こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

師に会いにセンチメンタルジャーニー

2022年09月12日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
もう、3ヶ月近く前から予定していた先輩病理医の八ヶ岳の別荘に夫婦で週末にお邪魔した。
この予定を立てた時には、まさかマルチーズのコロの具合があれほどになってしまうとは思っていなかったので、何も考えないでいたが、このひと月ほどはいつどうなるかわからず、悩ましかった。
私と妻の夏休みの旅行は全てキャンセルして済ませたが、今度は相手のあることで、妻だけのことして私だけ来ることにしようかと考えていたが、コロが気を利かせてくれたのか、そうはならなかった。

私と妻にとっては、期せずしてセンチメンタルジャーニーとなり、コロの気配が消えてしまった寂しい家から離れることができたが、それでも往復の車の中、空に浮かぶ雲を見てはコロのことを思い出し、話も弾むことなく二人で名状しがたい思いを抱えながらドライブして八ヶ岳に向かった。
私が外科診断病理の神様と尊敬する先生だが、お付き合いは、私が駆け出しの時にそれこそメスの持ち方、病理診断書のイロハを教えてくれたところから始まり、その後専門病院に勤めた私が、もう一度総合的な病理をやり直そうとした時に、再生工場さながらに鍛え直してくださった。

病理医としの私の相当な部分を占めている先生だが、医者のように知識がいくらあっても実戦にあたっては、誰かの指導がなくてはできない職業では、誰しもそんな師たる人がいる。
私にとってはそんな人が日本を代表する外科病理医だったというのは幸運だった。
今回はただ遊びにいくというだけでなく、仕事のことでもいくつか相談したいことがあり、いろいろと示唆に富んだアドバイスをいただいた。
健脚家で私より一回り上だが、あちこちの山に登っておられ、今回は滝めぐりということで精進ヶ滝というところに連れて行ってくださった。

私も妻も心にぽっかり穴が空いた状態で、体もすっかり疲れていたが絶景はしばしその穴を埋めてくれた。
森林浴もたっぷりできて

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