世の中の人を二つに分けるやり方はいろいろあると思うが、人を活かす人と、人を駄目にする人というように分けることもできる。
人を活かす人は他人をひがまないで、一緒に生きていこうとしてくれる。
人を駄目にする人は他人をひがむ。自分だけよければいいと思っていて、他人を自分の思い通りしようとする。
人を駄目にする人というのはたくさんいる。そういう人は他人をひがみ、嫉妬する。自分の考えが正しいと思っていて、他人の考えを聞かない、思いやりがない。こういう人に関わると困る。ひがまれ、自分の考えを軽んじられ、無理強いされる。できれば近づきたくないが、たくさんいるので避けて生きるのは難しい。
人を活かす人というのもいるにはいるが、数が少ない。そういう人は人気がある。人気がある人というのは、嫉妬され、ひがまれる。人を駄目にする人は人を活かすことができないので、人を活かすことのできる人を嫉妬する。そして人を活かす人はその力を発揮する機会を奪われる。
こうなるとどっちの人でいたらいいのかわからなくなる。自分のおかれている立場からすると、自分はどちらの人間だろうかと考えてしまう。
おそらく私はある程度は人を活かせる人で、ある程度人を駄目にする人なのだと思う。私によって活かされる人もいれば、私につぶされる人もいる。
世の中、どういう人でいたら上手に生きていけるのだろう。