉の端の方を弛めるというのも同時に繰り返す。かなり根気が必要です。
 
こうやってやりながら「治療院はできないな」という気持ちが強くなりました(笑)。コスパが低すぎます。これでお金をもらったとしても数日間かけて完治しない。間違いなく回復しているのですがとはいえ全快とまではいかない。こうなると患者さんも「治らないな」と思うでしょう。4時間、8時間かけてこれくらいなら「当たり前」となるのかもしれないなと。無理だなと(笑)。選手のためでなければできない。
 
かなり時間をかけました。練習を見ながら2時間近くでしょうか。この時点では幹部の痛みが最初10だった部分が「全体が2に分散した」ということでした。これもよくわかりません。私には理解できない部分があってそれでも改善されれるのであればいいのかなという気にはなっています。
 
途中途中、走りに関しても見ることができました。とにかく「見る」ことで気づくことが多い。グランドにいなければ見えない部分がある。論文を読んでいたりしてもわからないのです。頭で理解することも必要ですが、「現場で見る」ことでしかわからない。足運びも重心の移動も。走りも。その部分をどうやって身に付けていくのか。ポイントポイントでしか教えることができません。だからこそこちらも「必死にみる」ことができます。この部分は自分にとって「勉強」です。本当にありがたいなと思います。
 
競技場での練習をしてからさらに3時間近く気功をしました。これにより痛みが一部分に限定。気功してダッシュを繰り返す。9割くらいの回復までに達したのではないかと思います。途中、手を当てて「痛い」と私が感じる部分がありました。確認してみると本人も「痛い」と。ピンポイントで痛みがありました。
 
20時間とは言いませんがそれくらい連続でやったことで微妙に気が強くなったのかも(笑)。これは修行のような感じでしょうか。最近、こういう部分が増えているのでその「修行」の効果もあるのかもしれません。
 
かなり改善しました。もう少しだけやろうという話をしておきました。病院で1か月かかるといわれた。「試合に出る」と言ったら「笑われた」ということでした。それでもきちんと対応すれば「改善される」と思います。嘘みたいな話ですが。
 
いろいろと新しい発見があります。日々勉強。グランドレベルで考えること、見ることができるというのはありがたい。感謝です。
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当てにならない天気予報

2021-05-18 | 陸上競技
月曜日。この日は土曜日の代休で休み。練習があるの通常通り出勤。少しは慣れてきた感じがありますがやはり1時間以上時間が取られるのは痛い。まーどうにもならない部分です。前日休みとなっていたのでこの日は少し走れたらという感じでした。天候のこともあり練習場所をどうするかという検討がされて競技場練習となりました。雨が降ると砂場とマットは使えません。それでも専門練習をするためには競技場が一番やりやすい。他の団体が使う時間帯ではないので動きやすいというのもあります。

天気予報は曇りとなっていました。が、練習開始時点で既に雨。結構降っていました。気温が高いのもあって何とかなるかなという気もしますが、やはり雨に濡れない方がいい。少し待ってから開始となりました。この日も限られた時間の中で練習となるのでテキパキと。本当は補強からスタートの予定でしたが小雨が降っているので試合のアップとなりました!。

この時間帯、私は腰が痛いという選手のケア。最近はこの手のことが多くなっています。治療班。これはこれで自分にとってプラスになる部分もあります。選手が万全の状態で練習に臨むための準備。本来は各自でやる必要があると思いますが、やり方がわからなかったりする部分もあるでしょう。役立てるのであれば。

その後アップが進んでいきますが雨が降る降ったり止んだりを繰り返す。時折激しい雨が降ることも。天気予報、これだけ当てにならないのであれば出す必要もない感じがします。前日は雨予報でしたがほとんど降りませんでした。それなのに月曜日はひたすら雨。避けてやっていても進まないので「どうせ濡れているんだから変わらないからやろう」と声かけ。待っている時間が勿体ないです。

この日の練習では専門がかなり入っていました。メインはヨンパでした。ショートハードルの女子は他の種目練習をしている。男子もいましたがヨンパに関しては競技場練習の時にしかできないことがあります。その部分を踏まえて練習しました。前回やった時と同じように最初に「15歩のストライド」の定着のためのマーク走。4本くらいやったでしょうか。感覚が作れればその後の走りのイメージもつかみやすい。そこから1台目までの足合わせ。

22歩にしたことでスタブロの足が逆になります。この部分を気にかけていたので少し時間をとって。前ブロックに力を入れることができるかどうか。少し引っ張って確認をしてから1台目まで。先日やった時は「届かない」と言って22歩でした。この日は22歩で詰まります。踏切が近くなりすぎる。何本か調整。それでも詰まります。遠くから踏み切るという話はしていますがなかなか。詰まって浮いてしまうのでここももう少し時間をかけていきたい。そんなに時間はありませんが。

そこから3台目まで。かなりスムーズに行けるようになりました。やはり練習は偉大。単純に走っておく、跳んでおくというだけでは修正できない部分があります。課題克服のための練習をしなければいけません。前半で「15歩のための練習」をしていますからその感覚でやってくれればストライド感覚が作れます。3台目までは問題なく行けるようになっていると感じました。

最後に6台目まで。5台目まで15歩。6台目は16歩です。基本的に200mHは好きではありません。この距離が速く走れてもヨンパに生きるかどうかは別物です。例えば歩数の切り替えが入るのであればやはりその部分の練習をしておく必要があります。今回であれば15→16の部分です。逆足だけ練習をしても意味がない。実践的にやるためには実際にこの局面を作らないといけないと思っています。もう少し時間があれば分割走などもやりたいのですが。今は流れを作っていく練習が先。

5台目まではかなりスムーズに15で。16は苦手な逆脚なので多少崩れますが仕方ないかなと思っています。最低限の1回の逆足。ここである程度減速を抑えることができればあとは何とかならと思っています。レースプランとしては5台目まで15。6-7が16でそこから17。これまでも17の最後のピッチアップで追いついてきた部分があります。最大限の武器になるのかなと。

このパターンで55秒台を目指す。きちんとレースが作れれば十分可能だと思っています。県総体までにこのレースパターンを作って可能であれば中国までにもう少し記録が狙える戦略を練りたいなと。十分にチャンスがあると思っています。「県で勝つ」というだけではなくもうワンランク上を目指してもらいたいなと考えています。

合間に1年生のハードル指導も。これはもっともっと先を見てやっていくことが必要かなと。潜在能力は高いと思います。それを引き出すために基礎筋力の向上。まー長い目で見てやっていくんでしょうね。

終わった頃に雨が止みました。どれだけ予報が当たらないのか。参考にはなりませんが、どうしても天気予報を見てしまいます。精度が低くなっているのか。化学的なデータを使うことで経験則の部分が廃れていっているのか。この部分は分かりませんが。

天気予報。当てにならないですね(笑)
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ひたすら気功

2021-05-17 | 陸上競技
日曜日。本来なら休み。が、色々とあってある選手の気功治療をすることに。何とか万全の状態で走らせてあげたいなと。個人的な感情の部分もあります。一生懸命にやっている選手のサポートはしたい。もちろん自分自身の生活もあります。今自分が存在する意味を考えたい。前からずっと言い続けていますが「誰かの力になりたい」という気持ちが強くあります。ほとんどその部分が自分を突き動かしています。自分のために何かをしたいという考えがあまりない。これは自分が思っているだけで、周りから見れば「自己中心的な行動しかしていない」と言われるのかもしれません。

選手が走れるようになるならある程度の自己犠牲は当然だと思っています。治療する中で自分自身で感じることもあります。元々「選手の治療が即座にできらようになりたい」という所から「気功治療」について伝授を受けようと思っていました。ここ数年、自ら積極的に治療することがなくなっていました。どれだけ本気で治療したいのかというのもあります。こちらも「何が何でも治して走りたい」と思う選手以外に自分の時間を使う気にはなりません。「贔屓だ」と言われるかもしれません。しかし、それくらいの権利はあると思います。全てを受け入れることが本当に必要なのか。私はそう思わないので「本当に何とかしたい」と思っている選手のみサポートしたいなと思っています。

異動してからかなりの頻度で「治療」や「バランス調整」を求められる部分があります。kd先生が以前から言われていますが治療や調整ができると思われるとそこに依存する部分も出てきます。それはプラスの面もあればマイナスの面もあります。本当にどうにもならない状態なのか、安心を得るために気功するのか。疑似薬的な部分があるとしても必要ならやります。「気持ちの問題」が改善できるならそれはそれで問題がないと考えるからです。まー、気になる部分があれば多少弛めるだけで全然違ってくるのですが。

県選手権の時にはレースが重なる選手に対して気功調整をしました。疲労を散らす感じでしょうか。短時間で何本もいかなければいけないという状態であれば少しでも良い状態で走れれば良いなと思っています。それが気功であればやれば良いだけ。気功と書くと「怪しい」と思われますが実際に効果はあります。私が気功の伝授を受けて初めて他者に手を当てた時は肩凝りが軽くなり、かなり手が熱くなった記憶があります。本当に効果があるのかどうか自分でも良く分かっていませんでしたが。「温かい」と言われて「あー、自分の感覚と同じなんだな」と感じた記憶があります。

今回、肉離れなのか筋肉の張りなのかよく分からない中で治療を始めました。走ったら痛いというのでそれをどうにかしたい。最大限の走りができるようにしてあげたいなという個人的な気持ちもありました。余計なお世話なのかもしれませんが、笑顔でレースができるようにしてあげたいなという気持ち。自己満足なのかもしれないですが。

前日に手を当てましたがそこまで改善が見られませんでした。私の手を当てる場所が悪いのかもしれません。師匠に相談しながら「時間をかける」という話になりました。そうであれば私がひたすら手を当てて改善するのであれば時間をかければ良いだけ。治療をするために他の選手にも同席してもらいながらやっていきました。こういう部分で一対一になると何を言われるか分かりません。大半はそんなことはありませんが「何かあったら」という部分です。本人も安心するでしょうし。

日曜日は8時から開始。勉強をさせながらひたすら手を当てる。悪いであろう所に。前日に全体のバランスの調整をしてもらっていたので後は患部に手を当てるだけなのかなと。時間が許す限り手を当てました。私自身もかなりダメージを受けていましたがそれでも選手が良くなるのであればという感じがあります。様々な方の力を借りながら治療を進めていきました。

粗塩も利用。「浄めの塩」というように塩には不思議な力があります。師匠に相談して「塩の効果は高いのでは?」ということだったのでジップロックに粗塩を入れてその上から気功をするようにしました眉唾ものと思われるかもしれませんが。それでも確実に変化が生まれます。

休憩を挟みながら17時半まで。トータルで8時間はやったと思います。最長ですね。かなり改善された感じはありました。部位が部位だけにこちらも慎重に様子を見なければいけないなと感じていました。土曜日の最初の頃を10とすると5〜4くらいになったと。まじかーという感じでした。トータルで10時間を目標としていましたがまだ12時間やっても半分くらいにしかならない。手を当てる場所が悪いのか。根本的に思い違いをしているのか。

肉離れと言われていましたが最初からそんな感じはありませんでした。患部に手を当てても悪いイメージがなかったからです。一番痛いという場所に手を置き続けてやっているうちに痛みが移動していきました。これは良くあることのようです。患部が原因ではない。他に要因がある。そこを見つけ出すことが大切。肉離れであれば患部に手を当て続けることが最優先事項。が、今回のように痛みが移動するということは肉離れとは少し違うのかもしれない。そう考えてかなり探りました。

時間切れとなり翌日また治療をすることにしました。かなり改善されたのだけは確かです。目に見えない力ですがやはり効果はあります。プラシーボ効果だけではないのです。何とかしてあげたい。お節介かもしれませんし、押し売りのような所があるのかもしれません。「肉離れ」と言われたら選手は安静にする以外はないのかもしれません。しかし、積極的治療をすることで間違いなく治る時間は短くなります。安静、休むので治るのはいつになるのか。まー人それぞれの価値観でしょうから私がとやかくいう必要はありません。とはいえ、「何が何でも」という選手がいればこちらも何とかしなければいけません。顧問として陸上競技の指導に関わる者としてそういう感覚は忘れたくないなと思います。

お陰様でかなり私の肩が凝りました(笑)とはいえ、治療する中で色々なことが見えてきます。これも貴重な経験です。

ひたすら治療しました。日曜日は治療に始まり治療に終わるという日でした。なかなかの日曜日でした。治療に関われることに感謝。サポートしてくださる方、応援してくださる方に感謝。心からそう思います。
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雨の中で

2021-05-16 | 陸上競技
土曜日。この日は元々PTA総会が予定されていたため考査2日目となっていました。が、県内のコロナ感染者が増えてきているというのもあり直前で中止。日程変更はなく考査でした。2時間考査の後は避難訓練があって放課。雨が降っていましたが練習をすることに。こういう部分ではタータンがあるというのは大きい。

ピロティーで補強をしてからハードルドリルとジャンプ系。雨は降っていましたが気温はある程度高く湿度も高い。これだけで選手はかなり汗をかいていました。私も暑いなと感じるくらい。最初の補強は10分程度です。その中でどれだけきちんとできるか。負荷をかけられるか。1週間程度続いていますがある程度できるようになってきたかなと思います。細かい部分をいえばキリがないですが。できれば足首は伸びないようにしてもらいたい。最近は「固定しろ」とは言わないようにしています。こちらのイメージと選手が意識する部分が違ったりするので。こうなると良くないなと思うので。つま先を上げるという感じだけどにしています。腹筋をする時も背筋をする時もつま先が伸びないようにしたい。悪い癖をつけたくないので。

また、股関節周りの補強をしたりプレート補強をする時にも「膝が内側に入らない」「瞬発的に力を発揮する」という部分が大切。ここも意識させたいなと。補強の意味も考えながらですね。

動きの部分もkbt先生のやりたいことをこちらで察していきながら見ていきました。基本的な考え方は同じだと思っています。アプローチの仕方が変わってくる部分はあります。人数が多い部分があるので複数指導者の体制になることで手厚い指導ができるのかなと思います。

チューブを使った腿上げ。かなり良くなってきているなと感じる選手が複数います。これが走りに落とし込めるようになれば飛躍的に走れるようになる。県総体までに間に合うかどうかです。ここも最大限にサポートしたいですね。腿上げで「接地が長くなる」部分も少し見られました。他の部分でも影響してくることですから何度か指摘。その選手の感覚に合わせた言葉選びをしなければいけません。ここに関しても個人的にはかなり面白いなと感じています。何が本人に伝わりやすいかを探ることで指導の幅が広がります。勉強しながら指導できる環境だなと。

そこからは屋外に出て走ることに。雨予報でしたがそこまで酷くない。当初の予報では8ミリとかでしたから。ここまで降ると明らかに外でやるのは難しくなります。前も見えなくなるので。雨ですがやることはしっかりやる。短時間で集中してですね。スタートの構え、また甘くなっている者がいます。ここはしつこく言い続けたい。何故構えをきちんと作るか。普段のスタートからしっかりやっておかなければいけません。腰の移動は水平方向ですし、力の発揮の方向がきちんとしておかなければいけない。構えがきちんとできなければ身体が浮いたりします。実践に近い動きをしなければいけないのにここできちんとできなければ加速段階の動きが身につきません。

前日kd先生から「明確な意識を持ってやる」というのが全体な投げかけられました。やればできることを何度も言われている間は強くなれない、と。人はどうしても意識が疎かになっていきます。その時はきちんとできたとしても時間が経過すると曖昧になります。そこの部分しつこく言い続けることで本物になると思っています。「何をやるか」「何故やるか」を理解してから次の段階に進む。もっと強くなれるなと思います。構えも同じです。適当にやってしまったらその一本がもったいない。忘れて欲しくないですね。

そこから走練習。短短が150×3本、短長が150m×5本です。タータンが1周500mなので短長は戻ってこないで周回で行います。ここも練習効率としてはかなり良いかなと思いますね。雨が降りますが関係なく。風も強烈でしたが走れる方が良い。選手には「他の学校は雨の中で走る経験がない」という話も少しだけ。歩きながら話していたのでどれだけ聞いているのかはわかりませんが。他の学校ではタータンがないので雨が降ると走れません。だから試合の時には雨が降ったら嫌がります。慣れないですから。しかし、ここではそれができる。大きなプラス材料だと思っています。

私は短長のほうの間のレストを測る係として。短短はホームストレートのみなので自分たちで歩いて戻ってきてスタートする形です。短長は先頭がフィニッシュしてから1分後に再スタートになるので私も声が聞こえるところまで移動しました。雨の中なのでなかなかです。短長が2本目をスタートした直後、突風が吹いて傘がひっくり返る。ずぶ濡れ(笑)とはいえ、選手は走っているので声かけをしながら。なかなかの状況でした。

このグループの練習が終わってからまた別のグループの練習となったのでそちらも。短長が一人だったのでひたすら声かけ。選手の背中を押し続けることも私の役割だと認識しています。とにかく声かけ。元気付ける。声が大きいのが唯一の長所なので。

終わってから前任校の選手の気功治療をすることにしていました。山口まで来てもらって対応することに。場所的にこちらの方がやりやすいかなと。本人はなかなか来にくいかなと思いますが、背に腹は変えられず。何とか気功をして走れるようにしてあげたい。kd先生にバランス調整をしてもらってそこからずっと気功。なかなか改善できません。それでも手を当て続けるしかない。時間をかけて治るならいくらでもやります。本人が治したいと望むのであればこちらも最大限のことをしてあげたいと考えています。

4時間近くやりました。まだまだです。次の日も気功をすることに。勉強時間の確保も必要なので本人は横になったままでひたすら気功をするようにしています。どれだけ時間をかけれるか。こちらの根気と本人の治したいという気持ちだと思います。

何とかしたいですね。
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できる限りのことを

2021-05-16 | 陸上競技
前の記事の続きで。金曜日、実は午後から休みを取っていました。ほとんど年休は取らないのですが。色々なタイミングもあって。少し前任校の指導をするために。異動後、2年生の1人が足を痛めています。4月はほとんど走れていないのではないかなという感じ。それでも支部大会はベストを更新して3位に入っていました。冬でかなりの力がついています。が、全力で走れているかというとまだです。そんな中である程度結果を出したというのはやはり力が上がっているのだと思います。治療の部分も含めてなんとかできないかなと。

何度も書いていますが、この部分に関しては考え方が様々だと思います。異動したら前任校は関係ないのでドライに接する指導者もいるのではないかなと。私はそれができません。甘いといわれたら全面的に受け入れます。選手のためにならないと言われるかもしれません。もちろん、「見て欲しい」と言われなければ行きません。無理やりこちらの指導に従わせるというのは違うと思うので。そのあたりは顧問の先生とも調整しつつ。今の学校の選手のこともあります。私の性格的なことを分かってもらえないかもしれません。非常に難しいなと思いながらも。何度も書きますが「見て欲しい」と言われないのであれば絶対にやりません。それくらいはわきまえています。

この日は練習を見させてもらえる。ありがたいなと感じていました。私自身、現場で指導したいなと思っています。どんな形であっても現場で選手と向き合いながらやっていきたい。遠くから眺めるような指導スタイルではありません。どの競技レベルであっても「一生懸命にやる」という選手に対して力になりたいという気持ちがあります。

少し話が変わりますが、GW中に他校のハードル選手の指導をさせてもらいました。その選手の指導者から連絡がありました。この日な1時間くらい練習をしたそうです。強制ではなく。その時に先日教えたことをベースに丁寧に練習をしていたという報告でした。力はまだないかもしれません。それでもこうやって丁寧に練習をしようとする姿勢は大切だと思います。これがきっかけで力が上がるかもしれません。自分の学校の選手であってもきちんと出来ない選手は出ます。個人的には「一生懸命にやる選手」を大切にしていきたいなと思っています。これも考え方。

本題へ。この日はバトン練習をメインにしたいので見て欲しいということでした。最初の話に戻るのですが2年生1人が足を痛めていてどれくらい走れるか分からない。そんな中で先日の県選手権でリレー失格。メンバー変更しての出場でしたが経験不足ということもあり、3走の所で失格しました。3走が強いチームは強い。これまではそれで挽回していたのですが先日はそこでミス。走順変更も含めて考える必要があるのではという話をしていました。

顧問の先生も同席して下さっているのでバトンに関しての話をしながら進めていきました。前も書いたかもしれませんが、こういう場面に若い指導者が来てくれるというのは今後のことを考えると重要なことです。何となく見るのではなくポイントを押さえて見てもらえるようになれば間違いなく選手にプラスになります。なかなか熱を持って指導にあたってくれる人が少なくなっています。その中で興味関心を持ってくれる若い指導者にはこちらも色々なことを伝えていかなければいけないと思っています。これも年齢的な役割なのかなと。

私自身はどんな場面でも「教えて欲しい」と言われたら伝えるようにしています。別に隠しても仕方ないので。まずは聞いてくる人が少ないというのもあります。練習スタイルや内容だけを見てもらって真似ても意味はないと思っています。そこに何があるのか。何を目指しているのか。はっきりと分からないといけない。だからこそ隠しても仕方ない。伝えられることは常に伝える。この日のバトンは走順が変わったこともありグダグダ。よく考えてみたらアンカーの選手は最初からアンカー以外は走ったことがありません、今ではハードルで15秒3まで行っていますが昨年の最初は14秒台でした。走力がないからアンカーという形にしていたので他の事をやっていません。ここは問題。

一応、練習の時には説明をしていました。10バトンや25並走の意味を伝えながらやっていた。しかし、直接渡すことをしないのできちんと身についていませんでした。ここは私の責任かなと。もう少し視野を広げて他の走順も経験させておくべきだった。走れるようになっていたので冬に2走に持っていけばいいのではないかという話もしたのですが、もらうだけの方が良いということでした。甘やかすのではなかった(笑)

ほとんど走練習はできずにバトンのことをひたすら。本来やりたかった走練習は割愛。バトン練習で走っているので問題はないと思うのですが。こういう部分も普段から見れていないので難しいですね。最後にカーブ直線のマーク走を何本かやっていました。ここをやることで走りのイメージが作れる。それを前回感じたのでその流れの中でメニューに組み込んだのだと思います。大切な感覚。少し無駄な時間があったのかなとは思います。もっと効率的に練習ができていくと早く練習が進みます。時間を有効に使わなければいけません。

足の痛みに関して我が師匠に相談。あれこれ可能性を考えて頂きました。とにかくやれることは全てやりたいなと思います。私に出来ることはそれくらいです。中途半端な形で異動をしているのでせめてこれくらいはしなければいけないと考えています。全力で県総体を走れるかどうかです。

前任校の指導に関して書く必要があるのか。ここは以前も批判を受けました。これは前回の異動の時にです。前の学校と比べることで今の学校の選手に失礼ではないか、と。これはそうだと思います。今は現任校の選手に対しても出来ることは最大限にやっています。ここを疎かにするつもりはありません。ある程度は選手に受け入れられてきているかなとは感じています。同時に前任校の選手に対しても頼られたら応える部分があります。異動する前に話をしていますが、「異動したらそちらが最優先」です。ここは変わりません。が、それ以外の時間であれば頼られて指導するというのは悪いことだとは思いません。考え方は様々です。

こうやってblogに書かなければ誰も知らないままで終わるのかもしれません。それでも今私が指導させてもらうことで何かが変われば良いなと思っています。今のように前任校に関わることも限られています。当然ですが。限定的な時間だからこそこちらもやれることはしたいと思います。

上手く書けませんか。記しておきます。
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