こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

東京というお化けな街とオリンピック

2020年07月21日 | 日々思うこと、考えること
昨日の帰りがけ、紀伊国屋書店に寄った。新宿駅の東西を結ぶ自由通路がおととい開通したらしい。ニュースで聞いていた通り、改札口がホームと直交する形となって、ほんの少し違和感を感じたが、甲州街道に出る南改札もそうだし、養生が取れる頃には慣れるだろう。夜の混んでいる時間だったが、構内が比較的空いていたのは、最近の夜の街報道のせいで新宿に来る人がだいぶ減ったせいだろうか。それともただ単に小田急、京王を乗り降りする人が迂回するようになったからだろうか。
人の流れが整理されるというのは新型コロナウイルス感染症感染対策にもなるのでいいことだ。
ここのところ都内では東京オリンピックの開催に合わせたかのように、あちこちで新しい施設が完成している。東京駅周辺ーー八重洲口から日本橋近辺ーーも再開発が進んだ。それでも、バスターミナルのあたりは大規模な再開発が待っているようだ。東京の地面という地面が利用され尽くして、これ以上の成長はないだろうと思っていても、まだまだ成長する余地はあるらしい。この成長は一体どこまで続くのだろうと考えると恐ろしくなる。
都内を車で走っても、電車に乗っていても、”東京というところは怪物かお化けのようで、まるで生きているみたい”だと思う。たくさんの人を集め、その集まった人のほとんどは無記名で、否、有名人であっても、街に溶け込んで群衆の一人として記号化されているかもしれない。大量の人の中では、誰もが無名とされてしまう。そうやって、大量の人を飲み込んで生きている、それが東京という街なのだろう。

さて、神奈川県内でも、横浜駅西口への馬の背が完全に解消された。JR東日本のNEWoManとかいうなんと読めばいいのかわからない駅ビルができて、JRの寡占状態が進んでいる(*ニュウマンと読むらしい)。鎌倉駅前では、二の鳥居の鎌倉警察の跡地にホテルメッツができて、駅前のロータリーの整備も進んでいる。
今週末に開催される予定だったオリンピックが新型コロナウイルス感染症のため1年延期となって、多くの選手がこの時間をどう有効に使うか工夫しているのが、インタビューなどを通じて伝わってくる。ほとんどの公共事業は全てコロナ前に計画立案されたものだろうが、工事が終わったばかりのような出来立てのほやほやのようなところも目につく。東京オリンピックの1年延期のおかげで、美しく落ち着いた状態で海外からのお客様を”おもてなし”できるようになったのはいいことではないだろうか。
未来への混沌

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