12月になった。
少しずつ、でも確実に時間は過ぎ、肉体は衰えていく。
そのことを教えてくれるという点で暦というのは役に立つ。
出張の疲れが抜けないままで、なかなかつらいところだが、私の任務は病院病理医としての仕事であって、遅れを生じてしまったようなら早急に取り戻さなくてはいけない。
職業人としても当然のことで、気を引き締めて仕事に取り組もう。
このところ、テレビをつけるとワールドカップサッカーの話題ばかりでうんざりする。
私はサッカーというスポーツが嫌いではなく、ベスト8進出を目標とする日本代表を応援している。
だが、今の状況は異常ではないかと、不気味ささえ感じる。
巨額の放映権料を支払ったであろうみなさまのNHKとしては高視聴率をもって、費用対効果を示すのが公共放送の義務なのかも知れないが、たかがサッカー、特番に加えニュース番組の相当な時間を費やしてまで宣伝することだろうか。
民放にしても同様で報道番組と称されるニュースショーでもうんざりするほどサッカーの宣伝をしていて、テレビのチャンネルには逃げ場がない。
視聴者と十把一絡げにされる私たちは、こういった報道、というよりは単なるサッカー番組に巻き込まれ、あたかも国民としてサッカーを注目し、応援すべきという世論らしきものの形成に加担させられている。
これはサッカーに限った話ではなく、オリンピックにしても、大リーグにしても、将棋にしても同じで、話題性があればそれを最大限に活用し、少しでも多くの人がそこに注目すべきであると誘導するが、そんなことは本当に必要なのだろうか。
いや、不要とまでは言わないが、もう少し控えめに報道してもらうことはできないだろうか。
明日、早朝の対スペイン戦で、日本代表が勝てばこの騒ぎはまだまだ続くし、負けたら終わる。
彼らにはぜひ勝って欲しいが、この騒ぎは早々に終わって欲しい。
”世論”などというものがいかに簡単に作られてしまうかを目の当たりにすると、ではどうしたら自分というものを真実から守ることができるのかということを考えなくてはいけない。
真実というものなど無いと言ってしまうと元も子もないが、言い換えれば自分が依拠することのできる、(マスコミ報道、いい加減なネット情報などの)外的要因によって左右されない考え方とでも言えばいいか。
そういうものをしっかり守り、意識的に持って生きることが大切だとつくづく思う。
落ち着いて見る
応援よろしくお願いします
私が毎度うんざりするのが選挙特番です。
選挙の結果なんて数時間たてば出るのに、なんで途中経過をずーっと流すのか。それもすべての局で。
一刻も早く知りたいという人が多いのかもしれませんが、あれはやり過ぎです。通常の番組をやって、合間に報じるだけで十分だと思いますね。
それではまた。
その是非はともかく、選挙特番があれほど流されるのに、投票率が伸びないということは、政治への関心の低さを物語っているようです。
私はTVを観ないのですが、その様子は容易に想像がつきます。
TV業界の人も忙しいのかもしれないですが、
テンプレに頼らず、他局と違う切り口を見せてやろうという気概は…
なかなか難しいのかもしれないですね。
思うのですけど、そういう状況なら、
しばらくTV断ちなさっても良いのではと思います。
個人的には、TVは自分のペースで見られないので、だから私はTVを観ません。
(新聞なら、5分読んで、一旦中断できますし)
TVだけが世論ではないと…
いや、やっぱり影響は大きいのかな。
落ち着いた年末をお過ごしください😊
贔屓のチームや選手の応援をする時はテレビが一番楽なので、観ないというのは難しそうです。
それだけに今の状況は悩ましいです。