あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

三隅研二監督の「眠狂四郎炎情剣」「眠狂四郎無頼剣」&田中徳三監督の「眠狂四郎女地獄」をみて

2014-08-19 18:18:04 | Weblog


bowyow cine-archives vol.671、672,673


悪家老と商人の癒着とか、おなじみの権力闘争とかのあらすじはどうでもよろしいが、若き日の中村玉緒の妖艶なこと。

愚かな浅知恵の人妻に扮した玉緒を市川雷蔵が犯すところを、もっとじっくり描いて欲しかった。

「眠狂四郎無頼剣」では女が藤村志保、音楽が斎藤一郎から「ゴジラ」の伊福部昭に変わり、狂四郎は同じ円月殺法の使い手と対決してこれを倒すが、別にどうということはない。

「眠狂四郎女地獄」は脚本がメチャクチャでじつにくだらない映画だが、うちの親戚の五味龍太郎選手が出演していて、市川雷蔵に過カッコよく殺されるところだけはよい。

 雪の決闘のラストはこの映画にも出ている田村高廣主演の「侍ニッポン」をちょっと想起させる。


  なにゆえに「四季書林」は潰れたか顧客を馬鹿にする店主の傲岸 蝶人
コメント
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