最近あった3つの交通事故。
一つめは、まだ捜査段階なのかもしれないのでわかったようなことは言えないが、北海道砂川市の一家五人が死傷したいたましい事故。飲酒運転の車が猛スピードで赤信号を無視して交差点に入り、一家の車を吹き飛ばしたらしい。これほど悲惨な事故、最近では聞いたことがない。交通事故は起こしたくて起こすわけではないというが、これは起こそうと思って起こした事故といわれても言い逃れできまい。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
二つめの事故は、都内のターミナル駅前で私が目撃したもの。私が横断歩道を渡り終え、歩道を歩き始めたら、車道を走って来る人がいる。私がたった今渡り終えた信号はチカチカし始めていた。と、突然車道に停まっていた車のドアが開いて、走って来た人の行く手を阻んだ。その人はドアにぶつかって転んでしまった。転ばされてしまったその人は車に向かって何か言っていたが、人の諍いはみたくなく、その場を立ち去った。目撃者としてそこにいるべきだっただろうか。さて、この場合、どちらが悪いのだろう。いくら車道とはいえ、やはり安全確認をせずにドアを開けたほうに非があるように思える。
転んだ人が大怪我しなくてよかった。
最後は交通事故とはいえないかもしれないが、スピード超過でオービスを光らせて、それを動画投稿サイトにアップしたという男性のこと。何かしたいということに、確固たる動機は必要ない。急に思いたったのだろう。いくらそれがばかばかしいものでも、その人にはそれなりの価値があったに違いない。だが、道路にはほかの車が走っている。昔、第三京浜で200キロ以上で走る二台の車に両脇から追い越されてすごく怖かった思いをしたことがある。スピード超過は、自分と覆面パトカー、自分とネズミ獲り、オービスみたいなつもりでいる人が多いかもしれないが、ほかの車の走行にも影響を与えるということを知っておかなくてはいけない。ちなみに、件の二台、しばらく走っていたら制限速度以下で仲良く走っていた。一台は大学生らしき若者が運転していて、もう一台は赤灯を回していた覆面だった。
車を運転していると、みんな見事に走らせているものだと驚く。高速道路など特にそう感じる。ある意味、シンクロしている訳で、素晴らしいことだ。それでもほんの数人のルール違反、一瞬の気の緩みが事故を招く。
もらい事故もあるし、自分が加害者になることもある。
さっきも、住宅街を歩いていたら、猛スピードで車が横を走り抜けていった。まず、私がそんなことをしないように気をつけたい。