日本人の正答率、60%の問題。と尋ねられたらどんなレベルの問題を考えるだろうか?
まさか、それが『終戦記念日は何日か?』などという問題だとすると、驚いてしまわないだろうか。
確かに、ネットで調べてみると、どうやら終戦記念日を知っている人は実際4〜5割程度のようだ。
アメリカに戦争を挑んだことを知らない人がたくさんいる時代、終戦記念日なんてわからないだろう。そのうち、戦争をしたことすら忘れてしまうかもしれない。
先の大戦の記憶をどう残すか?
NHKのアーカイブ映像を8月になったら流すということだけではどうしようもない。やはり、記念日とか記念碑を残すしかないだろう。
日本は敗戦の記憶となる記念碑を残すことをしてこなかった。せいぜい、沖縄の平和祈念公園だが、あれは驚くことに県営だ。
そうすると、残すとすれば記念日だろう。
戦争の記憶となる日。
私の誕生日は12月8日で開戦記念日だが、母国が負けた戦争が始まった日を記憶の日とするには、抵抗がある。
ならば、ヒロシマ、ナガサキとなるが、これは別の意義がある。3月14日では、ちょっとよくわからなくなる。
そうすると、やはり終戦の日だ。この日を敗戦記念日と言う必要はないので、一番ふさわしい。山の日とか、海の日を新たに作るぐらいなら、8月15日を祝日としたらよかったのではないか。
でも、そんなことをすると嫌な気持ちがする人が少なからずいるのだろう。
終戦の日は8月15日
日本は先の大戦で国史最大の犠牲を負ったのですからそのことを知らないでは済まないでしょう。終戦記念日がなければ、72年の戦後を見渡すこともできないのではないでしょうか。
義務教育の社会科テストで終戦記念日はいつか、という試験問題が高い確率で出るようになれば、小中学生は1945年8月15日が終戦記念日だと記憶します。
そうならないように、上の世代が忘れないようにしていないといけませんね。
はたして日時とはそれほど重要なものでしょうか?戦争があった事は義務教育で習います、もちろんその時に日時も習っています
日時を知らない人が○割いたとして、では戦争を知らない人は現状何割なのかと?日時に興味が無い人でも戦争があった事は9割超の人が知っています(あえて100%とは言いません)
終戦記念日を知ってる人でも日本で起きた大規模災害や公害病の発生日時を網羅してる人はどれだけいるでしょうか?こちらも災害や公害病自体を知ってる人はかなりの数がいます、ですが日時をキッチリ押さえてる人は少数派でしょう
内容や日時を語り継ぐ事、残す事は大切かも知れませんが、日時を忘れてる程度で嘆くのは大袈裟です
20歳以上の人で、かけっこで1位を取った日、テストで100点を取った日を覚えてる人って何割いるでしょう?自身の事でさえ10年も経てば記憶からほぼ無くなるのが特定の日時というものです、ですがテストはともかくかけっこは何歳だったか思い出せれば日時は調べる事は可能です、終戦記念日も同じく簡単に調べて知る事が可能です、それではいけないのでしょうか?
語り継ぐ事が目的なのか手段なのか、目的であるならば詳細を記憶する事が大切かも知れませんが人の記憶などという消えやすい物ではなく記録として媒体に残す方が確実です
手段であるならば目的は悲劇を繰り返さない事でしょう、そうであるならば日時はさほど重要なファクターではありませんなぜそうなったかの過程を知り、同じ過ちを繰り返さないという行為には「いつ」というものは関係ないからです、季節性のあるものなら日時というか季節は重要なファクターの1つですけどね
”8.15”は先の戦争が終わった日と等価に交換されるべき記号としての意味があると考えています。でも、その日を1/365として捉えるのならば、それが8.15である必要はありませんね。実際、国民の祝日でもなんでもないわけで。将来は、20世紀半ばに原子爆弾が実戦使用され、多くの人の命が失われた大きな戦争があったというだけということになるでしょう。不戦を誓い、平和を願う日という意味で記念日的に考えるのは良いのではないかと考えます。