数学が実生活の一体なんの役に立つのだろう、と思っていたけれど、まさか、生き方に通じているとは思わなかった。
人生を振り返る時、楽しかった思い出と苦しかった思い出、あなたはどちらをたくさん覚えているだろう。私は苦しかった思い出の方を多く覚えている。一つの人生を歩んできているのに、それが楽しい思い出ではなく苦しい思い出ばかりだなんて、なんだか損した気持ちになる。私の人生の積分値の頭には大きな”マイナス”が付いていることになる。でも、これまでの人生の積分値がたとえ負の値であったとしても、それは見かけ上のもの。この先の人生を上に向けていけば、私の残りの人生の積分値は正の値となる。
接線の傾きはいろいろあるだろうけどいつも“正”に保っていたい。それがポジティブという意味なのかもしれない。この先、老化によって体力は低下し、病気がちとなっていく。その折々には苦しかったり辛かったりするだろうけど、頭にマイナスをくっつけて生きる必要はない。
今回このシリーズを書いていて、嬉しいと思ったことがある。それは、この時を生きているのが自分だけではなくて、この記事を読んでいるあなたも同じ時を生きているということ。それぞれの人がそれぞれの時を刻み、それぞれの人生を歩んでいる。当たり前のことだけど、みんな一緒に生きている仲間だと思うと、嬉しくなる。
それでも、世界中でテロがあったり戦争があったりして、心の休まる時はない。なぜそうなってしまうのか、これまで何度も考えてきたけれど答えはなかなかみつからない(なぜ、人は諍うのか2012年03月30日 )。果たしてこの先人類は。どのような方向に進んでどのような軌跡を残し、どのような積分値をだすだろう。
前へ、明日へ!
時はあっという間に過ぎて行きます・
人生の残り時間がつくづく短いものだと最近実感しています。そうすると、なんだか無駄に過ごすのがもったいないと思うようになりました。気がつくのが遅過ぎたかもしれないんですけどね。