bowyow cine-archives vol.671、672,673
悪家老と商人の癒着とか、おなじみの権力闘争とかのあらすじはどうでもよろしいが、若き日の中村玉緒の妖艶なこと。
愚かな浅知恵の人妻に扮した玉緒を市川雷蔵が犯すところを、もっとじっくり描いて欲しかった。
「眠狂四郎無頼剣」では女が藤村志保、音楽が斎藤一郎から「ゴジラ」の伊福部昭に変わり、狂四郎は同じ円月殺法の使い手と対決してこれを倒すが、別にどうということはない。
「眠狂四郎女地獄」は脚本がメチャクチャでじつにくだらない映画だが、うちの親戚の五味龍太郎選手が出演していて、市川雷蔵に過カッコよく殺されるところだけはよい。
雪の決闘のラストはこの映画にも出ている田村高廣主演の「侍ニッポン」をちょっと想起させる。
なにゆえに「四季書林」は潰れたか顧客を馬鹿にする店主の傲岸 蝶人