昨日の帰り、ちょっと興奮して病理診断科の仕事の中で最も意義があると考えているCPC(Clinico-pathological conference;臨床病理検討会)のことを延々と書いてしまった、最後までお付き合いいただいた方には感謝します。
CPCを終えホッとして、備忘録的にそのことをブログに書き留めておこうと書き始めたら、ひと月ほど前にコメディカル部門から時間変更を申し入れられた時、怒りに任せて書いたエントリーがあったのを思い出し、昨日の感想にそれをくっつけたらあんなに長くなってしまった。
あの記事がボツにならずによかったし、CPCを無事終えられたので、まあ、どうということもなかった。
ブログのテーマ、私の場合、8割方が社会情勢から拾っていて、仕事のこと、家族のこと、庭のことなのどのいわゆる身辺雑記は2割ぐらいあるものの、それも結局は社会情勢に左右されての結果としてのものだ。
その社会情勢の情報というのをどこから拾ってくるかというと残念ながらマスコミしかない。
私の場合は、NHK、朝日の朝夕刊、日経電子版が主たるもので、あとはネットニュース。
海外のニュースアプリも入れているが、読むのが面倒なのでBBC以外はやめた。
情報の取捨選択というのは難しい。
事実に基づいたことなので、ほとんどのニュースは同じ内容となるが、重要度はそれぞれの編集方針によって異なる。
昨晩帰ったら、朝日の夕刊トップの、世界経済フォーラムが発表した[ジェンダーギャップ報告書2022]に関することが目に入った。
朝日がこのことを世に問うべきと考えてのことだろうが、CPCを終えた私の疲れた頭にも、146カ国中日本は116位というのはショックで、私なりに考え込んだ。
ジェンダーギャップは欧米諸国が小さく、アジア、アフリカでは大きいと、いつも通りのこと書かれていたが、そもそも世界全体の達成率は68%で、驚くべきことに男女格差がもっとも小さいというアイスランドですら達成率は90.8%だということだった。
男女格差というものが現代社会にとってあって当たり前となっているということだ。
男性の役割、女性の役割という分担が存在しているが、これは男性が女性を利用することを前提とした社会構造なのだろうか。
今のままでどうしたらいいかではなく社会を変えるにはどうしたらいいかを考えていかなくてはならない。
私の次は女性を探す
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私にとっては異業種であり、雑学の私には興味深いことばかりです。医学の世界における「病理医」なる分野の大変さとその知識がかなり増えました。
特に「CPC」という言葉は、この歳にして初めて目にし、先生のご解説によりその目的もかなり理解できました。正にこれこそが医学を発展させる基礎たるものだと考えます。それが十分できて初めて医者として技術を磨き、患者の家族に寄り添った治療もできる医師なれるのではないかと考えます。医師免許はあるものの人の魂が欠損した厚生省のお役に、ひと言もふた言も忠告したい気持ちです。
ジェンダーの問題も、日本は古くから遅れています。不幸な死に方をされた安倍元総理も「アメリカのポチ」と言わただけで、国内の番犬にはなれず、夫婦で悪行ばかり重ね、多くの血税を無駄に使った割には、ジェンダー格差問題や医学分野への貢献は殆どなかったように思います。
これでは、ますます日本は衰退途上国化していきます。これまでの政府の誤った施政が正しい情報の理解力が乏しい国民を生み出し、誤った不適切な議員を選ぶことにより、お先真っ暗の未来が待ち構えています。
(大変な長文で失礼しました。)
おかげさまで、昨日のCPCは好評だったようです。
病院の医学レベルを上げることに貢献することが、日本のひいては世界の医学レベルの向上につながると思ってやっています。
厚労省の医系技官は視点が違うだけでそれなりに医師としてやっていると思います。
なお、事務次官になるのは文官なのでおっしゃっていることは若干違うと思います。
こんなちっぽけな国で互いの足を引っ張ったり蹴落としたりしてというのはまったく情けないことです。
みんなで一致団結して盛り上げていきたいものです。
CPCは成果多く終われたご様子ですね。
一般の知らぬところで日本の医療を憂えている人たちがいることを心強く思いました。
>驚くべきことに男女格差がもっとも小さいというアイスランドですら達成率は90.8%だということだった。
コロ健さんのような優秀な方が目を向けてくだされば、日本は少しずつ変わっていくかな、と思います。
女性ももちろん声を上げているのですが、
ともすると女のヒステリー、我がままと受け取られてしまったりします。
同じことを言っても、男性だと
ちょっと聞いてみようか、となることが多いように思います。
何を言ってくれとかいうことではなく、
コロ健さんのお立場から何か思うことがあれば嬉しいなと思います。😊
もう、自分がフェミニストだとか、女性に迎合しているとか、意識しなくなってきたように思います。
考えたことをそのまま書くようにしてみます。