bowyow cine-archives vol.660&661
ブルース・ウィルスが大活躍をする2本の活劇映画で原題は「Nothing Lasts Forever」であるが、これを邦題のように変更したのはこの映画に限って許すことにしよう。
両方ともほんとうは無力であるはずの1個人(本当はNY市警の刑事だが)が1)クリスマスイブに2)とんでもない大事件に巻き込まれ、3)ビルや空港が大爆発してあわや一命を失いそうになる窮地に再三再四追い込まれながら、4)最後にはめでたしめでたしの大団円を迎え、5)愛する妻を熱い抱擁を交わすというプロットでは共通している。
悪者のテロリストの中身が判然としないのは遺憾だが、脚本がよく練られており、前作ではベートーヴェンの第9、後者ではシベリウスの「フィンランディア」が鳴らされるといった意外さも楽しめる、これぞハリウッド特製の超特大娯楽映画である。
なにゆえに私の記憶は失われてゆくキャベツの皮がはがれてゆくように 蝶人