たっぷり降った雨のおかげで、庭木は元気を取り戻していたが、庭は濡れ落ち葉に覆われて、連日掃き掃除に追われている妻は気の毒だ。
この数日弁当箱から汁が漏れるのでラップをしていたが、それでもこぼれてしまうので、おかしいと思ってよくよく見たらヒビが入っていた。
木製の弁当箱で、電子レンジにかけて使ったのが悪かったのか、とにかく、これでは鞄がびしょびしょになってしまうので勤め先の近くのターミナルの駅ビルで新しいのを買うことにした。
そのビルには大きな書店が入っていて、溜めていたポイントが年内に切れますよというメールがここ数回入っていて気になっていた。
わずか80数円分だったが、知性の劣化を食い止めなくてはと、久しぶりに行く良い動機づけになった。
死ぬ前に読んでおきたい名作を、というか、こんな名作をまだ読んでいなかったのかとバカにされそうだが、ジェイン・オースティンの『自負と偏見』を手に取った。
早速、帰りの電車で読んだが、テンポが良くてサクサク読みはじめることができた。
人の名前が分かりにくい、というか愛称が出てくるので、ちょっと戸惑った。
主人公のエリザベスがリジーとかイライザとかの愛称で呼ばれていることが推測されたので、ChatGPTで確認したら”はい、正確です”とのこと、スマホも使いようだ。
村上春樹はナイトキャップ代わりにして、2冊同時進行で読むことにした。
それにしてもやっぱり本屋はいい場所だ。
ネット書店だとその本しか見ることはないが、書棚の間を歩いてたくさんの作家の書いた、たくさんの背表紙のタイトルを眺めると、知性の海の中にいるようでワクワクしてくる。
そんなことに、どうしてこれまで気がつかなかったのだろう。
拙著の第2版もいよいよ12月26日に発売開始とのことで、Amazonでは予約注文が始まった。
医学書売り場にも並ぶだろうから、楽しみだ。
いまさらどうこうできるものではないが、これはこれで身の引き締まる思いがする。
一般向けも挑戦してみるか
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