今朝、目覚ましのFM横浜で、今日はラブレターの日という話を聞いた。
5月23日をこいぶみ、恋文、と読んでラブレターとのこと。こんな語呂合わせから記念日を作るなんて、日本人て不思議な民族だと思う。
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私にとって、ラブレターの記憶というと、あの複雑にたたまれた便箋がすぐに思い浮かぶ。難しくて再現不可能なものがたくさんあった。
そう考えてみると、そんな便箋のたたみかた一つとっても、あの頃の女性は今でいう女子力が非常に高かったように思う。今の若い女性はどんなところで女子力を発揮しているのだろうか。
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互いの気持ちのやり取りもデートの約束にしても、今だと、メールやラインでパパっとやりとりするのが本流だろうが、お互いの思いを伝え合うのは古来恋文しかなかった。
だから、男女とも手紙でやり取りをする上でいろいろ工夫をしていた。だが、男の方は字がきれいであれば十分だったが、女性の場合はそれだけではすまなかったのかもしれない。
恥ずかしながら不肖コロ健も30年以上前には、ラブレターを書いたことがある。もちろん送ってしまったので、内容は忘れてしまったが、その頃、好きだった女性の気を引くためにあれこれ歯の浮くような言葉を並べたのだろうと思う。
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私は私がもらった(数少ない)ラブレターを現在持っていない。今ではその頃の思い出よりも芸術的な便箋の折りたたみ方のほうが失われてしまい残念である。