あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

国立能楽堂で能楽研修発表会「第16回青翔会」を見聞す

2018-06-14 13:47:19 | Weblog


蝶人物見遊山記第285回


今回の演目は舞囃子が、喜多流の「忠度」、金春流の「巻絹」、宝生流の「絃上」でしたが、「忠度」が安心して見られました。「巻絹」のシテはなんだか舞の所作がぎこちなく大鼓を激烈に叩き過ぎるうえに小鼓ともども地謡を消すほど掛け声が煩くて閉口しました。こういうアンバランスは「絃上」でも散見されましたが、先輩格のディレクターがコントロールしないと打楽器陣の遣りたい放題になってしまう危険があると素人考えながら憂慮しました。

和泉流の狂言「清水」はそんな狂演のカンフル剤となるような笑いを添え、能に狂言がサンドイッチされる必然性を見事に立証してくれました。

最後は観世流の面々による「善界」でしたが、昨今の南アジアにおける中国軍の攻勢、浸透を象徴するような演目で面白かった。しかし本邦の仏教界を制覇すべく来訪した中国の天狗、善界坊の破竹の勢いに対してわが比叡山の増正の仏法の守りがいかにもひ弱に見えたのはちと残念。

あんないい加減な数珠の祈りで、獰猛な唐天狗が退去するわけがない。ここは「安達が原」の鬼婆を退散させる山伏のような劇的な演出があらまほしかったのですが、これはまあないものねだりというやつですな。

   大谷が出場しないとエンジェルスを中継しないNHK 蝶人

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恋の2本立てずら

2018-06-13 08:54:40 | Weblog


闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1355,56

1)スティーブ・クローブス監督の「恋のゆくえ」
ボー・ブリッジとジェフ・ブリッジ兄弟のピアニストに紅一点のミシェル・ファイファーがボーカルで絡む。ブリッジ兄弟のピアノは誰かが弾いているが、ファイファーは自分で歌っているから偉いものだ。ただしあんまりうまくないけれど。


2)ウール・グロスバード監督の「恋におちて」
恋のどつぼにはまった2人を、特にメリル・ストリープが好演。ラストシーンの彼女の横顔が素晴らしく美しいが、この女性と男性、妻子があるのに、これから先、どうするんだろう。恋に落ちたその先の先までを、続編にしてほしかったずら。

  ともかくも握手ができて良かったねミサイルなんか打ちっこするより 蝶人

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岡崎京子著「ジオラマボーイ パノラマガール」を読んで

2018-06-12 09:32:03 | Weblog


照る日曇る日 第1079回

今は亡き「平凡パンチ」に1988年の3月から11月まで連載されたそうだが、最初のほうは、ほとんど試作とデッサンくらいの恐る恐るといった風情の浅い入り方で、先が危ぶまれるくらいだから、これは作者もさることながら、半分以上は編集者の仕事であったのかもしれない。

それでも短いチャプターが進行するうちに、この時代の世の中の暮らしぶりや風俗やら停滞する空気なぞを併呑しながら、古くて、それなりに新しいボーイミーツガール、いなガールミーツボーイの物語をみっしりと確立していく作者の力量は見事なもので、最後まで通読すると、その間の彼女の成長ぶりもありありと読み取れる1冊に仕上がっている。

所々に彼女の昔話というか回想が見開きで挿入されているのも興味深い。あとがきでは、本書の表題を「峠の我が家」にしようと考えていたそうだが、私もちょうど同じ頃に同じキーワードによる未完のテレビCMを企画していたので、なんとなく親しみを覚えたことでした。


    大谷も田中前田ダルビッシュみな故障して投手全滅 蝶人



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岡崎京子著「エンド・オブ・ザ・ワールド」を読んで

2018-06-11 10:24:57 | Weblog


照る日曇る日 第1078回 

1994年に祥伝社から発行されたこの本には、表題作を含めて「VANPUS」、「ひまわり」「水の中の太陽」「乙女ちゃん」の5つの短編が収められていて、どれもそれぞれに面白いとしか言いようがないが、本書に見るかぎり、作者の脳裏を過ぎった映画のタイトルやその意匠にヒントを得て創作に入っていくという、やり方をしているようである。

表題作はD・リンチの「ワイルド・アト・ハート」、「情婦マノン」、D・バーンのの「トゥルー・ストーリー」などの映画や画集、写真集などを「パクって」制作したと告白しているが、確かにそういわれて見直せば、そういう形跡はあるが、かというて、それらの単純なコラージュであるはずもない。

ばらばらの参考資料に準拠しながら、それらを大胆不敵に編集し直し、引用原典のいずれにも帰属しない、独自の映像世界を立ち上げる早業は、彼女以降の漫画作家が、誰一人なしえなかった異色の作画法だが、それゆえにもたらされる、ある種の軽薄さと疾走感も、あらかじめ聡明な作者によって計算されていたに違いない。


 かくすればアベ喜ぶと知りながらダミーを選びしニイガタの民 蝶人
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井伏鱒二著「黒い雨」を読み、今村昌平監督の「黒い雨」をみる

2018-06-10 10:27:24 | Weblog


照る日曇る日 第1077回&闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1354 


原爆とその被害の状況をこれくらい生々しく描きだしたドキュメントはどこにもないだろう。

私たちはもう一度この文章を読んで、いかに核が恐ろしい被害をもたらすか、戦争が民草の日常を完膚なきまでに破壊しつくすかを再認識する必要があるだろう。

阿呆莫迦トランプ大統領を「はじめ、その必要もないのに原爆を投下したアメリカの人々にもぜひ熟読玩味してほしいものなり。

なお本書の母体となったのは被爆者、重松静馬氏の「重松日記」と被爆軍医、岩竹博氏の「岩竹手記」で井伏鱒二はそれらをリライトした程度らしいので、機会あればその種本も読んでみたいと思う。

そういう読後感を得て同名の映画をみると、白黒で厳粛に描きだされた被爆者の痛々しい姿などは原作のそれをそのまま映像に置き換えたような現実味があって、さすが今村昌平と感嘆するほかはない。

が、その他の部分では、原作には登場しない人物や逸話が物語を勝手に起動させており、原作では描かれなかったヒロインの愛と生と死病について、今村が独自に想像を膨らませた展開になっているようだ。


  奥村さんも私も好きな人がいてその名懐かしアブドラ・ザ・ブッチャー 蝶人
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なにゆえに第52回~西暦2018年皐月蝶人花鳥風月狂歌三昧

2018-06-09 11:23:05 | Weblog


ある晴れた日に第514回



なにゆえに世界はしんと静まり返る金トランプの一騎打ちを前に

なにゆえにトキオの誰それがどうしたこうしたそれが国家の一大事かよ

なにゆえにこれから藤沢に行きたいという小田急の回数券を買うんだと

なにゆえにイチローは身を引いたやるべきことをやり尽くしたので

なにゆえにイチローがダライ・ラマ中国からつけ狙われるぞ

なにゆえにトキオ山口ばかり取り上げるアベ友の山口を放置して

なにゆえに江ノ電は毎日遅れる昔はいつもガラガラだったのに

なにゆえに金もないのに買いまくるアマゾン症候群に冒されたから

なにゆえに「会ったこともない」が「会った」に変わる都合のよい記憶の持ち主

なにゆえにキムとトランプがやり放題なにやっとるか安倍蚤糞

なにゆえにプロ野球はやかましい応援団は即やめちまえ 

なにゆえにまたハンカチをトイレに流すあれほど「ダメだ」と言うたではないか

なにゆえに今朝は山の若葉の色が濃い時々刻々と緑の変容

なにゆえに横山大観は面白い次から次に作風を変える

なにゆえに次男は珍しく電話してくる年に一度の母の日なので

なにゆえにそこまで阿呆に忠義を尽くす良心を溝に投げ捨ててまで

なにゆえにおタマは全滅してしまった手足が生えたのに水から出さなかった

なにゆえに北朝鮮は鼻白む廃棄ストリップを迫られるので

なにゆえにアルファ・ロメオに手を伸ばす車だけでもセレブになりたい

なにゆえにわが心踊るや天然ウナギのシロウと逢ひけり

なにゆえにミズキの周りを飛び回るキアシドクガの大量発生

なにゆえに「木の葉」を「きのは」と発音する恥ずかしくないか吉松隆

なにゆえにイチローはバットを置いてしまった君はほんとにそれでいいのか

なにゆえに理科の復習せにゃならぬ「ブラタモリ」なんか二度と見まへん

なにゆえに介護保険料が暴騰するこんな大金安倍蚤糞が自分で払え

なにゆえにトランプは首脳会談をボイコットしたサシで遣り合う勇気がないので

なにゆえに加計に会ったのに会わないという安倍蚤糞を嘘発見器にかけよ

なにゆえに加計に会ったのに会わないというこの嘘つきを引きずり下ろせ

なにゆえに嘘また嘘で逃れんとするざけんな加計安倍と滅びよ

世の中を舐めきっている安倍への忠義がを滅ぼす

なにゆえに電車が遅れたと我が家に戻る施設なんかにゃ行きたくないんだ

なにゆえに米朝会談をゲームと抜かすポーカーが得意とうぬぼれるトランプ

なにゆえに赤い金魚は妻に馴染んだ毎日御馳走をもらえるんだもの

なにゆえに安倍は平然と居直っている自公を選んだ選挙民様様


  最大の自然の敵はお前だと聞かされて驚く農業だった 蝶人
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色川武大著「怪しい来客簿」を読んで

2018-06-08 10:42:00 | Weblog


照る日曇る日 第1076回 



何についてどう語ろうかと手さぐりしながらそれでも死者の俤なぞをぽちぽつ語り始めるうちに、霧の中からおもむろに姿を現す戦前、戦中、戦後のひとの世のいとなみ。やっさもっさを呟いていたはずの作者の後ろ姿は、ふと気がつけばこの世の果てかあの世の近くに時雨れていく。

来客簿というからにはどこかから客が来るのだろうが、それはおおかた故人なのだから、むしろ点鬼簿といううても差し支えないのだが、作者にとっては彼岸も此岸もさしたる区別はなさそうだ。

全17編はかなり出来栄えにムラがあるが、歴代の「泉鏡花賞」作品中もっともその名にふさわしい単行本であろう。それにしても一読して忘れられない人物が多すぎるなあ。


  本当か60歳の女優がキレイになったというて「あまざけ」売る広告 蝶人

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家族の肖像その35

2018-06-07 10:51:25 | Weblog


ある晴れた日に第513回

落語ってなに?
面白い話をすることだよ。

お父さん、安いって割引のことでしょ?
うむ、まあそうだね。

おばあちゃん、寝られなかったね。
うん。
おばあちゃん、亡くなったよね。
うん。
ドクターゴン、ドクターゴンよ。

お母さん、ぼくはムクゲ好きですよ。
お母さんもよ。
お父さんも好きだよ。

焼き芋、焼き芋ですよ。

お母さん、就職活動ってなに?
お仕事を探すことよ。

古川さん、むかし「お変わりありませんか」っていったよ。
そう。
お変わりありませんか。お変わりありませんか。エアコンいじっちゃだめ。お変わりありませんか。

お母さん、コウブ君亡くなったの?
亡くなっちゃったね。
こうぶ君、なんで亡くなったの?
病気だと思うけど。

虫は、セミとか?
そうだよ。
お父さん、ぼく、アブラゼミ好きだよ。
そうか。お父さんも好きだよ。

お母さん、疑問てなに?
さてどういうことかなあ?っていうことよ。

お母さん、申すと甲違うでしょ?
違うね。
申し上げるってなに? 言うことでしょ?
そうよ。

お母さん、別にってなに?
別なことよ。

ネギシさん、浜松に住んでたの?
え、さうなの?
そうだお。

お母さん、旅行でおみやげ買いますよ。
そう、買ってくださいな。
お父さん、先輩の英語は?
wwwww

お父さん、ウエダさんが「汚れとりましたので」とおっしゃったよ。
そう。じゃあ、また汚れ取りに行こうね。
いやですお。

岸本先生、ユキオっていったよ?
耕君、先生に名前聞いたの?
そうだよ。ユキオ、ユキオ。

お母さん、ぼくシダックス好きだったんですお。
シダックス、なくなっちゃったねえ。
なくなりましたよ。

お父さん、しりとりしよ。戸塚。
カメ。耕君、カメだよ。逃げないでよ。

お母さん、デートってなに?
会ってお話したりすることよ。

おばばちゃんちに、オクラ植えた?
植えたよ。見てね。
見ますよ。

「気をつけて飲んでください」っていったよ。
何を?
お茶だお。
誰が?
おばあちゃんが。
そうなんだ。

お母さん、待ちぼうけってなに?
誰かをずーと待っていることよ。

お母さん、エイエイオオってなに?
がんばるぞお。
エイエイオオ、エイエイオオ。

お母さん、それぞれってなに?
ひとつひとつ、ってことよ。

お母さん、身軽ってなに?
身のこなしが軽いってことよ。

お母さん、いらつく、ってなに?
いらいらすることよ。

お母さん、ファイトってなに?
がんばることよ。
ファイト、ファイト、ファイト!


  戦争と平和を指先三寸で操る悪魔よさも楽しげに 蝶人


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「夢は第2の人生である」改め「夢は五臓の疲れである」 第62回

2018-06-06 11:31:20 | Weblog


西暦2018年睦月蝶人酔生夢死幾百夜



私は、近づいてきた極右ファシストの独裁者に向って、拳銃を右手で握って、顔面など数か所に弾を撃ち込んでから、ゆっくり引き揚げたのだが、彼奴は死んではいなかった。
どうやら、いつものように左手で撃たなかったのが、災いしたようだ。1/1

私は、細長い筒の奥底に閉じ込められてもがいていたが、誰かが筒を逆さまにして振ってくれたので、勢いよく外に放り出されたが、その時には誰の姿も見えなかった。1/2

オフィスビルの荷物を積んで、他の業務用エレベーターに乗り換えようと、やってきたエレベーターに台車を突っ込んだら、妙齢の美女の美しい膝を傷つけたようで、そこから2、3滴の鮮血が迸り出たので、私はうろたえた。1/3

この百貨店では、エスカレーターの代わりに、クルクル回転する耕運機のような機械が取り付けられていて、客は、それに乗って店内を移動するのだった。1/4

「では行きますよおー」、といいつつ、ピッチャーが投げた豪速球を、私がハッシと打ち返すと、ボールは、空の向こうに消え去ってしまった。1/5

ホームレスの僕は、無人の百貨店の家具売り場に、年が年中寝泊りしていたものだから、そこを舞台にしたコマーシャルを製作したら、どこが良かったのかさっぱり分からないが、あっという間に、全世界で爆発的にヒットしたみたい。1/6

右の腰が痛くてたまらないので、医者に行ったら、「いま米国で人気のYaYaYaとかいう若手鍼師が来ているので、よかったら試してみませんか?」と言われて、はてどうしたものかと迷っている。1/7

彼女が、来日以来貯めてきた大事な物が格納されている、巨大な「当て物箱」から、私は、籤引きでいろいろな貴重品をひきあてたが、それらは、いずれも10万円を下らない代物だった。1/8

ニシノマキという歌人が、我が家に遊びに来て、「○○元年、帝国は某敵国と交戦状態に入れり」という大本営放送の録音テープをほしい、というので贈呈したが、この○○という名辞が、平成に続く元号であったことに、後になって気づいた。1/8

ここはおそらく、視察に来たタイのバンコクではないか、と思われるのだが、言葉と現地事情に通じた相棒のヤマサワ選手が、いつの間にかいなくなってしまったので、取り残された私は、どうしようもない状態で、地面にしゃがんでいる。1/9

連続殺人事件で夥しい血が流れたので、国鉄当局は、新幹線の全車両のカーペットを取り替えることにしたのだが、その新しい敷き物は、駅ごとに待ち構えた窃盗団によって、ごっそり盗まれるのだった。1/10

私は東京駅でコウ君が現れるのを、ずーと待っているのだが、いつまで経っても姿を現わさないので、そこら辺をうろういていた男のケイタイを拝み倒して借りて、連絡を取ろうとして、はじめて私も、ふだん使ったことがないガラケーを持っていることに気づいた。1/11

巨大な十字架の上に磔にされたまま、人々は昇天せずに、何日も何日も生きながらえていた。これを奇跡と言わずに、なんと呼ぶのか。1/12

展示会場からクマガイ・トキオが丹精込めた一足を、悪評紛々の安倍蚤糞夫人が搔っ攫って逃亡したので、係り員たちは、ほうぼう探し回っているが、まだ見つからない。1/13

今季の東コレは、なんと夜10時からの開催で、しかも3つの有力ブランドがかちあっているので、いたく動揺している編集者たちに向って、さる男が「ふぁちょんなんて、所詮遊女と游治野郎のものだね」というたので、みな笑った。1/13

「算数の悪魔」と称される醜女がいて、数学や算数にてこずったときに呼び出すと、すぐさま駆けつけて、なんでも代わりにやってくれるのだが、その見返りに、悪魔のような性愛を要求されるので、少年たちはたいそう悩んでいた。1/14

イマイさんが、「こないだ買ったイオンの株が、なんと40倍になった。突然大金持ちになっちゃったよ」という。周りの人たちも株で大儲けして、大喜びしているのだが、私だけは、バブルから取り残されているようだ。1/15

天敵を探し出す仕事は、神様から天罰を蒙る恐れがあるので、私は、いくら人から頼まれても、首を縦には振らなかった。1/16

なにしろアマチュアオケのことなので、一時は聴衆もプリマドンナも、指揮者も、楽員までも逃亡する始末だったが、コンマスの私が、大声をあげて叱咤激励したので、「ドン・ジョバンニ」の公演は大成功だった。1/17

彼女と私がようやくテレ朝までやってきて、上りのエレベーターに乗ると、そのベルトに乗っていたすべての人間が、私たちと溶解して、巨大なアマルガムになってしまった。
これを微分積分して元に析出するには、どうしたらいいのだろう?1/18

その曰くつきの女から、「あなた、これからどこかへ連れて行ってくださるわね」と、背中越しに声をかけられた私は、思わずゾーッとして、気が重くなってしまった。1/19

彼我の取り分は3分の1ずつ、と決まっていたにもかかわらず、彼奴は3分の2近くを掠め取っていたことが分かったので、私は頭に来た。これでは民草の取り分が無くなってしまうではないか。1/20

私は上野で展覧会をみようと思って、上京してきたのですが、途中で巨大な樺太犬を捕まえたので、そいつに跨って進んでいくと、コシアカツバメの一家5羽が、帽子の中に飛び込んだので、大事に抱えながら、銀座通りを進んでいったのでした。1/21

戦争が始まったので、某国の日本人地区に住んでいた邦人たちは、みんな帰国してしまったが、どういう訳だか私だけは、そのままずるずると滞在を続けていた。1/22

某国の国民議会では、自分の代理ロボットが出席して討論を行い、評決の代行もできる議案が堂々とまかり通ってしまったので、議員全員が驚愕しているそうだ。1/23

いよいよ戦端を開こうとしていたら、両軍の眼の前を弁当屋が通りかかったので、3日3晩何も喰うていない兵士たちは、武器を投げ捨て、塹壕から飛び出して移動販売車に群がった。1/24

絶望に駆られたその男は、凍結した冬の川に飛び込んだが、死にきれず、いつまでもおめおめと生きながらえている。1/25

ホテル・ルックを出たアリサ嬢は、私が後をつけているとも知らずに、大通りに出て、別のホテルに入り、見知らぬ男と立ち話をしている。1/26

一晩中、風呂の奴が、凍結から身を守ろうとしてガスを燃やすので、うるさくてかなわない、という話を、みんなにしてきかせた。1/27

これは下駄の「てらこ」、これは松下表具店、メリー洋装店、これは火星社書店、と次々に昔の郷里の光景が鮮明に再現されたが、次の瞬間、その懐かしい映像の上から、最新型のガラスの現代建築が圧し掛かるように突き刺さった。1/29

町内の住民の一部が、ネコ型ロボット症候群に罹災した惧れがあるというので、町内会長はパニックになっている。1/30

無人島に追放された犯罪者たちは、牢屋の中から、私たち看守が毎日のように楽しんでいるポーカーの仲間に入れてほしくてたまらないようだが、そういう親切なぞ、誰一人持ち合わせてはいなかった。1/31

莫迦だなあ労働地獄へまっしぐら「高度プロフェッショナル」なんて言葉に騙されて 蝶人

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すべての言葉は通り過ぎてゆく 第57回

2018-06-05 16:38:44 | Weblog


蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話op.294


国内で追いつめられると、すぐに海外に脱出して「お得意の」外交に取り組んで大枚の札びら、すなわち税金をばら撒き、支持率が上昇するのを待つという安倍蚤糞のいつもの手口なり。5/1

せっかくイチロー贔屓の監督が、ライバルの好調エレディアを2軍に落としてくれたといのに、さっぱり打てない最長老ベテラン。悲しいことだが、ひよっとするともう賞味期限が切れているのかもしれない。5/2

太刀洗いの湧水の水溜りを覗いたら。私が大事にしているオタマジャクシを小さな紅い蛇がむしゃむしゃ食べているので、木の枝で叩いたが、逃げられてしまった。このままでは全滅してしまう。はてさてどうしたものか。5/3

イチロー今季は出場せず、マリナーズの球団補佐に就任。来季は打席に立つこともあるというのだが、これは事実上の現役引退だろう。残念だがもう選手としての限界に達していたと思う。お疲れ様でした。5/4

音楽関係者が、バッハ、モザール、ベト当時の楽器で演奏したいというのは、一つには音楽考古学、二つにはその人の趣味の問題であって、複元された楽器の学術的正統性には常に疑問符がつくし、それらによる演奏の質もまちまちであるからには、私はさして重要性を認めない。5/5

2人のヤマグチがいる。アル中で高校生にキスしたトキオの山口。そして女性記者を強姦しても白を切るアベ友の山口。泣いて謝る山口と高笑いする山口。そして前者のヤマグチしか報道しないマスコミ。5/6

プリンターが故障したのでキャノンの一番安い3千円のを発注したら、なんとインクが付いていなかった。仕方なくモノクロとカラーの純正インクを買おうとすると一番安いので五千円近くする。これなら最初からインク付きの、もう少し高いのにすればよかった。これぞ安物買いの銭失いずら。5/7

2つの鉢にそれぞれ棲み分けている金魚とオタマジャクシは、家人が近付くと餌がもらえると思って躍動する。おタマはもう尻尾から足が出てきたので、朝比奈峠の湧水の中に返してやらなければならないが、あの赤蛇に食べられないようにしなくちゃ。5/8

トキオだかヤマグチだかしらないが、なんでと或る芸能グループの一不祥事件を、飽きもせずテレビ局が取り上げるのか、てんで理解できない。そんな暇があったら詩織さんを強姦しながら起訴を免れて高笑いしているアベ友山口の犯罪を取り上げるべし。5/9

なんで今頃になって「関係者たちと会っていた」と白状してもいいと思ったのかね。安倍蚤糞と菅官虫とでいろいろ皮算用したんだろうな。5/10

今日は週日は施設に入っている息子の面談が「ファミリーナ宮下」であることを、すっかり忘れていて、家人に呆れられてしまった。耄碌もここまで来れば立派なものと自嘲すべきか。5/11

何も何も、小さきものは、みな愛し。清少納言「枕草子」第百四十四段 5/12

最初から大事を取って徹底的に治療しておけば7場所も無様な休場を続けることはなかった。横綱を管理できない親方も阿呆だが、自分自身を管理できないキセノサトのほうが罪は重い。5/13

今朝向いの山の梢に大量の白い蝶か蛾が舞っているのを発見した。手元に図鑑がないのでにわかにそれと確定できないが、ルリシジミのように、同一種が同じ日に大量発生することはそれほど珍しいことではないが、これは初見なり。5/14

本邦にとりて安倍蚤糞が災いなるごとく、全世界に取りてトランプは大いなる災いなり。5/15

ナチスばりの血腥い殺戮を平然と繰り返すユダヤの皆さん方には、70数年前、国際社会の格別の配慮のお陰で、パレスチナに安住の地を設けて頂いたときの有難い感謝の気持ちを、思い出してほしいものだ。5/16

ただ過ぎに過ぐるもの。
帆かけたる舟。
人の齢。
春・夏・秋・冬。
清少納言「枕草子」第二百四十二段。5/17
お袋かて結局は戦災が元でとうとう死んだし、妹かかえてえらい目に合うて、そやのにヒギンスの顔みるとサービスしたくなるのは何故や、いやな男に犯された処女が、その男ついに忘れられんようなものか。野坂昭如「アメリカひじき」5/18

今日突然天然ウナギのシロウと出会った。嬉しそうにくねくね踊っていた。去年の今頃、私が愛していたウナサブロは川遊びの連中に捉まってかば焼きにされてしまったが、ちゃんと子供を作っていたんだね。また連中に捕まるなよ。5/19

パラオ共和国、人口2万人、米国の信託統治から1994、10,1独立。68%が住民投票で賛成。非核、非武装憲法、産業は観光。マルタ共和国、人口409,000人、面積316㎢、1964、9,21独立。5/19

自閉症児ときたら、成人してからも、「お月さまを取ってほしい」とうるさく親にせがむ。で、どうするかって? 仕方ないから、お月さまを取ってやるのさ。5/20

ミヤマカラスアゲハ、ウラナミアカシジミ初見。テングチョウはだいぶ前から飛んでいる。ミヤマカラスアゲハの雄の深緑、ウラナミアカシジミの鮮やかな橙色は、どうあがいても人間は再現できないだろう。5/21

あさホトトギスの初鳴きに聞き惚れる。ウグイスも鳴いていたが、杜鵑の鳴き声の典雅には敵わない。平安時代の貴人に愛でられたにもむべなるかな。因みに「枕草子」では鴬が3回、杜鵑は5回出てくる。杜鵑はカッコウに酷似しているので、清少納言も杜鵑のつもりで「郭公」という誤字を当てている。5/22

「枕草子」には桜が11回、梅が13回、犬が4回、猫が4回、馬が11回、牛が13回出てくるのに、蝶が2回しか登場しないのは、蝶人の雅号をもつ私としてはいかにも残念至極である。5/23

日大は、いまもって60年代の古田体制が生き延びていることが、今度の騒動でよく分かったずら。5/24

さあ金&トランプのチキンレースが始まった。お楽しみはこれからだ。ゴールで待っているのは戦争か平和か。5/25

久しぶりの籠池夫妻。どちらもウルトラ右翼だが、人間的には嘘吐きの安倍夫妻よりこっちの方がまともなり。それにしても安倍蚤糞に忖度した大阪拘置所による理不尽な10カ月もの「国策勾留」は、まさに「人権蹂躙」以外の何物でもない。5/26

オオタニ大谷と鬼の首を取ったように騒いでいるが、彼が所属するエンゼルスは、とっくの昔に首位を陥落して昨日の時点で第3位。トップのアストロズとは5.5ゲーム、2位のマリナーズとは1.5ゲーム差であるが、そんなことなど一切報道しないのが、いつも木だけ見て森を見ない日本のメディアである。5/27

なんか問題が起こると、その解明を「第3者委員会」に委ねるケースが増えてきたが、当事者同士では解決できないのかしらん。それはいいことなのかしら。そもそも「第3者委員会」ってなに? 誰がどういう基準でどういう人物に依頼するのか?5/28

どんな名作にも凡庸な箇所がある。凡庸をたんと内蔵しているからこそ、名作は名作なのである。5/29

アメリカにはトランプ、本邦には安倍蚤糞なる愚鈍で悪質な「指導者」がいて、自国のみならず世界中の民草の暮らしと平和を搔き乱し、不安と絶望のどん底に陥れようとしている。5/30

財務省が森友文書を改竄しても、佐川を起訴しない大阪地検。どこをどう特別捜査したのかしらないが、これほど明白で重大な犯罪を看過するとは信じられない。それほど安倍蚤糞が怖いのか。世も末なり。5/31


    日大は全共闘におまかせし早く獲るべし安倍麻生の首 蝶人

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西暦2018年皐月蝶人花鳥風月狂歌三昧

2018-06-04 13:16:16 | Weblog

 
ある晴れた日に第512回



なんとなく我らも勇気づけられる92歳で首相になったマハティールさん

生きとるんかはたまたすでに死んどるんかわいらあよお分からん今も

雀の子メダカかたばみシジミチョウ小さきものはみな愛し

宝くじに当たってからは伸び伸びと風景画を描いたアルマン・ギヨマン
 
延べ5千人の大捕り物はカラ振りでもぬけの殻なり尾道の島

一撃で蚊を打つ息子の若さかな

年寄りと侮り寄せしハマダラ蚊ただ一撃で退治してんげり

これほどの阿呆莫迦野郎がアメフトの監督をやっているという驚き

転調をすればするほど哀しくてミシェル・ルグラン「シェルブールの雨傘」

「国」よりは「くに」の方が柔らかで自由な組織のような気がする

完全かつ最終的に安倍蚤糞を葬り去るべき時は来たれり

悪童を右に左に睨みつつ本町通りを飛ぶオニヤンマ

江戸時代に栄えし家の末裔が町内会をしかと支える

世の中で一番弱き者を抹殺すれば幸せな世の中がやって来るのか聖くん

弱きもの皆殺しした世の中で君は楽しく生きられるのか

世の中もひとさまのこともさておいて後生大事にわが身を守る 

中井貴一のテレビ番組をみながら思いだすのは佐田啓二のこと

甲子園には凹み帽よりノーマル帽がよく似合う

小中は大根足の少女たち高校過ぎて美脚になるらし

我も失せ妻子もやがて消えてゆくこの世の中に未練あるなし

なにゆえに障がい児は生まれたかわれらの生を問いただすため

とりあえず黒柳徹子は口にする「あら可愛いわねこの子猫ちゃん」


  今日の日が明日も続くと仮定してカレンダーは果てなく続く 蝶人
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鎌倉百景その1

2018-06-03 10:30:15 | Weblog


ある晴れた日に第511回~西暦2018年皐月蝶人花鳥風月狂歌三昧


雪ノ下にsous la neigeてふ店ありき巴里のやうな装いなりしが

死病とてライフル猟銃で心臓を打ち貫きて死せる人あり

なにゆえに小林理髪店はがらがらなのか連休初日だというに

なにゆえに駐車場が千円になる鎌倉の地主は連休で稼ぐ

なにゆえに江ノ電は毎日遅れる昔はいつもガラガラだったのに

今日よりは鎌倉十二所町内会第4組の組長のわれ

鎌倉は中国人多し中国人と日本人とどちらが幸せか

足利の尊氏直義子分の師直が仲良く遊んだ鎌倉浄妙寺

2月3日「鬼は外福は内」と豆まきしたり我が家の3人で

この人が町内会長だと思うけど挨拶しても挨拶返さず

今日もまた朝日歌壇にボツったのでお隣のヒグチさんにあわせる顔がない

隅から隅まであなたの名前を探したけれどどこにも載っていないのよと教えてくれるヒグチさん

加藤さんちの枝垂れ桜が満開となり鎌倉浄明寺に春来たる

2010年1月30日近くのアパートで男女3人練炭自殺遂げたり

なにゆえに自殺したのかサイトで知り合った見ず知らずの3人

この部屋でそうゆう悲劇が集団自殺があったとは誰も思わず通り過ぎてゆく

働いても働かなくても年収およそ876万鎌倉市議はやめられません

「出前市議」をめざすとチラシが入ってきた自民党新人モリ議員

市議選が近づけば自公共産がやって来るなり我が家めざして 

水盤の氷を割ってやったのでムクドリが来てルルルと水飲む

我見れば必ず吠える犬がいてその都度思う「ぶっ殺したろか」

我見れば必ず吠える犬がいて今度は我から吠えんとぞ思う

回覧板は今頃どこを回っているのか組長の私の初仕事だが

カメダさん座るなかれその石に腰かけた人はみな死んでいる

むざんやな完膚なきまでに壊されし鎌倉二階堂清水家の豪邸

ホトトギスウグイスコジュケイガビチョウが入り乱れて鳴く十二所の朝

幾たびも不如帰は「テッペンカケタカ」と鳴くのだがまだ居直っている悪しきテッペン

鎌倉の光触寺橋より見下ろせば腹を見せつつ舞い踊るハヤ


  水底に赤い小さな蛇がいてオタマジャクシを食い放題なり 蝶人
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今井彰著「鎌倉蝶」を読んで

2018-06-02 10:39:46 | Weblog


照る日曇る日 第1075回



鎌倉蝶という言葉には、なんとなく惹かれるものがある。

鎌倉蝶というのは鎌倉特産の珍しい蝶かと思っていたのだが、そういうことではなくて、昔から主にクロアゲハなどのアゲハチョウをその名で呼ばれることがあったらしい。

古くは平家一門の家紋や武将の鎧兜の意匠デザインにも揚羽紋の柄があしらわれており、鎌倉時代の武将、畠山重忠の遺鎧にも蝶の金物が打ちつけられていた。

歌舞伎の「曽我対面」では、蝶紋の袴を纏っていた曽我五郎は、死んで怨霊となり、いまも鎌倉の御霊神社に祀られている。

1333年の初夏、鎌倉幕府の最後の執権、北条高時以下の諸将は、東勝寺の「腹切りやぐら」で自裁して果てたが、その血塗れの死骸にたかっていたクロアゲハなどの黒い死=死霊のイメージが、「鎌倉蝶」という言葉に結晶して、3系統の鎌倉街道を伝わって東日本各地に広まっていったのではないかと著者はいう。

こういうアンケートや文献を用いた科学的な考察も興味深いが、本書には藤原定家の「明月記」、「吾妻鏡」における蝶の大量発生の記録や、安西冬衛の「てふてふ」や、漱石と蝶の俳句、熊谷守一の絶筆「あげ羽蝶」など蝶めぐる多種多彩な話題のエンサイクロペディア的な展開も、信州須坂市の「蝶の民俗館」館長の壮年期の著作にふさわしい充実ぶりである。


  「なにゆえに自閉症児は荒れ狂う」「それにはいちいち理由があるのよ」蝶人
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神奈川県立近代美術館葉山にて「ブルーノ・ムナーリ展」をみて

2018-06-01 11:15:51 | Weblog


蝶人物見遊山記第284回


ブルーノ・ムナーリの絵本「木をかこう」を読んだら面白かったので、本展覧会に行ってみたのだが、もっともっと面白かった。

この人(1907-1998)は啓蒙的な絵本作家であるばかりではなく、 なんでも考えてなんでも創る、言葉の本来の意味の「デザイナー」であり、美術家であり、思想家であり、芸術家であり、教育者であり、長じても子どもの好奇心を決して失うことのない大人だったようだ。

この展覧会では、そんな現代のダヴィンチのような万能クリエーターの平面と立体のプロダクツをカテゴリー別に次から次に開陳してくれており、それらがいちいち面白かったのだが、全部見終わってベンチに腰かけ、今は亡き鎌倉館からいつの間にか引っ越してきたイサム・ノグチの「こけし」を眺めているうちに、寄る年並みゆえかほとんど忘れてしまったのは、残念無念なことだった。

でもそれから数日経って、やはり「凄いな!」と思いだしたのは、イタリアの名物リキュールの「カンパリ」のロゴタイプのデザインである。

おそらく短時間で作ったのだろうが、これほどの多種多様なヴァリエーションを考え、制作できるグラフィツク・デザイナーが、日本、いや世界中に一人もいないことだけは断言できる。

ただあれやこれやをデザインするのではなくて、「動いている感じのロゴ集」とか、「ロゴを判読できる極限のデザイン集」(例えば最近の「週刊現代」や「週刊ポスト」の埋もれゆくロゴを見よ)とかを方法的に制覇していくやり方が、まさにダ・ヴィンチ的なのである。

会場狭しと並んだ何百点というコレックションは別にしても、もしあなたが少しでもグラフィックデザインに関心があるなら、この「カンパリ」だけを見るために、来る6月10日までに葉山まで足を伸ばす値打ちが十二分にあるだろう。

  タイトルと役者は変われどNHK朝ドラは所詮朝ドラである 蝶人

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