こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

ビッグデータに飲みこまれるな!

2014年06月22日 | 電脳化社会
ブログを書いていると、誰にどれだけ読んでもらっているかが気になる。
どれだけ読まれているかの指標になるのが、gooブログのアクセス状況とか、にほんブログ村、人気ブログランキングといったようなもののランキングものでの順位だ。たくさんの人に読んでもらいたいという気持ちがどういう思いから生まれてくるかは別として、時々、多くの人に読んでもらおうと記事の中にアクセス数の上がりそうな言葉を入れようという気になる。
そういった言葉はいわゆるビッグデータのなかから、上位に検索されたキーワードを入れるといいような気がする。
私のような素人ブロガーだと、gooでいえば『人気検索キーワード』とかNHK news webの『つぶやきビッグデータ』といったようなものから当たりそうなキーワードを探して、タイトルにするのがいいのかもしれない。
どうやら、文章の中に入れても、アクセス数はそれほど上がらないようでタイトルに入れないといけないような感じがするのがわかってきたのだが、さすがにそこまではできないでいる。



今朝、NHKの番組『サキどり』で、『来たっ!人工知能が切り開くアカルイ未来』という番組をやっていた。人工知能がプロ将棋士に勝つようになったことを中心にしての話で、人の仕事が人工知能によって奪われていくという話だった。
人工知能は、ビッグデータを用いてさらに様々なデータを出していく。
ビッグデータを用いて、人間の行動パターンを読んでいろいろなことに対応していくことが可能となってきた。



世界は今、ビッグデータが大流行りである。
将棋の棋譜も、売れ線商品にしても全部データ化され、蓄積されている。
医学情報もたいていはビッグデータの中からの診断が可能だ。
熱がどのぐらいで、各種検査データがどのぐらいならある程度の病気を鑑別に挙げることは可能だ。医者の仕事もずいぶん減りそうだ。


だが、どこまでいっても例外はある。そして、その例外の数は思っているよりよほど多い。
だから、人間はそのことを良く知っていなくてはいけない。ビッグデータばかりに頼って、例外が存在することを忘れてはいけないのだ。
人工知能に頼ってばかりいて、人間自身がその多様性を失ってしまわないようにしなくてはいけない。



ちょっと、話が大きくなりすぎてしまって話に収拾がつかなくなりそう。もう少し書きたいのだけど、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の時間となってしまったので、このテーマはまた別の機会に。

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