今日は少しだけ電車が空いていた。私立中の入試日だからだろう。思えば三十年余り前、母校へ向かう坂道を母とともに歩いたのをはっきり覚えている。
だが・・・そのとき、母がつぶやいた言葉のほうは、もっとよく覚えている。
先輩たち(確か高二)が道案内に立ってくれていた。私の母校の隣、というか塀ひとつ隔てた向こうに、日本でトップの国立の進学校があるのだが、母は「いつもは○○(隣の国立トップ校)に押されちゃってるんでしょうけど、今日は、(自分の学校を受験しに来る子を誘導して)晴れ晴れしていられるわね」って、そりゃねーだろ、息子がこれから受験する学校のこと、そんなふうにいうか???
結局、そのまま合格して、他の学校も受けなかった。
その後6年間、楽しい学校生活を送ったわけだが、隣の”超”進学校にはなんとなく、コンプレックスを持ったままだった。
まあ、いろんな思いが錯綜するだろうが、私のような受験の思い出、というのも、なかなか複雑なものがある。
このあとも、試験がある受験生もいるだろう、体調を崩さないよう、がんばってね。
だが・・・そのとき、母がつぶやいた言葉のほうは、もっとよく覚えている。
先輩たち(確か高二)が道案内に立ってくれていた。私の母校の隣、というか塀ひとつ隔てた向こうに、日本でトップの国立の進学校があるのだが、母は「いつもは○○(隣の国立トップ校)に押されちゃってるんでしょうけど、今日は、(自分の学校を受験しに来る子を誘導して)晴れ晴れしていられるわね」って、そりゃねーだろ、息子がこれから受験する学校のこと、そんなふうにいうか???
結局、そのまま合格して、他の学校も受けなかった。
その後6年間、楽しい学校生活を送ったわけだが、隣の”超”進学校にはなんとなく、コンプレックスを持ったままだった。
まあ、いろんな思いが錯綜するだろうが、私のような受験の思い出、というのも、なかなか複雑なものがある。
このあとも、試験がある受験生もいるだろう、体調を崩さないよう、がんばってね。