朝、身支度をしているとき地震があった。テレビをつけたら各地の震度が表示されていた。震源は茨城県西部で、さほどの揺れは感じなかったが、北関東はわりと揺れたようだった。その知らせを、大雨に関する警戒情報のテロップが囲む。地震のニュースの次は新型コロナウイルス感染症。
降れば土砂降り、泣き面に蜂。今日も大雨、写真はピンボケ。
東京は今日、過去最多(224人)の感染者数が報告された。
今回の豪雨は「令和2年7月豪雨」と命名された。
地震があればモノが壊れて、雨が降ったら流される。ウイルスに、感染したら熱が出て、若者は平気でそれを拡散し、中高年は重症化。
地震も雨もウイルスも、それ自身は単なる自然の営み。現象そのものはもちろん怖い。だが人間社会で怖いのはむしろそれぞれに付随し、二次的に起きてくる経済社会の問題のほう。
人間だってもともと地球という環境の中の一つの存在にしか過ぎない。それが他の存在の間にまで割り込もうとするからうまくいかない。地球を破壊し蹂躙した結果がいま世界の人を苦しめていることだ。だがそんな自然の流れに対して、抗うことなく、むしろ謙虚に相対さなければ、乗り越えることはできないだろう。
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