こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

みなさまお盆休み、かな?

2021年08月10日 | 日々思うこと、考えること
 昨日ほどではないものの、台風9号の余波の強風が今日もまだ吹いている。いろいろ片づけておいたのが良かった様で、飛ばされたり壊されたものはなさそうだった。海からの南風は水分を含んでいるものの、あまりにも強いものだから、駅のホームに並んで電車を待っている間も体感温度はそれほどは高くはならなかった。今週はお盆休みー13日(金)から16日(月)ーのせいなのか電車が空いている。緊急事態宣言中なのだから、これでも多いと思うが、致し方ない。みなさんエッセンシャルワーカーなのだろうと思うことにする。帰省は控えめに、ということが呼びかけられているものの、では休みを取ったはいいが、家でじっとしているというのもなかなか大変なことだ。

 刑務所というところは罪を償うために行動の自由を奪う場所で、狭い壁の中に入れられてそこから出ることができない。コロナ禍での行動制限というのも、自由が奪われている状態で、お家時間というのが刑務所に閉じ込められているように感じる人もいるかもしれない。考えること、思うことに自由はあるが、それにも限界がある。

 人間の防衛本能として、周囲に対して常に注意を払っておかなくてはいけないということがあるのだろう。それが見聞を広める、あちこちに行く、という様なことに形を変えて、なにかが起きている現場に向かうということになる。先日あった東京オリンピックでは、閉会式の行われた国立競技場周囲に人が溢れていたということだし、札幌でのマラソンコースの沿道にも見物の人垣ができていた。

 デルタ株の蔓延で新型コロナウイルス感染症の感染拡大は第5波という新たな局面を迎えている。感染予防に対してはワクチンの効果もあまり期待できなくなっているという話もあり、今後も行動制限を続けなくてはいけない様だ。この生活があと何年続くのかわからなくなってきたのを多くの人が気付き始め、閉塞感はより深刻なものとなってきた。ただ、コレラやペストの時代を乗り越えることができたのだから、コロナ禍もいつかは終わる。それが自分の生きているうちか、死んだ後かはわからない、それでもその不確かな未来に心を馳せながら今日を生きていくしか今の私たちにできることはない。
出口はどこに

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