鎌倉ちょっと不思議な物語第330回 &バガテル-そんな私のここだけの話op.192
毎年太刀洗の朝夷奈峠の三郎の滝を登った原っぱにあるお玉が池を整備してカエルの産卵の環境を整えているのだが、今年は第一現場で2月14日にそれを見つけた。(写真は第2現場の小さな泉)
通例だと第1現場、第2現場、第3現場の3か所でまずアカガエル、次いでヒキガエルの産卵が行われるのだが、今年は(も)異常気候の所為か例年よりだいぶ遅れているようだ。
2月末に第3現場でもアカガエルの卵を見かけたが、去年の台風でグチャグチャになってしまった第2現場はあまり期待できないだろう。
20年前、この第2現場では数多くの雌雄のヒキガエルが奇声を発しながら激しく交尾していたが、あれらの巨大なカエルたちはその後何処へ消え去ってしまったんだろう。
息子は自然の力は偉大だから、放置しておいても産卵は行われるというのだが、やはり年老いた私が1月の末か遅くとも如月のはじめにスコップで泥や落葉をすくい上げ、きれいな水がある分量で溜るようにしておかないとすこやかな産卵はもたらされないと信じているのである。
お玉が滅ぶか私が滅ぶかどちらが先に駈けつくか 蝶人