闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1357,58,59,60
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1)リチャード・ドナー監督の「リーサル・ウェポン」
脚本の勝利。愛する妻を亡くして自棄自暴に陥っているメル・ギブソン刑事という設定が効果的なバックグラウンドになっていて、その上に黒人の相棒ダニー・クローヴァー刑事との絶妙のコンビネーションが展開されていくことになる。
2)リチャード・ドナー監督の「リーサル・ウェポン2」
お馴染みのコンビに、3枚目のジョー・ペシが絡んで一層面白くなった。拘束衣を関節を外して脱ぐ裏技がうまく物語の展開に生かされている。あっけなく殺されるパッツィ・ケンジットは可哀想。
3)リチャード・ドナー監督の「リーサル・ウェポン3」
いよいよ相棒のダニー・クローヴァーが引退するという間際の2人だが、ちょんぼで刑事から警官に左遷されているのが面白い。今度はヒロイン役にレネ・ルッソが登場し、メル・ギブソンと一緒になるというところで終わる。
4)リチャード・ドナー監督の「リーサル・ウェポン4」
謎の中国人が登場してまたしても繰り広げられる活劇ゲームだが、どうもあんまり迫力がない。最後の記念撮影などをみると、スタッフ一同これでシリーズは終わりというつもりでいたんだろうな。
またしても心優しき青年が亡くなりてまたホトトギス泣く 蝶人