あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2018年皐月蝶人花鳥風月狂歌三昧

2018-06-04 13:16:16 | Weblog

 
ある晴れた日に第512回



なんとなく我らも勇気づけられる92歳で首相になったマハティールさん

生きとるんかはたまたすでに死んどるんかわいらあよお分からん今も

雀の子メダカかたばみシジミチョウ小さきものはみな愛し

宝くじに当たってからは伸び伸びと風景画を描いたアルマン・ギヨマン
 
延べ5千人の大捕り物はカラ振りでもぬけの殻なり尾道の島

一撃で蚊を打つ息子の若さかな

年寄りと侮り寄せしハマダラ蚊ただ一撃で退治してんげり

これほどの阿呆莫迦野郎がアメフトの監督をやっているという驚き

転調をすればするほど哀しくてミシェル・ルグラン「シェルブールの雨傘」

「国」よりは「くに」の方が柔らかで自由な組織のような気がする

完全かつ最終的に安倍蚤糞を葬り去るべき時は来たれり

悪童を右に左に睨みつつ本町通りを飛ぶオニヤンマ

江戸時代に栄えし家の末裔が町内会をしかと支える

世の中で一番弱き者を抹殺すれば幸せな世の中がやって来るのか聖くん

弱きもの皆殺しした世の中で君は楽しく生きられるのか

世の中もひとさまのこともさておいて後生大事にわが身を守る 

中井貴一のテレビ番組をみながら思いだすのは佐田啓二のこと

甲子園には凹み帽よりノーマル帽がよく似合う

小中は大根足の少女たち高校過ぎて美脚になるらし

我も失せ妻子もやがて消えてゆくこの世の中に未練あるなし

なにゆえに障がい児は生まれたかわれらの生を問いただすため

とりあえず黒柳徹子は口にする「あら可愛いわねこの子猫ちゃん」


  今日の日が明日も続くと仮定してカレンダーは果てなく続く 蝶人
コメント
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