心なしか少し涼しい。
処暑を過ぎ、太陽は少し傾き、日の入りも早くなり、秋がやってきたようだ。
嫌な夢で目が覚めた。
いつもの仕事のために顕微鏡に張り付いているところに、上司のような人(多分以前の病理学教室の教授)が進捗状況について聞きにきた。
それは学会発表やら講演やら原稿のことで、実際どれも心に重くのしかかかっている。
夢の中の私は、山積みの標本を横にして、”これを見たらわかるでしょう、もう普段の仕事でいっぱいいっぱいで、そんなのに手が回る状況ではないのですよ”と目で訴えるのだが、そんなことはお構いなしにいろいろと聞いてくる。
ああっ!もう!
と声をあげたところで、目が覚めた。
実際あれこれ仕事が詰まっていて、相当厳しい状況にある。
全てを投げ出したいのだが、いまさらそうもいかない。
そうなったらなったで、たとえば私の体に何か起こって物理的にどうしようもなくなるようなことになれば、その代わりのことがなされ、何事もなかったかのようになんとかなるだろうが、そうはなりたくはない。
そうすると、結局頑張るしかなく、こんな悪夢で目が覚める。
ほとんど全ての人間が大なり小なり悩みを持って生きている。
どの人もそこから逃げようとしてもなかなか逃げられず、立ち向かうしかない。
その時、重要なのはその”悩み”というものを自分の中でどのように位置づけ、どう昇華していくかだ。
悩みと思われるものをポジティブに捉えるように持っていき、楽しい夢で目が覚めるようになりたい。
こんなことしている場合では
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