闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1150、1151
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○相米慎二監督の「東京上空いらっしゃいませ」をみて
相米選手はいつも映画の中にいながら映画を乗り越えたいと願っていたひとで、例えばあの長回しの映画が必要とする時間を超えたところにその剰余価値と余情が滲み出ているのだが、しかしやはり映画は映画なので、このまま延々と回し続けたいのだがそれも出来ないので、「しょうがねえなあ」とぼやきながら「カット」と言うのである。
○木村恵吾監督の「新春狸御殿」をみて
役者がみな狸になってポンポコ歌って踊る1959年大映製作の和製ミュージカル映画なり。若尾文子の愛らしさよ!他に勝新太郎、市川雷蔵など。
凶暴な安倍蚤糞と能天気な蚤糞夫人の共謀を黙って見ている自公維新 蝶人