小学校の頃、ピアノを習っていた。音楽と相性が悪かったのか、ピアノと相性が悪かったのか、それとも少しヒステリックだった先生と相性が悪かったのかわからないが、3年生ぐらいでやめてしまった。
音楽が好きなのは、カラオケが好きなので間違い無いだろう。ローリングストーンズもKISSは大のお気に入りだったし、今ではクラシック音楽はほぼ毎日聴いている。
楽器であればピアノの他には叔父に譲ってもらったトランペットやブロックフレーゼ(フルート)とかウクレレとかやってみたがどれも今ひとつだった。
それはさておき、ピアノのおかげで楽譜が読めるようになっていたのは、よかった。「蜜蜂と遠雷」はピアノのコンテストが舞台で、その中で弾かれる曲の一つが比較的簡単だったので、挑戦してみようと楽譜を買った。自分のための楽譜を最後に買ったのはたしか高校三年のとき、ショパンの葬送行進曲の楽譜だったので30年以上昔のことだ。大学受験を控えていたその頃にどんな気持ちであんな曲を弾く気になったのか覚えていないが、気持ち悪いからやめてくれとお袋に言われたのはよく覚えている。
さて、今挑戦しているのはハ長調の簡単な曲。幸い指は動いているので、ひと月ぐらいしたら、それなりになるだろうと毎日15分ぐらいづつ練習している。
4月の読書メーター読んだ本の数:2 読んだページ数:832 ナイス数:135
蜜蜂と遠雷の感想これが直木賞と本屋大賞ダブル受賞作品か。読み進みながら、出てくる曲をネットで探して聴いているうち、いつの間にかピアノ好きになってしまった。クラッシックといえば、交響曲が好きでピアノはせいぜいコンチェルトまで。不思議なもので、いろんなピアノ曲を聴きたくなった。読み終えたくなくて何度も戻ったけど、結局読み終えてしまった。しばらく、こちらも虚脱状態になりそう。とにかく、すごい本だったし、やっぱりすごい作家さんだ。なんだか、上手に感想が書けない。確かに、文学も音楽も一点を除くとても似ている。
読了日:04月26日 著者:恩田 陸
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎 (『このミス』大賞シリーズ)の感想うーん。トリックはたしかに最後までわからなかったけど、医学はなんでもアリという感じ。よく練られているけど、考えてみたら無理もある。結末は悪くはないけど、スカッともしていない。私自身が、ミステリーモノとか推理小説がそれほど好きではないのでまあ、こんな読後感になってしまうのも仕方がないのでしょう。読了日:04月18日 著者:岩木 一麻
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ピアノの蓋を開くのも数年ぶり