こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

どんなにイラついても怒りを爆発させてはダメ

2022年03月23日 | 日々思うこと、考えること
 気温は低かったけど日差しがあって、すぐに身体はぽかぽかする。ヴェランダに張った薄い氷もあっという間に消えていた。今日はこれで暖房需要が下がって電力逼迫を切り抜けることができるのではないか。太陽の力とはすごいものであり、ありがたい。

 こんな空の向こうからミサイルが飛んできたらどうしたらいいだろう。先月24日に始まったプーチンによるウクライナ侵攻は、一ヶ月になろうとしているが、終わる気配はなく、連日多くの人が殺されている。プーチンのみならず、戦争を続行しているロシア兵も戦争犯罪人として糾弾しなくてはならなくなる。

 春休みで電車が少し空いたと喜んでいる。会社員も若干減って、年度終わりのこの時期が通勤電車がもっとも楽なのだが、部活か何かの大きな荷物を背負いながら、出入りのドアを塞ぐように立ち、さらには通路にスマホを突き出している学生がいて、ムッとした。横目で睨んでも無視され、余計にイラついた。

 歩きスマホの人が自分の方に突っ込んでくるので避けようがなく立ち止まると、相手はめんどくさそうにこちらを一瞥して私を避けて通り過ぎる。

 一体、なんなんだ

 通路を塞いだり、歩きスマホで突進する方がよほど悪いと思うが、こういうことにいちいち気にする自分がよくないのだろうか。

 職場でも何かと気になることがあって、妻にもそのことをこぼしたが、

 相手の立場にも立って

 と、一般論的なことしか言ってくれない。自分で考えろということか。
 花壇にはたくさんのパンジー、ビオラが咲いている。その中を押し分けるようにチューリップが芽を出してきている。初めからいるジギタリスはじわじわと大きくなっている。それぞれが花を咲かせよう、大きくなろうとしのぎを削っている。他の花のことなんて関係ない。
 
 人間社会もそうだと考えたら、弱肉強食、弱いものには退場してもらうしかないのかもしれないが、そうはいかない。人間には人権というものがある。
 
 戦争は当然のことながら犯罪だが、職場でのトラブル、行き違いであってもそれなりの人権に配慮した行動が求められる。怒鳴ることは威圧であり、暴力に通じる。どんな局面であっても冷静に穏やかな声で淡々と話し合うことが必要だ。私から見れば、のらりくらり、頑固、分からず屋、自分勝手であったとしても相手にもそれなりの考えがある。それに、私の方こそ、横暴、わがまま、高圧的、自己中心と考えられているかもしれない。

 プーチンだってイラついて思わず手を挙げさえしなければこんなことにならずに済んだだろうにということを肝に命じてことに当たらなくてはならない。

 戦争は理不尽な暴力だが、私たちの社会でも、大声をだして怒りを爆発させてはいけない。
相手の言い分を聞く

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