鶴岡八幡宮の三の鳥居が塗り直し工事のため、防音シートで周りをすっかり囲われて、まるでフランス、パリの凱旋門のような格好になってしまった。
あれよあれよという間に足場が組まれて、気がついたらこんなふうになっていた。これまた改修中の段葛といい、今の時期鎌倉観光に来た人には少々気の毒な風情だ。
まあ、ここは珍しいものをみることができたと考えるしかあるまい。
その代わりといってはなんだが、境内にある神苑ぼたん庭園のぼたんが見頃だ。入場料を払わなくてはいけないのが残念だが、境内の喧噪からはなれて、ぼたん独特のよい香りに包まれてゆっくりみることができていい。
それにしても、これほどの数のぼたんをよくも見事に咲かせているものだ。なにごとにおいても、プロというのはたいしたものだ。
鶴岡八幡宮の源氏池には一時期カモメの大群が押し寄せて、少々怖いほどだったが、最近見なくなった。
暖かくなって、海でエサを得ることができるようになって帰ってエサ場を移したのだろうか。
カモメはカモメ、あの、けたたましい鳴き声を、ここで聞くのはどうも興ざめしてしまう。
あとは、亀が帰ってきてくれたらいいのだが、池の改修工事で消えてしまったきりなのが残念でならない。
三の鳥居の工事は3月中旬までとのこと