こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

鎌倉花火大会

2008年08月11日 | 鎌倉暮らし
鎌倉に住んでいないと楽しめないことがいくつかある。たとえば、正月だと車両規制区域内に住んでいる人に発行してくれる、通行許可証を使っての市内通り抜け。若宮大路は車両の通行そのものが禁止になる(歩行者天国)のだが、私のいるあたりはバス、タクシーおよび住人の車両は普通に走ることができる。実際、これが無いと病院に呼ばれた場合、とても困る。さすがに、初詣客をかきわけ横須賀線に乗って病院まで行くのはしんどい。春秋の例大祭ではしずしずと進む八幡様の御神輿を担がせてもらえたりもする。これがすごく重い。
だが、なによりもすばらしいのは、自転車に乗って材木座海岸まで行き、そこから鎌倉花火大会をみることができるということが、私たち夫婦にとっては一番だ。ただ単に地元の花火大会を自転車で観に行くというだけなのだが・・・
東京者のわたしにとって花火大会といえば多摩川花火大会で、多摩川の河原からナイアガラをみていた覚えがあるが、そんなに熱心にみた覚えは無い。ところが、家内と出会った年の夏、「毎年、8月10日は花火だから」といわれて以来20年以上、ほぼ毎年観ている。
鎌倉花火大会は一万発以上上がる有名な花火大会に比べると、打ち上げ数も少なく(今年は、60周年記念で1000発増量、4000発だそうだが・・・)、間延びしているのだが、人気の秘密は水中花火。魚には迷惑だが、とにかくきれいだ。今年は、風が弱くてすこし煙が残ってしまったが、うまい具合に煙がとれると本当に美しい。これをみるために、仕事帰りにネクタイを締めたまま来たことも何度かあった。こんなときは5時ぴったりに職場を出て、鎌倉駅に6時半、駐輪場から大急ぎで駆けつける。今年は夏休みをとったので、ゆっくり楽しめた。
花火大会での事故があって、8月10日が土日と重なることがあって、第二火曜とかにしたことが数年あった。これではだめなんだよね。たしか、このときに私も観そびれたことがあったように思う。
鎌倉市民からの評判があまりにも悪くて、結局8月10日にもどし、今年のように土日が重なるときだけ、ずらすようになったらしい。
不動産の広告で、海岸の物件に「花火大会一望」などというのがあって、年に一度のことなのに、なんて最初は思っていたのだが、これがセールスポイントになっているのも、今では大いに納得している。だけど、マンションの多い坂の下ー由比ケ浜はどうも風下になることが多いような気がするが・・・