西暦2017年弥生蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話 op. 250
米ツイッター社は、客観的な事実に裏づけられない歪んだ感情的な偽ニュースを発散し続けるドラルド・トランプを、なぜ除名しないのか。3/1
毎回の製作費が6500万とかいわれているNHKの大河ドラマ「直虎」の下らなさはとどまるところを知らない。女城主物語などという目先の興味だけで飛びつくからこういうざまになるのだ。早く中止して次の「西郷隆盛」を前倒しして欲しいものだ。3/2
都庁の独裁者として君臨し、税金をふんだんに使ってやりたい放題をやらかした男が、厚顔無恥にも「司司のみんなの責任」なぞとほざいている。そして、聞くべきことをろくに聞き出せない腰ぬけ記者ども!3/3
週に2日くらいしか登庁しないくせに、「自分と自分の一族ファースト!」で税金を浪費し、あまつさえ尖閣諸島の領有に血道をあげて、中国との友好関係を破綻させた「裕次郎の兄」。そんな男を都民は支持した。3/4
安倍蚤糞もその夫人も、自民も維新も、頑是ない幼児に教育勅語を暗唱させるような復古的で反憲法的な学園の教育方針に心から賛同し、陰に陽にその便宜を図っていたことが明らかになった。3/5
片山杜秀氏によれば、ヴァイオリンにヴィブラートをかけだしたのはクライスラー以降の比較的最近のことらしい。古楽はそういう装飾的奏法を払拭したが、それが果たして良かったのか否かは、軽々に断言できない。3/6
「ウィンドウズのセキュリティの重要な警告」というタイトルでエラー発生のお知らせが画面いっぱいに表示され、パソコンは動かない。フリーダイヤルでカスタマーサポートに電話しろと言うので、03でなんで無料なのか訝しく思いながら電話すると、怪しい中国
人?女性が出てきた。3/7
やたら「お客様、お客様」と呼びかける奇妙な日本語で、「これからあなたのパソコンに入って遠隔操作して直します」というのだが、どうも信用できないので電話を切ると、今度はその女から電話が掛かってくる。修理費をふんだくる悪質な詐欺らしい。要注意。これが対策法ずら。https://www.telnavi.jp/phone/0345888350
教育勅語の「核心」は上御一人への盲目的な隷従の強制と戦争協力にあるのに、それを無視して、あえて父母忠孝博愛などの徳目をフレームアップするのは、戦前の歴史と事の本質をわきまえない政治的僻目である。3/9
教育勅語に限らず満洲国や海外侵略について、総論としてはノーといいつつも、部分的にはイエスと肯定することによって、過去の歴史に対する評価が相対的、現状肯定的なものへと転化する危険。No,but主義の弊害。3/10
敵意が壊すものを愛情が治すのだ。(ジョージア国トビリシの結婚式で歌われていた歌の文句。NHK「世界ふれあい街歩き」より)
まもなくトランプは米国から、安倍蚤糞は日本から、ペルソナ・イン・グラータとして追放されるだろう。 朴槿恵が大統領職から追放されたように。3/12
森友学園から理事長を撤退させ、夫人をマスコミから撤退させ、共謀罪の強行突破を図るために南スーダンから自衛隊を撤退させる極右ファシスト宰相は、つくづく世のため人に為にならない存在であることよなあ。3/13
安倍蚤糞は、図星を指されると、その都度逆上するようだ。分かりやすすぎる奴。されど狡賢い悪い奴。3/14
稲田という似ても焼いても喰えない嘘つき女に比べたら、森友学園の前理事長の方がまだしも正直だな。3/15
TPOをわきまえない時代錯誤のぶりっこファッション。その異様な風体こそが、この稲田という女の精神錯乱的妄想を雄弁に物語っている。3/16
20日には阿呆莫迦慎太郎、23日にはお調子者の籠池選手の証言が続く。ウグイスも盛んに啼いている。もうすぐ桜も咲くだろう。お楽しみはこれからだ。3/17
テレビでダニエレ・ルスティオーニ指揮都響の「トスカ」、ラジオで山田和樹指揮日フィルの「カルメン」を(視)聴したが、同じ若手でも前者が断トツで優れていた。山田は小澤征爾と同様、オペラのセンスが皆無。管弦楽でもきっと詰らない指揮をするのだろう。3/18
NHKのテレビ番組の話だけど、大相撲の解説はなんといっても北の富士、舞の海に藤井アナのトリオが最高に面白いなあ。女性の藤井アナの「すっぴん」は4月からも続投だろうか?3/19
かつては熱狂的に支持していたくせに、ある日ある時、大衆は自分でも説明できない理由で彼らを見放す。げに恐ろしきは、政治家よりも大衆である。3/20
石原慎太郎を証人喚問に引っ張りだしたのはいいけれど、委員たちは通り一遍の質問を繰り返すだけで、二の矢は皆無。言いたい放題の慎太郎にまともに反撃、追及、糾弾できない百条委員会なんて、ナンセンスもいいとこだ。3/21
国民が凶悪凶暴な政治権力に対峙・対決し、時に暴力を用いてでも転覆させるのは当然の権利であり、権力への反対をその最初の段階で押しつぶそうとする「共謀罪」の成立を阻止するのは、自由と人権を擁護する全国民の義務である。3/22
かりに「おきな女」とか「いきな着物」とかいう文句を書こうとする。多くの作者はこの「いき」なる言葉に大概「粋」という漢字を当てはめて使うであろう。何ぞ知らんや「いき」という言葉の語源は「意気」に存するので「意気な女」と書くべきなのである。谷崎潤一郎「ノートブックから」3/23
「酷い」と書いて「ひどい」と読ませるのは、「非道い」の誤り、「困める」は「意地める」の誤りである。僕も「おかみさん」というのを「お女房さん」、「お神さん」などと書いたりしたが森鴎外先生が「お上さん」と書かれたのをみて訂正した。谷崎潤一郎「ノートブックから」3/24
「それは可けない」などと書いている作家がいるが「いける、いけない」の語源は「行ける、行けない」に起因していて英語のit goes などに用いるto goの使い方と同じなので「それは行けない」とすべきである。谷崎潤一郎「ノートブックから」3/25
「しきゐ」は「閾」という字を使ってもいいが、なるべく「鴨居」と書いてほしい。「はいる」は「這入る」、「やには」は「矢庭」と書くべし。たとえ固有の語源が失われている場合でも、その語源を尊重して、発音に該当する漢字をもちいるようにしたい。谷崎潤一郎「ノートブックから」3/26
末世の世に奇跡は起こるものだ。横綱が大関を二度も土俵に転がして連続優勝すると思っていたひとは、稀勢の里以外誰一人いなかったのではないだろうか。3/27
欲と金と嘘にまみれた極右と悪徳政治家と官僚どもが繰り広げる醜い争いに吐き気を覚えていた私は、稀勢の里大逆転の奇跡的映像を前にして、まだまだこの世も人も捨てたものではない、と教えられたような気がしました。3/27
夏目漱石の初期の作品の中には尾崎紅葉や泉鏡花、森鴎外の優れた作品と同様、藝術的感激が溢れていたが、残念ながら「明暗」にはそれがない。あっても甚だ希薄なものにすぎない。谷崎潤一郎「ノートブックから」3/28
君がすることをするためには、歩く必要がある。歩くことで言葉が君にもたらされ、頭の中で書いている言葉のリズムが聞こえてくる。書くことは体の中で始まる。それは体の音楽であり、言葉の音楽こそ意味が始まる場なのだ。ポール・オースター「冬の日誌」柴田元幸訳より3/29
プレミアム・フライデイ? なにそれ? なんでもかでもプレミアムをつければいいというもんじゃねえぞ。3/31
教育勅語を学校で教える!?いつか来た道へ逆走するニッポン 蝶人