こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

白寿のお祝いと家事少々

2015年05月16日 | 料理・グルメ

マタチッチ指揮のN響は一度だけ聴いた覚えがある。そのマタチッチ指揮のN響によるブルックナーの8番がNHKFMで流れていた。解説者も語っていたが、マタチッチという人はとても偉大な指揮者、といよりは人間で、その人間性が指揮する曲に顕われていた人だったということで、そんな人が指揮するブルックナーを聴きながら料理するというのもなかなかいいものだった。

 

祖母が今日白寿を迎え、そのお祝いに老人ホームに行った。母と二人の叔父ももちろんいて、孫7人のうち3人もいた。ひ孫は2人。明後日から定期試験が始まる娘と、バイトの入っていた息子は残念ながら行けなかった。下の姪は3歳。祖母の年まで96年ある。あと、96年。“◯◯ちゃん、大変だね。ひいおばあちゃんの年まで96年だって”と、声をかけるがピンと来ないようだ。当たり前だ。私だって、あと40年以上生きることなど、到底考えられない。祖母も最近はいつも眠っているようになってしまったものの、手を振ってくれたり、微笑んでくれたり、けっこう元気なようだった。

 

妻が友人との集まりがあるというので別れて、一足先に家に帰った。今日の家事の一部は私が引き受けた。帰ってすぐに、ナイトの散歩。風呂掃除に、夕食の準備。今夜はあるものと思って、かたやきそばだけ買って帰ってあとは冷蔵庫の中をひっくり返した。もちろん、豚バラ肉が冷凍にしてあることとか、キャベツやレタスが少しずつ残っていたことぐらいは知っていた。で、BGMがマタチッチだったのだ。ブルックナーの8番というのは私も好きな曲の一つで、下ごしらえもはかどる。

 

などと、炒め物をしながら考えていたら、あっというまにみんなが帰って来る時間だ。駅に何度も迎えにいくのは面倒なので、みんな一緒に帰って来てくれと言っておいたので、さすがに迎えにいかなくてはいけない。

献立を考え、みんなが帰ってくる時間に合わせて料理を作り、風呂掃除をして、ゴミ捨てとゴミ袋を替え、犬の散歩に餌やり。これでも、掃除と洗濯はしていない。いかに、いつもわがままをいっているかということがよくわかった一日となった。 

主夫はできない 
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かたやきそば:ニンニク、ショウガ、タマネギ、ニンジン、豚肉の順でいためる。火を止めてキャベツ、シメジ。みんなが帰ってきたら、あんかけスープを作って、とろみが出るまで。あとは、かたやきそばにかけるだけ。

レタスと卵のスープ:ニンニクみじん切りをいためたところに、トマトを入れて火を通す。水、ブイヨンを加えて煮立てる。いただく前にレタス、とき卵。レタスは小さくちぎって入れる。お好みでローズマリー(香り付け)。最後にバターひとかけ。


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