こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

子育ては何もわからないけど、お金がかかるということだけはわかる

2023年06月14日 | 日々思うこと、考えること
雨は降っていないものの、湿度は高く、ジャケットの裏地が肌にべとつく。
気温も徐々に上がってきて、熱中症に注意しなくてはいけなくなってきた。
梅雨時の、こういう気候に対応して生活するのは結構大変だ。

最近、息子と娘からの連絡があまり来なくなった。
二人ともそれなりに健康に育ち、それぞれ大学を出て、今では職を得ている。
彼らの人生をそれなりに手伝ってきたが、それが最善の道であったかはわからない。
私たちにもわからないし、育てられた本人たちにもわからないはずだ。
人生に、正解などなく、子育てもまた然り。

昨日、骨太の方針が発表され、少子化対策として、
児童手当の拡充、出産費用の保険適応、奨学金制度の拡充、育休給付率の引き上げ、こども園の充実というようなことが挙げられている。
どれも、ある程度は効果が見込めそうな対策で、これらを否定するつもりはない。
できることはなんでもやらなくてはならない。

少子化の一因として子育てに金がかかることがある。
わが家も教育費には苦労したので、学費その他もろもろの負担から解放された今の生活はずいぶん楽だ。
それに食費も。
児童手当があればこれを食費に回せば助かる。

残念なのはその手当を子供のために使わない親がいるであろうこと。
すべての親が子供のために児童給付金を使うかといったらそんなことはない。
マイナンバーカードを使った口座が他人名義だったというが、家族のいったい誰に払われるのかわからない状況では、税金の使われ方としては不安が残る。

上にあげたような少子化対策の対象はどのような人たちへのものかよくわからない。
かといって、どこまできめ細かくしたらいいのかもわからない。
習い事一つとっても、学習塾から芸術、スポーツその他いろいろな分野がある。
児童手当をビジネスチャンスと捉える人もいるだろうから、そんななかにいる悪徳業者を監視するシステムも必要だ。

子育てはそれぞれの親がそれぞれの方法で担っていくことだが、金がかかることは確かだ。
今回が本気の少子化対策というのならば、今までなぜやってこなかったのだろうか。
その反省が政治家にあるのかということも問いたい。
大人の責任

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2 コメント

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子育ては大変そうですね (Yuki)
2023-06-14 14:54:34
私は独身で母親と同居ですが、妹は既婚で、2人子ども(大学1年生の姪と高校2年生の甥)がいます。
もちろんお金はかかりますが、とにかく時間がないと聞きます。旦那さんがパン屋に勤めているので朝は4時頃起きですし、夜も遅いそうで、睡眠時間は4時間くらいとか。
まだ母がいろいろ手伝うこともあって恵まれている方かもしれませんが、それでも大変そう。そういう親の姿を見て、姪と甥はどう思っているのか。最近の若い人は子どもを欲しがらないと聞きますが、親を見て子育てが大変そうだからが最大の理由だと思います。何か良い対策が見つかるといいのですが。
返信する
Unknown (コロ健)
2023-06-14 20:02:34
Yukiさん、
ありがとうございます。
子育てって、楽しいものだったはずなんです。
私も子供たちと楽しく過ごした思い出はあります。
おそらく、どこかの時点で子育てが楽しくない、大変そうになってしまったのだと思います。
それはいつだったのか。
仮にその時が特定できたとしても、遡ることはできず、やはり今から施策を考えるしかありませんね。
その一つが、金銭的補助ということだと思います。
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