あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

しりあがり寿著「真夜中の弥次さん喜多さん2」を読んで

2018-07-20 11:57:27 | Weblog


照る日曇る日 第1101回

弥次さん喜多さんは駿府から丸子、岡部の宿へと旅を続けていくのだが、実際は駿府の宿で2人の腕がくっついてしまい、そこからお伊勢さんの近道だという三途の川を目指すのだが、丸子の宿では喜多さんはエクスカリバーを手に入れた代わりに弥次さんを失ってしまう!

しかし私は何を書いているのだろう? 

喜多さんがもののはずみに殺してしまった弥次さんを取り戻すために、賽ノ河原の奪衣婆は、喜多さんを連れて三途の川の源流を目指す。そこでは生と死がつながっているのである。

再び言うがし私は何を書いているのだろう?

三途の川では、なんと前巻に登場した空の守が出てきて奪衣婆ともども喜多さんを助けてくれるのだが、弥次さんをこっそりこの世に戻してやる計画が失敗して、生死の門がぐちゃぐちゃになってしまう。

大混乱に陥った三途の川の港を正常に覆すためには奪衣婆が空の守と交わって、新しい生命の門を創出しなければいけないのだが、そればっかりはと空の守が固辞するのだが、それではいつまで経っても新しい生命の門はできず、漫画も進展しないので、とうとう2人がやらかすと、ここに一大奇跡が起こってなんと喜多さんは無事にリアルに復帰するのであったあああ。

しかしまあなんという漫画であることか。続く。

  露台では早や40度を超えて居りそも幾たりが今日は逝くらむ 蝶人

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