こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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次々と消える鎌倉のお気に入りの家々

2017年08月13日 | 鎌倉暮らし

高度経済成長の頃、鶴岡八幡宮の裏山に住宅地を建てるという計画が持ち上がった。

その計画に従っていたら、鶴岡八幡宮の風景はこのようになるのだったそうだ。さすがにこれはない。

せっかく、米軍が爆撃しないでくれたのに、それ以上に醜怪なものになっていたかもしれない。

(これは今年のお正月に撮った写真。だけど、それが・・・)

(こんなになっていたかもしれないと考えるとゾッとする。)

 

その時、鎌倉の多くの人たちが反対に立ち上がり、現在のような姿は残った。その石碑が八幡宮の裏山、御谷(おやつ)の森にある。

鎌倉は空襲を免れたおかげで、古い家が多く残っている。でも、最近それらが、次々と失われている。

 

 

昭和レトロな感じの家で、庭も素晴らしかった。鎌倉に住んだら、こういうお家に住みたいと思っていたが、手に入れることはできなかった。

風情のある表札もいつの間にか消え去った。捨てるほどだったならば、もらっておけばよかった。

 

 

あっという間に更地になって、この後十数軒の家が建つそうだ。

この家の近くでお気入りの家があった。柳と松が立派な家で、近くにある古い神社の周囲の緑の一つとなっている。

こういったものは、一度失われてしまったらもう元には戻らないが、鎌倉市の財政状況では文化財として残すことは難しそうだ。

なんとかならないか

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「百年名家」 (みや)
2017-08-14 16:22:22
京都にある意匠を凝らした旧谷崎潤一郎の家、数十年前ある会社が譲り受け丁寧に管理保存しているそうです。しかし会社の経営が大変な時もあり、谷崎潤一郎邸売却の危機もあったそうですが文化事業の一環として会社が持ち続ける努力をしたそうです。BS朝日で観ました。
住みたいと憧れていたお家が、諸事情により朽ちていってしまうのは致し方ないでしょう。でも広い敷地が細分化され、鎌倉の豊かな自然の一部分であっただろう庭の大木たちが切り倒されていくのは残念を通り越して痛いです。
記憶に残る家たちが消えてゆくのは寂しい限りです。
以前コロ健さんがお撮りになった鎌倉の家の数々とても素敵でした。さすが鎌倉です。
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まったくです。 (コロ健 to みやさん)
2017-08-14 20:45:29
そうなんです。鎌倉の素敵なお家には、綺麗な庭木がセットなんです。だから落ち着いた景観は失われてしまいます。
そして、庭木たちの悲鳴が聞こえてきて悲しくなります。人間の都合で切り倒される庭木たちが気の毒でなりません。
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